教員採用試験の勉強を効率的に進めるには、最初のステップがとても大切です。
その中でも特に重要なのが、「過去問を最初に解いておくこと」。
勉強を始める前に過去問に取り組むことで、出題傾向や難易度がつかめるため、無駄のない勉強計画を立てやすくなります。また、自分の苦手な分野が明確になり、重点的な対策にもつなげられます。
この記事では、大阪市教員採用試験の教職教養・専門教養の過去問をPDF形式で紹介しています。
ではさっそく、大阪市教員採用試験の過去問を見ていきましょう。どんな問題が出されているのか、実例から確認してみてください。
大阪市教員採用試験の過去問
大阪市教員採用試験の過去問を紹介します。
ここでは、大阪市教員採用試験で実施される教職教養と専門教科の問題と解答を年度ごとにまとめています。
各年度の問題を通じて、出題形式や難易度を確認し、効果的な勉強計画を立てていきましょう。
教職教養(一般教養)の過去問

過去10年間の出題範囲を下記の記事で詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください!


専門教科の過去問
専門教科の問題は校種・教科によって異なります。志望する校種の問題を確認してください。
幼稚園
幼稚園・小学校共通
小学校
中学校
科目 | 25 | 24 | 23 | 22 | 21 |
---|---|---|---|---|---|
国語 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
社会 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
数学 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
理科 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
音楽 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
美術 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
保体 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
技術 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
家庭 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
英語 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 | 問題 |
養護教諭



全国の過去問を下記の記事でまとめています。ぜひ活用してください!


栄養教諭



全国の過去問を下記の記事でまとめています。ぜひ活用してください!


過去問に関するFAQ
大阪市教員採用試験の過去問でよくある質問(FAQ)を紹介します。
Q1.過去問の解説はありますか?
過去問の解説はありますか?
過去問の解説はありません。
解説がどうしても必要なら、協同出版の「過去問シリーズ」を活用しましょう!
このシリーズには、直近数カ年の実施問題全問とその解答および解説が収録されており、過去5年間の出題項目一覧表も利用できるので非常におすすめです。
Q2.過去問は何年分解けばいいですか?
過去問は何年分解けばいいですか?
大阪市教員採用試験の過去問は、勉強用として3年分、出題傾向の分析用として5〜10年分を目安に準備するのが効果的です。
3年未満では演習量が不足しやすく、逆に10年以上前の問題では制度や出題基準の変更により現行試験と乖離があるため、非効率になる可能性があります。
たとえば、令和4年12月に生徒指導提要が改訂されたため、それ以前の内容を中心に学習してしまうと、現行の指導観とずれた理解をしてしまうリスクがあります。
Q3.大阪市以外の過去問も解くべきですか?
大阪市教員採用試験以外の過去問も解くべきですか?
はい、大阪市以外の教員採用試験の過去問も活用すべきです。
なぜなら、他自治体と類似した問題が出題されることがあるからです。
たとえば、2024年度の大阪市では「新しい時代の特別支援教育の在り方」に関する問題が出題されました(下図参照)。


これは2023年度の愛媛県でも出題されたテーマです(下図参照)。





もし愛媛県の過去問を解いていれば、事前に知識を得ることができ、正答率が大きく向上したでしょう!
また、最新の教育時事や出題頻度の低い分野は、大阪市の過去問だけでは十分にカバーできない場合があります。こうした弱点を補う意味でも、他自治体の過去問は非常に有効です。
広範な出題範囲に対応できる思考力と知識の柔軟性を養うためにも、積極的に他自治体の過去問を取り入れましょう。
他自治体の過去問については、下記の記事で紹介しています。


対策は過去問の活用から始めよう
今回は大阪市教員採用試験の過去問を紹介しました。
過去問は単なる実力確認のツールではありません。
出題傾向の把握・頻出テーマの確認・時間配分の感覚づくりなど、あらゆる面で“合格への設計図”となる極めて重要なツールです。
特に勉強を本格化させる段階で過去問に取り組むことで、試験全体の構成や難易度を可視化でき、戦略的に学習を進める土台が整います。
さらに、他自治体の過去問を活用することで、大阪市だけではカバーしきれない分野や新傾向にも対応可能です。
一歩先を見据えた対策を講じるうえでも、広範な視点からの学習が重要になります。
合格に向けた第一歩として、ぜひ本記事を参考に、過去問を最大限に活用してください。


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