【教科別】教員採用試験の倍率を科目ごとに徹底解説【校種別】

教員採用試験でもっとも重要なデータの1つ「受験倍率」。

文部科学省の報告によれば、教員採用試験の倍率は過去最低を更新し続けています。

このたび、令和4年度に実施された令和5年度採用選考の実施状況を取りまとめた。全体の競争率（採用倍率）は、3.4倍（過去最低）で、前年度の3.7倍から減少。

令和５年度（令和４年度実施）公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント

しかし、これはあくまでも教員採用試験全体での話。とうぜん教科によって倍率の高い低いは異なります。

そこで本記事では、教員採用試験の倍率（実施状況）を教科別に紹介します。受験者数や合格者数などのより詳しいデータもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。

【校種・教科別】教員採用試験の倍率

教員採用試験の倍率（実施状況）を校種別・教科別にまとめています。

• 各教育委員会の公表資料をもとに集計
• 青文字をタップすると該当部分へ遷移します。

小学校教諭

小学校教諭の倍率は2.0倍〜2.5倍で推移しています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	36,097	18,184	2.0
2023	38,566	18,322	2.1
2022	40,558	17,045	2.4
2021	43,430	17,327	2.5
2020	44,621	17,570	2.5

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

国語科教員

教員採用試験における国語科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校国語2.8倍、高校国語4.3倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

社会科教員

教員採用試験における社会科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校社会5.5倍、高校地理歴史8.2倍、高校政治経済（公民）9.5倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

数学科教員

教員採用試験における数学科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校数学3.6倍、高校数学6.9倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

理科教員

教員採用試験における理科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校理科2.6倍、高校理科6.6倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

英語科教員

教員採用試験における英語科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校英語2.9倍、高校英語3.8倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

保健体育科教員

教員採用試験における保健体育科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校保健体育7.6倍、高校保健体育13.4倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

家庭科教員

教員採用試験における家庭科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校家庭2.3倍、高校家庭4.1倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

音楽科教員

教員採用試験における音楽科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校音楽3.9倍、高校音楽7.5倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

美術科教員

教員採用試験における美術科の倍率（直近5年間の全国平均）は、中学校美術2.5倍、高校美術6.9倍となっています。

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

書道科教員

教員採用試験における書道科の倍率（直近5年間の全国平均）は8.8倍となっています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	259	32	8.1
2023	315	30	10.5
2022	309	47	6.6
2021	246	25	9.8
2020	247	23	10.7

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

技術科教員

教員採用試験における技術科の倍率（直近5年間の全国平均）は1.9倍となっています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	432	259	1.7
2023	523	303	1.7
2022	503	258	1.9
2021	559	261	2.1
2020	593	270	2.2

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

商業科教員

教員採用試験における商業科の倍率（直近5年間の全国平均）は6.1倍となっています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	863	201	4.3
2023	842	170	5.0
2022	985	154	6.4
2021	997	132	7.6
2020	1084	130	8.3

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

情報科教員

教員採用試験における情報科の倍率（直近5年間の全国平均）は5.1倍となっています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	649	152	4.3
2023	647	145	4.5
2022	549	122	4.5
2021	556	82	6.8
2020	533	76	7.0

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

特別支援学校教諭

教員採用試験における特別支援学校の倍率（直近5年間の全国平均）は2.7倍となっています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	7339	3406	2.2
2023	7519	3202	2.3
2022	8266	3008	2.7
2021	9546	3071	3.1
2020	9699	3185	3.0

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

養護教諭

教員採用試験における養護教諭の倍率（直近5年間の全国平均）は6.8倍となっています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	9,529	1,235	7.7
2023	9,118	1,331	6.9
2022	9,019	1,331	6.8
2021	9,215	1,353	6.8
2020	9,017	1,508	6.0

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

栄養教諭

教員採用試験における栄養教諭の倍率（直近5年間の全国平均）は8.3倍となっています。

採用年度	受験者数	合格者数	倍率
2024	1,586	174	9.1
2023	1,661	208	8.0
2022	1,585	174	9.1
2021	1,602	207	7.7
2020	1,660	212	7.8

 自治体ごとの倍率は下記記事で詳しくまとめています。

教員採用試験の倍率は教科別に見よう！

教員採用試験の倍率は低下し続けていますが、校種・教科による倍率格差は拡大傾向にあります。

小学校や国語、英語など、2倍を切る科目がある一方で、社会科や保健体育、養護教諭など10倍を超える自治体が多くなっています。

あなたの志望自治体では、どのような状況になっているのか、必ず確認・把握しておきましょうね。

以上、教員採用試験の倍率についてでした。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！