最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、東京都教員採用試験の面接試験(個人面接)に関する試験情報を網羅的にまとめています。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
東京都教員採用試験の面接試験内容
東京都教員採用試験の面接試験は二次試験で実施されており、試験内容は個人面接です。
個人面接
試験時間 | 30分間 |
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面接官 | 3名 |
評価観点 | ・教職への理解 ・教科等の指導力 ・対応力 ・将来性 ・心身の健康と人間的な魅力等 |
面接の流れ | STEP①:待機~移動 控室に集合後、自分の番が始まる20分前になったら試験教室へ移動する。 STEP②:入室~着席 面接官の合図が合ったらノックして入室、荷物を置いて着席します。その後、氏名と受験番号を伝えたら面接が始まります。 STEP③:面接官Aの質問 主に面接票に記載した内容についての質疑応答 STEP④:面接官Bの質問 主に教科指導についての質疑応答 STEP⑤:面接官Cの質問 実際の学校現場や教育上問題になっている事例に対する質疑応答 STEP⑥:退室 終了後、荷物を持って退室(終了) |
質問項目 (過去問) | ・東京都の志望理由は何ですか? ・東京都の魅力は何ですか? ・教育実習では何を学びましたか? ・東京都の教育施策「誰一人取り残さない」実現のためにはどうしますか? ・これまでに成し遂げた経験はありますか。また、それをどう活かしますか? ・困りごとは誰に相談しますか? ・考えの合わない人とはどうやって接しますか? ・教師はいつから目指していますか? ・得意分野は何ですか? ・指導できる部活はありますか? ・経験したことがない部活動の担当をお願いされたらどうしますか? ・東京都が求める教員像をいくつ知っていますか? ・子どもたちにどうやって成功体験を積ませていきますか? ・東京都と他府県で違う点は何がありますか? ・保護者対応で不安なことはありますか? ・保護者との信頼関係をつくるうえで大切にしたいことは何ですか? ・モンスターペアレントといわれる保護者がいた場合,どのように対応しますか? 場面指導に基づく質問 ・授業中に騒ぐ生徒に指導したところ奇声を上げてしまいました。どうように対応しますか? ・顔にあざのようなものができた生徒がいます。どのように対応しますか? ・生徒からLINEの交換をしてほしいと言われたらどう対応しますか? ・あなたが担当している部活動がうるさいと地域住民からクレームがあったらどう対応しますか? ・あなたの隣のクラスがとても汚れています。どう対応しますか? ・ある生徒から相談を受けました。その子の手首にはリストカットの後があります。どう対応しますか? ・いじめの加害生徒へどのように対応しますか? ・いじめの加害生徒への保護者へどのように対応しますか。その際、配慮することは何ですか? ・遠足のグループ決めで、友達と同じグループになれなかったから行きたくないと言っている子供にどう対応しますか? ・クラスで盗難があったらどう対応しますか? ・クラスの子が虐待されているたらどう対応しますか? ・クラスの様子が分からないという親にどう対応しますか? ・グループワークで積極的になれない子へどのように支援しますか? | 面接票に基づく質問
集団面接の廃止に伴って重要度が増しています。早めに準備を始めましょう!
その他の質問項目や対策方法を下記の記事でまとめています。参考にしてください!
東京都教員採用試験の面接試験対策ポイント
教員採用試験の面接試験対策はできるだけ早く始めることが重要です。
面接試験対策を始めるときのポイントを3つ紹介します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析に時間をかける
- 面接票(面接カード)を作りこむ
- 模擬面接で練習を繰り返す
求める教師像を把握する
東京都教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(東京都)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。
ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
東京都が求める教師像は以下のとおりです。
- 教育に対する熱意と使命感をもつ教師
- 豊かな人間性と思いやりのある教師
- 子供の良さや可能性を引き出し伸ばすことができる教師
- 組織人としての責任感、協調性を有し、互いに高め合う教師
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析に時間をかける
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。
自己分析が不十分だと、面接官を納得させられる語りができないからです。
自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。そうすれば、自分の芯と東京都が求める人物像とがマッチングしてくるので、あなたの語りに厚みが出てきますよ。
自己PRや志望動機の作成に困っている方は下記の記事を参考にしてください。チャットでの相談や添削サポートをしています!
面接票(面接カード)を作りこむ
面接票(面接カード)とは、面接試験で使われる資料のことです。
面接票の内容は、「東京都の教員を志望する理由」や「教育公務員として都民の期待や信頼に応えるために重視していくこと」など幅広いです。
実際の試験では、提出する面接票(カード)に基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
ポイント2で解説したことを踏まえて面接票を仕上げましょう!
自分では書けていると思っていても、第三者から見れば意味不明な文章って人は多いんですよね…。
詳しい書き方やポイントは下記記事を参考にしてください。
模擬面接で練習を繰り返す
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
1人で面接練習をしているだけでは、気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
このような観点は一人では判断(評価)できません。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にみてもらうといいでしょう。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
より具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
東京都教員採用試験の面接試験まとめ
東京都教員採用試験に合格するには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策となれば、筆記試験ばかりに気を取られがちですが、どれだけ筆記試験で点数を取れても、面接試験の評価が悪いと最終合格できません。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
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