MENU
>noteでも有益情報を配信中!

【受験ガイド2024】東京都教員採用試験の内容は?傾向と対策方法

東京都教員採用試験の内容

本記事では、東京都教員採用試験の内容を徹底解説します。

今回は、東京都の公立学校で先生になりたい方に向けて「受験ガイド」を作る気持ちで書きました。最後まで読めば、東京都教員採用試験の概要から合格に向けた準備まで網羅的に理解できますよ

敵を知らずして対策を始めてしまうのは、時間の無駄になりかねません。本記事を参考に東京都教員採用試験の合格に向けて着実に対策を始めていきましょう。

目次

東京都教員採用試験の内容は?

東京都教員採用試験は一次試験と二次試験の2段階選考となっています。

一次試験では、教職教養専門教養小論文が、二次試験では、個人面接実技試験がそれぞれ行われます。

一次試験教職教養教職員として必要な基礎学力(教職教養)に関する筆記試験。(択一式:25問 / 60分)
専門教養指導教科に関する専門知識や教育方法論を問う筆記試験。(択一式:60分)
小論文生徒指導に関するテーマに基づき、自分の考えを論理的に展開し記述する試験。教育現場で直面する課題への対応策や教育哲学など、深い思考と表現力が求められます。(910~1050字 / 70分)
二次試験面接試験教育現場での対応力や人柄、コミュニケーション能力などに関する面接試験。過去の経験や指導教科について質問されます。(1人25分程度)
実技試験音楽や美術、体育など特定の教科の指導能力を見るための人物試験。
2024年度東京都教員採用試験の内容(一次・二次試験)

東京都教員採用試験の内容|教職教養

教員採用試験の教職教養は、教職員として必要な基礎能力や専門性がどれくらい備わっているかを測る筆記試験です。

校種・教科に関わらず、同じ問題を解きます。

教職教養の概要

試験時間60分
問題数25問(必答)
出題形式正誤問題、穴埋め問題
解答方法択一式(マークシート)
配点100点満点(1問4点)
東京都教員採用試験 教職教養の概要(2024年度)

問題数25問に対して、試験時間は60分しかありません。1問に3分かけていると時間に間に合わないので、各問題にかける時間をしっかりと配分することが重要です。

教職教養の出題科目(範囲)

出題科目は、教育に関する基礎的な知識を問う教職科目ローカル科目で構成されており、一般教養科目(人文・社会・自然科学)の出題はありません。

採用年度202220232024
教育原理9108
教育法規999
教育心理444
教育史112
ローカル212
東京都教員採用試験 科目別出題数一覧
  • 各数字は科目ごとの出題数です。
  • 上記は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。

教職教養対策のポイント

Point①:科目の優先順位を決定する

どの科目から手をつけるのか、どの分野は捨てていいのかなど、出題傾向(範囲)を理解し、効率よく勉強することが重要です。

たとえば、上記の科目別出題表一覧を見ると、教育法規は9問出ていますが、教育史は2問しか出ていません(2024年度の場合)。

どちらの科目に時間を使うかは明白ですよね。まずは、出題数の多い科目(教育法規)から着手することが重要です。

Point②:頻出度の高い分野(単元)から覚える

参考書や問題集に取り組む際は、最初から勉強する必要はありません。なぜなら、出題頻度は分野(単元)によって異なるからです。

たとえば教育心理を勉強するなら、「発達の理論→学習の理論→人格と適応」の順番で勉強すると効率的です。一方で、教育心理学の歴史や学級集団はひとまずスルーすればいいとわかります。

東京都教員採用試験 教育心理の出題範囲一覧
東京都教員採用試験 教育心理の出題範囲一覧
  • 各数字は分野ごとの出題数です。
  • 上記は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。

全範囲を勉強して中途半端になるよりも、まずは出題頻度が高い分野(単元)に重点を置きインプットしましょう。

福永

科目・範囲が膨大だからこそ、どの科目から手をつけるのか、どの分野は捨てていいのかなど、出題傾向を理解し、効率よく勉強しましょう。

より詳しい出題傾向はこちらで解説しています。

東京都教員採用試験の内容|専門教養

教員採用試験の専門教養は、志望する校種・教科に関する専門的知識を測る筆記試験です。

専門教養の概要

試験時間60分
問題数教科・科目による
出題形式択一式(マークシート方式)
配点100点満点
2024年度東京都教員採用試験 専門教養の概要
分野別最低基準点に注意!

