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【2026年受験】鹿児島県教員採用試験は難しい?教科別の倍率と対策方法

鹿児島県教員採用試験 (2)
  • 「倍率2.0倍なら鹿児島県教員採用試験は簡単だろう」
  • 「いや、倍率が下がっても人物重視だから難しいのでは…」

情報が錯綜さくそうして、結局どちらなのか不安に感じている方も多いでしょう。

結論から言うと、鹿児島県教員採用試験は数字上の競争率(倍率)は過去最低水準ですが、合格のハードルは決して低くありません。

本記事では、最新データをもとに難易度と校種別の倍率を徹底解説します。さらに筆記試験から面接まで、合格ラインを確実に超えるための具体的な対策手順もまとめました。

この記事を読むことで、受験する教科の難易度が正確に分かり、合格に向けて「いつ、何をすればいいか」が明確になります。

合格への第一歩を踏み出すためのガイドとして、ぜひお役立てください。

福永

福永です。XThreadsnoteでも有益な情報を発信しています!

目次

【結論】鹿児島県教員採用試験は難しい

倍率が下がっているとはいえ、鹿児島県の教員採用試験は依然として難しいのが現実です。

数字上のライバルが減っても、クリアすべき基準が高いままだからです。

具体的に、難しいと言える理由は以下の3点です。

1. 倍率が低くても「基準」に届かなければ落ちる

「倍率2倍なら、だいたい受かるだろう」

そう考える方も多いかもしれません。しかし、油断は禁物です。

令和8年度の全体倍率は2.0倍(詳細なデータはこちら)と低い水準ですが、選考において一定の基準点(足切りライン)が存在します。

つまり、たとえ定員割れに近い状態や低倍率の教科であっても、実力が基準に達していなければ不合格になるのです。

2. 試験科目が多く、対策の負担が大きい

シンプルに「対策すべきことが多い」点も理由の一つです。

鹿児島県の選考を突破するには、以下の要素をクリアしなくてはなりません。

  • 教職教養(教育原理・法規など)
  • 専門教養(教科知識・指導法)
  • 面接(個人面接・模擬授業等)
  • 実技(音楽・美術・保体・英語など)

働きながら、あるいは大学の授業と並行して、これら全ての対策を進める必要があります。

3. 人物重視のため、筆記の努力だけでは決まらない

もっとも対策が難しいのが「人物評価」の比重が高いことです。

筆記試験で高得点を取っても、面接で「教員としての適性なし」と判断されれば合格できません。

勉強量が得点に直結する筆記と違い、面接は努力が成果に見えにくく、合否が読めないという難しさがあります。

【最新】鹿児島県教員採用試験の実施状況(結果)

鹿児島県教員採用試験の難しい理由を踏まえつつ、最新データから全体像を確認していきましょう。

掲載しているデータについて
  • 実質倍率(受験倍率)を掲載:受験者の実感に近い難易度を示すため、「受験者数÷合格者数」で算出しています。
  • 最新試験の結果:令和8年度(2025年実施)のデータを中心に掲載しています。

【令和8年度】全体の実質倍率は2.0倍

結論、令和8年度(2025年実施)の全体倍率は2.0倍でした。

昨年度(2.1倍)からさらに下降し、過去最低水準となっています。

【令和8年度(2025年実施)】全体の実質倍率

ここで注意したいのは、「全体倍率2.0倍」という数字だけを見て簡単だと思わないことです。

合格者が確保できているのは事実ですが、それはあくまで基準をクリアした人を選んだ結果に過ぎません。

鹿児島県の教員採用試験では、筆記・面接すべての科目で一定のレベルを超える必要があります。受験者が減少傾向にあっても、準備不足の人は確実に不合格になります。

要するに、「倍率が低い=受かりやすい」ではありますが、「倍率が低い=誰でも合格できる」ではないことを覚えておきましょう。


▼鹿児島県の倍率を全国と比較したい方は、こちらの記事を参考にしてください。

【過去6年間】実質倍率の推移

長期的に見ると、鹿児島県の倍率は明確な減少傾向にあることが分かります。

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度1,0855342.0
令和7年度1,1485352.1
令和6年度1,2945892.2
令和5年度1,5015862.6
令和4年度1,5094993.0
令和3年度1,6394773.4
鹿児島県教員採用試験の総合結果

