本記事では、兵庫県教員採用試験の内容を徹底解説します。
今回は、兵庫県の公立学校で先生になりたい方に向けて「受験ガイド」を作る気持ちで書きました。最後まで読めば、兵庫県教員採用試験の概要から合格に向けた準備まで網羅的に理解できますよ!
敵を知らずして対策を始めてしまうのは、時間の無駄になりかねません。本記事を参考に兵庫県教員採用試験の合格に向けて着実に対策を始めていきましょう。
兵庫県教員採用試験の内容
兵庫県教員採用試験は一次試験と二次試験の2段階選考となっています。
一次試験に「一般教養」と「教科専門」、「集団面接」が、二次試験に「個人面接」と「模擬授業」、「実技試験」がそれぞれ行われます。
一次試験
一般教養
教員採用試験の一般教養は、教師として必要な基礎知識と幅広い教養がどれくらい備わっているかを測る筆記試験です。
試験時間 | 60分 |
---|---|
問題数 | 50問(必答) |
出題形式 | 正誤問題、穴埋め問題 |
解答方法 | 択一式(マークシート) |
配点 | 100点満点 |
一般教養の出題科目(範囲)は、教育に関する基礎的な知識を問う「教職教養科目」と、高校までに習った基礎学力を測る「一般教養科目」から出題されます。
科目数は多いため、優先順位を決めて効率よく勉強することが大事です。
採用年度 | 2023 | 2024 | 2025 |
---|---|---|---|
教育原理 | 6 | 3 | 4 |
教育法規 | – | 1 | – |
教育心理 | 1 | – | – |
教育史 | – | – | – |
国語 | 8 | 8 | 8 |
英語 | 8 | 8 | 9 |
音楽 | 1 | 1 | 1 |
保健体育 | 1 | 1 | 1 |
美術 | 1 | 1 | 1 |
世界史 | – | 1 | 1 |
日本史 | 3 | 2 | 2 |
地理 | 2 | 3 | 3 |
政治 | 1 | 1 | – |
経済 | 1 | – | – |
国際関係 | – | 1 | 2 |
数学 | 5 | 4 | 4 |
物理 | 1 | – | 1 |
化学 | 1 | 1 | 1 |
生物 | 1 | 1 | 1 |
地学 | 1 | 1 | 1 |
情報 | 6 | 8 | 7 |
その他 | 2 | 4 | 3 |
一般教養の対策方法
一般教養対策では、次の2つを意識することがポイントです。
- 出題数の多い科目から勉強する
- 頻出度の高い分野から覚える
Point①:出題数の多い科目から勉強する
科目別問題数一覧を見たらわかるように、科目ごとの問題数に差がありすぎますよね。
まずは出題数が多く、理解に時間を要する教育原理や数学から勉強を始めるのがポイントです。
出題数が多い科目から勉強を始めれば、短期間で点数を伸ばせます。また、重要な科目でしっかり点数を取れば、全体の合格ラインを底上げできます。
主要科目(出題数の多い科目)の勉強にある程度メドをつけ、その後に他の科目の勉強を本格化させるのが必勝パターンといえるでしょう。

問題数が多い科目から勉強を始めれば、短期間で点数を伸ばせます。また、重要な科目でしっかり点数を取れば、全体の合格ラインを底上げできますね!
Point②:頻出度の高い分野から覚える
たとえば、社会科学(世界史)の出題範囲は次のようになっています。


- 各数字は分野ごとの出題数です。
- 上記は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。
このように、出題頻度の低い中世や近世の勉強に時間を割く必要はありません。
まずは、出題頻度の高い近代以降から重点的に学習するのが効果的です。頻出度の高い分野を優先的に覚えることで、時間を効率よく使えます。
頻出度の高い分野をしっかりと抑えた後、その他の分野を補完的に学習することで、全体的な理解を深め、試験に万全の態勢で臨むことができます。



