さいたま市教員採用試験の面接試験は、一次試験に集団面接、二次試験に個人面接と集団面接が実施されます。
試験時間や配点、評価基準を知らずに対策を始めてしまうと、的外れな準備になる恐れがあります。
この記事では、面接対策を始める前に押さえておきたい以下の情報をまとめました。
- 試験時間
- 評価基準・判定
- 過去の質問・テーマ
試験の全体像を正しく理解して、合格への戦略を立てるための資料として活用してください。
さいたま市教員採用試験の集団面接
さいたま市教員採用試験の集団面接は一次試験と二次試験に実施されます。
試験内容はそれぞれ異なるので、傾向を理解してから対策することが重要です。
- 一次試験
- 二次試験
集団面接の試験時間・内容
一次試験の集団面接は、同じ質問に一人ずつ回答する形式です。しかし、二次試験は受験者同士での討論もあるため、注意が必要です。
| 項目 | 一次試験 | 二次試験 |
|---|---|---|
| 内容 | 口頭試問 | 討論+口頭試問 |
| 試験時間 | 20分 | 30分 |
| 面接官 | 2人 | 2人 |
| 受験者数 | 5人 | 4人 |
| 配点 | 150点 | 100点 |
集団面接の評価基準
2人の面接官それぞれが、以下の基準に沿って評価します。
| 一次試験 | ・社会性・協力性・協調性等を有しているか。 ・人間性の豊かさが感じられるか。 ・教育公務員に求められる人権感覚を有しているか。 ・礼儀正しく、落ち着いた態度か。 |
|---|---|
| 二次試験 | ・さいたま市が求める教師像に基づく資質や能力、適性等を有しているか。 ・質問を的確にとらえ、適切な考え方や判断ができるか。 ・簡潔、明確な受け答えができるか。 ・常に学び続けようとする素直さや謙虚さを有しているか。 |
集団面接の過去問(質問)
ここでは、実際にさいたま市の教員採用試験で過去に出題された質問を厳選して紹介します。
自分ならどう答えるか、ぜひ考えながら読み進めてみてくださいね。
一次試験
- 教員を目指した理由は何ですか。
- さいたま市を志望した理由は何ですか。
- 志望教科の魅力は何ですか。
- 子どもたちにどのような力を身につけさせたいですか。
- 教職公務員としての自覚はありますか。
- なぜ学び続ける必要があるのでしょうか。
- 長所は何ですか。また、その長所を教育活動にどのように活かしていきますか。
- 短所はありますか。
- 周りからどのように思われていますか。
- 健康管理で気をつけていることはありますか。
- 保護者と連携する上で大切なことは何ですか。
- 教師以外とどのように連携していきますか。
- 最後に自己PRをしてください。
二次試験
- 受験番号と名前を言ってください。
- 自己PRを30秒間でしてください。
- 教師にとって重要だと思う資質・能力を一つだけ挙げるとしたら。
- 教職員以外の職員とどう関わるといいですか。
- 仕事をやっていてストレスだと感じることはありますか。
- 保護者対応をする際に心がけることは何ですか。
- 苦手とする業務とその取り組み方について。
- 最近思う教育課題とその理由は。
- さいたま市の教育理念(3つのG)の中で一番重要だと思うものを一つ選び,その理由とともに答えてください。
- 教師による体罰や不適切な言動がニュースで話題になっています。体罰についてはいけないと周知されていますが,あなたはこの不適切な言動について,どのように対策できると思いますか。
- 教師が,児童の個人情報をネットにアップロードすることについて,あなたはどう考えますか。
さいたま市教員採用試験の個人面接
さいたま市教員採用試験の個人面接は二次試験に実施されます。
個人面接では、教員としての資質・教育観・専門性・児童生徒への対応力などが総合的に評価されます。
個人面接の試験時間・配点
面接時間は一人20分程度あり、3人の面接官から様々な質問が飛んできます。
