滋賀県の教職・一般教養は何から勉強すればいいのか、迷っていませんか?
私もかつて「全部やらなきゃ」と焦って、結局どれも中途半端になった経験があります。でも過去のデータを分析すると優先順位がはっきり見えてくるんです。
今回は過去3年間の出題データから滋賀県の教職・一般教養で何を優先すべきか、そしていつ何を勉強すべきかをお伝えします。
教育法規(3問)・国語(3問)・英語(3問)・数学(2問)・心理(2問)の計13問は出題が固定されており、ここを完璧にすれば全22問の約60%を確保できます。
滋賀県は出題範囲がとても広いため、確実に取れる問題で得点を積み上げる戦略が合格への近道です。
【滋賀県教採】教職・一般教養の試験概要
滋賀県教員採用試験の教職・一般教養は第1次選考で実施されます。
対策を始める前に試験の全体像を把握しておきましょう。
| 対象校種 | 全校種共通 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分 |
| 問題数 | 22問 |
| 出題形式 | 択一式(マークシート) |
| 出題範囲 | ①教職教養 ②一般教養 ③ローカル |
| 配点 | 100点満点 |
滋賀県の特徴は試験時間が40分と非常に短い点です。22問を40分で解く必要があるため1問あたり2分もかけられません。
知識を瞬時に引き出すスピードと時間配分の戦略が合格を左右します。
▼どんな問題なのか、形式なのか確認したい方は以下の記事で過去問をまとめています。


【滋賀県教採】教職・一般教養の出題傾向
滋賀県の教職・一般教養は教職教養と一般教養、そしてローカル問題で構成されています。
法規(3問)・心理(2問)・国語(3問)・英語(3問)・数学(2問)の計13問は毎年ほぼ変わらないため、ここを完璧にすれば全22問中13問(約60%)を確保できます。
科目別出題数の推移
過去3年間の全科目の出題数は以下の通りです。
| 分野 | 科目 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|---|
| 教職教養 | 教育原理 | 1 | 2 | 3 |
| 教育史 | 0 | 1 | 0 | |
| 教育心理 | 2 | 2 | 2 | |
| 教育法規 | 3 | 3 | 3 | |
| 人文科学 | 国語 | 3 | 3 | 3 |
| 倫理 | 0 | 0 | 0 | |
| 英語 | 3 | 3 | 3 | |
| 社会科学 | 世界史 | 0 | 0 | 0 |
| 日本史 | 1 | 0 | 0 | |
| 地理 | 0 | 1 | 1 | |
| 政治 | 0 | 1 | 0 | |
| 経済 | 0 | 0 | 0 | |
| 国際関係 | 1 | 0 | 0 | |
| 環境 | 0 | 0 | 1 | |
| 自然科学 | 数学 | 2 | 2 | 2 |
| 物理 | 0 | 1 | 1 | |
| 化学 | 0 | 1 | 0 | |
| 生物 | 1 | 0 | 1 | |
| 地学 | 1 | 0 | 0 | |
| ローカル | 施策等 | 4 | 2 | 2 |
このデータを見ると出題数が固定されている科目と年度によって変動する科目が明確に分かれていることがわかりますね。
以下、各分野ごとの詳細な出題傾向と対策を解説します。
教職教養の傾向と対策
教職教養は全10問程度が出題されます。
特に教育法規の比重が高く毎年必ず3問出題されるのが特徴です。
1)教育法規
毎年3問出題される最重要科目です。
出題分野は非常に偏っています。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 教育法規とは何か | |||
| 日本国憲法と教育基本法 | 1 | 1 | 1 |
| 学校に関する法規 | |||
| 学校教育に関する法規 | |||
| 子どもに関する法規 | 1 | ||
| 教職員の法規 | 2 | 1 | 2 |
| 教育行政・その他の法規 | |||
| その他・総合問題 |
「日本国憲法と教育基本法」からは毎年必ず1問出ています。
「教職員の法規」からは令和8年度と令和6年度に2問ずつ出題されました。
特に教職員の服務や研修、分限・懲戒に関する条文は頻出です。
