- 「秋田県の教員採用試験の対策は何からすればいいの…。」
- 「効率よく合格するための、対策の優先順位が知りたい…。」
- 「そもそも試験内容や傾向がわからない…。」
これから対策を始めるあなたは、やるべきことが多すぎて不安を感じているかもしれません。
秋田県教員採用試験は、第1次選考で教科専門の配点が非常に高く(200点)設定されており、ここでの得点が1次選考通過を左右します。
そこで本記事では、秋田県教員採用試験に合格するための正しい手順を徹底解説します。
過去の受験情報や実施要項に基づいた試験内容や傾向もまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
▼教員採用試験の内容は以下の記事でもまとめています。


秋田県教員採用試験の対策は何から?
結論から言うと、「教科専門」の徹底対策が最優先です。
秋田県の1次試験は、「教職教養(100点)」に対し、「教科専門(200点)」と倍の配点があります。また、2次試験で実施される模擬授業や面接も、教科等の深い専門的知識が問われます。
優先順位は以下の通りです。


- 教科専門(配点が200点と最も高く、範囲も広いため最優先)
- 教職教養(秋田県の教育施策からの出題が含まれるため対策必須)
- 論文・面接(模擬授業)(2次試験対策だが、教育的愛情や指導力が重視される)
まずは、「1次試験を高得点で突破するための専門知識」を確実に定着させることが、合格へのもっとも確実な方法です。
秋田県教員採用試験の合格ロードマップ
「来年の夏、絶対に合格したい」
そう決意して9月から対策を始める場合の、理想的なスケジュールを作成しました。


9月〜12月【基礎習得期】
この時期の結論は、「教科専門の苦手克服」です。
配点200点の教科試験で記述式の問題に対応するためには、基礎知識の定着が不可欠です。
- 教科専門(記述式)
-
広範囲の知識定着
過去問を分析し、頻出分野を把握します。秋田県は記述式で実施されるため、単なる用語暗記ではなく、計算過程や論述ができるレベルまで理解を深めておきましょう。 - 情報収集
-
求める教師像の確認
要項にある「秋田県が求める教師像」の5つのポイント(使命感、人間関係形成力、教育的愛情、探究力、専門的知識)をノートに書き写し、自分の経験と照らし合わせておきましょう。
1月〜4月【教養対策・出願準備期】
この時期の結論は、「教職教養(県施策含む)の本格化」と「電子申請」です。
秋田県の教職教養は、教育原理や法規に加え、県の独自資料からの出題があります。
- 教職教養
-
県施策の読み込み
「美の国あきたネット」からダウンロードできる『令和7年度学校教育の指針』や『令和7年度の重点』の読み込みを開始します。ここが出題ソースとなるため、重要キーワードをチェックしましょう。 - 出願手続(4月〜5月)
-
電子申請の完了
令和8年度試験の受付期間は4月11日〜5月9日です。電子申請で個人写真を添付し、早めに申し込みを済ませましょう。
5月〜6月【1次直前・論文準備期】
この時期の結論は、「論文構成の習得」と「1次試験の最終調整」です。
1次試験(7月中旬)に向けた準備と並行して、2次試験の論文対策も始めます。
- 論文試験対策
-
論理的構成の練習
秋田県の論文は「教育に対する使命感と問題意識」「自己の主張の論理性」が評価されます。過去のテーマ等を参考に、実際に文章を書く練習を始めましょう。 - 第1次選考試験(7月)
-
7月12日(土)本番
マークシートの教職教養(100点)と記述式の専門試験(200点)が実施されます。時間配分に気をつけて実力を出し切りましょう。
7月〜8月【2次試験対策期】
この時期の結論は、「実践力(模擬授業・面接)」の習得です。
1次試験終了後、直ちに2次試験(8月30日〜)に向けた対策に切り替えます。
- 模擬授業・専門面接
-
授業構成力と指導力
模擬授業では「授業の構成力」「専門的知識」「創意工夫」が評価されます。学習指導案の提出は求められませんが、しっかりと構想を練り、児童生徒を引きつける授業を演じる練習が必要です。 - 実技試験
-
技能の確認
音楽、美術、保体、英語などの志願者は実技試験があります。英語はリスニングと英会話面接が含まれるため、実践的な対策を行いましょう。
秋田県教員採用試験の内容と特徴
対策の全体像が見えたところで、試験の詳細を確認しましょう。
秋田県は「選考(競争試験とは異なる)」として、総合的な判断を重視しています。
- 参考元:秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験実施要項(秋田県教育委員会)
秋田県が求める教師像
秋田県は選考の根本規準として、以下の5つの要素を兼ね備え、実践的指導力を有する人物を求めています。