科目・範囲が膨大だからこそ、どの科目から手をつけるのか、どの分野は捨てていいのかなど、出題傾向を理解し、効率よく勉強しましょう。
より詳しい出題傾向はこちらで解説しています。


教科専門
教科専門は、志望する校種・教科に関する専門的知識を測る筆記試験です。
試験時間 | 60分 |
---|---|
問題数 | 教科・科目による |
出題形式 | 択一式と記述式 |
配点 | 200点満点 |
問題レベルは、大学入試共通テスト(旧センター試験)から国公立大二次試験で問われるレベルの問題が6割程度を占めています。



教科専門の配点は一般教養の2倍なので、専門教科で高得点を取ることが重要です。
専門教養の出題範囲
専門教養の出題範囲は、受験する教科や科目によって異なります。
たとえば、小学校なら国語、算数、社会、理科、外国語、音楽、図工、体育、家庭などが出題されます。社会科なら日本史、世界史、地理、政治、経済、倫理が出題範囲という具合です。
また、教科・科目に関する知識だけでなく、学習指導要領や指導方法・指導案に関する問題が出題されることがあります。



各科目の基本的な知識を確実に身につけるとともに、学習指導要領についても把握しておくことが重要です。
専門教養の対策方法
専門教養は、受験者ごとに学力レベルや知識の差が大きく出やすいため、自分の学力に合った対策が必要不可欠です。
たとえば、国語教員を目指す人の中には難関大学の入試問題を解ける人もいれば、高校の基礎問題に苦戦する人もいます。同じテキストで勉強しても、自分の実力に合っていなければ効果が薄いです。
まずは過去問を自力で解き、自分の実力を正確に把握することから始めてみてください。
過去問を解くことで、どの分野が得意でどの分野が苦手かが明確になります。この自己評価をもとに、次のような勉強計画を立ててみましょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす。基本的な概念や知識をしっかり固めることが大切です。
- 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける。より高度な問題に挑戦し、理解を深めることを目指しましょう。
- 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服。さらに実践的な問題に取り組むことで、試験本番に備えます。
専門教養では、基礎学力をしっかり固めることが大事です。
基礎知識がしっかりしていれば、応用問題にも対応できるようになりますし、試験本番での安定したパフォーマンスにつながります。まずは基本を徹底し、そこから応用力を磨いていきましょう。
専門教養の勉強方法は、下記の記事も参考にしてください。


集団面接
集団面接は、複数人の受験者が1つのグループになり、与えられたテーマにそって討論する(話し合う)試験です。
試験時間 | 15分 |
---|---|
人数 | 5人程度 |
配点 | 100点満点 |
評価基準 | ・健康性 ・積極性 ・共感性 ・社会性 |
集団面接の流れ
集団面接(討論)のテーマは試験の10日前ごろに、兵庫県教委HP上で公開されます。
試験会場に入ると、集団面接についての説明が行われます。
説明後、教室へ移動します。
教室に移動後、事前告知されていたテーマから1つ発表され試験がスタート。
討論がスタート。
発言は挙手制で、結論を出す必要はありません。しかし、時間内に終われるようにしないと途中で打ち切られます。
時間は15分。



試験では、自分の意見を言い、他の受験者の意見を受け入れ、それらを組み合わせて最適な解決策を出さないといけません。
集団面接の過去問(テーマ)
2025年度 | 1 あなたにとっての理想の教員像 2 学校における子どもたちの安心・安全の確保 3 体験活動の必要性 |
---|---|
2024年度 | 1 これからの時代に求められる教員 2 児童生徒の主体的な学びを促す授業づくり 3 児童生徒の成長を促す生徒指導 |
2023年度 | 1 教員としての資質向上 2 情報モラル教育の必要性 3 児童生徒の可能性を引き出す指導 |
2022年度 | 1 ICTの導入により学校はどう変わるか 2 児童生徒が安心して学べる学校にするために 3 これからの教員の使命 |
2021年度 | 1 未来への道を切り拓く力の育成 2 感動体験を味わわせる取組 3 魅力ある学校づくりに必要な取組 |



