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受験ガイド2024|奈良県教員採用試験の内容と対策のポイント

奈良県教員採用試験の内容

本記事では、奈良県教員採用試験の内容と対策のポイントを徹底解説します。

奈良県教員採用試験の一次・二次試験の概要から合格に向けた具体的な準備方法まで、網羅的に理解できる内容となっています。

敵を知らずして対策を始めてしまうのは、時間の無駄になりかねません。

本記事を参考に奈良県教員採用試験の合格に向けて着実に対策を始めましょう。

福永

主に一般選考(2024年実施試験)を対象としています!

目次

奈良県教員採用試験の一次試験内容

奈良県教員採用試験の内容(一次試験)

奈良県教員採用試験の一次試験は、「教職専門」と「教科専門」、「実技試験」で構成されています。

それぞれの内容と対策のポイントを詳しく解説します。

教職専門

奈良県教員採用試験の教職専門は、教育の基本的な理論や規則を問う筆記試験です。

奈良県教員採用試験 教職教養の概要(2024年度)
試験時間45分
問題数30問
出題形式択一式
配点100点満点

教職教養の出題範囲(科目)

教育に関する基礎的な知識を問う「教職教養科目」のみで、高校までの基礎学力を測る「一般教養科目(人文・社会・自然科学)」からは出題されません。

奈良県教員採用試験 教職専門の出題範囲(科目)
教職教養教育原理、教育法規、教育心理、教育史
人文科学国語、英語、音楽、美術
社会科学地理、歴史、政治経済、国際関係
自然科学数学、物理、化学、生物、地学
福永

この他、奈良県の教育制度に関する出題もあります。

教職専門の出題範囲は非常に広く、全ての分野を均等にカバーしようとすると本試験までに勉強が終わらない可能性が高いです。

まずは、過去問を分析し、頻出分野に沿ってインプットしていきましょう。

過去10年間の出題範囲を分析したデータを、こちらの「【勉強の始め方】奈良県教採の教職教養を徹底攻略【過去10年分の出題傾向】」で公開しています。

教職専門の対策方法

教職専門を効率よく対策するには、次の2つを意識しましょう。

Point①:配点の高い科目から勉強する

配点の高い科目=出題数の多い科目のことで、教育原理や教育法規を指します。

奈良県教員採用試験 教職専門の科目別出題数一覧
採用年度202120222023
教育原理212218
教育法規435
教育心理344
教育史212
教育施策001
  • 各数字は科目ごとの出題数です。
  • 上記は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。

配点の高い科目に集中することで、短期間で得点を伸ばすことができます。また、重要な科目で高得点を取ることで、全体の合格ラインを上げることができます。

主要科目(出題数の多い科目)にある程度の自信がついたら、次に他の科目の勉強を本格的に進めるのが効果的な方法です。

Point②:頻出度の高い分野から覚える

たとえば、教育心理の出題範囲は次のようになっています。

奈良県教員採用試験 教職専門の出題範囲(教育心理)
奈良県教員採用試験 教職専門の出題範囲(教育心理)
  • 各数字は分野ごとの出題数です。
  • 上記は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。

まずは、過去7年間5年連続で出題している「学習の理論」から重点的に覚えるのが効果的です。出題頻度の低い分野の勉強に時間を割く必要はありません。

頻出度の高い分野をしっかりと抑えた後、その他の分野を補完的に学習することで、全体的な理解を深め、試験に万全の態勢で臨むことができます。

より詳しい教職専門の勉強方法は、下記記事も参考にしてください。

教科専門

教科専門は、志望する校種・教科に関する専門的知識を測る筆記試験です。

奈良県教員採用試験 教科専門の概要(2024年度)
試験時間60分
問題数教科・科目による
出題形式記述式と択一式
配点200点満点
※実技有の教科は150点

問題レベルは、大学入試共通テスト(旧センター試験)から国公立大二次試験で問われるレベルの問題が6割程度を占めています。

教科専門の出題範囲

受験する教科や科目によって異なります。

たとえば、小学校なら国語、算数、社会、理科、外国語、音楽、図工、体育、家庭などが出題されます。理科の場合、物理、化学、生物、地学などが出題範囲です。

また、教科・科目に関する知識だけでなく、学習指導要領や指導方法・指導案に関する問題が出題されることがあります。

福永

各科目の基本的な知識を確実に身につけるとともに、学習指導要領についても把握しておくことが重要です。

教科専門の対策方法

教科専門は、受験者ごとに学力レベルや知識の差が大きく出やすいため、自分の学力に合った対策が必要不可欠です。

たとえば小学校の算数を勉強する場合、複雑な割合や比の問題をすらすらと解ける人もいれば、基本的な四則計算や図形の問題でつまずく人もいます。

このようなレベル差があるのに、同じ教材で学習しても、自分の実力に合っていなければ、学習効果は期待できません。

まずは過去問を自力で解き、自分の実力を正確に把握することから始めてみてください。

過去問を解くことで、どの分野が得意でどの分野が苦手かが明確になります。この自己評価をもとに、次のような勉強計画を立ててみましょう。

  • 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす。基本的な概念や知識をしっかり固めることが大切です。
  • 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける。より高度な問題に挑戦し、理解を深めることを目指しましょう。
  • 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服。さらに実践的な問題に取り組むことで、試験本番に備えます。

