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教員採用試験の過去問はダウンロードできる?入手方法と活用法

教員採用試験の過去問

教員採用試験において過去問は、効率的に合格を目指すための必須ツールです。

「少しでも早くダウンロードして、勉強を始めたい!」そう思ってこのページにたどり着いたのではないでしょうか?

しかし結論から言うと、教員採用試験の過去問をネット上でダウンロードできる自治体は限られています

では、どの自治体が公開しているのかどうやって手に入れるのか

この記事では、自治体ごとの過去問公開状況をわかりやすくまとめ、今すぐできる入手・活用法まで丁寧に解説しています。

この情報を知らずに勉強を始めるのは、時間も労力ももったいないです!ぜひこの先も読み進めて、合格への一歩を最速で踏み出しましょう!

目次

【教員採用試験】過去問がダウンロードできる自治体一覧

どの自治体の過去問がダウンロードできるのか?

そんな疑問がすぐに解決できるよう、一覧にまとめました!まずは下記から、自分が受験予定の自治体をチェックしてみましょう!

  • 筆記試験(教職教養・一般教養、専門教養)の公開状況をまとめています。
  • 青文字をタップすると詳細や入手方法を確認できます。
教員採用試験 過去問の公開状況一覧
自治体公開状況自治体公開状況
北海道三重県
札幌市滋賀県
青森県京都府
岩手県京都市
宮城県大阪府⭕️
仙台市大阪市⭕️
秋田県堺市⭕️
山形県豊能地区⭕️
福島県兵庫県⭕️
茨城県神戸市⭕️
栃木県奈良県
群馬県⭕️和歌山県
埼玉県鳥取県
さいたま市島根県⭕️
千葉県岡山県
東京都⭕️岡山市
神奈川県広島県⭕️
横浜市山口県
川崎市徳島県
相模原市香川県
新潟県愛媛県
新潟市高知県⭕️
富山県福岡県
石川県北九州市
福井県福岡市
山梨県⭕️佐賀県
長野県⭕️長崎県⭕️
岐阜県⭕️熊本県
静岡県熊本市
静岡市大分県
浜松市宮崎県
愛知県鹿児島県
名古屋市沖縄県⭕️

関連記事

【教員採用試験】過去問の入手方法

教員採用試験の過去問を入手する方法(有料・無料)を5つ紹介します。

①先輩からもらう

アナログかつ力技に近いですが、合格した先輩や同僚がいれば過去問をもらいましょう。

品質が悪かったり、書き込みがあったりはするかもですが志望先の過去問は分析できればOKです。それを使って勉強するわけではありません。

無料でもらえる可能性が高いので、早めに根回しをしておきましょう。

②情報センター等を活用する

どの自治体も県庁・市役所の情報センターで過去問の閲覧・コピーができます

例えば、埼玉県や福岡市では、試験から数週間程度で閲覧が可能になるケースも。

埼玉県教員採用試験 過去問の入手方法
埼玉県教員採用試験 過去問の入手方法
福岡市教員採用試験 過去問の入手方法
福岡市教員採用試験 過去問の入手方法

著作権の関係でネット掲載できない問題(国語や芸術科目など)も、現地ならコピーできます。

情報センター等に足を運ぶ必要はありますが、近くに行く機会があれば利用してみましょう。

③過去問シリーズを購入する

協同出版の「教員採用試験 過去問シリーズ」は、大学受験でいうところの「赤本」。

全国の教職・一般教養、専門科目を広くカバーし、解説・出題傾向も掲載されています。

協同出版の過去問シリーズ
協同出版の過去問シリーズ

問題と解答だけでなく、解説や出題分析データも掲載されているので、勉強の導入として十分に活用可能な1冊です。

Amazon等ではよく在庫切れになっているため、書店等で見つけたら即購入するのをオススメします。

④noteを利用する

全国の過去問を集約した有料noteもあります。

教科別に整理されており、初学者にも総仕上げにも使いやすい内容です。

志望先だけでなく、広い知識を身につけるためにも、全国の過去問を解き進める学習法が合格のカギになります。

たくさんの問題に触れたい方は、ぜひ活用してみてください!

⑤自治体のホームページからダウンロード

一部の自治体では、ホームページに過去問と解答を公開しています。

PDFデータなので、費用をかけずにすぐダウンロード可能です。

ただし、掲載年数が限られる、解説がないなどの制約もあります。それでも、出題形式やレベル感をつかむには十分有効です。

全国の過去問公開状況はこちら。

福永

過去問を入手したら、すぐに出題傾向を分析して勉強スタートしましょう!