テーマは事前にホームページで複数公開されます。当日、その中から1つが指定されて実施します。
集団面接の対策方法(ポイント)
集団面接の対策は次の手順で進めることがポイントです。
- 指導力・知識を鍛える
- 友人同士で意見交換を行う
- 実践形式で練習する
これを詳しく深掘りしていきます。
「教育時事や教育論」がテーマになりやすいです。
そのため、教職の知識や自分なりの教育観を考えおくことが重要。
どれだけコミュニケーション能力が高くても、話すネタや教育感が定まっていないと話し合いになりません。
普段から教育時事などの知識をインプットできるようにしておきましょう。
その際、兵庫県の方向性や文科省の資料などにも目を通しておけると良いです。
日頃から友人同士で教育問題などについて意見交換を行いましょう。
討論では他者とのコミュニケーションが何よりも大切なので、意見を聞くこと、まとめることも重要な要素になるからです。
このときは自分の意見に説得力を持たせるため「こういうことだから、こう思う」と、根拠を盛り込んで論理的に話すことがポイント。
必ず1回、できれば2回は実戦形式の練習を受けましょう。
どんなに知識を持っていても、それをきちんと伝えることができるとは限らないからです。
また、緊張感のある場で実力が発揮できるかを確かめる意味もあります。
大学などでも対策してくれると思いますが試験は年齢や身分が不特定の人と一緒になるため、予備校などを使うと効果的です。
二次試験
個人面接
個人面接は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。
集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。
試験時間 | 25分 |
---|---|
面接官 | 3人 |
配点 | 180点満点 |
評価基準 | ・態度、表現力 ・意欲、積極性 ・判断力 ・専門性 ・将来性 |



ここ近年の教員採用試験では面接試験が重視されているので、早い時期から面接対策を見据えていきたいところです。
個人面接の対策方法
次の3ステップに分けて行うことがポイントです。
- 過去の質問項目を把握する(過去問分析)
- 質問に対する回答を練る(自己分析)
- 練習と修正を繰り返す(実践)
上記①と②で面接対策の70%は終了したことになりますが、まだまだ終わりではありません。
どれだけ素晴らしい回答を練ったとしても、それが面接官に伝わらなければ意味がないのです。したがって、過去の質問項目で傾向を把握し、回答を作成したら模擬面接を多く重ねることが重要。
また、面接では内容だけでなく、あなたの印象(表情や態度、話し方など)も評価対象です。
- 自分の言いたいことが正確に伝わっているか。
- 年齢や経験に応じた話ができているか。
- 笑顔でハキハキ喋れているか。
こうした点を他人からフィードバックを受けることで、より効果的なコミュニケーションができるようになります。



なんとなく面接練習しているだけでは、自分のどこが良くてどこが悪いのかがわからないことが多いので注意してください。
早めに傾向や自己分析を終わらせて、他人の視点からのフィードバックを積極的に取り入れて、全体的な印象を良くする努力をしましょう。
実際にされた過去の質問や詳しい対策方法は下記ページで解説していますので、チェックしてくださいね!


模擬授業
模擬授業は、面接官を児童・生徒に見立てて自分のイメージで授業を披露する試験です。
志望教科の専門性や指導力だけでなく、どのように(な)授業をしているのか、児童生徒の興味・関心を惹きだす内容か、などを総合的に評価されます。
試験時間 | 15分 |
---|---|
面接官 | 3人 |
配点 (評価) | 120点満点 |
評価基準 | 知識・理解 構成力 声・表情・所作 | 教材内容に関する
模擬授業の流れ
一次試験の終了後に、模擬授業の課題(複数)が兵庫県教委HP上に公開されます。
模擬授業が始まる前に事前告知されていた課題から1つが指定されます(教科書のコピーを受け取る)。
その後、試験室まで移動。
模擬授業がはじまる5分前になると合図(課題を見る)があるので、そこから授業の構想を5分間で行います。
最初に本時の狙いと内容を1分間で説明して模擬授業を行います。
試験時間は12分。