教科専門では、基礎学力をしっかり固めることが大事です。

基礎知識がしっかりしていれば、応用問題にも対応できるようになりますし、試験本番での安定したパフォーマンスにつながります。

教科専門の勉強方法は、下記の記事も参考にしてください。

実技試験

奈良県教員採用試験の実技試験は、専門的技能や実践的能力があるかどうかを評価・判断する人物試験です。

中学校、高校のうち、以下の教科が対象となります。

  • 音楽
  • 美術
  • 書道
  • 保健体育

実技試験の内容

奈良県教員採用試験 実技試験の内容(2025年度)
音楽①創作を含む新曲視奏
旋律の創作と読譜、アルトリコーダー演奏

②弾き歌い
ピアノによる弾き歌い(赤とんぼ、荒城の月、早春賊、夏の思い出、花、花の街、浜辺の歌から当日指定)
美術①鉛筆による素描
②水彩絵の具による表現
書道毛筆による「漢字、仮名、漢字仮名交じりの書」の作品制作。
保体①球技(バスケットボール)
②武道(柔道または剣道)
③水泳(背泳ぎ、平泳ぎ、クロール)
④陸上競技(ハードル走)

実技試験の対策方法

何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。

また、自己評価だけでなく、指導者や同僚からフィードバックをもらうことで、自分では気づかない改善点を発見することができます。

なお、課題に沿って完璧にできることにくわえて、熱意や意欲、態度なども評価対象です。

奈良県教員採用試験の二次試験内容

奈良県教員採用試験の内容(2次試験)

奈良県教員採用試験の二次試験は、「集団面接(討議)」と「個人面接」で構成されています。

それぞれの内容と対策のポイントを詳しく解説します。

集団面接(討議)

奈良県教員採用試験の集団面接(討議)は、テーマに沿って討論する(話し合う)集団形式の人物試験です。

奈良県教員採用試験 集団面接の概要(2024年度)
試験時間30分
人数7人
面接官2人
配点100点
評価基準① 論理的思考力
② 発信力
③ 受信力
④ 社会性・対応力

集団面接(討議)の流れ

STEP
テーマの発表

試験の前に討論するテーマが発表されます。

STEP
構想

テーマについて、2分間の構想時間が与えられます。

STEP
発表

1人1分間で自分の意見を発表します。

順番は挙手制。

STEP
討論

全員が意見を発表したら、討論を行います。

集団面接(討議)の過去問

奈良県教員採用試験 集団面接の過去問(全校種共通)
採用年度テーマ例
2024・奈良の魅力発信
・体罰・不祥事の根絶
・情報モラル教育
・ヤングケアラー
・教育におけるAIの活用
2023・子供の貧困
・質の高い教育
・いじめ問題
・学ぶ意欲
・働き方改革
2022・人権の尊重
・多様性の尊重
・コロナ禍での人間関係
・働きがいのある仕事
・オンライン学習
2021・危機管理
・教育格差
・虐待としつけ
・SNSの利用
・規範意識の育成

集団面接(討議)の対策方法

STEP
指導力・知識を鍛える

「生徒指導や学級経営」がテーマになりやすいです。

そのため、教職の知識や自分なりの教育観を考えおくことが重要。

どれだけコミュニケーション能力が高くても、話すネタや教育感が定まっていないと話し合いになりません。

普段から教育時事などの知識をインプットできるようにしておきましょう。その際、奈良県の方向性や文科省の資料などにも目を通しておくといいでしょう。

STEP
友人同士で意見交換を行う

日頃から友人同士で教育問題などについて意見交換を行いましょう。

討論では他者とのコミュニケーションが何よりも大切なので、意見を聞くこと、まとめることも重要な要素になるからです。

このときは自分の意見に説得力を持たせるため「こういうことだから、こう思う」と、根拠を盛り込んで論理的に話すことがポイント。

STEP
実践形式で練習する

必ず1回、できれば2回は実戦形式の練習を受けましょう。

どんなに知識を持っていても、それをきちんと伝えることができるとは限らないからです。また、緊張感のある場で実力が発揮できるかを確かめる意味もあります。

大学などでも対策してくれると思いますが試験は年齢や身分が不特定の人と一緒になるため、予備校などを使うと効果的です。

説得力のある発言を心がけることが大切です。

具体的には、自分の意見を言うときは、「こう思う」というだけでなく、「こういう理由だから、こう思う」と自分の経験や事例を交えて話す練習をしてください。

根拠のない発言を繰り返しても、討論になりませんし、適当なことを言っていると評価を下げかねません。

また、他の人が何を言っているか聞くのも重要

前の人が言ったことをきちんと受け止めながら、自分の意見を話せるように準備しましょう。

個人面接

奈良県教員採用試験の個人面接は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。

奈良県教員採用試験 個人面接の概要(2024年度)
試験時間30分
面接官2人
形式個人面接+場面指導+教科指導に関する質問
配点300点満点
質問例・ICTをどのように活用しますか。
・「(志望教科)を勉強する意味がわからない」と言われたら、どのように対応しますか。
・どのような教員になりたいですか。
・周りと比べてここだけは負けないという部分はどこですか。
・希望する勤務地はありますか。

