岩手県教員採用試験の面接試験は、二次試験に個人面接と模擬授業が実施されます。
試験時間や配点、評価基準を知らずに対策を始めてしまうと、的外れな準備になる恐れがあります。
この記事では、面接対策を始める前に押さえておきたい以下の情報をまとめました。
- 試験時間
- 評価基準・判定
- 過去の質問・テーマ
試験の全体像を正しく理解して、合格への戦略を立てるための資料として活用してください。
岩手県教員採用試験の個人面接
岩手県教員採用試験の個人面接は、少し特徴的で一人2回あります。
最初に全体像をしっかり掴んで、面接への漠然とした不安を解消していきましょう。
個人面接の試験時間・回数
内容は「個人面接」で一人2回実施です。
| 対象校種 | 全校種・教科 |
|---|---|
| 試験時間 | 小中学校:各10分 高校・特別支援:各15分 |
| 面接官 | 3人 |
| 配点 | 非公開(5段階評価) |
個人面接では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
個人面接の評価基準
3人の面接官それぞれが、以下の基準に沿って評価します。
- 資質
- 使命感
- 責任感
- 倫理観
- 社会性
- 指導力
- 協調性
- 人間性
- 教員としての実績 等
個人面接の過去問(質問)
ここでは、実際に岩手県の教員採用試験で過去に出題された質問を厳選して紹介します。
自分ならどう答えるか、ぜひ考えながら読み進めてみてくださいね。
- 志望動機は何ですか。
- 教師を目指すことにしたきっかけは何ですか。
- あなたのどこが教師に向いていると思いますか。
- 教師になるうえで不足していると思う部分はありますか。
→それをカバーするために何か努力していますか。 - SNSを利用したことがありますか。
→どんなメリット・デメリットがありますか。
→クラスの子からSNSで誹謗中傷を受けていると相談されたらどう対応しますか。
→その子の心のケアをどのように行いますか。 - これまでに取り組んだことで最も力を入れたことは何ですか。
- 挫折した経験はありますか。また、どう乗り越えましたか。
- 主体的に行動できる子どもを育てるにはどうすればいいですか。
- 働き方改革についてどう思いますか。
→働き方改革の目的は何だと思いますか。 - 最近の関心事は何ですか。
面接対策を進めるうえで、これらの質問項目について「自分ならどうするか」「どんな考えがあるか」を具体的なエピソードや教育観と結びつけて語る練習をしましょう。
さらに過去問を知りたい方・自己PRや志望動機の相談をしたい方は、こちらの「面接の回答、それで大丈夫?岩手県教員採用試験|個別添削型・面接対策」をご覧ください。
個人面接の対策ポイント
対策のポイントは、「徹底的な自己分析」です。なぜなら、岩手県の面接は「コンピテンシー評価型(行動特性を見る面接)」だからです。
コンピテンシー型面接では、一つの回答に対して「なぜ?」「具体的には?」と何度も深掘りされます。
たとえば、「長所」を聞かれた場合のやり取りを見てみましょう。
- 長所は何ですか?
→「粘り強さです」 - その粘り強さが発揮された具体的なエピソードはありますか?
→「部活動での指導経験です」 - その時、一番困難だったことは何ですか?
- その困難を乗り越えるために、あなたはどう考え、どう行動しましたか?
- その経験を、岩手県の教師としてどう活かしますか?
このように、表面的な回答を用意してもすぐに見破られてしまいます。
過去の質問例を見て、自分の言葉で「根拠」を語れるように準備しておきましょう
「自分の回答に自信がない」「評価されるか不安」という方は、こちらの「面接の回答、それで大丈夫?岩手県教員採用試験|個別添削型・面接対策」も活用してください。僕が直々に徹底指導します!
