宮崎県教員採用試験の面接試験は、二次試験に個人面接・模擬授業・GW(グループワーク)が実施されます。
試験時間や配点、評価基準を知らずに対策を始めてしまうと、的外れな準備になる恐れがあります。
この記事では、面接対策を始める前に押さえておきたい以下の情報をまとめました。
- 試験時間
- 評価基準・判定
- 過去の質問・テーマ
試験の全体像を正しく理解して、合格への戦略を立てるための資料として活用してください。
宮崎県教員採用試験の個人面接
宮崎県教員採用試験の個人面接は第二次試験で実施します。
自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。
個人面接の試験概要
宮崎県の個人面接は、全校種共通で実施されます。
人物評価の比重が高く、短時間の中で「教育観」「実践力」「人間性」を総合的に見られる重要な試験です。
| 試験時間 | 20分 |
|---|---|
| 面接官 | 4人 |
20分という限られた時間の中で、4人の面接官から多角的に質問されます。
一問一答の正確さだけでなく、受け答えの一貫性や態度、考えの深さも評価対象になります。
個人面接の評価基準・配点
個人面接は以下の観点に沿って評価します。
- 教員としての適性、専門的知識・技能、授業構成力、指導方法・手立ての工夫等の実践的指導力等を総合的に評価。
- 教職教養を含め、教育者としての使命感や意欲、幅広い社会性や人間性等を総合的に評価します。
配点は30点満点です。
個人面接の過去問(質問内容)
宮崎県教員採用試験の面接試験では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『保護者が学校や教員に求めていることは何だと思いますか。』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、実際の面接試験で聞かれた過去問(質問例)を抜粋して紹介します。
- 緊張していますか。
- 今までに挫折した経験はありますか。
→どうやって克服しましたか。 - 併願状況を教えてください。
→優先順位はどのようになっていますか。 - 勤務地の希望はありますか。
→僻地や山間部での勤務も可能ですか。 - どのような教師になりたいですか。
→その理想に近づくために努力していることはありますか。 - 自立した子どもを育成するにはどうすればいいですか。
- ICT教育についてどう思いますか。
→ICTはどのくらい使いこなせますか。
→ICT教育はどんなメリット・デメリットがあると思いますか。 - 保護者が学校や教員に求めていることは何だと思いますか。
- 「勉強する理由は何ですか」と子どもに聞かれたらどう対応しますか。
これらの質問にどう答えるかは、「教育観の一貫性」と「具体性」で差がつきます。
こちらの記事では、評価される回答の型と実例、深掘りへの対応法まで詳しく解説しています。あわせて確認してください。
個人面接の対策・ポイント
対策のポイントは、「徹底的な自己分析」です。なぜなら、宮崎県の面接は「コンピテンシー評価型(行動特性を見る面接)」だからです。
コンピテンシー型面接では、一つの回答に対して「なぜ?」「具体的には?」と何度も深掘りされます。
たとえば、「長所」を聞かれた場合のやり取りを見てみましょう。
- 長所は何ですか?
→「粘り強さです」 - その粘り強さが発揮された具体的なエピソードはありますか?
→「部活動での指導経験です」 - その時、一番困難だったことは何ですか?
- その困難を乗り越えるために、あなたはどう考え、どう行動しましたか?
- その経験を、宮崎県の教師としてどう活かしますか?
このように、表面的な回答を用意してもすぐに見破られてしまいます。
過去の質問例を見て、自分の言葉で「根拠」を語れるように準備しておきましょう
「自分の回答に自信がない」「評価されるか不安」という方は、こちらのnoteも活用してください。僕が直々に徹底指導します!
宮崎県教員採用試験の模擬授業
宮崎県教員採用試験の模擬授業は二次試験に実施します。
教師としての指導技術や専門性を評価する人物試験です。実際の授業のように、一定の時間内で指定されたテーマや教科について教えることが求められます。
模擬授業の試験概要
| 試験時間 | 30分(構想15分+実演10分+口頭試問5分) |
|---|---|
| 面接官 | 3~4人 |
| 注意事項 | ・児童生徒が1人1台タブレット端末を持っている想定です。 ・ホワイトボード、ホワイトボードマーカー(黒、赤、青)を使用する。 ・自分で作成した教材等の持ち込みは不可 |
模擬授業の流れ
最初に模擬授業で行うテーマが発表されます。
- 「模擬授業」の領域、単元名等については、第二次選考試験受験者へ事前にお知らせします。
テーマについて、15分間で内容を構想します。
10分間の模擬授業を行います。
