本記事では、岩手県教員採用試験(通称:岩手県教採)の内容を徹底解説します。
今回は、岩手県の公立学校で先生になりたい方に向けて「受験ガイド」を作る気持ちで書きました。
最後まで読めば、岩手県教員採用試験の概要から合格に向けた準備まで網羅的に理解できますよ!
敵を知らずして対策を始めてしまうのは、時間の無駄になりかねません。本記事を参考に岩手県教員採用試験の合格に向けて着実に対策を始めていきましょう。
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岩手県教員採用試験の概要
これから岩手県教員採用試験の合格に向けて準備を始めるわけですが、何から手をつければいいか迷うかもしれません。
まずは敵(=試験の仕組み)を知ることから始めましょう。
求める教師像
岩手県では、下記4つを求める教師像として提示しています。
- 分かりやすい授業ができ、児童生徒に確かな学力をつけることができる教師
- 児童生徒に対する愛情を持ち、一人ひとりの児童生徒と真剣に向き合うことができる教師
- 豊かな人間性を持ち、幅広い教養と良識を身につけている教師
- 教員としての使命感や責任感を持っている教師
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージなので、必ず理解しておきましょう。
年齢制限
受験資格には年齢制限があり、原則として62歳未満の方が対象です。
具体的には、昭和39年4月2日以降に生まれた方が対象となります。
募集教科と採用予定人数
全体で320名程度の採用を予定しています。
小学校から高等学校まで幅広い校種・教科で募集がありますが、年度によっては募集がない教科もあるため注意が必要です。
具体的な募集教科と採用予定数は以下のとおりです。
| 校種 | 教科(科目) | 採用数 |
|---|---|---|
| 小学校 | あわせて 220名程度 | |
| 中学校 | 国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、外国語(英語) | |
| 高等学校 | 国語、公民、地理歴史(日本史、世界史、地理)、数学、理科(物理、化学、生物、地学)、芸術(音楽、美術)、情報、保健体育、家庭、農業、工業(機械、電気、建築、土木、工業化学)、水産、商業、外国語(英語) | あわせて 80名程度 |
| 特別支援 | 小学部、中学部、高等部 | |
| 養護教諭 | 20名程度 |
自分が希望する校種や教科の募集があるか、必ず岩手県教育委員会の公式発表で最新の情報を確認するようにしましょう。
試験日程(選考スケジュール)
採用試験は、春の申し込みから夏の2次試験まで、約5ヶ月にわたるスケジュールで進められます。
主なスケジュールは以下の通りです。
| 出願期間 | 令和7年4月7日(月) ~ 4月28日(月) |
|---|---|
| 一次試験 | 令和7年7月12日(土) |
| 一次試験 合格発表 | 令和7年8月6日(水) |
| 二次試験 | 令和7年8月中旬 ~ 9月中旬 |
| 最終合格 | 令和7年9月25日(木) |
各日程をしっかりカレンダーに書き込み、計画的に準備を進めることが、合格への大切な一歩になります。
▼なお、併願等を考えている方は以下の記事も参考にしてください。全自治体の試験日程を一覧でまとめています。
試験科目(種目)
試験は筆記だけではありません。面接や模擬授業、実技もあり総合的な資質が問われます。
主な試験科目は次のようになっています。
第1次選考
- 筆記試験
- 教職専門: 教育学、教育課程、教育法規等の基礎知識
- 教科等専門: 各校種・教科に応じた専門科目
※令和8年度採用の試験より、第1次選考の論文は廃止されました。
第2次選考
- 個人面接: 全校種共通
- 模擬授業:中学校(国語、社会、数学)、高等学校(全員)、特別支援(全員)、養護教諭
- 実技試験:
- 中学校(理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語)
- 高等学校(音楽、美術、保健体育、家庭)
筆記試験の対策はもちろん大切です。
しかし、面接や模擬授業、実技試験の準備も早めに始めることで、他の受験者と差をつけることができるでしょう。
【岩手県教採】第1次試験の内容
ここからは、岩手県教員採用試験の第1次試験について、科目ごとに詳しく見ていきましょう。
第1次試験は、教員として必要な基礎知識を問う筆記試験がメインです。
合格ラインを突破するには、各科目の特徴を理解し、戦略的に学習を進めることが大切。
