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【都道府県別】2024年度数学科教員(数学の先生)の倍率一覧

中学校や高校で数学科教員(数学の先生)になりたい!という夢を抱く方々が最初にぶちあたる壁、教員採用試験。

いったいどれくらいの倍率なのでしょうか?

先に結論をいうと、数学科教員(数学の先生)の倍率は4.4倍となっています(直近5年間の全国平均)。

本記事では、教員採用試験の数学科教員に焦点を当て、倍率を細かく紹介していきます。

都道府県ごとの倍率一覧を知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

目次

2024年度数学科教員の倍率は3.5倍

2024(令和6)年度教員採用試験における、数学科の倍率は全国平均で3.5倍です。

  • 受験者数:7,742人
  • 合格者数:2,186人
  • 受験倍率:3.5倍

※中学校と高校の合計

これは、2023(令和5)年度の4.1倍(過去最低)を下回っており、依然として低い倍率が続いています

採用年度受験者数合格者数倍率
20247,7422,1863.5
20238,8122,1424.1
20229,1952,0284.5
20219,7412,0314.8
20209,8301,8985.2
教員採用試験の倍率推移(数学科教員)
  • 各教育委員会の資料をもとに作成
  • 数値は実人数(受験者数÷最終合格者数)
  • 札幌市、富山県、長野県、滋賀県、香川県は除く(人数非公表)

校種別(中学校と高校)の詳細は次のとおり。

中学校数学科の倍率は3.0倍

2024(令和6)年度教員採用試験における、中学校数学科教員の倍率は全国平均で3.0倍でした。

これは、2023(令和5)年度の3.4倍(過去最低)を下回っており、依然として低い倍率が続いています

採用年度受験者数合格者数倍率
20244,9181,6623.0
20235,5191,6273.4
20225,7241,5183.8
20216,0601,5933.8
20206,2271,4574.3
教員採用試験の倍率推移(中学校数学)
  • 各教育委員会の資料をもとに作成
  • 数値は実人数(受験者数÷最終合格者数)
  • 札幌市、富山県、長野県、滋賀県、香川県は除く(人数非公表)

高校数学科の倍率は5.4倍

2024(令和6)年度教員採用試験における、高校数学科教員の倍率は全国平均で5.4倍でした。

これは、2023(令和5)年度の6.4倍(過去最低)を下回っており、高校教員の中では低い倍率となっています。

採用年度受験者数合格者数倍率
20242,8245245.4
20233,2935156.4
20223,4715106.8
20213,6814388.4
20203,6034418.2
教員採用試験の倍率推移(高校数学)
  • 各教育委員会の資料をもとに作成
  • 数値は実人数(受験者数÷最終合格者数)
  • 中高一括区分は中学校に集約

数学科以外の教科別(科目別)の倍率を知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

福永

続いて都道府県別の倍率を紹介します。

【都道府県別】数学科教員の倍率一覧

教員採用試験における数学科の倍率推移を全国一覧(都道府県別)にまとめています。

志望先の倍率はもちろん、興味のある自治体の倍率を確認してみましょう。

中学校数学科の倍率一覧

  • 青文字(自治体名)をタップすると受験者数や合格者数などの詳細ページにジャンプします。
自治体20242023202220212020
北海道3.54.02.24.03.6
札幌市5.910.14.44.4
青森県2.32.23.58.09.0
岩手県3.94.14.42.93.9
宮城県2.71.63.82.84.0
仙台市6.39.43.13.76.5
秋田県3.97.33.84.38.1
山形県2.62.24.84.24.5
福島県3.84.815.43.84.3
茨城県2.93.72.51.72.1
栃木県6.58.93.82.82.7
群馬県2.82.93.43.02.4
埼玉県3.04.33.34.46.0
さいたま市5.74.94.14.95.7
千葉県2.23.23.33.23.4
東京都1.42.03.62.83.4
神奈川県3.33.95.66.05.1
横浜市5.23.73.14.24.5
川崎市2.62.93.913.08.9
相模原市5.28.85.42.84.1
新潟県3.53.65.12.23.9
新潟市4.42.94.38.05.8
富山県3.34.1
石川県4.84.85.05.35.6
福井県3.43.94.55.45.4
山梨県3.23.04.64.24.4
長野県6.24.33.7
岐阜県2.22.72.01.72.5
静岡県3.24.75.83.23.0
静岡市3.72.94.83.44.0
浜松市4.83.33.64.02.3
愛知県3.03.22.93.24.1
名古屋市8.44.43.84.04.9
三重県4.74.54.85.76.0
滋賀県4.25.77.1
京都府2.94.25.93.03.4
京都市8.17.113.35.45.4
大阪府5.13.63.33.65.3
大阪豊能3.34.37.07.84.4
大阪市2.24.03.12.13.6
堺市1.82.44.24.03.8
兵庫県3.84.05.55.85.6
神戸市3.13.06.07.05.6
奈良県5.53.53.94.43.4
和歌山県4.04.03.93.64.1
鳥取県12.23.93.84.83.9
島根県3.34.22.64.15.8
岡山県5.06.55.66.06.9
岡山市7.54.54.46.43.8
広島県6.33.92.63.63.2
山口県2.43.85.14.15.3
徳島県7.27.46.49.25.8
香川県4.02.63.64.0
愛媛県1.51.92.54.63.1
高知県9.412.113.415.313.0
福岡県1.41.62.63.23.4
福岡市2.32.01.83.016.0
北九州市2.94.68.44.82.9
佐賀県1.41.41.92.54.1
長崎県3.32.94.53.95.3
熊本県1.31.71.82.13.1
熊本市1.63.03.23.74.0
大分県2.42.73.03.34.4
宮崎県4.83.64.25.98.9
鹿児島県1.41.63.04.96.3
沖縄県3.76.911.512.410.5
教員採用試験の倍率一覧(中学校数学科)
  • 各教育委員会の資料をもとに作成
  • 数値は実人数(受験者数÷最終合格者数)
  • 「非」=非公表