模擬授業の内容について、5分程度の口頭試問を行います。
模擬授業の評価基準・配点
個人面接は以下の観点に沿って評価します。
- 教員としての適性、専門的知識・技能、授業構成力、指導方法・手立ての工夫等の実践的指導力等を総合的に評価。
- 教職教養を含め、教育者としての使命感や意欲、幅広い社会性や人間性等を総合的に評価します。
配点は30点満点です。
模擬授業の過去問(課題・テーマ)
| 小学校 | 算数「速さ」 | |
|---|---|---|
| 中 学 校 | 国語 | 話すこと・聞くこと |
| 社会 | 近世までの日本とアジア | |
| 数学 | 数と式 | |
| 理科 | 力による現象 | |
| 音楽 | スメタナ作曲連作交響詩「我が祖国」 | |
| 美術 | 浮世絵 | |
| 保体 | 体つくり運動 | |
| 技術 | 生活や社会を支える技術 | |
| 家庭 | 調理実習を行う事前授業 | |
| 英語 | to 不定詞の活用 | |
| 養護教諭 | ストレスへの対処の仕方 | |
| 栄養教諭 | スポーツと食事 | |
模擬授業の対策・ポイント
模擬授業の対策で意識するポイントは次の3つです。
- 児童・生徒の視点を大切にする
- 愛想よく振る舞う
- 客観的な姿を見て練習
模擬授業では、ただ授業ができればいいわけではなく、「どれだけ子どもたちの興味・関心を惹けるか」が重要です。
授業方法や専門知識の量、講師経験の有無など受験者によって違うので、模擬授業をするときには、「どんな先生が子どもたちに人気があるのか」を意識して演じる必要があります。
専門知識や授業構成力などの内容も重要ですが、あくまでも試験なので「印象」が超大事です!
たとえば「教科書の7ページを開いてください」という動作。「声に出すだけ」なのと「体全体を使って表現」するのとでは、まったく印象は違いますよね。
とくに小学生の低学年を対象にするのであれば、動作を大きくして授業したほうが子どもたちからすれば楽しいはず。
もちろん、本当の授業ではする必要はありませんが、あくまでも試験なのでそれくらいしたほうが評価はよくなります。
模擬授業は自己満足では意味がありません。
声の大きさや表情、板書のわかりやすさなどは第三者の意見がすべてだからです。
一番は勤務先の先生や大学の教職課に見てもらうことが一番ですが、一人でも授業を録画するなどして対策はできます。
大切なのは印象ですから繰り返し練習することが大切です。
志望教科の専門性や指導力だけでなく、どのように(な)授業をしているのか、児童生徒の興味・関心を惹きだす内容か、などを総合的に評価されます。
塾や予備校のようなやや強引な展開で授業を進める人もいますが、学校での授業では、子供とのやり取り・掛け合いが非常に重要。
発問や質問を重ねて、クラス全体で授業を「つくっていく」ことを意識して準備しましょう。
宮崎県教員採用試験のグループワーク
宮崎県教員採用試験のグループワークは二次試験に実施します。
テーマに沿って意見交換をしたり、発表したりする人物試験です。集団行動を通して、コミュニケーション能力やチーム内での役割の果たし方などを総合的に評価します。
グループワークの試験概要
| 試験時間 | 35分 |
|---|---|
| 面接官 | 3人 |
| 配点 | 30点満点 |
グループワークの過去問(テーマ)
宮崎県は、「読書県みやざき」を目指して読書環境の整備や読書振興に向けた施策を進めている。県民がさらに進んで読書に取り組むことのできる新しいアイデアをグループで話し合い、3つ発表しなさい。
宮崎県の特産物をアピールするための動画をつくることになった。どのような内容の動画にすればよいかグループで話し合い、その内容を発表しなさい。
グループワークの対策・ポイント
結論、説得力のある発言を心がけることです。
具体的には、自分の意見を言うときは、「こう思う」というだけでなく、「こういう理由だから、こう思う」と自分の経験や事例を交えて話す練習をしてください。
根拠のない発言を繰り返しても、討論になりませんし、適当なことを言っていると評価を下げかねません。
また、他の人が何を言っているか聞くのも重要。前の人が言ったことをきちんと受け止めながら、自分の意見を話せるように準備しましょう。
面接試験でよくある悩み・相談
宮崎県教員採用試験の面接対策を進める上で、多くの受験生が抱く悩みや相談内容をまとめました。
知りたい項目から読み進めてください。
面接対策はいつから始めるべきですか?
結論から言うと、筆記試験対策と並行して、今すぐ始めるべきです。
「面接は準備が9割」と言われます。自己分析やエピソードの整理、それを言語化する作業には膨大な時間がかかるため、試験の1ヶ月前程度からでは間に合いません。
まずは「敵を知る(試験内容の把握)」と「己を知る(自己分析)」のステップから始めてみてください。
▼合格への5ステップや時期別のロードマップは、こちらの記事で解説しています。


