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【2026年受験】大阪市教員採用試験の内容(一次・二次試験)

試験内容|大阪市教員採用試験

大阪市立学校で教員を目指している方に向けて、公立学校教員採用選考テストの内容(一次・二次試験)をわかりやすく整理しました。

選考スケジュールや実施状況(結果)など、受験に必要な情報をガイドブックのような感覚でまとめています。これから本格的に準備を始める方の役に立つはずです。

出題傾向や選考方法を理解しないまま勉強を進めてしまうと、努力が成果に結びつきにくくなります。

まずは大阪市公立学校・幼稚園教員採用選考テストの試験制度を正しく把握することから始めていきましょう。

福永

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目次

大阪市教員採用試験とは

大阪市教員採用試験(大阪市公立学校・幼稚園教員採用選考テスト)とは、大阪市教育委員会が行う公立学校の教員を採用するための選考試験です。

試験に合格すると、大阪市内の公立幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校に教諭(教員)として配属されます。

大阪府・堺市・豊能地区との違い

大阪府内では、4つの教育委員会が、それぞれ独自に教員採用試験を実施しています。

これらは別々の試験であり、採用後の勤務地も異なります

実施主体勤務地備考
大阪市大阪市内の学校本記事で解説
大阪府大阪市・堺市・豊能地区を除く府内全域別途、大阪府が募集要項を公開
堺市堺市内の学校別途、堺市が募集要項を公開
豊能地区豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町内の学校別途、豊能地区が募集要項を公開

出願先を間違えると、希望する地域で働くことができません

そのため、自分がどの自治体の教員として働きたいのかを明確にしたうえで、受験する試験を事前に確認しておきましょう。

大阪市教員採用試験の内容

大阪市教員採用試験では、筆記試験だけでなく、面接試験や実技試験など複数の試験が課されます。

試験は一次試験と二次試験の2段階で行われます。一次試験の得点は最終合否には影響せず、二次試験の得点によって最終合格者が決定されるのが大きな特徴です。

最終合格者の決定方法
幼稚園
幼小共通
筆答テスト及び実技テストの合計得点により判定します。ただし、上記にかかわらず、合格者数の概ね2割を目途に、面接テストの得点により判定します。
小学校
養護教諭
栄養教諭
筆答テストの得点により判定します。ただし、上記にかかわらず、合格者数の概ね2割を目途に、面接テストの得点により判定します。
中学校筆答テスト及び実技テストの合計得点により判定します。
特別支援筆答テスト及び実技テストで教科ごとに設定する合格基準点に全て達している人を対象とし、面接テストの得点により判定します。
  • 筆答、面接、実技の各テストにおいて、得点が合格基準点に達しないものが一つでもある場合は、不合格とします。

試験内容は、選考区分及び校種教科等により異なります。一般選考の試験内容は以下のとおりです。

選考方法試験種目配点
一次試験筆答テスト150
面接テスト450
二次試験筆答テスト400*1
面接テスト450*2
実技テスト200*3
令和9年度(2026年実施)|大阪市教員採用試験の内容(一般選考)
  • 1 小学校は240点、音楽・美術・保健体育・英語は200点
  • 2 中学校は420点
  • 3 小学校は180点

一次試験

大阪市教員採用試験の一次試験では、筆答テスト(教職教養)と面接テスト(個人面接)が実施されます。

教育に関する基礎知識や思考力が問われる筆記試験です。

筆答テスト(教職教養)

筆答テストでは、教育に関する基礎知識を問う「教職教養」と、思考力・判断力を問う問題が出題されます。

すべて択一式で出題され、幅広い分野からバランスよく問題が出題されるのが特徴です。

対象校種全校種共通
試験時間90分間
問題数30問
解答形式択一式(マークシート)
出題範囲
*数字は出題数
教職教養(教育原理⑨、教育史①、教育心理①、教育法規④)
思考力・判断力を問う問題(数的処理②、判断推理④、資料解釈③、文章理解⑥)
配点450点満点
筆答テストの試験概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

出題範囲は広範にわたるため、傾向を踏まえたうえで勉強することが重要です。

面接テスト(個人面接)