- 教育者としての強い使命感と高い倫理観を身に付けている(使命感・倫理観)
- 協調性と豊かなコミュニケーション能力を有している(人間関係形成力)
- 教育的愛情にあふれ、児童生徒の心身の状況を踏まえ、受容的・共感的に理解ができる(教育的愛情と共感的理解)
- 個性豊かでたくましく、常に学び続ける探究力を有している(豊かな人間性と探究力)
- 教科等に関する深い専門的知識と広く豊かな教養を身に付けている(教科等指導の専門的知識)
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージなので、必ず理解しておきましょう。
試験日程
例年、1次試験は6月中旬、2次試験は8月中旬に行われます。
出願期間が4月〜5月上旬と早いため、うっかり見逃さないように注意が必要です 。
詳細は次のとおりです。
| 出願期間 | 令和7年4月11日(金)~5月9日(金)17:00 ※電子申請のみ |
|---|---|
| 第一次選考 | 令和7年7月12日(土) (秋田会場・東京会場) |
| 一次合格発表 | 令和7年8月6日(水) |
| 第二次選考 | 令和7年8月30日(土)~9月1日(月) ※8/30は主に論文、8/31・9/1は面接・実技 |
| 最終合格発表 | 令和7年9月30日(火) |
日程を把握することで、科目ごとの勉強時間配分や面接対策のタイミングを効率的に決められます。
倍率は2.6倍程度
秋田県教員採用試験の倍率は、全国的な傾向と同様に低下が続いていましたが、近年は横ばい傾向にあります。
令和8年度(2025年実施)の全体倍率は2.6倍でした。
| 校種 | 倍率(R8) | 傾向 |
|---|---|---|
| 小学校 | 1.2倍 | 広き門 志願者数が減少しており、非常に受かりやすい状況が続いています。 |
| 中学校 | 2.5倍 | 標準的 教科によって差はありますが、2〜3倍程度で推移しています。 |
| 高等学校 | 5.9倍 | 高倍率 採用数が少ない教科も多く、他校種に比べて難関です。 |
| 養護教諭 | 7.0倍 | 最難関 例年非常に倍率が高く、狭き門となっています。 |
小学校や中学校は比較的落ち着いていますが、高等学校や養護教諭は依然として高倍率です。
自分の志望区分の詳細な倍率については、以下の記事で詳しく解説しています。