時間は途中でも打ち切られるので配分に注意が必要です。
最後に、模擬授業やその他について質問されます(口頭試問)。
模擬授業の過去問(課題)
2025年度 | 模擬授業の課題(PDF) |
---|---|
2024年度 | 模擬授業の課題(PDF) |
2023年度 | 模擬授業の課題(PDF) |
2022年度 | 模擬授業の課題(PDF) |



模擬授業の課題は事前にホームページで複数公開されます。当日、その中から1つが指定されて実施します。
模擬授業の対策方法(ポイント)
模擬授業の対策で意識するポイントは次の3つです。
- 児童・生徒の視点を大切にする
- 愛想よく振る舞う
- 客観的な姿を見て練習
これを一つずつ深掘りします。
- 児童・生徒の視点を大切にする
-
模擬授業では、ただ授業ができればいいわけではなく、「どれだけ子どもたちの興味・関心を惹けるか」が重要です。
授業方法や専門知識の量、講師経験の有無など受験者によって違うので、模擬授業をするときには、「どんな先生が子どもたちに人気があるのか」を意識して演じる必要があります。
- 愛想よく振る舞う
-
専門知識や授業構成力などの内容も重要ですが、あくまでも試験なので「印象」が超大事です!
たとえば「教科書の7ページを開いてください」という動作。「声に出すだけ」なのと「体全体を使って表現」するのとでは、まったく印象は違いますよね。
とくに小学生の低学年を対象にするのであれば、動作を大きくして授業したほうが子どもたちからすれば楽しいはず。
もちろん、本当の授業ではする必要はありませんが、あくまでも試験なのでそれくらいしたほうが評価はよくなります。
- 客観的な姿を見て練習
-
模擬授業は自己満足では意味がありません。
声の大きさや表情、板書のわかりやすさなどは第三者の意見がすべてだからです。
一番は勤務先の先生や大学の教職課に見てもらうことが一番ですが、一人でも授業を録画するなどして対策はできます。
大切なのは印象ですから繰り返し練習することが大切です。
志望教科の専門性や指導力だけでなく、どのように(な)授業をしているのか、児童生徒の興味・関心を惹きだす内容か、などを総合的に評価されます。
塾や予備校のようなやや強引な展開で授業を進める人もいますが、学校での授業では、子供とのやり取り・掛け合いが非常に重要。
発問や質問を重ねて、クラス全体で授業を「つくっていく」ことを意識して準備しましょう。
実技試験
兵庫県教員採用試験の実技試験は、専門的技能や実践的能力があるかどうかを評価・判断する人物試験です。
専門知識の有無だけでなく、児童生徒に知識を伝えるための教育的なアプローチや方法論も重要視されます。
中学校、高校のうち、以下の教科および小学校、養護教諭の受験者が対象です。
- 音楽
- 美術
- 保健体育
- 技術
- 家庭
- 英語
- 書道