面接テストでは、教員としての資質や教育観、児童生徒への対応力などが総合的に評価されます。

対象校種全校種共通
試験内容個人面接(口頭試問)
試験時間約10分
面接官2人
配点450点満点
面接テストの試験概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

試験時間は10分と短いですが、配点は筆答試験と同じ450点満点です。大阪市がいかに人物評価を重視しているかがわかりますね。

過去の質問項目などは、こちらの「大阪市教員採用試験|面接・模擬授業の傾向と過去の質問一覧」でまとめています。

二次試験

大阪市教員採用試験の二次試験では、筆答テスト(専門教科)、面接テスト(個人面接・場面指導)、実技テストが実施されます。

二次試験は最終合否を決定する重要な選考であり、校種によって合格者の決定方法が異なります

筆答テスト(専門教科)

筆答テスト(専門教科)では、受験する校種・教科に関する専門的な知識や指導力が問われます。

問題形式は択一式と記述式で構成され、教科によって試験時間や配点が異なります

対象校種全校種・教科
試験時間90分間*
問題数教科・科目により異なる
解答形式択一式および記述式
対象校種全校種
配点400点満点*
筆答テスト(専門教科)の試験概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)
  • 幼稚園、幼小共通:240点満点
  • 中学校(音楽・美術・保健体育・英語):70分間/200点

筆答テスト(専門教科)では、教科内容の知識だけでなく、学習指導要領を踏まえた指導に関する理解が問われることもあります。

過去問を確認し、出題傾向に合わせて対策を進めることが重要です。

専門教科の勉強方法は、こちらの「教員採用試験の専門教養(科目)とは?試験内容や勉強方法を徹底解説」で解説しています。

面接テスト(個人面接・場面指導)

面接テストでは、教員としての資質や教育観、児童生徒への対応力などが総合的に評価されます。

志望動機や教育に対する考え方だけでなく、場面指導とセットで実施します。

対象校種全校種共通
試験内容口頭試問+場面指導
試験時間15分間
面接官2人
配点450点満点(中学校の各教科は420点満点)
面接テストの試験概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

面接テストでは、回答内容だけでなく、話し方や姿勢なども評価の対象になります。

結論を先に述べ、その理由や具体例を続けるなど、分かりやすく簡潔に説明することを意識しましょう。

過去の質問項目などは、こちらの「大阪市教員採用試験|面接・模擬授業の傾向と過去の質問一覧」でまとめています。

実技テスト(実技試験)

実技テストは、中学校・特別支援学校の一部教科で実施されます。

教科に応じて演奏や実演、技能試験などが課され、教科指導に必要な実技能力が評価されます。

対象校種幼稚園、幼小共通、中学校
試験内容幼稚園・ピアノ弾き歌い
・アルトリコーダー
幼小共通・ピアノ弾き歌い(以下1~3の中から1曲、当日指定)
1 山の音楽家
2 ぞうさん
3 ポンポンポンと春がきた
音楽・ピアノ弾き歌い
・アルトリコーダー
美術・描写
・立体
保健体育・体つくり運動
・球技(バレーボール、サッカー、バスケットボール、ハンドボールから1種目選択)
・器械運動(マット運動)、陸上競技(ハードル走)、武道(柔道、剣道)、ダンス(創作ダンス)から1種目選択
英語・リスニング
・スピーチ及び英語による口頭試問
配点180~200点満点
実技テストの試験概要(2026年実施予定)

実技試験では、技能の正確さだけでなく、落ち着いて課題に取り組む姿勢も見られます。

試験形式を事前に確認し、実際の試験を想定した練習を行っておくことが大切

大阪市教員採用試験の選考スケジュール

大阪市教員採用試験は、例年3月上旬から出願が始まり、一次試験・二次試験を経て最終合格者が決定されます。

主な選考スケジュールは以下のとおりです。

3月上旬出願手続きの開始
6月中旬一次試験(筆答テスト)
6月下旬一次試験(筆答テスト)の合格発表
7月上旬一次試験(面接テスト)
7月下旬一次試験の合格発表
8月中旬二次試験(実技テスト)
二次試験(筆答テスト)
二次試験(面接テスト)
9月下旬二次試験(最終)の合格発表
大阪市教員採用試験の選考スケジュール