高校数学科の倍率一覧

  • 青文字(自治体名)をタップすると受験者数や合格者数などの詳細ページにジャンプします。
自治体20242023202220212020
北海道1.63.17.59.77.9
札幌市
青森県25.033.08.57.84.1
岩手県6.68.07.86.88.0
宮城県3.48.67.25.017.0
仙台市
秋田県9.011.521.022.024.0
山形県3.93.96.25.03.4
福島県11.840.522.034.525.0
茨城県5.25.95.04.75.5
栃木県8.17.64.67.95.4
群馬県5.05.87.17.111.5
埼玉県4.14.54.111.65.5
さいたま
千葉県
東京都
神奈川県3.73.74.05.05.2
横浜市3.54.7
川崎市
相模原市
新潟県48.049.0
新潟市
富山県
石川県
福井県
山梨県6.023.012.014.012.5
長野県2.52.43.1
岐阜県10.83.86.86.93.5
静岡県5.55.25.410.38.5
静岡市
浜松市
愛知県3.99.816.110.47.6
名古屋市
三重県9.715.814.811.910.9
滋賀県7.98.95.1
京都府5.26.87.74.67.3
京都市9.011.09.57.09.3
大阪府6.66.84.87.711.4
大阪豊能
大阪市
堺市
兵庫県5.65.66.16.315.8
神戸市
奈良県4.64.06.39.57.0
和歌山県5.86.36.010.34.0
鳥取県9.57.07.410.58.5
島根県15.025.023.529.525.5
岡山県7.27.27.411.08.2
岡山市
広島県7.17.08.27.413.9
山口県4.74.46.66.36.8
徳島県11.013.018.012.010.4
香川県9.79.010.56.2
愛媛県3.24.25.88.88.5
高知県11.86.66.411.213.2
福岡県6.69.210.127.67.1
福岡市12.0
北九州市
佐賀県5.58.78.511.08.6
長崎県4.110.05.55.86.4
熊本県4.411.015.729.060.0
熊本市
大分県9.311.811.48.314.0
宮崎県9.622.516.726.5
鹿児島県5.79.88.019.012.7
沖縄県18.817.723.616.817.3
教員採用試験の倍率一覧(高校数学科)
  • 各教育委員会の資料をもとに作成
  • 数値は実人数(受験者数÷最終合格者数)
  • 「*」は中高一括(中学校に集約)、「非」=非公表、「-」=募集なし

数学科教員の倍率は低いのか?

結論を言うと、数学科教員の倍率は低いです。

文部科学省の資料によれば、令和5年度教員採用試験の採用倍率は中学校4.3倍、高校4.9倍ほど。

中学校や高等学校については、全体として4.3倍、4.9倍の採用倍率を保っているものの、小学校と同様に既卒者の受験者数の減少が大きい(中学校1,940人減少、高等学校1,216人減少)。中学校の新卒受験者は前年に比べ401人増加したものの、全体の受験者数としては減少している。

令和5年度公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント

同年度の中学校数学3.4倍、高校数学6.4倍なので、全国平均と比べて中学校数学は低い結果となっています。

とはいえ、簡単に合格できるような甘い試験ではありません。最終合格するには、それなりの準備が必要です。

日程や試験内容を把握し、合格に向けて対策を始めましょう!

今回は以上です。

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