MENU
>noteでも有益情報を配信中!

【教員採用試験】高校商業科の最新倍率と過去の推移(全国一覧)

【高校商業科】教員採用試験の倍率一覧 (1)
  • 「私が受けたい自治体の倍率はどのくらいなんだろう?」
  • 「高校商業って、やっぱり合格するのは難しいのかな…」
  • 「複数の自治体で迷っているから、全国の倍率を比較して決めたい!」

受験先の情報を集める中で、こんな風に考えている方も多いのではないでしょうか。

教員採用試験において「倍率」は、志望先を決めるための重要な指標のひとつですよね。

この記事では、過去5年間における「高等学校 商業科」の倍率を、全国66自治体すべて網羅してお届けします。

目次

【令和8年度】高校商業科の倍率一覧(全国)

令和8(2026)年度 「高等学校 商業科」の倍率は、全国平均で約3.3倍でした。

  • 受験者数:729人
  • 合格者数:223人
  • 全国倍率:約3.3倍

続いて、全国の詳細な結果をまとめています。

志望する自治体の倍率を確認してください。

自治体受験者数合格者数倍率
北海道33231.4
┗札幌市
青森県1427.0
岩手県1033.3
宮城県723.5
┗仙台市623.0
秋田県1226.0
山形県933.0
福島県1243.0
茨城県2564.2
栃木県1553.0
群馬県2855.6
埼玉県3174.4
┗さいたま市
千葉県39103.9
東京都39261.5
神奈川県1352.6
┗横浜市1343.3
┗川崎市111.0
┗相模原市
新潟県971.3
┗新潟市
富山県
石川県632.0
福井県818.0
山梨県
長野県
岐阜県31103.1
静岡県1434.7
┗静岡市
┗浜松市
愛知県
┗名古屋市1252.4
三重県1581.9
滋賀県832.7
京都府313.0
┗京都市
大阪府1929.5
┗大阪市
┗堺市
┗豊能地区
兵庫県1953.8
┗神戸市951.8
奈良県1234.0
和歌山県1762.8
鳥取県
島根県1226.0
岡山県3548.8
┗岡山市
広島県2483.0
山口県824.0
徳島県522.5
香川県
愛媛県11111.0
高知県623.0
福岡県23211.5
┗福岡市
┗北九州市
佐賀県1844.5
長崎県431.3
熊本県951.8
┗熊本市616.0
大分県1033.3
宮崎県2245.5
鹿児島県1953.8
沖縄県2839.3
高校商業科の倍率一覧(全国)

高校商業科は、数年前に比べると低倍率になってきましたが、まだまだ簡単に合格できる数値ではありません。

倍率が高い教科では、筆記試験で高得点を取ることが絶対条件です。くわえて、面接でもライバルを上回る高い評価を得なければ、最終合格はできません。

一方で倍率が低い自治体なら、筆記試験の合格ラインが他の教科ほど高くならない傾向にあるため、早い段階から面接対策に力を入れることが大事になります。


  • 掲載しているデータは、主に夏に実施される採用試験の結果に基づいています。そのため、秋・冬の特別選考や「大学3年生前倒し特別選考」などの結果は含まれておりません。

【教員採用試験】高校商業科の倍率推移

最新(令和8年度)の結果を把握したところで、次に過去の倍率がどのように推移してきたのかを確認しましょう。

長期的な視点と短期的な視点の両方から、難易度の傾向を掴んでいきます。

【全国平均】過去5年間の倍率推移

過去数年の推移を見ると、高校商業科の全体倍率は右肩さがりの傾向にあります。

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度7292233.3
令和7年度7261853.9
令和6年度8511954.4
令和5年度8441635.2
令和4年度9881576.3
高校商業科の倍率推移(全国平均)