2)教育原理
出題数は減少傾向にあります(令和6年度:3問→令和8年度:1問)。
ただ、ゼロになるわけではないので警戒が必要ですね。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 教育の意義と目的 | |||
| 教育方法 | 1 | ||
| 学習指導要領 | 1 | ||
| 生徒指導 | 1 | 1 | |
| 教育時事 | 1 | 1 |
学習指導要領や生徒指導関連の答申・資料からの出題が散見されます。
3)教育史
直近3年間での出題は令和7年度の1問のみです。
令和8年度と令和6年度は出題ゼロですので優先順位は最も低い科目と言えます。
4)教育心理
毎年2問、安定して出題されています。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 発達の理論 | 1 | 1 | |
| 学習の理論 | 1 | ||
| 人格と適応 | 1 | 1 | 1 |
人格と適応は3年連続で出題されています。
特に防衛機制の種類と具体例は必須知識です。
また発達の理論(ピアジェ、エリクソン等)も頻出ですね。
一般教養の傾向と対策
一般教養は全22問中12問(約55%)を占めます。
配点が高いため教職教養と並行して確実な対策が求められます。
1)人文科学
国語と英語は最優先で対策してください。
毎年必ず各3問(計6問)出題され一般教養の半分を占めるためです。
難易度は標準的ですが試験時間が短いためスピードが命です。
国語は毎年「漢字」1問、「読解」2問の構成が続いています。
古文・漢文や文学史の出題はなく現代文の読解スピードと正確性が問われます。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 漢字 | 1 | 1 | 1 |
| ことば | |||
| 読解・鑑賞 | 2 | 2 | 2 |
| 文学史 | |||
| その他・総合問題 |
英語は「会話文」1問、「英文読解」2問で固定されています。
文法や語彙の単独問題は出ないため長文を読む練習に時間を割きましょう。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 語彙 | |||
| 文法 | |||
| ことわざ | |||
| 会話 | 1 | 1 | 1 |
| 英文読解 | 2 | 2 | 2 |
| その他・総合問題 |
2)社会科学
地理(地誌)以外は捨てて構いません。
社会科学は全7科目からたった2問しか出題されません。
その中で唯一、地理だけが直近3年で2回出題されており比較的対策効果が見込めます。
歴史や政治・経済は範囲が広すぎるため専門外の人は手を出さないのが賢明です。
地理は世界・日本の産業や特徴を問う地誌分野が中心です。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 人類と地球 | |||
| 世界の国々と産業 | 1 | ||
| 日本の国々と産業 | 1 | ||
| その他・総合問題 |
3)自然科学
数学は必須。理科は生物・地学を優先しましょう。
数学は毎年2問固定で公式があれば解ける基礎問題だからです。
理科は物理・化学の計算問題に時間をかけるより暗記で対応できる生物・地学の方が短時間で得点に繋がります。
数学は「数と式」「関数」「図形」などから満遍なく出ます。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 数と式 | 1 | 1 | |
| 方程式と不等式 | 1 | ||
| 関数 | 1 | ||
| 図形 | 1 | 1 | |
| 確率 | |||
| データの分析 | |||
| 数列 | |||
| その他・総合問題 | |||
| └一般知能 |
生物は「生物のつながり(生態系など)」が頻出です。
暗記だけで得点しやすいため理科の中では最優先科目です。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 植物の世界 | |||
| 動物の世界 | |||
| 生物のつながり | 1 | 1 | |
| その他・総合問題 |