出願から最終合格発表まで長丁場の試験です。

スケジュール管理が重要なので、対策を始める前にカレンダーに書き込んでおきましょう。

より詳しい試験日程や出願期間については、大阪市教員採用試験の試験日程・スケジュールで詳しく解説しています。

大阪市教員採用試験の実施結果(倍率)

大阪市教員採用試験の倍率は、採用予定数や受験者数の影響を受けて毎年変動します。

過去5年間の実施結果は次のとおりです。

  • 2025年実施(R8採用):2.0倍
  • 2024年実施(R7採用):2.8倍
  • 2023年実施(R6採用):3.1倍
  • 2022年実施(R5採用):3.0倍
  • 2021年実施(R4採用):3.9倍

直近5年間を見ると、倍率はおおむね3倍程度で推移しています。

近年は低下傾向にありますが、決して簡単になっているわけではありません。倍率だけで難易度を判断するのではなく、試験内容や配点を踏まえて対策を進めることが大切です。

校種・教科ごとの詳しい倍率や推移については、 【令和8年度】大阪市教員採用試験の倍率|教科別・過去5年の推移の記事で詳しく解説しています。

大阪市教員採用試験に関するFAQ

大阪市教員採用試験の志望者が抱く共通の疑問にお答えしていきます。

Q-1.受験資格(年齢制限)はありますか?

A-1 受験するには大きく分けて「年齢・免許・法律」の3つの条件があります。

年齢の条件

一般選考の場合、昭和40年(1965年)4月2日以降に生まれた方が対象です(大学3年次在籍者推薦は昭和41年4月2日以降)。

教員免許の条件

出願する区分や教科に相当する普通免許状を持っている(または取得見込みである)必要があります。

法律上の条件

地方公務員法や学校教育法で定められた「欠格条項」および「児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律」に該当しないことが必須です。

Q-2.過去問はどこで入手できますか?

A-2 大阪市教員採用試験のホームページから無料で入手できます。

筆答テスト(教職教養、専門教養)の問題と解答がPDF形式でダウンロードできるので、出題傾向や難易度の把握に活用しましょう。

こちらの「大阪市教員採用試験の過去問5年分|入手方法と効果的な活用法」でも5年分のデータをまとめています。

Q-3.令和9年度(2026年実施)の変更点はありますか?

A-3 受験資格の年齢緩和や加点制度の拡充、実技試験の一部廃止など、複数の変更点が発表されています。

  1. 受験資格の年齢制限緩和
  2. 加点制度の追加
    • (日本語指導、中国語、ベトナム語の資格保有者が対象)
  3. 実技試験の変更・廃止
    • 幼稚園等:「無伴奏による歌唱」の廃止
    • ・中(保体):「水泳」の廃止
    • ・中(英語):「グループディスカッション」を「スピーチ及び口頭試問」へ変更
  4. 結果通知方法の変更
    • 郵送による通知を廃止(2次選考合格者を除く)

大阪市教員採用試験の合格に向けて

本記事では、大阪市教員採用試験の試験内容や配点、選考の流れ、最新の変更点を解説しました。

大阪市教員採用試験は、一次試験の結果が二次試験に持ち越されないリセット方式が採用されています。そのため、一次試験を通過した後の、専門教科(筆記)と面接テスト(個人面接・場面指導)の対策が合格のポイントになります。

対策は早く始めるほど有利になります。正しい方向で準備を進め、合格を目指しましょう。

パターン
早い段階から人物・面接対策を始めたい方

大阪市の配点は面接が一番高いため筆記対策と並行して準備を進めましょう。

パターン
試験の全体像をしっかり把握したい方

教員採用試験の全体像を把握したい、大阪市以外の試験内容も確認したい方におすすめです。

パターン
これから本格的に勉強を始める方

試験内容や過去問、倍率などの記事もあります。気になるところから読んでみてください。

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