試験科目(1次・2次)
1次試験は筆記中心、2次試験は人物重視の試験構成となっています。


| 試験 | 内容・特徴 |
|---|---|
| 1次試験 | ・教職教養(100点・マークシート) ※教育原理、心理、法規、秋田県の施策等 ・教科(科目)・専門(200点・記述式) ※実習助手は100点 |
| 2次試験 | ・論文 ※内容、文章構成、表現力を評価 ・専門面接・模擬授業 ※専門知識、指導力、生徒指導力等を評価 ・実技試験 ※対象教科(音楽、美術、保体、英語)のみ |
ご覧の通り、筆記だけでなく「話す」「演じる」「議論する」力が求められます。
これを頭から順番にこなそうとすれば、試験日までに時間が足りなくなるのは明白ですよね。
ここからは、合格するための具体的な優先順位(対策ステップ)を解説します。
【秋田県教員採用試験】科目別の対策方法とポイント
ここからは、優先順位の高い順に、具体的な対策ポイントを解説します。
専門試験(教科・科目)から対策を始める!
対策の最優先事項です。
教職教養や小論文よりも先に、まずはここを固めてください。
理由はシンプル。
教職教養は暗記で短期間に点数を伸ばせますが、専門科目は範囲が膨大で積み重ねが必要であり、直前期の詰め込みが通用しないからです。また、配点も最も高く設定されています。
専門試験(第1次選考)の概要は次のとおりです。
| 試験時間 | 90分間 |
|---|---|
| 出題形式 | 記述式 |
| 配点 | 200点満点 ※実習助手・寄宿舎指導員等は100点 |
記述式での出題となるため、用語を覚えるだけでなく、学習指導要領の内容を説明できる力や、計算過程、論述力も求められます。
まずは直近3〜5年分の過去問に挑戦しましょう。出題範囲、形式、難易度を肌で感じることがスタートです。
- どんなテーマが頻繁に出題されているか
- 記述解答の分量はどの程度か
過去問分析で見つかった「頻出分野」や「自分の苦手分野」を徹底的に復習し、基礎知識をここでしっかりと作り上げていくことが重要です。
▼具体的な勉強の進め方はこちら!


教職教養は「教育原理」と「秋田県施策」に集中する
秋田県の教職教養試験は、令和8年度(2025年実施)から内容が大きく変更されました。
これまでの「総合教養(法律・ローカル)」や「社会時事」が廃止され、教職教養のみ(秋田県の施策含む)となっています。
| 試験内容 | 教育原理、教育心理、教育法規、 秋田県の教育施策 |
|---|---|
| 出題形式 | マークシート方式 |
| 配点 | 100点満点 |
以下は、新傾向(R8)と過去の出題数を比較したデータです。
| 試験科目 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 教育原理 | 9 | 11 | 6 |
| 教育法規 | 5 | 27 | 27 |
| 教育心理 | 3 | 3 | 3 |
| 教育史 | – | 1 | 2 |
| ローカル(県施策) | 5 | 8 | 12 |
| 社会時事・一般教養 | – | 30 | 30 |
このデータから、対策の優先順位が明確になります。
- ① 教育原理・教育法規が中心
-
出題の多くを教育原理と教育法規が占めています。
学習指導要領や生徒指導提要、基本的な教育法規(教育基本法、学校教育法など)を確実に押さえることが合格への近道です。
- ② 「秋田県の教育施策」は必須!
-
秋田県独自の問題(ローカル)が5問程度出題されます。
「美の国あきたネット」からダウンロードできる「学校教育の指針」や「秋田県の重点」には必ず目を通し、キーワードを覚えておく必要があります。
- ③ 一般教養(5教科)の対策は不要
-
数学や英語、理科などの一般教養問題は出題されなくなりました。教職教養だけにリソースを集中させましょう。
より詳しい傾向分析や、科目ごとの勉強優先順位は、以下の記事で徹底解説しています。


小論文の内容と対策
第2次選考では小論文(論文)が課されます。
| 試験時間 | 50分 |
|---|---|
| 文字数 | 600字程度 |
制限時間が50分と短く、文字数も600字とコンパクトにまとめる力が求められます。
評価の観点は「①内容」「②文章構成」「③文章表現力」の3点です。教育に対する使命感や問題意識を持ちながら、自己の主張を論理的に表現できるかがカギとなります。
▼過去のテーマや対策の詳細は以下の記事をご覧ください。