岩手県教員採用試験の模擬授業
模擬授業は、あなたの指導力やコミュニケーション能力が評価される重要な試験です。
与えられたテーマに沿って、短い時間で授業を組み立てる力が求められます。
模擬授業の試験時間
| 対象校種 | 中学校、高等学校、特別支援学校、養護教諭 |
|---|---|
| 試験時間 | 15分(構想6分+模擬授業5分+口頭試問等) |
| 面接官 | 4人 |
| 形式 | 模擬授業+口頭試問 |
| 配点 | 非公開(5段階評価) |
専門的な知識はもちろん、生徒役である面接官に分かりやすく伝える技術も見られています。
創意工夫を凝らした、あなたらしい授業を展開できるかがポイントです。
模擬授業の流れ
当日の試験は、以下の流れで進みます。
短い時間でテキパキと行動することが求められるので、流れを頭に入れておきましょう。
試験開始前に模擬授業で行うテーマ(課題)が発表されます。
6分間で内容を考えます。
入室後、初めに5分間の模擬授業を行います。
模擬授業が終わると、引き続き10分程度の口頭試問(面接)を実施。
模擬授業の過去問
過去には、以下のようなテーマが出題されました。
各教科の学習指導要領に沿った、基本的な単元が多い印象ですね。
| 国語 | 短歌「四首」 |
|---|---|
| 公民 | 公共「1 選挙と選挙制度」 |
| 歴史 | 歴史総合「第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち」「2節 第一次世界大戦と大衆社会」「1 大衆社会の時代」 |
| 地理 | 地理総合「国際理解と国際協力」「第1章 生活文化の多様性と国際理解」「1節 生活文化の多様性と国際理解」「14 宗教に根ざした習慣や文化がある」 |
| 数学 | 赤玉4個、白玉2個が入った袋から、1個の玉を取り出し色を見てもとに戻すことを5回行うとき、赤玉が3回出る確率を求めよ。 |
| 物理 | 加速度 |
| 化学 | 酸・塩基 |
| 生物 | 遺伝情報とDNA |
| 美術 | 1年生の美術Ⅰで、学校の文化祭に展示する作品製作を行います。その1回目の導入において、生徒に製作の指示を行ってください。 |
| 書道 | 教科書(写)を活用し、臨書学習の意義について触れながら授業の導入を行ってください。 |
| 情報 | 情報社会の問題を発見・解決する方法について、問題解決のプロセスを踏まえて具体的に説明してください。 |
| 保健体育 | 現代社会と健康「生活習慣病などの予防と回復」における、「がんの原因と予防」について授業を行ってください。 |
| 家庭 | 消費生活分野における「主体的な意思決定の重要性」について。 |
| 農業 | 農業と環境「第3章 栽培と飼育の基礎」 |
| 工業 | 「単位換算」 |
| 商業 | 「現金出納長」の役割について、具体例を用い、導入の授業を行ってください。 |
| 水産 | 水産海洋基礎 |
| 英語 | 虫を食べること |
| 特別支援 | 遊びの指導「校庭の道具で遊ぼう」 |
模擬授業の対策方法
対策の第一歩は、自分ならどう授業を組み立てるか、指導案を書いてみることです。
過去のテーマを参考に、授業の流れを具体的にイメージしましょう。
- 「導入・展開・まとめ」の3段階で構成を考えます。
- 5分間でどこまで話すか、時間配分も決めましょう。
- 黒板に何を書くか(板書計画)も併せて考えます。
指導案が固まったら、本番同様に声に出して練習します。
「構想6分・授業5分」という短い時間を体に覚えさせることが大切です。
- 必ずスマートフォンのタイマーなどで時間を計りましょう。
- 生徒役の面接官がいることを想定し、話す速さや声の大きさを意識します。
- 実際に黒板やホワイトボードを使うと、より実践的な練習になりますよ。
練習を重ねたら、大学の先生や友人など、誰かに授業を見てもらいましょう。
自分では気づけない癖や改善点を、客観的な視点から指摘してもらえます。
- 授業の内容だけでなく、表情や視線、身振り手振りも評価してもらいます。
- 良かった点と改善すべき点の両方を聞くと、次の練習に活かせます。
- 可能であれば、スマホで動画を撮って自分で見返すのもおすすめです。
模擬授業の後は、自分の授業に関する口頭試問があります。
「なぜ、このような授業をしたのか」を説明できるように準備しておきましょう。
- 「この授業のねらいは?」「生徒にどんな力をつけたかった?」などの質問を想定します。
- 自分の授業の意図や工夫した点を、簡潔に説明する練習をしてください。
面接テスト対策でよくある悩み・相談
岩手県教員採用試験の面接テスト対策を進める上で、多くの受験生が抱く悩みや相談内容をまとめました。
知りたい項目から読み進めてください。
Q-1.面接対策はいつから始めるべきですか?