面接で落ちる人(受かる人)の特徴は?
最大の分かれ目は、「一緒に働きたいと思えるかどうか(未来の同僚としての信頼感)」です。
落ちる人の典型例として、「回答がマニュアル的で自分の言葉がない」「教育への情熱やビジョンが感じられない」といった特徴が挙げられます。
逆に受かる人は、非言語的なコミュニケーション(表情や話し方)も意識しつつ、自身の経験に基づいた「納得感のある言葉」で語れる人です。
▼さらに詳しい「落ちる人の特徴6選」と「受かる人の共通点」は、こちらで診断できます。


志望動機や自己PRはどう書けばいいですか?
志望動機や自己PRは面接のベースとなる重要な項目です。
「なぜ教員なのか」「なぜ宮崎県なのか」「自分の強みはどう活かせるか」を一貫性を持って書く必要があります。面接本番で深掘りされることを前提に、具体的なエピソードを準備しておきましょう。
▼自己PRや志望動機の書き方は、こちらの記事が参考になります。
頻出質問の模範回答はありますか?
頻出の30問を厳選し、回答のポイントを解説した記事を用意しています。
ただし、模範解答を丸暗記するのは危険です。大切なのは、「なぜその質問をされるのか(意図)」を理解し、「どう答えれば評価されるのか(ポイント)」を押さえて、自分の言葉で話すことです。
以下の記事では、質問の意図まで深掘りして解説しているので、回答作成の参考にしてください。


オススメの参考書はありますか?
宮崎県教員採用試験の面接対策に特化したnoteがオススメです!
こちらのnote(参考書)には、実際に面接で聞かれた質問が114個も掲載されているだけでなく、多くの受験者が悩む質問へのOK例・NG例も具体的に解説されています。



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「何を聞かれるか」という不安がなくなるだけでなく、「この内容で伝わるかな?」という悩みも相談できるので、鬼に金棒です。
この一冊があれば、面接カードの作成で悩む時間を、丸ごと面接練習に充てられますよ。


まとめ|次にやるべきこと
宮崎県教員採用試験の面接は、個人面接・模擬授業・グループワークと幅広く実施されています。
選考方法でも書かれていますが、筆記試験の点数は持ち越さないリセット方式です。つまり、面接試験の結果がすべてってこと。
過去の質問項目や模範解答を繰り返し確認し、自分の言葉で誠実に答えられる状態をつくっておきましょう。
で、ここからどうするか。
定番質問に対するOK/NGの回答例や回数無制限の個別添削が受けられるnoteを用意しました。「この答え方で合ってる?」が全部クリアになります。
話し方のコツ、評価される答え方、よくある失敗パターン。合格答弁を作るための技術を解説した記事から始めましょう。
倍率や試験日程、面接などの記事もあります。気になるところから読んでみてください。



今日のうちから1つ行動してみましょう!
出典(Source)
- 公式情報は、宮崎県教育委員会が公表している実施要項および関連資料をもとに整理しています
- 質問例については、当サイトが独自に実施した受験者アンケートおよび個別報告をもとに構成しています
- 実際の試験内容は年度や実施状況により変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式発表をご確認ください