一般的な質問に加えて、志望する教科に関する投げかけも問われるのが特徴です。
| 対象校種 | 全志願区分 |
|---|---|
| 試験時間 | 1人につき20分程度 |
| 形式 | 個人面接+教科等の専門性に係る質問 |
| 配点 | 150点 |
結論を先に述べ、その理由や具体例を続けるなど、分かりやすく簡潔に説明することを意識しましょう。
個人面接の評価基準
面接試験では、強い使命感・豊かな社会性・専門職としての自覚・実践的な専門性などが評価の対象になります。
- 強い使命感や教育への情熱が感じられるか。
- 豊かな社会性を備えているか。
- 専門職としての自覚があるか。
- 実践的な専門性を身に付けているか。
- 教科の指導内容に関する知識があるか。
- 幅広く豊かな教養があるか。
- 深い専門的知識があるか。
- 専門的な知識に基づく実践力があるか。
- 新たな学びを展開できる実践的指導力があるか。
- 適切な評価を行うための工夫はあるか。
自己申告書が重要
さいたま市教員採用試験の自己申告書は、あなたの「教師としての資質」や「経験」を伝えるための最も重要な書類です。
面接官はこの書類を手元に置き、「どこを深掘りすれば、この人の良さが見えるか?」を探っています。
自己申告書の内容


実際の試験では、提出した自己申告書に基づいて過去の経歴や経験、志望動機、今後の抱負など幅広く質問されます。わかりやすくアピールできる内容を作成しましょう。
自己申告書の自己PRや志望動機については、こちらの「面接の回答、それで大丈夫?さいたま市教員採用試験|個別添削型・面接対策」で添削サポートを行っています。納得いくまで何度でも見直せる環境を用意していますので、必要に応じてご活用ください。
個人面接の過去問(質問)
過去の受験者から収集した面接の質問項目を抜粋してまとめています。
共通質問
- あなたにとって、志望科目は、どんな科目ですか。
- あなたにとってやりがいの感じられる仕事とはどんな仕事ですか。
- あなたの強みが活かされた出来事はありますか。
- アルバイトはしていましたか。
- いじめが発覚したら、どのように対応しますか。
- 管理職に納得のできないアドバイスをされたらどうしますか。
- 教育実習で困ったことはありますか。
- 教師の仕事の中で一番大切なことは何ですか。
- 埼玉県とさいたま市の教育の違いは何だと思いますか。
- さいたま市の「よい授業」について、あなたならどうしますか。
- 「いじめ」を未然に防ぐために、日頃からどのような指導を行いますか。
- 「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がありますが、児童生徒との関係においてどのように考えますか。
- あなたの強みは何ですか。
教科面接に関する質問
*令和7年度から実施
面接対策を進めるうえで、これらの質問項目について「自分ならどうするか」「どんな考えがあるか」を具体的なエピソードや教育観と結びつけて語る練習をしましょう。
さらに過去問を知りたい方・自己PRや志望動機の相談をしたい方は、こちらの「面接の回答、それで大丈夫?さいたま市教員採用試験|個別添削型・面接対策」をご覧ください。
個人面接の対策ポイント
対策のポイントは、「徹底的な自己分析」です。なぜなら、さいたま市の面接は「コンピテンシー評価型(行動特性を見る面接)」だからです。
コンピテンシー型面接では、一つの回答に対して「なぜ?」「具体的には?」と何度も深掘りされます。
たとえば、「長所」を聞かれた場合のやり取りを見てみましょう。
- 長所は何ですか?
→「粘り強さです」 - その粘り強さが発揮された具体的なエピソードはありますか?
→「部活動での指導経験です」 - その時、一番困難だったことは何ですか?
- その困難を乗り越えるために、あなたはどう考え、どう行動しましたか?
- その経験を、さいたま市の教師としてどう活かしますか?