教職専門(教職教養)
教職専門は、いわゆる「教職教養」とも呼ばれる科目ですね。
幅広い知識が問われるため、効率的な対策が求められます。
教職教養の概要
まずは、試験の基本的な情報を確認しておきましょう。
| 試験時間 | 50分 |
|---|---|
| 問題数 | 50問 |
| 出題形式 | 多肢選択式 |
| 配点 | 50点満点 |
試験時間は50分で問題数が50問なので、単純計算で1問あたり1分で解くペース配分が重要になります。
わからない問題に時間をかけすぎず、テンポ良く解答することを意識しましょう。
教職教養の傾向
次に、過去の出題傾向を見ていきます。
どの分野から多く出題されているかを知ることが、対策の第一歩です。
| 科目 | R7 | R6 | R5 |
|---|---|---|---|
| 教育原理 | 19 | 19 | 16 |
| 教育法規 | 20 | 20 | 10 |
| 教育心理 | 10 | 15 | 13 |
| 教育史 | 10 | 5 | 4 |
| ローカル | 1 | 1 | 11 |
この表を見ると、教育原理と教育法規の2科目で、全体の約8割を占めていることがわかりますね。
この2分野の重点学習が、合格への近道と言えるでしょう。岩手県独自の「ローカル問題」が毎年出題される点も見逃せません。
教職専門の対策方法
結論として、学習の優先順位は「①教育原理・法規 → ②教育心理・教育史 → ③ローカル」としましょう。
最初に取り組むべきは、出題数の多い教育原理と教育法規です。この2分野を固めるだけで、得点が大きく安定しますよ。
特に頻出テーマは、条文の細かい部分まで正確な理解が必要です。学習指導要領や国の重要答申、いじめ防止対策推進法などを確認しましょう。
次に、教育心理と教育史で着実に得点を重ねていきましょう。ここは、重要人物とキーワードをセットで覚えるのが効率的です。
ピアジェ、エリクソン、ヴィゴツキーなど頻出の人物に絞って学習します。
人物名とその人が提唱した理論を、一対一で覚えることから始めましょう。
最後の仕上げとして、岩手県独自のローカル問題対策を行いましょう。
特に「岩手県教育振興計画」のような重要な資料には、県の教育目標や重点施策がまとめられています。
目を通しておくだけで、得点できる可能性が高まります。
▼教職教養の勉強法はこちらでも解説しています!
教科等専門
教科等専門は、一次試験の中で最も配点が高く、合否を大きく左右する最重要科目です。
専門性が問われるため、計画的な対策が必須となります。
教科等専門の概要
まずは試験の基本情報から見ていきましょう。
| 試験時間 | 90分 |
|---|---|
| 問題数 | 教科・科目による |
| 出題形式 | 記述式 |
| 配点 | 200点満点 |
配点が200点満点と、教職専門(50点)の4倍もあることが大きな特徴ですね。
ここでいかに高得点を取るかが、一次試験突破のカギを握っていると言っても過言ではありません。
教科等専門の傾向
岩手県の教科等専門は、基礎・基本を重視する傾向にあります。
学習指導要領の範囲から、標準的な難易度の問題が多く出題されます。記述式のため、いかに正確な知識を蓄えているかが勝負です。
過去問を分析すると、自分の教科で「どこが重点的に問われるか」が見えてきます。
まずは過去問を解き、出題のクセを掴むことが大切です。
教科等専門の対策方法
教科等専門の対策は、「過去問分析」と「基礎知識の徹底」がポイントです。
まずは直近3〜5年分の過去問に挑戦しましょう。出題範囲、形式、難易度を肌で感じることがスタートです。
- どんなテーマが頻繁に出題されているか確認します。
- どの程度の知識レベルが求められているか把握しましょう。
- この段階では、完璧に解けなくても全く問題ありません。
過去問分析で見つかった「頻出分野」や「自分の苦手分野」を徹底的に復習します。
知識の土台をここでしっかりと作り上げましょう。
- 教科書や大学の専門書を丁寧に読み返してください。
- 学習指導要領解説も使い、知識を確実に定着させます。
- インプットした知識は、一度ノートにまとめて整理すると効果的です。
覚えた知識も、本番で正確に書き出せなければ得点になりません。実際に手を動かして、アウトプットする練習を繰り返しましょう。
- 専門用語や人名、公式などは、正しい漢字や表記で書けるようにします。
- 過去問を解く際は必ず時間を計り、時間内に解ききる練習をしてください。
- 解答後はすぐに答え合わせをし、なぜ間違えたのかを必ず確認しましょう。
▼教科等専門の勉強方法はこちらも参考に!
