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【2026年受験】高知県教員採用試験の内容(一次・二次試験)

高知県教員採用試験の試験内容

高知県の公立学校で教員を目指している方に向けて、本記事では高知県教員採用試験の内容をわかりやすく整理しました。

試験の概要はもちろん、一次・二次試験の内容から傾向まで、受験に必要な情報を“ガイドブック”のような感覚でまとめています。これから本格的に準備を始める方にとっても、きっと役立つはずです。

出題傾向や選考方法を理解しないまま勉強を進めてしまうと、努力が成果に結びつきにくくなります。まずは高知県教員採用試験の試験制度を正しく把握することから始めていきましょう。

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目次

高知県教員採用試験の試験内容

高知県教員採用試験では、筆記試験だけでなく、面接審査や模擬授業・実技審査など複数の選考が実施されます。

選考は一次試験・二次試験の2段階で行われ、それぞれの合計得点をもとに最終合格者が決定されるのが特徴です。

以下に、試験区分ごとの内容と配点を一覧でまとめました。

選考審査区分配点
(点)
一次試験教職・一般教養150
専門教養300
二次試験実技審査200
(100)
模擬授業
面接審査300
令和9年度(2026年実施)|高知県教員採用試験の内容
  • 実技審査を実施しない教科は模擬授業を200点に換算し、実技審査を実施する教科は、模擬授業と実技審査を合わせて200点とします。

特に、二次試験は配点が高いです。面接審査や模擬授業などを通して、教員としての人物面や実践的な指導力が重視される傾向があります。

一次試験

高知県教員採用試験の一次試験は、教職・一般教養と専門教養からなる筆記試験です。

基礎的な知識量と専門性が問われます。

教職・一般教養

教職・一般教養では、教員として必要な基礎知識や教育制度への理解が問われます。

試験時間60分間(1時間)
問題数40問
解答形式択一式(マークシート)
出題範囲教職教養(教育原理、教育法規、教育心理、教育史)
一般教養(社会時事)
ローカル(第4期高知県教育振興基本計画など)
配点150点満点
教職・一般教養の概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

教職・一般教養は出題範囲が広いため、満点を狙うよりも頻出分野を中心に安定して得点を積み上げることが重要な科目です。

教育原理や教育法規などの基礎分野を優先的に対策しつつ、教育時事や県独自の教育施策についても直前期に確認しておくと、得点源につながります。

教職・一般教養の勉強方法は、こちらの記事で解説しています。

専門教養

専門教養では、各教科に関する専門的な知識が出題されます。

配点も高く一次試験の合否を左右する重要な試験です。

試験時間60分間(1時間)
問題数教科・科目による
解答形式択一式(マークシート)
出題範囲大学卒業程度の問題と学習指導要領に示されている内容の問題
配点300点満点
専門教養の概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

専門教養は一次試験の中でも配点が高く、合否を大きく左右する重要な科目です。

学習指導要領を軸にしながら、大学レベルの内容まで幅広く理解を深めましょう。また、「授業でどのように扱うか」を意識して学習を進めることが、二次試験対策にもつながります。

専門教養の勉強方法は、こちらの記事で解説しています。

二次試験

二次試験は、人物評価と実技力の確認が中心となります。高知県では、学力だけでは測れない「教員としての資質・人間性」を重視する傾向があります。

試験内容は実技審査と面接審査にわかれており、一次試験よりも配点が高いため、しっかりとした対策が必要です。

実技審査

実技審査は、専門的技能や実践的能力があるかどうかを評価・判断する人物試験です。

特に教科指導力や表現力が重視されます。

対象校種
・教科
中学校音楽、美術、英語、家庭、保健体育
高校
特支
試験内容音楽①弾き歌い:赤とんぼ
②専攻等の演奏
美術着彩写生(鉛筆写生をし、水彩絵具による着彩を行う)
英語英語によるグループディスカッション。与えられたテーマについて、グループでディスカッションを行った後、発言内容に関する質問に答える。
家庭被服・食物に案する基礎的・基本的な実技
保体以下の8種目より4種目を指定
・機械運動(跳び箱・マット運動)
・武道(剣道)
・陸上競技(走り高跳び・ハードル走)
・球技(バレーボール・バスケットボール・卓球)
*同じ領域から複数の種目を指定することもある。
配点共通100点満点
実技試験の概要(2026年実施予定)