令和3年度までは倍率が3倍を超えていましたが、受験者の減少に伴い、令和8年度は2.0倍まで下がっています。

これは採用者数を維持しながら受験者が減っていることを示しており、受験者にとっては大きなチャンスと言えます。

【校種別】難易度の差は大きい

全体倍率が2.0倍でも、校種ごとの状況は異なります。

小学校は1.3倍と非常に低い一方、中学校は1.8倍、高等学校は4.8倍、栄養教諭は13.0倍と高倍率の校種もあります。

校種受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
小学校2842231.3
中学校2721511.8
高等学校269564.8
特別支援86601.4
養護教諭93293.2
栄養教諭39313.0
令和8年度(2025年実施)校種別結果

つまり、鹿児島県教員採用試験の難易度を把握するには、全体倍率ではなく、自分が受験する校種・教科の倍率を確認することが極めて重要です。

次のセクションでは、教科ごとの詳細な倍率を詳しく解説します。

【教科別】鹿児島県教員採用試験の実質倍率推移

最新(令和8年度)の結果を見てきましたが、単年のデータだけでは、試験が易化したのか偶然の結果なのか判断しづらいです。

そこで、過去の倍率がどう推移してきたのかもチェックし、長期的な難易度の傾向を確認していきましょう。

以下に全教科のデータをまとめました。
下のリンクから直接確認できます。

小学校教諭の実質倍率推移

令和4(2021)~8年度(2025年実施)小学校教諭の倍率をまとめました。

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
2842231.3
令和7年度
(2024年)
2932441.2
令和6年度
(2023年)
3612871.3
令和5年度
(2022年)
4033031.3
令和4年度
(2021年)
4952841.7
【鹿児島県教員採用試験】小学校教諭の倍率推移

中学校教諭の実質倍率推移

令和4(2021)~8年度(2025年実施)中学校教諭の倍率を教科別にまとめました。

まずは、中学校全体の倍率を確認しましょう。

▼中学校全体の倍率推移

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
2721511.8
令和7年度
(2024年)
2961452.0
令和6年度
(2023年)
3041462.1
令和5年度
(2022年)
3981522.6
令和4年度
(2021年)
4121034.0
【鹿児島県教員採用試験】中学校教諭の倍率推移

以下で教科別の詳細倍率を確認できます。

▼教科別の倍率推移

教科R8R7R6R5R4
国語1.51.61.92.85.8
社会2.32.52.72.95.6
数学1.11.31.41.63.0
理科1.11.31.31.31.4
音楽1.92.31.64.14.3
美術2.02.01.02.36.0
保体2.64.24.84.66.7
技術1.51.01.52.82.7
家庭3.31.72.53.07.0
英語1.82.22.02.02.9
【鹿児島県教員採用試験】中学校教諭の倍率一覧(教科別)
  • 教科名をタップすると詳細を確認できます。

国語(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
32221.5
令和7年度
(2024年)
44271.6
令和6年度
(2023年)
50261.9
令和5年度
(2022年)
66242.8
令和4年度
(2021年)
64115.8
令和3年度
(2020年)
55153.7
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:国語)

社会(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
52232.3
令和7年度
(2024年)
55222.5
令和6年度
(2023年)
65242.7
令和5年度
(2022年)
81282.9
令和4年度
(2021年)
73135.6
令和3年度
(2020年)
70183.9
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:社会)

数学(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
18171.1
令和7年度
(2024年)
26201.3
令和6年度
(2023年)
26191.4
令和5年度
(2022年)
40251.6
令和4年度
(2021年)
54183.0
令和3年度
(2020年)
69144.9
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:数学)

理科(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
20181.1
令和7年度
(2024年)
18141.3
令和6年度
(2023年)
20161.3
令和5年度
(2022年)
17131.3
令和4年度
(2021年)
23161.4
令和3年度
(2020年)
34113.1
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:理科)

音楽(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
23121.9
令和7年度
(2024年)
28122.3
令和6年度
(2023年)
22141.6
令和5年度
(2022年)
3794.1
令和4年度
(2021年)
2664.3
令和3年度
(2020年)
2464.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:音楽)

美術(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
842.0
令和7年度
(2024年)
632.0
令和6年度
(2023年)
111.0
令和5年度
(2022年)
732.3
令和4年度
(2021年)
616.0
令和3年度
(2020年)
515.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:美術)