【岩手県教採】第2次試験の内容
第2次試験は面接や模擬授業が中心で、主に教員としての適性や人物像が評価されます。
模擬授業
模擬授業は、あなたの指導力やコミュニケーション能力が評価される重要な試験です。
与えられたテーマに沿って、短い時間で授業を組み立てる力が求められます。
模擬授業の概要
まずは、模擬授業の基本的な情報を確認しましょう。
| 対象校種 | 中学校:国語、社会、数学 高校:全教科 特別支援:全教科 養護教諭 |
|---|---|
| 試験時間 | 15分 |
| 面接官 | 4名 |
| 内容 | 模擬授業+口頭試問 |
| 評価 | 5段階評価 |
| 着眼点 | ・専門性 ・指導技術 ・創意工夫 ・授業の展開 等 |
専門的な知識はもちろん、生徒役である面接官に分かりやすく伝える技術も見られています。
創意工夫を凝らした、あなたらしい授業を展開できるかがポイントです。
模擬授業の流れ
当日の試験は、以下の流れで進みます。
短い時間でテキパキと行動することが求められるので、流れを頭に入れておきましょう。
試験開始前に模擬授業で行うテーマ(課題)が発表されます。
6分間で内容を考えます。
入室後、初めに5分間の模擬授業を行います。
模擬授業が終わると、引き続き10分程度の口頭試問(面接)を実施。
模擬授業の過去問
過去には、以下のようなテーマが出題されました。
各教科の学習指導要領に沿った、基本的な単元が多い印象ですね。
| 国語 | 短歌「四首」 |
|---|---|
| 公民 | 公共「1 選挙と選挙制度」 |
| 歴史 | 歴史総合「第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち」「2節 第一次世界大戦と大衆社会」「1 大衆社会の時代」 |
| 地理 | 地理総合「国際理解と国際協力」「第1章 生活文化の多様性と国際理解」「1節 生活文化の多様性と国際理解」「14 宗教に根ざした習慣や文化がある」 |
| 数学 | 赤玉4個、白玉2個が入った袋から、1個の玉を取り出し色を見てもとに戻すことを5回行うとき、赤玉が3回出る確率を求めよ。 |
| 物理 | 加速度 |
| 化学 | 酸・塩基 |
| 生物 | 遺伝情報とDNA |
| 美術 | 1年生の美術Ⅰで、学校の文化祭に展示する作品製作を行います。その1回目の導入において、生徒に製作の指示を行ってください。 |
| 書道 | 教科書(写)を活用し、臨書学習の意義について触れながら授業の導入を行ってください。 |
| 情報 | 情報社会の問題を発見・解決する方法について、問題解決のプロセスを踏まえて具体的に説明してください。 |
| 保健体育 | 現代社会と健康「生活習慣病などの予防と回復」における、「がんの原因と予防」について授業を行ってください。 |
| 家庭 | 消費生活分野における「主体的な意思決定の重要性」について。 |
| 農業 | 農業と環境「第3章 栽培と飼育の基礎」 |
| 工業 | 「単位換算」 |
| 商業 | 「現金出納長」の役割について、具体例を用い、導入の授業を行ってください。 |
| 水産 | 水産海洋基礎 |
| 英語 | 虫を食べること |
| 特別支援 | 遊びの指導「校庭の道具で遊ぼう」 |
模擬授業の対策方法
対策の第一歩は、自分ならどう授業を組み立てるか、指導案を書いてみることです。
過去のテーマを参考に、授業の流れを具体的にイメージしましょう。
- 「導入・展開・まとめ」の3段階で構成を考えます。
- 5分間でどこまで話すか、時間配分も決めましょう。
- 黒板に何を書くか(板書計画)も併せて考えます。
指導案が固まったら、本番同様に声に出して練習します。
「構想6分・授業5分」という短い時間を体に覚えさせることが大切です。
- 必ずスマートフォンのタイマーなどで時間を計りましょう。
- 生徒役の面接官がいることを想定し、話す速さや声の大きさを意識します。
- 実際に黒板やホワイトボードを使うと、より実践的な練習になりますよ。
練習を重ねたら、大学の先生や友人など、誰かに授業を見てもらいましょう。
自分では気づけない癖や改善点を、客観的な視点から指摘してもらえます。
- 授業の内容だけでなく、表情や視線、身振り手振りも評価してもらいます。
- 良かった点と改善すべき点の両方を聞くと、次の練習に活かせます。
