大阪市教員採用試験の教科等専門(筆答テスト)は、志望する校種・教科の専門知識が問われる試験です。
この記事では、試験概要と過去5年分の過去問をまとめています。
▼教職・一般教養の過去問や傾向は以下の記事でまとめています。


【大阪市教採】教科等専門の概要
大阪市教員採用試験の教科等専門(筆答テスト)は、二次試験で実施される筆記試験です。
試験時間は90分で、志望する校種・教科の専門知識が問われます。
| 対象校種 | 全校種・教科 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 (小学校120分、実技のある教科70分) |
| 問題数 | 教科・科目による |
| 出題範囲 | ①志望校種・教科の専門知識 ②学習指導要領 |
| 解答方法 | ・小学校:択一式 ・その他:記述式 |
| 配点 | ・240点満点(幼稚園、小学校) ・200点満点(音楽、美術、保体、英語) ・400点満点(その他) |
難易度
教科等専門の問題は、大学入試共通テストから国公立大二次試験レベルが約6割を占めます。また、小学校(全科)などの一部を除き、解答形式が記述式である点も難易度を高めています。
| 形式 | 特徴 |
|---|---|
| 択一式 (マークシート等) | 選択肢から正答を選べるため、消去法が通用する。 知識が完全でなくても得点できる場合がある。 |
| 記述式 (大阪市の傾向) | 用語を漢字で正確に書く力や、計算過程を示す力が求められる。 誤魔化しが効かず、正確な知識の定着が必要。 |
記述式では、単に答えを知っている(再認)だけでなく、正しく書き出せる(再生)力が問われます。そのため、択一式と比較してより精度の高い知識が必要です。
出題領域(構成)
教科等専門の出題範囲は、主に以下の2つの領域で構成されています。
- 教科専門知識:各教科等の語句・公式・理論・長文読解など
- 学習指導要領:各教科等の目標・内容・指導計画などの空欄補充など
教科の知識(解法など)だけでなく、学習指導要領の記述も重要な出題範囲です。
【大阪市教採】教科等専門の過去問
教科等専門の過去問は、大阪市教育委員会の公式サイトから無料でダウンロードできます。ただし、問題と正答のみで解説はありません。
解説付きで学習したい場合は、協同出版の「過去問シリーズ(赤本)」がおすすめです。
問題・解答(過去5年分)
以下のリンクから、過去5年分の問題と解答をダウンロードできます。
- 出典:大阪市教育委員会「教員採用選考テスト」
- 年度表記:R8=令和8年度(2025年実施)・・・。
幼稚園教諭
幼稚園・小学校共通
小学校教諭
中学校
養護教諭
栄養教諭
▼過去問の活用方法は以下の記事で解説しています。


【大阪市教採】教科等専門まとめ
この記事では、大阪市教員採用試験の教科等専門について、試験概要と過去5年分の過去問をまとめました。
教科等専門は、志望する校種・教科の知識と学習指導要領の理解が求められます。記述式のため、正確な知識が必要です。
過去問は大阪市教育委員会の公式サイトから無料でダウンロードできます。ただし、解説はないため、協同出版の赤本などを活用して理解を深めましょう。
▼教科等専門の具体的な勉強方法は、以下の記事で解説しています。


▼【大阪市】専門以外の試験対策(筆記・面接)も忘れずにチェックしておきましょう。