▼高校商業科の倍率を他教科と比較したい方は、こちらの記事を参考にしてください。

【自治体別】過去5年間の倍率推移

全国の倍率推移に続いて、ここでは都道府県・政令指定市ごとの過去5年間の倍率推移を一覧で見ていきましょう。

この表からは、全国平均とは異なる各自治体独自の動きが見て取れます。

あなたが受験を考えている自治体の倍率が上昇傾向にあるのか、それとも減少・安定しているのか、長期的な視点で確認することが重要です。

自治体R8R7R6R5R4
北海道1.43.67.27.214.3
札幌市
青森県7.014.015.025.0
岩手県3.35.57.54.05.5
宮城県3.54.72.23.05.8
仙台市3.06.06.0
秋田県6.06.511.05.515.0
山形県3.01.72.02.01.8
福島県3.03.03.33.36.0
茨城県4.27.015.016.54.6
栃木県3.04.34.718.011.0
群馬県5.66.38.38.715.0
埼玉県4.44.15.02.03.9
さいたま市
千葉県3.93.27.85.22.9
東京都1.52.91.521.0
神奈川県2.64.72.88.59.0
横浜市3.32.52.53.0
川崎市1.0
相模原市
新潟県1.31.52.71.84.0
新潟市
富山県
石川県2.01.52.03.52.0
福井県8.06.511.012.014.0
山梨県7.04.03.5
長野県4.03.54.3
岐阜県3.13.64.210.514.0
静岡県4.74.03.73.13.8
静岡市
浜松市
愛知県1.93.56.611.8
名古屋市2.41.81.36.0
三重県1.92.03.47.3
滋賀県2.73.310.05.3
京都府3.01.53.05.02.3
京都市
大阪府9.57.0
大阪市
堺市3.0
豊能地区
兵庫県3.84.52.63.24.6
神戸市1.83.72.76.54.0
奈良県4.03.35.34.54.0
和歌山県2.88.03.27.7
鳥取県6.03.510.08.0
島根県6.04.06.09.014.0
岡山県8.88.211.517.523.0
岡山市
広島県3.04.73.72.74.7
山口県4.03.32.83.73.6
徳島県2.55.05.07.08.0
香川県4.0
愛媛県11.05.04.03.72.0
高知県3.02.33.05.720.0
福岡県11.57.76.59.323.0
福岡市6.04.5
北九州市
佐賀県4.57.011.06.515.0
長崎県1.32.01.63.09.0
熊本県1.82.02.06.012.0
熊本市6.03.05.0
大分県3.32.76.09.018.0
宮崎県5.517.015.04.610.0
鹿児島県3.83.87.38.08.0
沖縄県9.311.515.012.530.0
3.33.94.45.26.3
高校商業科の倍率一覧(都道府県・政令市別)

  • 掲載しているデータは、主に夏に実施される採用試験の結果に基づいています。そのため、秋・冬の特別選考や「大学3年生前倒し特別選考」などの結果は含まれておりません。

【教員採用試験】高校商業科の倍率まとめ

今回は、教員採用試験の高校商業科の倍率について、全国のデータを元に詳しく解説しました。

全国平均倍率は過去5年間で6.3倍から3.3倍へと大きく低下しましたが、福岡県(11.5倍)や愛媛県(11.0倍)、大阪府(9.5倍)のように依然として10倍前後の激戦区が存在する一方で、川崎市(1.0倍)や新潟県(1.3倍)など、受験者にとってチャンスが広がる自治体もあり、二極化が進んでいることがわかります。

大切なことは、「倍率という数字に一喜一憂しすぎないこと」です。

どれだけ倍率が高くとも、商業科教員としての高い専門性と教育への情熱をしっかりと示すことができれば、合格の道は開かれます。逆に、倍率が低いからといって対策を怠れば、教員としての資質を疑われ、不合格になることも十分にあり得ます。

最終的にあなたの合否を決めるのは、

  • 「なぜ商業科の教員になりたいのか」という揺るぎない情熱
  • 「この自治体の商業教育にどう貢献したいか」という明確なビジョン
  • そして、それらを裏付ける徹底した専門教科と人物試験対策

これらを実行できたかどうかです。

この記事のデータを参考に、ご自身の強みとキャリアプランに合った受験戦略を立て、来春の合格を掴み取ってください。

目次