個人面接の内容と対策
個人面接は第2次試験に行われます。
試験全体で最も重要な試験です。
試験概要は以下のとおり。
| 試験時間 | 20分程度 |
|---|---|
| 面接官 | 3名 |
対策のポイントは、「徹底的な自己分析」です。
なぜなら、秋田県の面接は「コンピテンシー評価型(行動特性を見る面接)」だからです。
コンピテンシー型面接では、一つの回答に対して「なぜ?」「具体的には?」と何度も深掘りされます。
たとえば、「長所」を聞かれた場合のやり取りを見てみましょう。
- 長所は何ですか?
→「粘り強さです」 - その粘り強さが発揮された具体的なエピソードはありますか?
→「部活動での指導経験です」 - その時、一番困難だったことは何ですか?
- その困難を乗り越えるために、あなたはどう考え、どう行動しましたか?
- その経験を、秋田県の教師としてどう活かしますか?
このように、表面的な回答を用意してもすぐに見破られてしまいます。
過去の質問例を見て、自分の言葉で「根拠」を語れるように準備しておきましょう。
- 自分が教師に向いていると思うところはどこですか。
- 職員室にいるときに大切にしたいことは何ですか。
- 自分の悪口を言われたらどう対応しますか。
- 教師がSNSを利用することへの考えを教えてください。
- 授業中に立ち歩く児童へはどう対応しますか。
- (模擬授業後)自分の授業を10点満点で採点すると何点ですか。その理由は?
- (模擬授業後)今回の授業で足りないと思うところはどこですか。
過去の面接データを分析し、「どんな深掘り質問が来るか」を予測して準備することがポイントです。
これまでの経験や体験が重要になるので、時間をかけて思い返しながら具体的に内容を考えていきましょう。
▼面接官の視点や回答のコツについては、以下の記事で徹底解説しています。


模擬授業の内容と対策
第2次選考の中で模擬授業が行われます。
秋田県では、事前にテーマが指定されます。
| 試験時間 | 冒頭10分間 |
|---|---|
| 面接官 | 3名 |
まずは過去問を見て、出題レベルを把握しましょう。
模擬授業 課題一覧
| 校種 | 教科 | テーマ(PDF) |
|---|---|---|
| 小学校 | 算数 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 国語 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 社会 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 数学 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 理科 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 音楽 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 美術 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 保健体育 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 技術 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 家庭 | 模擬授業のテーマ |
| 中学校 | 英語 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 国語 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 地理歴史 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 数学 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 理科 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 保健体育 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 音楽 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 外国語 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 工業 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 商業 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 農業 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 家庭 | 模擬授業のテーマ |
| 高校 | 情報 | 模擬授業のテーマ |
共通の留意点
- 演示時間は冒頭10分間(準備含む)。
- 生徒役は面接官が担当。
- ICT機器活用は可だが、準備に時間がかかるものは避ける(貸出なし)。
- 資料配付がある場合はA4判1枚(両面可)を複数部(多くは3〜4部)持参。
5つの攻略ポイント
試験時間は「冒頭の10分」とあります。実質的な授業時間は8〜9分しかありません。
- 構成案(例)
- 準備・挨拶(1分): 資料配布、黒板(あれば)への掲示、元気な挨拶。
- 導入・つかみ(2〜3分): 生徒の興味を惹く。「今日のテーマはこれです」だけでなく、「なぜこれを学ぶのか?」「不思議だと思わない?」と問いかける。
- 展開(4〜5分): メインの説明と発問(やりとり)。
- まとめ(1分): 本時のポイントを確認して終了。
- ※注意: 10分経過で強制終了になることが多いです。「途中ですが終わります」と言える度胸も必要ですが、きれいに終わるのがベストです。
「生徒役は面接官が担う」と明記されています。
面接官を「大人の審査員」として見ず、「小学6年生」や「中学1年生」として扱い、演技(ロールプレイ)を徹底してください。
- アイコンタクト: 資料や黒板ばかり見ず、面接官の目を見て話す。
- 「エア生徒」の活用: 面接官は少人数(2〜3人)です。教室全体に生徒がいると仮定し、「〇〇さん(架空の生徒)、どう思う?」と部屋の奥に投げかけたり、「みんな、机の上を見て」と全体に指示する演技を混ぜると、視野の広さをアピールできます。
- 指名と称賛: 面接官に実際に質問し、答え(または反応)をもらったら、「いい視点だね!」「その考え方は面白いね」と大きく肯定してください。
板書をする時間はほとんどありません。
配布資料(A4判1枚・両面可)が、「板書の代わり」兼「生徒のワークシート」になります。
- 穴埋め形式にする: 生徒(面接官)が授業に参加しやすいよう、書き込めるスペースを作る。
- 視覚的に分かりやすく: 図、グラフ、イラストを大きく入れる。
- 受験番号を忘れずに: 資料の右上に受験番号を書く指示があります(PDFより)。これを忘れると減点対象です。
秋田県は「探究的な学び」「主体的・対話的で深い学び」を非常に重視しています。
単に知識を説明するだけの「講義型」ではなく、以下のような要素を入れてください。
- 「問い」を持たせる: 「どうしてこうなると思う?」と予想させる。
- 身近な事象と結びつける:
- 算数(比例)なら、「日常の買い物」や「料理の分量」など具体的な場面から入る。
- 社会・理科なら、ニュースや身の回りの現象から入る。
- 思考・判断・表現: 知識を覚えさせるのではなく、その知識を使って「考えさせる」時間を少しでも作る。
資料には「ICT機器の活用は可だが、セッティングに時間が掛かるものは避ける」「Wi-Fi不可」「貸出なし」とあります。
- アナログ推奨: 10分という短時間で、プロジェクターの接続トラブルなどが起きると致命的です。「画用紙に拡大コピーしたもの」や「マグネット付きの教具」を持参する方が、準備時間ゼロですぐ始められるため、リスクが低く推奨されます。
- どうしてもICTを使う場合: タブレット等の画面を直接見せる、あるいは電源を入れておいて置くだけの状態にしておくなど、0秒で使える工夫をしてください。
秋田県教員採用試験に関するよくある質問(FAQ)
最後に、受験生からよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 過去問はどこで入手できますか?
A. 秋田県の情報公開コーナー等で閲覧・コピーが可能です。
また、秋田県公式サイト「美の国あきたネット」にて、過去の選考試験の実施状況や、教職教養で出題される「学校教育の指針」などの資料が入手できます。必ずチェックしておきましょう。
Q. 筆記試験の合格ラインはどのくらいですか?
A. 公表はされていませんが、一般的に6割〜7割程度が1つの目安と言われています。
秋田県は第1次選考から専門教科の配点が高いため(200点)、専門科目で失敗しないことが通過の条件です。
Q. 他の自治体と併願はできますか?
A. 試験日程が重なっていなければ可能です。
秋田県の第1次選考は、例年7月の第2土曜日あたり(令和8年度は7月12日)に実施されます。
東北地方の自治体と同日開催となることが多いため、日程をよく確認して併願先を選びましょう。
▼全国の試験日程を以下の記事でまとめています。