保健体育(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
59232.6
令和7年度
(2024年)
63154.2
令和6年度
(2023年)
67144.8
令和5年度
(2022年)
87194.6
令和4年度
(2021年)
87136.7
令和3年度
(2020年)
83108.3
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:保健体育)

技術(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
961.5
令和7年度
(2024年)
331.0
令和6年度
(2023年)
641.5
令和5年度
(2022年)
1142.8
令和4年度
(2021年)
832.7
令和3年度
(2020年)
13113.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:技術)

家庭(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
1033.3
令和7年度
(2024年)
531.7
令和6年度
(2023年)
1042.5
令和5年度
(2022年)
933.0
令和4年度
(2021年)
1427.0
令和3年度
(2020年)
824.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:家庭)

英語(中学校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
41231.8
令和7年度
(2024年)
57262.2
令和6年度
(2023年)
48242.0
令和5年度
(2022年)
50252.0
令和4年度
(2021年)
57202.9
令和3年度
(2020年)
60203.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(中学校:英語)

高校教諭の実質倍率推移

令和4(2021)~8年度(2025年実施)高校教諭の倍率を教科別にまとめました。

まずは、高等学校全体の倍率を確認しましょう。

▼高校全体の倍率推移

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
269564.8
令和7年度
(2024年)
298565.3
令和6年度
(2023年)
303555.5
令和5年度
(2022年)
319526.1
令和4年度
(2021年)
343438.0
【鹿児島県教員採用試験】高校教諭の倍率推移

以下で教科別の詳細倍率を確認できます。

▼教科別の倍率推移

教科R8R7R6R5R4
国語3.85.05.214.011.3
地歴6.812.710.017.014.0
公民8.07.09.011.08.0
数学7.810.85.79.88.0
理科6.25.65.32.88.0
保体13.530.024.517.321.3
音楽4.02.74.06.03.0
美術8.04.04.06.011.0
書道10.012.0
家庭5.04.32.82.64.5
英語3.22.83.64.87.0
農業1.51.52.04.08.0
機械1.02.03.02.04.0
電気2.03.05.03.05.0
建築1.53.0
インテ1.52.01.03.03.0
商業3.83.87.38.08.0
水産1.01.02.03.0
情報1.03.03.51.01.5
福祉1.56.03.02.04.0
看護1.01.01.8
【鹿児島県教員採用試験】高校教諭の倍率一覧(教科別)
  • 教科名をタップすると詳細を確認できます。

国語(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
2363.8
令和7年度
(2024年)
2555.0
令和6年度
(2023年)
3165.2
令和5年度
(2022年)
28214.0
令和4年度
(2021年)
34311.3
令和3年度
(2020年)
3849.5
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:国語)

地理歴史(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
3456.8
令和7年度
(2024年)
38312.7
令和6年度
(2023年)
30310.0
令和5年度
(2022年)
34217.0
令和4年度
(2021年)
28214.0
令和3年度
(2020年)
31215.5
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:地理歴史)

公民(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
818.0
令和7年度
(2024年)
717.0
令和6年度
(2023年)
919.0
令和5年度
(2022年)
11111.0
令和4年度
(2021年)
818.0
令和3年度
(2020年)
12112.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:公民)

数学(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
3957.8
令和7年度
(2024年)
43410.8
令和6年度
(2023年)
4075.7
令和5年度
(2022年)
4959.8
令和4年度
(2021年)
5678.0
令和3年度
(2020年)
57319.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:数学)

理科(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
3156.2
令和7年度
(2024年)
2855.6
令和6年度
(2023年)
3775.3
令和5年度
(2022年)
36132.8
令和4年度
(2021年)
4058.0
令和3年度
(2020年)
49316.3
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:理科)

保健体育(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
54413.5
令和7年度
(2024年)
60230.0
令和6年度
(2023年)
49224.5
令和5年度
(2022年)
52317.3
令和4年度
(2021年)
64321.3
令和3年度
(2020年)
59414.8
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:保健体育)

音楽(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
414.0
令和7年度
(2024年)
832.7
令和6年度
(2023年)
824.0
令和5年度
(2022年)
616.0
令和4年度
(2021年)
933.0
令和3年度
(2020年)
818.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:音楽)

美術(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
818.0
令和7年度
(2024年)
824.0
令和6年度
(2023年)
824.0
令和5年度
(2022年)
616.0
令和4年度
(2021年)
11111.0
令和3年度
(2020年)
12112.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:美術)

