大阪府教員採用試験の内容は幅広く、筆記試験のほかに個人面接が二次試験で実施されます。
最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく、面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、面接対策に必要な過去問(質問例)を中心に、概要と対策方法を詳しく解説します。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
2025(令和7)年度から個人面接は二次試験のみ(1回)となります!
大阪府教員採用試験 面接試験の過去問
大阪府教員採用試験の面接試験では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『授業を行う際、どのような工夫をしていますか。』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、実際の面接試験で聞かれた過去問(質問例や模擬授業の課題)を抜粋して紹介します。
個人面接の質問例
- 面接官を生徒に見立てて、自己紹介を1分程度で行いなさい。
- 上司に相談するとき、どのように相談しますか。
- 理想とする教師像とは何ですか。
- 自分の力を一番発揮できたのはいつですか。
- 自分の意思は貫き通しますか、曲げる方ですか。その理由は何ですか
- 出身地とは異なりますが、大阪府を受けた理由は何ですか。
- 大阪のイメージ・印象はどうですか。
- 志望動機を述べてください。
- 出身大学は県外ですが、なぜ大阪府の教員を志望するのですか。
- なぜ、その校種を志望したのですか。
- 授業を行う際、どのような工夫をしていますか。
- 授業で褒めるとき、叱るときがあると思いますが、どちらかの場面での具体例を挙げてください
- 電話で対応した保護者が納得してくれないときはどうしますか。
- 保護者と電話で対応するとき、気を付けることは何ですか。
- 発表が苦手な生徒にはどのように対応しますか。
その他の質問や回答例を下記記事でまとめています。
模擬授業の課題
大阪府教員採用試験の過去問は、以下の記事も参考にしてください。
大阪府教員採用試験 面接試験の概要
大阪府教員採用試験の面接試験の概要をまとめています。
面接時間と形式
試験時間 | 20分程度 |
---|---|
面接官 | 3人 |
形式 | 口頭試問+模擬授業 |
面接試験の流れ
集合室にて、受験票と面接個票を提出します。
その後、面接方法に関する説明を受け、順番になったら面接室へ移動。
面接試験の最初に模擬授業を行います。
「受験番号」、「氏名」、「模擬授業の校種・教科・科目」を言ってから模擬授業を開始。
試験時間は4分30秒です。
事前に提出した面接個票に基づいての質疑応答を行います。
試験時間は15分程度です。
配点と評価基準
面接試験の配点は420点満点です。
3人の面接官が下記の基準に沿って評価します。
- 社会人として望ましい態度であるか。
- 望ましい対人関係を築ける資質を備えているか。
- 教育を取り巻く状況や課題を理解しているか。
- 教職について理解し、意欲をもって取り組む姿勢はあるか。
- 教員としてふさわしい実践的なコミュニケーション能力を備えているか。
大阪府教員採用試験 面接個票とは?
面接個票とは、面接で使用される資料のことです。
氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入します。
面接個票は第2次選考受験票のダウンロードと同日に交付され、面接試験日に提出となっています。
面接個票の内容
面接個票の書き方
- 自己分析
- 結論から書く
- 添削を受ける
1 自己分析
面接個票を書く前に、自己分析を行うことが重要です。
自分の強みや弱み、これまでの経験や成長の過程を振り返りましょう。
これにより、より具体的で説得力のある内容を記入することができます。
2 結論から書く
面接個票では、結論から書くことを心がけましょう。
志望動機や自己PRでは、まず最も伝えたいポイントを明確にし、その後に具体的なエピソードや理由を述べることで、読み手にとって分かりやすい文章になります。
3 添削を受ける
面接個票を書き終えたら、必ず他人に添削を依頼しましょう。
第三者の視点からのフィードバックを受けることで、誤字脱字の修正や、より良い表現方法を見つけることができます。また、教員経験者や面接指導のプロに依頼すると、さらに効果的です。
面接個票は、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための資料なので、わかりやすくアピールできる内容を作成しましょう。
面接個票の書き方やポイントは下記記事で解説します。
大阪府教員採用試験 面接対策はいつから始める?
教員採用試験の面接対策は、できるだけ早く始めることが重要です。
大阪府教員採用試験の倍率が低下しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しています。
そのため、筆記試験の合格発表後に少し面接練習をしたくらいでは、高評価を得るのは難しいです。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
大阪府教員採用試験 面接試験まとめ
大阪府教員採用試験に合格するためには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策といえば筆記試験に気を取られがちですが、面接試験の評価が悪いと最終合格は難しくなります。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることです。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介したのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
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