秋田県教員採用試験に合格するために
ここまで、秋田県教員採用試験の試験内容と対策の優先順位について解説してきました。
まずは、配点の高い「専門教科」の基礎を固めること。そして、新傾向となった「教職教養(特に教育原理と県施策)」を効率よく対策すること。
ただ、記事でもお伝えした通り、最終合格を決めるのは第2次選考の面接と模擬授業です。
どれだけ筆記試験で良い点数を取っても、面接で「秋田県が求める教師像」への適性が伝わらなければ、合格には届きません。
勉強を進める中で、
- 「模擬授業の指導案、これでいいのかな?」
- 「面接で『なぜ秋田か』と聞かれたら、どう答えよう?」
といった不安を感じることもあるかもしれません。 面接対策は、自分一人ではどうしても客観的な判断が難しく、迷いが生じやすいものです。
そこで、私が個別に行っている面接指導のノウハウをnoteにまとめました。
面接での評価が安定して高くなり、どの質問にも落ち着いて答えられるようになる「再現性のある対策」を知りたい方は、noteを手にとってみてください。
このnoteには、購読者限定の「合格まで伴走LINE(個別指導)」が付いています。あなたが「自分の言葉」で自信を持って話せるようになるまで、僕が直接フィードバックをしてサポートします。
あなたの努力が、秋田県での合格という最高の結果に繋がることを応援しています。
まずは今日の第一歩、専門科目の過去問から始めていきましょう。