書道(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
令和7年度
(2024年)
令和6年度
(2023年)
10110.0
令和5年度
(2022年)
12112.0
令和4年度
(2021年)
令和3年度
(2020年)
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:書道)

家庭(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
1025.0
令和7年度
(2024年)
1334.3
令和6年度
(2023年)
1142.8
令和5年度
(2022年)
1352.6
令和4年度
(2021年)
1844.5
令和3年度
(2020年)
2045.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:家庭)

英語(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
1653.2
令和7年度
(2024年)
1762.8
令和6年度
(2023年)
1853.6
令和5年度
(2022年)
1944.8
令和4年度
(2021年)
2137.0
令和3年度
(2020年)
2237.3
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:英語)

農業(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
321.5
令和7年度
(2024年)
641.5
令和6年度
(2023年)
422.0
令和5年度
(2022年)
414.0
令和4年度
(2021年)
818.0
令和3年度
(2020年)
717.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:農業)

工業・機械(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
331.0
令和7年度
(2024年)
212.0
令和6年度
(2023年)
623.0
令和5年度
(2022年)
212.0
令和4年度
(2021年)
414.0
令和3年度
(2020年)
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:工業・機械)

工業・電気(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
632.0
令和7年度
(2024年)
313.0
令和6年度
(2023年)
515.0
令和5年度
(2022年)
313.0
令和4年度
(2021年)
515.0
令和3年度
(2020年)
717.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:工業・電気)

工業・建築(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
321.5
令和7年度
(2024年)
令和6年度
(2023年)
令和5年度
(2022年)
313.0
令和4年度
(2021年)
令和3年度
(2020年)
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:工業・建築)

工業・インテリア(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
321.5
令和7年度
(2024年)
212.0
令和6年度
(2023年)
221.0
令和5年度
(2022年)
313.0
令和4年度
(2021年)
313.0
令和3年度
(2020年)
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:工業・インテリア)

商業(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
1953.8
令和7年度
(2024年)
1953.8
令和6年度
(2023年)
2237.3
令和5年度
(2022年)
2438.0
令和4年度
(2021年)
2438.0
令和3年度
(2020年)
2939.7
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:商業)

水産(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
令和7年度
(2024年)
221.0
令和6年度
(2023年)
111.0
令和5年度
(2022年)
212.0
令和4年度
(2021年)
313.0
令和3年度
(2020年)
515.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:水産)

情報(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
221.0
令和7年度
(2024年)
313.0
令和6年度
(2023年)
723.5
令和5年度
(2022年)
331.0
令和4年度
(2021年)
321.5
令和3年度
(2020年)
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:情報)

福祉(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
321.5
令和7年度
(2024年)
616.0
令和6年度
(2023年)
313.0
令和5年度
(2022年)
212.0
令和4年度
(2021年)
414.0
令和3年度
(2020年)
414.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:福祉)

看護(高校)の倍率は?

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
00
令和7年度
(2024年)
441.0
令和6年度
(2023年)
221.0
令和5年度
(2022年)
741.8
令和4年度
(2021年)
00
令和3年度
(2020年)
331.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(高等学校:看護)

特別支援学校の実質倍率推移

令和3(2020)~8年度(2025年実施)特別支援学校の倍率をまとめました。

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
86601.4
令和7年度
(2024年)
78451.7
令和6年度
(2023年)
104482.2
令和5年度
(2022年)
133453.0
令和4年度
(2021年)
125373.4
令和3年度
(2020年)
136373.7
【鹿児島県教員採用試験】特別支援学校の倍率推移

養護教諭の実質倍率推移

令和3(2020)~8年度(2025年実施)養護教諭の倍率をまとめました。

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
93293.2
令和7年度
(2024年)
84233.7
令和6年度
(2023年)
80233.5
令和5年度
(2022年)
84253.4
令和4年度
(2021年)
87243.6
令和3年度
(2020年)
76253.0
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(養護教諭)

栄養教諭の実質倍率推移

令和3(2020)~8年度(2025年実施)栄養教諭の倍率をまとめました。

採用年度
(実施年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
倍率
(倍)
令和8年度
(2025年)
39313.0
令和7年度
(2024年)
49316.3
令和6年度
(2023年)
66611.0
令和5年度
(2022年)
63231.5
令和4年度
(2021年)
4785.9
令和3年度
(2020年)
6278.9
鹿児島県教員採用試験の実質倍率の推移(栄養教諭)

鹿児島県教員採用試験に合格するには?