- 可能であれば、スマホで動画を撮って自分で見返すのもおすすめです。
模擬授業の後は、自分の授業に関する口頭試問があります。
「なぜ、このような授業をしたのか」を説明できるように準備しておきましょう。
- 「この授業のねらいは?」「生徒にどんな力をつけたかった?」などの質問を想定します。
- 自分の授業の意図や工夫した点を、簡潔に説明する練習をしてください。
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個人面接
個人面接は、あなたの人間性や教員としての資質を直接評価する試験です。
模擬授業と合わせて、二次試験の合否を分ける重要な試験と言えるでしょう。
個人面接の概要
まずは、個人面接の基本的な情報を整理します。
| 対象校種 | 全校種・教科 |
|---|---|
| 試験時間 | 小中学校:各10分 高校特支:各15分 |
| 面接官 | 3人 |
| 配点 | 5段階評価 |
面接官3人に対し、受験者1人で実施されます。
短い時間で、あなたの魅力や教育への熱意を伝える必要があります。
個人面接の傾向
個人面接では、定番の質問から岩手県の教育に関する質問まで幅広く問われます。
特に、以下の内容は、自分の考えをまとめておくことが大切です。
- あなた自身に関する質問
- 教員としての志望動機、自己PR
- 長所や短所、これまでの経験
- 教職に関する質問
- 理想の教師像、児童生徒への関わり方
- 保護者や地域との連携
- 岩手県に関する質問
- なぜ岩手県の教員になりたいのか
- 岩手県の教育課題について
あなたの回答の一つひとつから、教員としての適性や将来性が見られています。
個人面接の対策方法
まずは、過去に問われた質問項目を把握することが重要です。
教員採用試験では大きく質問項目が変わることはなく、同じような質問を皮切りにして行われます。
そのため、これまでの面接で聞かれている定番の質問項目を把握し、それに対する回答を準備しておく必要があるのです。
次に、質問項目に対する回答を考えていきましょう。
想定問答集を用意し、教育観・場面対応・人間関係に関する質問に「自分の言葉」で答えられるよう訓練が必要です。
これまでの経験や体験が重要になるので、時間をかけて思い返しながら具体的に内容を考えてください。
上記①と②で面接対策の70%は終了したことになりますが、まだまだ終わりではありません。どれだけ素晴らしい回答を練ったとしても、それが面接官に伝わらなければ意味がないのです。
したがって、過去の質問項目で傾向を把握し、回答を作成したら模擬面接を多く重ねることが重要。
面接では内容だけでなく、あなたの印象(表情や態度、話し方など)も評価対象です。
- 自分の言いたいことが正確に伝わっているか。
- 年齢や経験に応じた話ができているか。
- 笑顔でハキハキ喋れているか。
このような部分は一人では判断できないため、第三者に評価・判断してもらう作業が必要となります。この点はあらかじめ理解しておいてくださいね。
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実技試験
中学校・高校・特別支援の一部の教科では、専門的な技術を評価するための実技試験が課されます。
対象となる教科を受験する方は、筆記や面接と並行して対策を進める必要がありますね。
実技試験の概要
実技試験が実施されるのは、以下の教科です。
あなたの受験教科が含まれているか、必ず確認しておきましょう。
| 中学校 | 理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語 |
|---|---|
| 高等学校 | 音楽、美術、保健体育、家庭 |
| 特別支援 | 音楽、美術、保健体育、家庭 |
実技試験の過去問
過去には、各教科で以下のような課題が出題されています。
教員として備えておくべき、基本的な技能が問われる内容が多いですね。
| 校種・教科 | 内容 | |
|---|---|---|
| 中学校 | 理科 | 観察・実験の基本操作に関する試験を行う。 【令和5年度の内容】 ・回路における電流と電圧の関係及び抵抗の大きさを調べる。 ・3種類の白い粉末のうち一つを選択し、その粉末の種類を特定する。 |