A-1.筆記試験対策と並行して、今すぐ始めるべきです。
「面接は準備が9割」と言われます。自己分析やエピソードの整理、それを言語化する作業には膨大な時間がかかるため、試験の1ヶ月前程度からでは間に合いません。
まずは「敵を知る(試験内容の把握)」と「己を知る(自己分析)」のステップから始めてみてください。
合格への5ステップや時期別のロードマップは、こちらの「【2026年版】教員採用試験の面接対策はいつから?攻略法を徹底解説!」で解説しています。
Q-2.面接で落ちる人(受かる人)の特徴は?
A-2.「一緒に働きたいと思えるかどうか(未来の同僚としての信頼感)」です。
落ちる人の典型例として、「回答がマニュアル的で自分の言葉がない」「教育への情熱やビジョンが感じられない」といった特徴が挙げられます。
逆に受かる人は、非言語的なコミュニケーション(表情や話し方)も意識しつつ、自身の経験に基づいた「納得感のある言葉」で語れる人です。
さらに詳しい「落ちる人の特徴6選」と「受かる人の共通点」は、こちらの「【元面接官が解説】教員採用試験の面接で落ちる人・受かる人の違い10選」で解説しています。
Q-3.志望動機や自己PRはどう書けばいいですか?
A-3.志望動機や自己PRは面接のベースとなる重要な項目です。
- 「なぜ教員なのか」
- 「なぜ岩手県なのか」
- 「自分の強みはどう活かせるか」
これらのことについて一貫性を持って書く必要があります。面接本番で深掘りされることを前提に、具体的なエピソードを準備しておきましょう。
自分で書いた内容に自信がない場合は、こちらの添削サポート付きnoteを利用して第三者の視点を入れるのも有効な手段です。
頻出質問の模範回答はありますか?
頻出の30問を厳選し、回答のポイントを解説した記事を用意しています。
ただし、模範解答を丸暗記するのは危険です。大切なのは、「なぜその質問をされるのか(意図)」を理解し、「どう答えれば評価されるのか(ポイント)」を押さえて、自分の言葉で話すことです。
こちらの「【簡単】教員採用試験の面接頻出質問30選|回答例とポイント解説」では、質問の意図まで深掘りして解説しているので、回答作成の参考にしてください。
オススメの参考書はありますか?
岩手県教員採用試験の面接対策に特化したnoteがオススメです!
こちらのnote(参考書)には、実際に面接で聞かれた質問が111個も掲載されているだけでなく、多くの受験者が悩む質問へのOK例・NG例も具体的に解説されています。



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この一冊があれば、面接カードの作成で悩む時間を、丸ごと面接練習に充てられますよ。


個人面接・模擬授業で落ちないために
岩手県教員採用試験の面接試験は、個人面接と模擬授業が実施されています。
筆記試験の点数が高くても、面接で評価されないことには合格できません。過去問を繰り返し確認し、自分の言葉で誠実に答えられる状態をつくっておきましょう。
で、ここからどうするか。
定番質問に対するOK/NGの回答例や回数無制限の個別添削が受けられるnoteを用意しました。「この答え方で合ってる?」が全部クリアになります。
話し方のコツ、評価される答え方、よくある失敗パターン。合格答弁を作るための技術を解説した記事から始めましょう。