結論から言うと、倍率は無視して「合格基準を超えること」だけに集中してください。

倍率が何倍であろうと、やるべき準備は変わらないからです。

合否を分けるのは「何点取れたか」「基準を超えられたか」であって、倍率そのものではありません。

ここからは、合格基準を超えるための「科目別攻略法」を解説します。

教職教養は「教育原理」と「教育法規」を得点源にする

教職教養の攻略法は、出題の多くを占める「教育原理」と「教育法規」を完璧にすることです。

満遍なく勉強するのではなく、出題数の多い科目を優先することで効率よく点数を稼げます。

教職教養の概要

まずは、試験時間や問題数などの概要をサッと確認しましょう。

試験日第1次試験
対象校種全校種共通
試験時間50分
問題数22題(小問50問)
出題範囲①教職科目(原理・法規・心理・教育史)
②一般教養(国語・英語・社会・数理等)
解答方法択一式(マークシート)
配点100点満点(1問2点)
令和8年度採用(2025年実施) 教職教養の概要

科目別の出題数一覧

なぜ特定の科目に集中すべきか、以下の出題数を見れば一目瞭然です。

科目R7R6R5
教育原理161512
教育法規6810
教育心理111
教育史111
国語676
英語333
世界史11
日本史111
地理111
政治11
経済1
国際関係1
環境1
数学333
物理111
化学111
生物112
地学121
その他625

表の通り、教育原理と教育法規だけで全体の約半分を占めています。

一般教養に時間を使いすぎるのは効率的ではありません。

まずは教職科目を固め、余裕があれば国語や数学の基礎をおさらいするのが合格への近道です。


▼教職教養の具体的な勉強方法は以下の記事で解説しています。

専門教養は「配点が高い」ため最優先で対策する

鹿児島県の試験において、専門教養は「配点が教職教養の2倍(200点)」に設定されており、合否に直結する最も重要な試験です。

試験時間も90分と長く、深い知識と指導力が問われます。

専門教養の概要

まずは、試験時間や配点などの概要を把握しましょう。

試験日第1次試験
対象校種全校種・教科
試験時間90分(実技ありの教科は50分)
問題数教科・科目による
出題範囲①志望校種・教科の専門知識
②学習指導要領に関する指導法
解答方法記述式中心
配点200点満点(※特別支援等は配分が異なる)
令和8年度採用(2025年実施) 専門教養の概要

対策のポイント

鹿児島県の専門教養は、単なる知識だけでなく「学習指導要領に基づいた指導法」も問われます。

対策の鉄則は以下の通りです。

  • 過去問分析:まずは過去問を解き、自分の苦手分野を特定する。
  • 学習指導要領:解説書を読み込み、「なぜそれを教えるのか」を理解する。
  • 記述対策:用語の暗記だけでなく、説明できる力をつける。

▼専門教養の具体的勉強法や参考書は以下の記事で解説しています。

グループ討議は「協調性と論理性」が大事

鹿児島県の二次試験では、個人面接に加えて「グループ討議」が課されます。

ここでは、自分の意見を主張する力よりも、「他者の意見を聞き、議論を深める力(協調性)」が評価されます。

グループ討議の概要

試験時間や形式は以下の通りです。

試験日第2次試験
対象校種全校種共通
試験時間35分(構想5分→発表1分→討議25分)
人数受験者5人程度・面接官4人
配点200点満点
令和8年度採用(2025年実施) グループ討議の概要

試験当日の流れ

試験は以下の手順で進行します。流れをイメージしておくことで、当日の緊張を和らげることができます。

STEP
テーマ発表・構想(5分)

控室でテーマが発表され、自分の考えをまとめる時間が与えられます。

STEP
入室・初期発表(1人1分)

入室後、受験番号順に自分の意見を発表します。

STEP
全体討議(25分)

全員で自由に討論し、グループとしての結論や考えをまとめます。

STEP
口頭試問・退室

討議終了後、試験官から個人的に質問される場合があります。

評価の観点

「何を話すか」だけでなく「どう振る舞うか」も重要です。以下の5つの観点で評価されます。

積極性意欲的に発言し、議論の流れを作っているか。
論理性発言に根拠があり、一貫しているか。
協調性他者の意見を尊重し、建設的に議論しているか。
表現力わかりやすい言葉で、相手に伝わるように話しているか。
態度表情や言葉遣い、聞く姿勢は適切か。
鹿児島県教員採用試験 グループ討議の評価基準