| 音楽 | ①器楽:ピアノ:ツェルニー40番(1~10の間から当日指定) ②声楽:「赤とんぼ」、「花の街」、「荒城の月」、「夏の思い出」、「浜辺の歌」、「早春賊」、「花」から1曲指定(当日) ③初見視唱:単旋律の楽譜を見て歌う。 | |
| 美術 | 【令和5年度の内容】 ・鉛筆画「自画像:テーマ「自己をみつめる」 ・デザイン:「マークのデザイン」 | |
| 保健体育 | 【令和5年度の内容】 ・陸上競技:ハードル走 ・器械運動:マット運動(倒立前転→側方倒立回転→片足正面水平立ち→1/2ひねり伸膝後転→直立 ・ダンス:創作ダンス ・球技:バレーボール(パス、3vs3) | |
| 技術 | 【令和5年度の内容】 ・木材を加工した飾り棚の製作 | |
| 家庭 | 被服、食物両方の実技を行う。 【令和5年度の内容】 ・被服「携帯用ボックスティッシュの教材見本の製作」 ・食物「鮭のムニエル、豚汁」 | |
| 英語 | 【令和5年度の内容】 ・英文音読 ・授業場面を想定したインタランクション | |
| 高校 | 音楽 | ・聴音:8小節程度の旋律聴音 ・初見視唱:コードネームのついたメロディ譜を見て、ピアノで伴奏をつけながら歌う。 ・声楽:「Caro mio ben」、「この道」、「Sehnsucht nach dem Frühling」、「Beautiful Dreamer」から1曲選択。 ・ピアノ:任意のソナチネ又はソナタの第1楽章を演奏する。 |
| 美術 | 【令和5年度の内容】 立体構成・素描 | |
| 保健体育 | 【令和5年度の内容】 ・陸上競技:ハードル走 ・器械運動:マット運動(倒立前転→側方倒立回転→片足正面水平立ち→1/2ひねり伸膝後転→直立 ・ダンス:創作ダンス ・球技:バレーボール(パス、3vs3) | |
| 家庭 | 被服、食物両方の実技を行う。 【令和5年度の内容】 ・被服:「じんべいの左袖」 ・食物:「カスタードブティング」 | |
実技試験の対策方法
やみくもに練習を始める前に、まずは「何が評価されるのか」を理解しましょう。
芸術的な上手さよりも、教員として生徒に指導できる基礎技術が重視されます。
- 過去の試験内容から、求められる技術レベルを把握します。
- 安全に配慮できるか、基本的な手順を理解しているかがポイントです。
評価の観点がわかったら、それに沿って基礎的な練習を反復します。
過去問と同じ課題に挑戦してみるのが、最も効果的な練習方法です。
- 例えば音楽なら指定の課題曲を、体育なら器械運動の規定演技を練習します。
- 制限時間がある場合は、時間内に終えられるように意識しましょう。
- 苦手な部分を明確にし、集中的に練習することが大切です。
独学での練習には限界があります。
可能な限り、大学の先生や部活動の顧問など、専門的な指導者に見てもらいましょう。
- 自分の癖や改善点を客観的に指摘してもらえます。
- 教員としての指導のポイントも併せて教えてもらうと良いですね。
- 客観的なアドバイスが、合格レベルに達するための近道です。
なお、課題に沿って完璧にできることにくわえて、熱意や意欲、態度なども評価対象です。
【岩手県教採】よくある質問への回答
ここでは、岩手県教員採用試験で受験生からよく寄せられる質問にお答えします。
まとめ|岩手県教員採用試験は難しいのか?
岩手県教員採用試験は、しっかりと対策をすれば決して突破が不可能な試験ではありません。
ただし、合否は筆記試験の得点だけでは決まりません。面接での人間性や指導観が大きく評価されるため、努力の方向性を誤らないことが大切です。
実際、筆記試験を通過しても、二次試験でなかなか合格できない受験者も一定数存在します。
「どうせ無理かも…」と感じる瞬間があっても大丈夫。正しい努力は、必ず報われます。この記事が、あなたの“合格までの道しるべ”になれば幸いです。
本記事はここまでです。
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これから本格的に対策を始めたい方は、ぜひ他の記事も参考にして、自分に合った準備を進めていきましょう。
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▼岩手県以外の試験内容が知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。




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