一部の教科には、分野別最低基準点があります。総合点が合格ラインに達していても、一つの分野が基準点を下回っていれば足切りになります。

分野別最低基準点を設ける校種等・教科(科目等)は下表のとおりです。

東京都教員採用試験 分野別最低基準点の表
東京都教員採用試験 分野別最低基準点の表

専門教養の出題科目(範囲)

専門教養の出題科目(範囲)は教科・科目によって異なります。

たとえば、小学校なら国語、算数、社会、理科、外国語などが出題されます。社会科なら日本史、世界史、地理、政治、経済、倫理が出題範囲という具合です。

また、教科・科目に関する知識以外にも、学習指導要領や指導方法・指導案に関する問題が出題されることもあります。

専門教養対策のポイント

専門教養は、受験者ごとに学力レベルや知識の差が大きく出やすいので、自分の学力に合った方法での対策が必須です。

たとえば、英語教員を目指す人の中には英検1級レベルの人から3級すら危うい人までおり、同じテキストで勉強しても意味がありません。

まずは過去問を自力で解き、現在の実力に合わせて、次のような勉強計画を考えてみましょう。

  • 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
  • 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける
  • 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服

専門教養を得意とする受験者は多いので、ライバルたちに差をつけられないように、手厚く勉強することが大事です。

より詳しい出題傾向はこちらで解説しています。

東京都教員採用試験の内容|小論文

東京都教員採用試験の小論文は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。

筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。

小論文の概要

試験時間70分
文字数910字~1050字
問題数1題
評価基準・課題把握力
・教師としての実践的指導力
・論理的表現力
・文章構成力
・国語力
配点100点満点
2024年度東京都教員採用試験 小論文の概要

文字数は制限があり、910〜1050字で書かなければなりません。対する試験時間は70分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが東京都の特徴です。

普段から時間配分を意識して書く練習をしてください。

小論文対策のポイント

まずは出題テーマを分析し、小論文を書き上げるにはどんな知識が必要なのか把握しましょう。

東京都の論文テーマは、教育論や学級経営・生徒指導に関する内容が頻出です。なので、教職教養や教育時事の知識がないと具体的に論じることができません。

傾向が掴めたら過去問を使って答案を作成し、その上で繰り返し添削を受けてください。小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いので注意しましょう。

過去のテーマはこちらでまとめています。

東京都教員採用試験の内容|面接試験

東京都教員採用試験の面接は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。

ここ近年の教員採用試験では面接試験が重視されているので、早い時期から面接対策を見据えていきたいところ。

面接試験の概要

試験時間40分
面接官3人
面接カード
(面接票)
あり
※一次試験の通知に同封
評価基準・教職への理解
・教科等の指導力
・対応力
・将来性
・心身の健康と人間的な魅力
2024年度東京都教員採用試験 個人面接の概要

集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。

面接試験の対策方法

頻出の質問に対する回答をある程度準備した後は、予備校等を利用して面接練習を行い、姿勢や話し方などを最適化していきましょう

1人で練習しているだけでは気付けない点がたくさんあるからです。

たとえば、自分では自然だと思っている仕草が他人には落ち着きがないと映ることがあります。また、話す速度が速すぎたり、声のトーンが単調すぎたりすることに気づかないことも多いです。

こうした点を他人からフィードバックを受けることで、より効果的なコミュニケーションができるようになります。なんとなく面接練習しているだけでは、自分のどこが良くてどこが悪いのかがわからないことが多いので注意してください。

過去の質問や回答例は下記記事でまとめています。

東京都教員採用試験の内容|実技試験

東京都教員採用試験の実技試験は、専門的技能や実践的能力があるかどうかを評価・判断する人物試験です。

専門知識の有無だけでなく、児童生徒に知識を伝えるための教育的なアプローチや方法論も重要視されます。

実技試験の概要

中・高共通、小・中共通、小・中・高共通、特別支援学校のうち、以下の教科及び小学校全科(英語コース)の受
験者が対象です。

  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 英語

実技試験のテーマ

東京都教員採用試験 実技試験の内容(2025年度)
東京都教員採用試験 実技試験の内容(2025年度)

実技試験の対策方法

何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。

また、自己評価だけでなく、指導者や同僚からフィードバックをもらうことで、自分では気づかない改善点を発見することができます。

なお、課題に沿って完璧にできることにくわえて、熱意や意欲、態度なども評価対象です。そのため、実際の試験では面接と同じように楽しくできるように練習してください。

東京都教員採用試験はいつ実施される?

東京都教員採用試験は7月〜8月にかけて実施されます。

2025年度(2024年実施)東京都教員採用試験の流れは次のとおり。

  • 一般選考の流れを掲載しています。特別選考は区分によって異なるのでご注意ください。

2025年度東京都教員採用試験の日程

STEP

募集要項の公示

例年、3月中旬に募集要項が発表されます。

2025(令和7)年度の募集要項は、2024年3月22日(金)に公示されました。

試験内容や実施状況などをはじめとする詳細な情報が掲載されています。

STEP

出願申込みの受付

受付期間:2024年4月1日(月)〜5月8日(水)

申込手続は、「マイページ登録」と「受験申込み」の2段階になっています。片方だけでは申込完了にならないので注意しましょう。

①マイページ登録

東京都公立学校教員採用ポータルサイトからマイページ登録を行います。

  • マイページ登録完了後、登録完了通知メールが送信されますので、必ず保存してください。
  • 事前登録の際に登録したメールアドレスは最終合否通知発表の案内メールが到着するまで使用します
②受験申込