過去の出題テーマ(過去問)

近年のテーマは「教育時事」や「学校現場での対応」が中心です。一度、自分の考えをノートにまとめてみましょう。

R6年度(2024年実施)
  • 新たな不登校の児童生徒を生まないために大切にすべきことは何ですか。
  • タブレットを活用した効果的な授業について、どのような方法が考えられますか。また、どのような効果が得られると思いますか。
  • 若者の県外流出を防ぎ、地方創生を図るためにどのような取り組みをしたら良いか。
R5年度(2023年実施)
  • 部活動の地域移行について、メリット・デメリットを話し合った上で、今後の部活動のあり方等について意見をまとめてください。
  • 忘れ物が多い、じっとしていられない子に対してどのような支援を行いますか。
  • 教員志望者を増やすために効果的だと思われる活動について提案してください。
R4年度(2022年実施)
  • これからの日本の発展ために、どのような産業や日本文化を海外に発信していけば良いと考えますか。
  • 性の多様性を尊重するために学校においてできることはどのようなことがありますか。
  • 学校教育における部活動の存在意義を話し合い、これからの在り方について意見をまとめてください。

合格するための対策法

評価されるためには、「知識」と「スキル」の両輪が必要です。

STEP
教育時事のネタを仕入れる(知識)

過去問からも分かる通り、「不登校」「ICT」「部活動」など、最新の教育課題が頻出です。

文科省や県の資料を読み、「自分ならどうするか」という意見を持っておきましょう。

STEP
「結論+根拠」で話す練習をする(スキル)

だらだらと話すのはNGです。「私は〇〇と考えます。理由は△△だからです」と、短く論理的に話す癖をつけましょう。

STEP
実践形式で経験を積む(慣れ)

初対面の人と議論するのは緊張します。大学や予備校の練習会に参加し、本番の空気に慣れておくことが最も効果的です。


個人面接は「深掘り」への準備を徹底する

個人面接は配点が200点あり、最終合格を決める重要な試験です。

志望動機や自己PRといった基本事項に加え、鹿児島県への思いや、具体的な場面指導(「授業中に騒ぐ生徒へどう対応するか」など)が問われます。

個人面接の概要

試験日第2次試験
試験時間面接Ⅰ:10分 / 面接Ⅱ:20分
面接官2人
配点200点満点
令和8年度採用(2025年実施) 個人面接の概要

「なぜ鹿児島県なのか」「なぜ教師なのか」という根本的な質問に対し、自分の言葉で熱意を持って答えられるよう準備しておきましょう。


▼面接でよく聞かれる質問や回答例は、以下の記事で解説しています。

実技試験は「子供に教える意識」で取り組む

対象教科(音楽・美術・保健体育・家庭・英語)の受験者は、二次試験で実技試験が行われます。

実技試験で最も重要なのは、技能の上手さだけでなく「その技能を子供にどう教えるか」という視点です。

常に「目の前に子供がいる」という意識で実演することが、高評価の鍵となります。

実技試験の概要

試験日第2次試験
対象校種中高共通:音楽、美術、保健体育、英語
高校のみ:家庭
配点100点(特別支援等は配点が異なる)
令和8年度採用(2025年実施) 実技試験の概要

試験内容は教科によって大きく異なります。実施要項をよく確認し、課題に沿った練習を重ねてください。

適性検査は「正直に受ける」のが鉄則

二次試験では、面接や実技とは別に適性検査も実施されます。

これは点数化される試験ではなく、あくまで「面接時の参考資料」として使われる性格診断のようなものです。

適性検査の概要

特別な対策は必要ありませんが、実施されることだけは知っておきましょう。

試験日第2次試験
対象全校種共通
内容クレペリン検査やYG性格検査など
(年度によって異なる可能性があります)
配点なし(人物評価の参考として活用)
令和8年度採用(2025年実施) 適性検査の概要

「良い結果を出そう」と嘘の回答をすると、検査結果に矛盾が生じ(「虚偽回答」の判定が出るなど)、かえって面接での印象を悪くする恐れがあります。

気負わず、正直に回答するようにしてください。


以上が鹿児島県教員採用試験の内容と攻略法です。

やることが多くて不安に思うかもしれませんが、優先順位をつければ大丈夫です。

まずは配点の高い「専門教養の過去問分析」と、試験の基礎となる「教職教養」から着手していきましょう。

【日程】鹿児島県教員採用試験の対策はいつから始める?