専門知識の有無だけでなく、児童生徒に知識を伝えるための教育的なアプローチや方法論も重要視されます。
実技試験のテーマ
小学校 | 【音楽】 ・歌唱「冬げしき」 ・器楽「まきばの朝」(キーボード、鍵盤ハーモニカ、ソプラノリコーダーのいずれかを選択して演奏) 【体育】 ・機械運動(マット運動) ・ボール運動(バスケットボール) | |
---|---|---|
中高 | 音楽 | ・新曲視奏(アルトリコーダー) ・弾き語り ・和楽器演奏(任意の楽器・曲) |
家庭 | 被服、食物に関する基本的な技術 | |
理科 | 実験、観察 | |
保健体育 | ・機械運動 ・陸上競技 ・水泳 ・球技(バスケットボールまたはバレーボール) ・武道(柔道または剣道)またはダンス | |
英語 | 英語によるコミュニケーション能力テスト | |
美術 | ・鉛筆デッサン ・基礎デザイン(色彩構成) | |
技術 | ・ものづくりに関する基礎的技術 ・コンピュータの活用に関する基礎的技術 | |
高校 | 工業 | ・機械:機械に関する基礎的技術 ・電気:電気電子に関する基礎的技術 ・建築:建築・土木に関する基礎的技術 ・デザイン:デザインに関する基礎的技術 |
書道 | ・毛筆 ・硬筆 | |
商業 | コンピュータの活用技術 | |
情報 | 情報に関する基礎的技術 | |
養護教諭 | 養護教諭の職務に関する基礎的技術 |
実技試験の対策方法(ポイント)
何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。
また、自己評価だけでなく、指導者や同僚からフィードバックをもらうことで、自分では気づかない改善点を発見することができます。
なお、課題に沿って完璧にできることにくわえて、熱意や意欲、態度なども評価対象です。
そのため、実際の試験では面接と同じように楽しくできるように練習してください。
兵庫県教員採用試験に関するFAQ
兵庫県教員採用試験に関するFAQ(よくある質問)をまとめています。
試験概要
兵庫県の求める教師像(人物像)は?
兵庫県の求める教師像(人物像)は、「教育に対する情熱」や「高い倫理観と規範意識」など、以下5つを掲げています。
- 教育に対する情熱・使命感をもち、児童生徒に愛情をもって接することができる
- 教養、社会性、コミュニケーション力、想像力等の総合的な人間性を備えている
- 高い倫理観と規範意識をもち、自らの人権感覚を高めることができる
- 児童生徒、保護者や地域の方々と公正・公平な立場で対応することができる
- 常に学び続ける姿勢をもち、新たな課題へ挑戦することができる



「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。
兵庫県教員採用試験の受験資格(年齢制限)は?
昭和40年(1965年)4月2日以降に生まれた人が対象です。
- 2025年度採用(一般選考)の場合。
兵庫県教員採用試験の倍率は?
兵庫県教員採用試験の倍率は3倍〜4倍で推移しています。
- 2025(令和7)年度:3.8倍
- 2024(令和6)年度:4.2倍
- 2023(令和5)年度:4.6倍
- 2022(令和4)年度:4.6倍
- 2021(令和3)年度:5.4倍
教科別の倍率は、下記の記事でまとめています。


兵庫県教員採用試験の採用予定人数(2025年度)は?
2025年度兵庫県教員採用試験では、1.065人の採用を予定しています。2024年度に比べて70人増える見込みです。
校種・教科ごとの採用予定人数は以下のとおり。
校種・教科 | 2025 | 2024 | 2023 | |
---|---|---|---|---|
小学校 | 一般 | 400 | 350 | 330 |
特別支援 | 15 | 15 | 20 | |
中学校 | 国語 | 40 | 40 | 43 |
社会 | 30 | 40 | 28 | |
数学 | 40 | 40 | 42 | |
理科 | 40 | 40 | 30 | |
音楽 | 10 | 10 | 13 | |
美術 | 15 | 10 | 20 | |
保健体育 | 20 | 25 | 22 | |
技術 | 15 | 10 | 12 | |
家庭 | 15 | 10 | 13 | |
英語 | 45 | 45 | 47 | |
特別支援 | 15 | 15 | 20 | |
高校 | 国語 | 35 | 34 | 30 |
地歴公民 | 31 | 32 | 31 | |
数学 | 35 | 31 | 32 | |
理科 | 27 | 23 | 16 | |
保健体育 | 23 | 32 | 25 | |
音楽 | 1 | 3 | 2 | |
美術 | 2 | 1 | 5 | |
書道 | 2 | 1 | 2 | |
英語 | 50 | 36 | 45 | |
家庭 | 6 | 4 | 8 | |
情報 | 3 | 7 | 7 | |
農業 | 1 | 2 | 2 | |
工業 | 12 | 20 | 15 | |
商業 | 6 | 10 | 12 | |
水産 | – | – | 1 | |
看護 | 3 | 2 | 3 | |
福祉 | 3 | 2 | 4 | |
特別支援 | 90 | 80 | 60 | |
養護教諭 | 30 | 20 | 35 | |
栄養教諭 | 5 | 5 | 5 |
試験日程
兵庫県教員採用試験の募集要項はいつ発表されますか?
例年、4月上旬に募集要項が発表されます。
2025(令和7)年度の募集要項は、2024年4月1日(月)に公示されました。