何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。

そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。

面接審査

面接審査は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。

知識や指導力に加えて、子どもに寄り添い、落ち着いて物事に対応できるかどうかといった人物的な資質が重視されます。模擬授業では、展開の工夫や語りかけの姿勢、児童理解を踏まえた授業構成ができているかも評価対象です。

実施内容①個人面接
②模擬授業・口頭試問
試験時間40分間
面接官4人
面接カード
(自己評価書)
あり
※一次試験の通知に同封
配点①個人面接:300点満点
②模擬授業:200点満点(実技試験のある教科は100点満点)
面接審査の概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

教育に対する真摯な思いや責任感、チームの一員として協働できる柔軟さが求められており、普段の言動や価値観の表れが評価に大きく影響するといえるでしょう

本番で自分らしさをしっかり伝えるためにも、早めの対策を意識的に進めておきたいところです

面接審査の対策方法は、こちらの記事で解説しています。

高知県教員採用試験の選考スケジュール

高知県教員採用試験は、出願から最終合格まで複数のステップを経て実施されます。

試験日程そのものよりも、各選考がどの時期に行われるのかという「流れ」を把握しておくことが重要です。

  • 3月上旬:募集要項の発表・ダウンロード
  • 3月中旬:出願受付期間
  • 5月下旬:一次試験
  • 6月下旬:一次試験の合格発表
  • 7月下旬:二次試験
  • 9月上旬:最終合格発表
  • 翌年3月上旬:採用予定通知
  • 翌年3月下旬:人事異動発表(勤務校の決定)
  • 翌年4月1日:採用(勤務開始)

一次試験から二次試験までの期間が短いため、筆記試験の対策と並行して面接の準備を進めておくことが重要です。

より詳しい試験日程や出願期間、各選考の実施日については、高知県教員採用試験の試験日程・スケジュールで詳しく解説しています。

高知県教員採用試験の採用予定人数

令和9年度(2026年実施)の採用予定人数は、全体で200人台前半規模となっています。

近年の採用予定人数は、おおむね230〜260人前後で推移しており、 年度によって増減はあるものの、大きく減少しているわけではありません。

  • 令和9年度(2026年実施):234人
  • 令和8年度(2025年実施):259人
  • 令和7年度(2024年実施):250人
  • 第1回(夏選考)の採用予定人数です。

採用人数は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校といった校種や、 教科によって差が出るのが特徴です。

とくに専門性の高い教科や欠員が生じやすい校種では、一定数の採用が継続して行われる傾向があります。

詳細は次のとおりです。

校種教科R9R8R7
小学校100130130
中学校国語1084
社会1057
数学1057
理科9104
音楽675
美術332
保体9107
技術442
家庭222
英語9127
英語9127
高等学校国語444
地歴321
公民111
数学214
理科434
音楽111
美術111
書道1
保体311
英語321
家庭112
情報122
農業44
電気214
機械439
建築1
土木2
工化1
商業221
水産32
看護1
福祉11
福祉11
特別支援小学部888
中高部5510
理療1
養護教諭小中91010
県立111
栄養教諭小中223
採用予定人数の推移(第1回・夏選考)

採用予定人数は、受験の目安にはなりますが、合否はあくまで試験の得点や人物評価によって決まります。

人数の多少だけで難易度を判断せず、一次試験・二次試験それぞれで確実に評価を積み重ねることが重要です。

高知県教員採用試験の実施結果(倍率)