地学は気象(大気の変化)などは一般常識でも解きやすい分野です。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 大地の変化 | |||
| 大気の変化 | 1 | ||
| 太陽系と宇宙 | |||
| その他・総合問題 |
ローカル(教育施策)の傾向と対策
近年、滋賀県教採で最も注意すべきなのがこの分野です。
| 分野 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 教育施策 | 4 | 2 | 2 |
令和8年度には4問も出題されました。
内容は「学ぶ力向上滋賀プラン」「滋賀県教員人材育成基本方針」「いじめ対応リーフレット」「しがの学びと居場所の保障プラン」など多岐にわたります。
▼科目別に出題分野を一覧化したデータを以下の記事でまとめています。あわせて活用してください。


【滋賀県教採】合格への学習ロードマップ
「何を勉強するか」と同じくらい重要なのがいつ勉強するかです。
滋賀県は科目が多い分、計画的に進めないと直前期に焦ることになります。
以下のスケジュールで確実に点数を積み上げていきましょう。
STEP①:10月〜12月(基礎固め期)
まずは毎年確実に出題される固定科目から攻略します。
教育法規は書き込み式のテキスト(セサミノート)や問題集(教職教養 よく出る過去問224)を使って条文のキーワードを覚えましょう。
数学は苦手な人ほど時間がかかるため早めに着手してください。
中学レベルの公式を復習し典型問題を繰り返し解きましょう。
よく「参考書を読んでから問題集に進むべきでは?」と聞かれます。
結論から言うと、最初から参考書を通読する必要はありません。むしろ非効率だと私は思います。
参考書は辞書的に使うのが正解です。問題集を解いて分からなかった部分だけ参考書で調べる、というスタイルの方が記憶に残ります。
最初から参考書を読むと、どこが重要か分からないまま読み進めることになり、結局ほとんど頭に入りません。
問題集で「これ分からない」と思った瞬間に参考書を開くからこそ、その知識が定着するんですね。
STEP②:1月〜3月(応用・演習期)
法規・原理・数学の復習を続けながら次の科目に取り組みます。
教育心理は深入りせず、防衛機制と発達理論(ピアジェ・エリクソン)を確実に押さえましょう。
国語と英語は読解スピードを上げるため毎日1問ずつ解く習慣をつけてください。
STEP③:4月〜5月(実戦演習期)
生物は生態系、地学は気象、地理は主要国の産業など暗記で対応できる分野に絞りましょう。
この時期は過去問を通しで解いて時間配分を体に染み込ませることが大切です。
40分で22問を解くには1問約1分50秒しかありません。
特に国語と英語の読解問題は時間がかかるため何度も練習してください。
STEP④:6月〜本番(直前期)
ローカル問題は直前期の情報が命です。
滋賀県教育委員会HPで新しく公開された資料がないか必ずチェックしてください。
新しい参考書には手を出さず、これまで覚えた法規や固定科目の記憶をメンテナンスすることに時間を使ってください。
特に法規の条文や防衛機制の種類など暗記事項は直前に必ず復習しましょう。
▼教職・一般教養の勉強方法は以下の記事で解説しています。あわせて確認してください。


【滋賀県教採】教職・一般教養まとめ
滋賀県の教職・一般教養で合格点を取るためのポイントをまとめます。
- 固定科目(法規・心理・国語・英語・数学):13問で約60%を確保
- ローカル(施策):令和8年度は4問出題、県教委HPで資料確認必須
- 理社と教育史は深追いしない:出題が不安定でコスパが低い
本記事では過去3年分のデータをもとに解説しましたが、実は過去10年分で見ると「隔年で出る法則」や「3年周期で復活する分野」が見えてきます。
例えば「いじめ防止」関連の施策は形を変えて何度も出題されています。これを「今年は出ない」と判断して捨てるのは危険です。
「今年は何が出る可能性が高いのか?」
こうした長期的な傾向を知りたい方やあなたの状況に合わせた勉強相談がしたい方は以下のnoteを活用してください。過去10年間の詳細データで学習の優先順位をさらに最適化できます。
▼過去10年分の詳細データと勉強相談はこちら