【教員採用試験】過去問の効果的な活用方法

教員採用試験の過去問をただ眺めるだけではもったいない!正しく活用すれば、最小の努力で最大の成果を出すことも可能です。

ここでは、過去問を使った効果的な勉強法を3つに分けて紹介します。

何から勉強すればいいかわかる

先日、こういったツイートをしました。

勉強は「引越し作業」に似ています。引っ越すときに、「必要な物」と「不要な物」を仕分けますよね。勉強も同じです。

教科にもよりますがボーダーラインは6〜7割なので、受かるために全科目の勉強は必要ありません。過去問を活用して、出題範囲を絞ることで、「必要な科目=やるべき科目」を知ることができますよ!

福永

点数が取れない(落ちる)人ほど、律儀に最初から最後まで勉強する傾向があります。出ない科目・分野に時間を使っても無駄です。

②出題パターンを把握する

出題形式や出題範囲は自治体ごとに傾向やパターンがあります。

それを知らずに勉強を進めても無駄に時間を消費するだけでなく、効果的な勉強計画が立てられません。そこで過去問を使えば、「どこから勉強すれば効率的なのか」を知ることができます。

教職教養の教育原理を例にすると、青森県では生徒指導や学習指導要領が頻出です。

青森県教員採用試験 教育原理の出題範囲一覧
青森県教員採用試験 教育原理の出題範囲一覧

その一方で、宮城県では特別支援教育や学校と学級の運営が頻出となっています。

宮城県教員採用試験 教育原理の出題範囲一覧
宮城県教員採用試験 教育原理の出題範囲一覧

このように最初から過去問を使い傾向を把握しておけば、全範囲を勉強しなくても、効果的に点数を取ることができます。

出題範囲の理解=コスパ最強

たとえば教育原理(全13分野)を勉強するのに、1分野10時間をかけたとすれば、一通り終わらせるのに130時間かかります。

当然、1回やっただけでは覚えられないため3回繰り返すと単純計算で390時間必要です。他にも試験科目はあるので、このペースでは試験までに終わりません。

一方で、過去問を上手に活用し、出題範囲を理解した上で勉強すると、頻出分野だけで点数が取れる効率的な勉強が可能です。上述の青森県で考えれば、30時間×3回=90時間って感じですよ。

試験科目は多いですし、面接や小論文などの対策もしなければいけないため、無駄な時間は使わないようにしましょう。

自治体別の出題範囲は下記記事でまとめています。

③問題集として使う

志望先の過去問だけでなく、他自治体の過去問を問題集として活用することで、より広範な知識や問題形式に対応できる力を養うことができます。

たとえば2024年度北海道教員採用試験では、「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策(答申)」に関する出題がありました。

志望先の過去問だけの知識では、過去に同じような問題が出ていないため、この問題を解くことはできません。

北海道教員採用試験の問題(2024年度)
北海道教員採用試験の問題(2024年度)

しかし、他自治体の過去問をしっかり解いていれば、この問題の正答率は格段に上がったことでしょう。同じような問題が2022年度滋賀県で出題されています。

滋賀県教員採用試験の問題(2022年度)
滋賀県教員採用試験の問題(2022年度)

他自治体の過去問を解くことで、このような共通問題に対する対応力を高めることができます。

志望先以外の過去問も使う」というのは、こういうことです。とくに、最新の教育時事や出題頻度の低い分野を志望先の過去問だけでカバーするのは限界があります。

福永

他自治体の過去問を問題集代わりにして勉強することはとても有効なので、ぜひ活用しましょう。

【教員採用試験】過去問は最初と最後に使うことが大切

教員採用試験の過去問は、「志望先」と「それ以外(全国)」の2つあります。

志望先の過去問は最初に使います。

志望先の過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。志望先の過去問をどれだけ繰り返し勉強しても意味はありません。

そして、それ(志望先)以外の過去問は最後に、頻出分野の知識定着および周辺知識の底上げのために使います。

似た形式や内容の問題が異なる自治体でも出題されることはよくあります。他自治体の過去問を解くことで、このような共通問題に対する対応力を高めることができます。

志望先の過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲や周辺知識を他自治体の過去問で覚えていくのが勉強です。

過去問に限らず、目的を決めて参考書や問題集を使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。

今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。

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