頻出の質問に対する回答を準備した後は、予備校などで面接練習を行いましょう。1人で練習しているだけでは気付けない点がたくさんあるからです。

たとえば、自分では自然だと思っている話し方が他人には緊張しているように見えることがあります。また、手の動きが多すぎたり、声のトーンが一定で単調に聞こえたりすることも多いです。

こうした点を他人からフィードバックを受けることで、より効果的なコミュニケーションができるようになります。

面接は、見た目や態度、話し方といった非言語的な要素も評価の対象となります。

他人の視点からのフィードバックを積極的に取り入れて、全体的な印象を良くする努力をしましょう。

より詳しい内容や過去問は、下記の記事も参考にしてください。

奈良県教員採用試験に関するFAQ

奈良県教員採用試験の内容(FAQ)

奈良県教員採用試験に関するFAQ(受験者から頻繁に寄せられる質問とその回答)をまとめています。

試験概要

奈良県の求める教師像(人物像)は?

奈良県では、こんな人を求めています。

  • 使命感や情熱にあふれ、愛情をもって児童生徒との信頼関係が築ける人
  • 豊かな人間性をもち、深い専門知識に裏付けられた実践的な指導ができる人
  • 奈良の伝統、文化を理解し、地域と社会的絆の中で子どもを育てられる人

奈良県教員採用試験の受験資格(年齢制限)は?

奈良県教員採用試験の受験資格には年齢制限が設けられており、昭和39年(1964年)4月2日以降に生まれた方が対象となります。

  • 2025年度採用(一般選考)の場合。

奈良県教員採用試験の採用人数は?

2025年度奈良県教員採用試験では、367人程度の採用を予定しています。

奈良県教員採用試験 採用予定人数
校種20252024
小学校145135
中学校8580
高等学校7875
特別支援4040
養護教諭1212
栄養教諭44
実習助手33
合計367349

奈良県教員採用試験の倍率は?

奈良県教員採用試験の倍率は、以下のように推移しています。

奈良県教員採用試験の実施状況
採用年度受験者数合格者数倍率
20241,8103455.2
20231,5663384.6
20221,5933065.2
20211,6463285.0
20201,6823315.1

教科別の倍率は、下記の記事を参考にしてください。

試験日程

奈良県教員採用試験の募集要項はいつ発表される?

例年、募集要項は4月中旬に発表されます。

2025(令和7)年度の募集要項は2024年4月26日(金)に公示されました。

募集要項には、試験内容や実施状況などの詳細な情報が掲載されていますので、必ず確認してください。

奈良県教員採用試験の試験日や合格発表日はいつ?

奈良県教員採用試験は6月〜8月にかけて実施されます。

奈良県教員採用試験の日程(2025年度)
出願期間2024年4月26日(金)〜5月20日(月)
一次試験2024年6月15日(土)、16日(日)
二次試験2024年7月20日(土)〜8月16日(金)
  • 合格発表日は7月10日(一次試験)と9月6日(二次試験)を予定。

奈良県教員採用試験の日程は、下記の記事も参考にしてください。

試験対策

奈良県教員採用試験の過去問はどこで入手できる?

奈良県教員採用試験の過去問は、『奈良県庁東棟1階県政情報センター』で閲覧及びコピーできます。

過去の問題と解答を入手できるため、出題内容や形式、問題レベルを把握するのに活用しましょう。

過去問を活用することで、試験対策が効果的に進められますよ。

奈良県教員採用試験の問題集や参考書でおすすめは?

奈良県教員採用試験の問題集や参考書でオススメなのは「奈良県の教員採用試験「過去問」シリーズ(協同出版)」です。

過去問・参考書があるので、傾向に沿った無駄のない勉強ができて効果的です。

おすすめの問題集・参考書は、下記の記事も参考にしてください。

まとめ|奈良県教員採用試験は難しいのか?

奈良県教員採用試験の内容(nannido )

この記事では、奈良県教員採用試験の内容と対策のポイントについて、一次試験・二次試験に分けて詳しく解説しました。

再度、試験内容をまとめます。

一次試験

教職専門、教科専門、実技試験

二次試験

個人面接、集団面接(討議)

奈良県教員採用試験の難易度は、他の自治体と比較して決して高くはありません。しかし、最終合格するためには計画的な準備と十分な対策が不可欠です。

あなたの努力が実を結び、試験に合格することを心から応援しています。今すぐ行動を始め、夢に向かって一歩踏み出しましょう!

奈良県以外の試験内容は、下記の記事で詳しくまとめています。

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