このように、表面的な回答を用意してもすぐに見破られてしまいます。
過去の質問例を見て、自分の言葉で「根拠」を語れるように準備しておきましょう。
さらに過去問を知りたい方・自己PRや志望動機の相談をしたい方は、こちらの「面接の回答、それで大丈夫?さいたま市教員採用試験|個別添削型・面接対策」をご覧ください。
さいたま市教員採用試験の面接対策でよくある悩み・相談
さいたま市教員採用試験の面接対策を進める上で、多くの受験生が抱く悩みや相談内容をまとめました。
知りたい項目から読み進めてください。
Q-1.面接対策はいつから始めるべきですか?
A-1.筆記試験対策と並行して、今すぐ始めるべきです。
「面接は準備が9割」と言われます。自己分析やエピソードの整理、それを言語化する作業には膨大な時間がかかるため、試験の1ヶ月前程度からでは間に合いません。
まずは「敵を知る(試験内容の把握)」と「己を知る(自己分析)」のステップから始めてみてください。
合格への5ステップや時期別のロードマップは、こちらの「【2026年版】教員採用試験の面接対策はいつから?攻略法を徹底解説!」で解説しています。
Q-2.面接で落ちる人(受かる人)の特徴は?
A-2.「一緒に働きたいと思えるかどうか(未来の同僚としての信頼感)」です。
落ちる人の典型例として、「回答がマニュアル的で自分の言葉がない」「教育への情熱やビジョンが感じられない」といった特徴が挙げられます。
逆に受かる人は、非言語的なコミュニケーション(表情や話し方)も意識しつつ、自身の経験に基づいた「納得感のある言葉」で語れる人です。
さらに詳しい「落ちる人の特徴6選」と「受かる人の共通点」は、こちらの「【元面接官が解説】教員採用試験の面接で落ちる人・受かる人の違い10選」で解説しています。
Q-3.志望動機や自己PRはどう書けばいいですか?
A-3.志望動機や自己PRは面接のベースとなる重要な項目です。
- 「なぜ教員なのか」
- 「なぜさいたま市なのか」
- 「自分の強みはどう活かせるか」
これらのことについて一貫性を持って書く必要があります。面接本番で深掘りされることを前提に、具体的なエピソードを準備しておきましょう。
自分で書いた内容に自信がない場合は、こちらの添削サポート付きnoteを利用して第三者の視点を入れるのも有効な手段です。
Q-3.頻出質問の模範回答はありますか?
A-4.頻出の30問を厳選し、回答のポイントを解説した記事を用意しています。
ただし、模範解答を丸暗記するのは危険です。大切なのは、「なぜその質問をされるのか(意図)」を理解し、「どう答えれば評価されるのか(ポイント)」を押さえて、自分の言葉で話すことです。
こちらの「【簡単】教員採用試験の面接頻出質問30選|回答例とポイント解説」では、質問の意図まで深掘りして解説しているので、回答作成の参考にしてください。
Q-5.オススメの参考書はありますか?
A-5.さいたま市教員採用試験の面接対策に特化したnoteがオススメです!
こちらのnote(参考書)には、実際に面接で聞かれた質問が123個も掲載されているだけでなく、多くの受験者が悩む質問へのOK例・NG例も具体的に解説されています。



回数無制限の個別指導・添削があるのもGood!
「何を聞かれるか」という不安がなくなるだけでなく、「この内容で伝わるかな?」という悩みも相談できるので、鬼に金棒です。
この一冊があれば、面接カードの作成で悩む時間を、丸ごと面接練習に充てられますよ。


個人面接・集団面接で落ちないために
さいたま市教員採用試験の面接試験は、個人面接と集団面接が実施されています。
筆記試験の点数が高くても、面接で評価されないことには合格できません。過去問を繰り返し確認し、自分の言葉で誠実に答えられる状態をつくっておきましょう。
で、ここからどうするか。
定番質問に対するOK/NGの回答例や回数無制限の個別添削が受けられるnoteを用意しました。「この答え方で合ってる?」が全部クリアになります。
話し方のコツ、評価される答え方、よくある失敗パターン。合格答弁を作るための技術を解説した記事から始めましょう。