募集要項には、試験内容や実施状況などをはじめとする詳細な情報が掲載されています。
兵庫県教員採用試験はいつあるの?
兵庫県教員採用試験は6月〜8月にかけて実施されます。
出願期間 | 2024年4月8日(月)〜5月13日(月) |
---|---|
一次試験 | 1日目:2024年6月15日(土) 2日目:2024年7月21日(日) |
一次試験 合格発表 | 2024年8月5日(月) |
二次試験 | 2024年8月16日(金)〜27日(火) |
二次試験 合格発表 | 2024年9月19日(木) |



二次試験に合格すれば内定となります!
教員採用試験の日程は、下記の記事も参考にしてください。


兵庫県と神戸市の教員採用試験は併願できますか?
兵庫県と神戸市の教員採用試験は併願できません。
なぜなら、試験日が同じだからです。
併願をしたいなら関東地区や中国四国あたりで考えるといいでしょう。
試験対策
兵庫県教員採用試験の過去問はどこで入手できますか?
兵庫県教員採用試験の過去問は、教育委員会のホームページからダウンロード可能です。
過去の問題と解答が入手できるので、出題内容や形式、問題レベルを測るのに活用できます。
下記記事で詳しくまとめています。


兵庫県教員採用試験の問題集や参考書でおすすめは?
兵庫県教員採用試験の問題集や参考書でオススメなのは「兵庫県の教員採用試験「過去問」シリーズ(協同出版)」です。
過去問・参考書があるので、傾向に沿った無駄のない勉強ができて効果的です。
おすすめの問題集・参考書は、下記の記事も参考にしてください。


兵庫県教員採用試験の合格ラインは?
兵庫県教員採用試験の合格ラインは公開されていません。
しかし過去のデータから、教職・一般教養7割、教科専門6〜7割に集団面接の評価次第が一つの目安となります。
なお、校種や教科によって差はあるうえ、競争試験なので、年度によって変動する点は注意が必要です。
下記記事でも詳しく解説しています。


兵庫県教員採用試験の内容まとめ
今回は、兵庫県教員採用試験の一次試験と二次試験の内容を詳しく紹介しました。
再度、試験内容をまとめます。
一般教養 | 教職員として必要な基礎学力や一般教養に関する筆記試験。(択一式:50問 / 60分) |
---|---|
教科専門 | 指導教科に関する専門知識や教育方法論を問う筆記試験。(択一式:60分) |
集団面接 | 複数人の受験者が1つのグループになり、与えられたテーマにそって討論する(話し合う)人物試験(15分程度) |
個人面接 | 教育現場での対応力や人柄、コミュニケーション能力などに関する面接試験。過去の経験や指導教科について質問されます。(1人25分) |
模擬授業 | 教師としての指導技術や専門性を評価する人物試験。(1人15分) |
実技試験 | 音楽や美術、体育など特定の教科の指導能力を見るための人物試験。 |
兵庫県教員採用試験の難易度は決して高くありませんが、最終合格するにはしっかりとした準備が求められる試験です。
あなたの努力が実を結び、試験に合格することを心から応援しています。今すぐ行動を始め、夢に向かって一歩踏み出しましょう!
兵庫県以外の試験内容は、下記の記事で詳しくまとめています。


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