高知県教員採用試験の倍率は、3倍台で推移しています。

過去5年間の倍率推移は次のとおりです。

  • 令和8年度(2025年実施):3.0倍
  • 令和7年度(2024年実施):3.4倍
  • 令和6年度(2023年実施):5.5倍
  • 令和5年度(2022年実施):7.6倍
  • 令和4年度(2021年実施):7.8倍

全体の倍率を見ると、2021年実施(令和4年度)頃までは7倍前後で推移していました。しかし、 近年は受験者数の減少や採用人数の増加により、倍率は3倍前後まで低下しています。

ただし、この倍率はあくまで全校種を合算した数値です。実際の倍率や難易度は、校種・教科によって大きく異なる点には注意が必要です。

校種・教科ごとの詳しい倍率や実施結果については、 教科別の実施結果・倍率をまとめた記事で詳しく解説しています。受験予定の校種・教科については、あわせて確認しておくとよいでしょう。

高知県教員採用試験の関するFAQ

高知県教員採用試験の受験生が抱く共通の疑問にお答えしていきます。

受験資格(年齢制限)はありますか?

A.はい、受験するには以下の要件を満たす必要があります。

  • 志望教科・科目の教員免許状
  • 昭和40年4月2日以降に生まれた人
  • 欠格条項(地方公務員法第16条、学校教育法第9条)に該当しない人

過去問はどこで入手できますか?

A.高知県教員採用試験の過去問は、高知県教育委員会のホームページで無料公開されています。

教職・一般教養と専門教養の問題と解答がPDF形式でダウンロードできるので活用しましょう。

こちらの、高知県教員採用試験の過去問5年分|入手方法と効果的な活用法 でもまとめています。

令和9年度(2026年実施)の変更点はありますか?

A.主に5つの変更点があります。

大学3回生受審制度の校種・教科の追加

小学校教諭に加え、中学校教諭(技術)、高等学校教諭(工業)も対象になります。

社会人特例出願対応教科の追加

教員免許を持たない方で、企業経験等により専門性を持っている方が受審できる、社会人特例出願の対応教科を追加します。

追加教科【 中学校教諭(技術)、高等学校教諭(商業) 】

特定の資格等による加点制度:英語に関する資格の加点見直し

英語に関する資格等による加点を見直します。(加点の増点や、対象資格等級等の引き下げを行います)

  • 中学校、高等学校、特別支援学校中学部・高等部教諭の「英語」の受審者
    • 加点を増点(10点・20点 → 20点・30点)
  • 小学校、特支小学部教諭の受審者
    • 加点対象を拡大(英検2級以上 → 英検準2級以上 等)
実技審査の一部廃止

中学校教諭(技術)の実技審査を廃止します。

第1次審査免除条件の見直しについて(予告)

高等学校教諭については、免除対象者数が採用予定人数に比べ非常に多くなっていることから、令和9年度採用審査より第1次審査免除条件を見直すことを予定しています。令和8年度以降の第1次審査合格者からは、次年度審査においてのみ免除とし、令和7年度以前の第1次審査合格者については、引き続き3年間免除とする予定です。

高知県教員採用試験の合格に向けてやるべきこと

高知県教員採用試験は、しっかりと対策をすれば決して突破が不可能な試験ではありません

ただし、単に筆記試験の得点だけで決まるわけではなく、面接での人間性や指導観が大きく評価されるため、努力の方向性を誤ると結果につながりにくいという難しさがあります。

実際、筆記試験を通過しても、二次試験でなかなか合格できない受験者も一定数存在します。

記事内で解説したように、高知県の教員採用試験は出題範囲が広く、内容も多岐にわたります。合格を目指すには、傾向を正しく把握し、無駄のない効率的な学習を進めることが鍵となります。

本記事はここまでです。

本サイトでは、高知県教員採用試験の合格に必要な情報を多く配信しています。これから本格的に対策を始めたい方は、ぜひ他の記事も参考にして、自分に合った準備を進めていきましょう。

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