鹿児島県教員採用試験に合格するには、本試験日から逆算して学習計画を立てることが重要です。

結論から言うと、対策を始める時期は試験の約1年前(夏〜秋くらい)が理想です。

専門教養の範囲が広いため、早めのスタートが合格を左右します。以下のスケジュール感を意識してください。

合格への対策ロードマップ

STEP
9月〜12月:基礎固め・過去問分析

まずは過去問を入手し、出題傾向を把握します。

勉強時間の多くは「専門教養」と「教職教養(原理・法規)」のインプットに使いましょう。

STEP
1月〜3月:苦手克服・面接準備

問題演習を繰り返し、知識を定着させます。

同時に、自己分析(なぜ教師になりたいか)を行い、面接やグループ討議のネタ出しを始めます。

STEP
4月~5月:出願・直前演習(直前期)

4月上旬から出願が始まります。忘れずに手続きしましょう。

学習面では時間を計って過去問を解き、実戦感覚を養います。

STEP
6月:一次試験本番

6月中旬が一次試験です。

試験が終わったら、すぐに二次試験(面接・模擬授業・実技)の対策へ切り替えます。一次発表を待っていては間に合いません。

【最新】令和8年度 試験日程一覧

令和8年度採用(2025年実施)のスケジュールは以下のとおりです。

出願期間令和7年4月1日(火)~4月25日(金)
1次試験令和7年6月15日(日)
1次試験
合格発表
令和7年7月11日(金)
2次試験令和7年8月1日(金)〜8月13日(水)
※指定された日
最終
合格発表
令和7年9月5日(金)
令和8年度(2025年実施)の実施要綱を参考に作成

【要注意】一次発表後の「二次対策」では手遅れ

スケジュールで最も注意すべき点は、一次試験から二次試験まで1ヶ月強しかないことです。

一次試験の合格発表(7月中旬)を待ってから対策を始めると、準備期間はわずか2〜3週間しかありません。

多くの合格者は、一次試験が終わった翌日から切り替えて二次対策(面接・実技)をスタートさせています。「自分は受かっている」と信じて、早めの準備を心がけてください。

鹿児島県教員採用試験のよくある質問(FAQ)

ここまで解説した項目のほかに、志望者から寄せられる質問をまとめています。

過去問はどこで入手できますか?

Webでの公表はされていません。県政情報センター(県庁行政庁舎2階)で閲覧・コピー(有料)が可能です。

手軽に入手したい場合は、協同出版などの「過去問シリーズ」やフリマアプリを利用するのが一般的です。

過去問は傾向を知るための必須ツールですので、必ず入手するようにしてください。


▼以下の記事でもまとめています。

試験当日の服装は?

1次試験、2次試験ともにスーツが無難ですが、夏場の実施となるため「クールビズ(ノージャケット・ノーネクタイ)」が推奨される場合が多いです。

ただし、Tシャツやサンダルなどのラフすぎる格好は避け、清潔感のある服装を心がけましょう。体育の実技試験がある場合は、指定された運動着の準備も忘れないでください。

年齢制限はありますか?

令和8年度試験(2025年実施)の受験資格には、昭和41年(1966年)4月2日以降に生まれた者という要件があります。

比較的幅広い年齢層に門戸が開かれています。

まとめ|鹿児島県教員採用試験の難易度と合格へのポイント

本記事の結論として、鹿児島県教員採用試験は専門教養のウェイトが高く、対策の優先順位が重要な試験です。

最後に、記事内で解説した「合格者が実践している3つの鉄則」をおさらいしましょう。

合格者が実践している3つの鉄則
  • 教職教養:「教育原理・法規」に絞って得点源にする。
  • 専門教養:配点が高い(200点)ため、学習時間の多くを割いて対策する。
  • 二次試験:グループ討議と面接で「協調性」と「教育への情熱」をアピールする。

準備不足のまま試験日を迎えることのないよう、今日から計画的な行動を始めましょう。


▼次に読むべき記事

福永

不安のある分野からで構いません。
クリックした先が、合格への次の一歩です。

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