マイページ登録後にメールで送られてきたIDと、マイページ登録時に御自身で設定したパスワードを入力し、マイページにログイン後、受験申込みを行ってください。

  • 申込受付後、完了通知メールが送信されますので、必ず保存してください。
STEP

受験票のダウンロード

一次試験日の約20日前に、出願時に登録したメールアドレスへ受験票ダウンロード案内が配信されます。

第一次試験日までに受験票をダウンロードしましょう。

受験票には受験番号や試験会場などの情報が記載されているため、ダウンロードしたらすぐに確認してください。希望した受験会場とは異なる受験会場が指定されている可能性もあるため、注意が必要です。

STEP

第一次試験

第一次試験日は、2024年7月7日(日)です。

試験日当日は、最初に受付を行い試験教室へ向かいます。遅刻した場合は受験できないので、時間を厳守してください。

福永

ちなみに、一次試験の内容は教職教養、「専門教養」、「小論文」です。

STEP

第一次試験の合格発表

試験日からおおむね1ヶ月後の2024年8月5日(月)に、東京都教育委員会のホームページおよびマイページ上に結果通知を掲載されます。

結果通知には、二次試験の案内(試験日や持ち物等)が記載されているため、すぐに確認しましょう。

STEP

第二次試験

第二次試験日は、2024年8月17日(土)〜19日(月)8月25日(月)です。

試験日および終了時間は受験者ごとに異なるため、合格通知の記載事項をしっかり確認してください。

  • 第二次試験日は、原則1日間となります(指定日は変更不可。)
  • 第二次試験日(8月25日)は実技試験のある教科のみ実施。
福永

ちなみに、二次試験の内容は「面接試験」、「実技試験」です。

STEP

第二次試験の合格発表

試験日からおおむ60日後の2024年9月30日(月)に、東京都教育委員会のホームページおよびマイページ上に結果通知を掲載されます。

STEP

最終合格

第二次試験に合格すると、採用候補者名簿に登録されます。

その後、意向聴取、受験資格の確認等を行い、学校現場の欠員状況等を考慮した上で採用者を内定。原則として2025年4月1日付けで採用されます。

他自治体の日程や試験日の前倒しは下記記事をご覧ください。

東京都教員採用試験の倍率は?

東京都教員採用試験の倍率は1.7倍〜3.2倍で推移しています。

過去5年間の実施状況(受験者数・合格者数・倍率)は次のとおり。

東京都教員採用試験の実施状況

採用年度受験者数合格者数倍率
20247,9484,9261.6
20237,9113,8412.1
20228,6072,6503.2
20219,2653,4022.7
202010,3783,4183.0
東京都教員採用試験の実施状況(受験者数・合格者数・倍率)

教科別の実施状況(倍率)は下記記事でまとめています。

東京都教員採用試験に関するFAQ

最後に、東京都教員採用試験に関するFAQ(よくある質問)をまとめています。

東京都の求める教師像(人物像)は?

東京都の求める教師像(人物像)は「教育に対する熱意と使命感をもつ教師」、「豊かな人間性と思いやりのある教師」、「子供の良さや可能性を引き出し伸ばすことができる教師」、「組織人としての責任感、協調性を有し、互いに高め合う教師」の4つを掲げています。

東京都の求める教師像
東京都の求める教師像

東京都教員採用試験の受験資格(年齢制限)は?

昭和60年(1985年)4月2日以降に生まれた人が対象です。

  • 2025年度採用(一般選考)の場合。

東京都教員採用試験の過去問はどこで入手できますか?

東京都教員採用試験の過去問は、「東京都公立学校教員採用ポータルサイト」からダウンロード可能です。また、「都民情報ルーム(東京都庁第一本庁舎3階)」でも閲覧・コピーすることができます。

下記記事で5年分の問題・解答をまとめています。

2025年度東京都教員採用試験の採用予定人数は?

2025年度東京都教員採用試験では、3940人の採用を予定しています。2024年度に比べて550人増える見込みです。

募集校種2025年度2024年度
小学校1740人1440人
中学校30人30人
中高共通980人1020人
小中共通150人150人
小中高共通290人250人
高等学校90人50人
特別支援580人360人
養護教諭80人90人
合計3940人3390人
東京都教員採用試験 採用予定人数(2025・2024年度)
  • 上記は2024年5月7日現在の予定です。

まとめ|東京都教員採用試験は難しいのか?

東京都教員採用試験に合格することはそんなに難しくはありません。試験問題は高校までに学習した内容ですし、倍率も2倍を切っているからです。

しかし、単純に筆記試験の点数を取れば合格できるものではなく、面接試験による人間性も重視されるため、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります。

福永

一次試験は突破できても、二次試験で落ち続けている人は一定数いますからね…。

解説したとおり、東京都教員採用試験の内容は幅広いため、適当に勉強を進めるのではなく、傾向ををきちん理解してから効率よく行うことが大切です。

本サイトでは、東京都教員採用試験の合格に必要な情報を多く配信しています。
ぜひ、参考にして対策を始めてくださいね。

コメント

コメントする

目次