最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく、面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、滋賀県教員採用試験の個人面接対策に必要な過去問(質問例)を中心に、概要と対策方法を詳しく解説します。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
滋賀県教員採用試験 個人面接の過去問
滋賀県教員採用試験の面接試験では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『ICTを活用して授業をすることはできますか。』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、実際の面接試験で聞かれた過去問(質問例)を抜粋して紹介します。
過去の質問例
- 志望動機を述べよ
- 滋賀県の教育の特徴は何か
- あなたは滋賀の教育に何ができるか
- 特技・趣味を述べよ
- クラブ・ボランティア活動歴を述べよ
- ボランティア活動はどのくらいやっているか
- ボランティア活動はなぜ始めたのか
- 得意な教科は何か
- 部活動経験はあるか、また指導するならどの部活動がいいか
- 健康状態はどうか、不安なことはないか
- 特別支援学校への配属になっても問題ないか
- 勤務地に希望はあるか
- あなたのどこが教師に向いているか
- 教育実習はどうだったか
- 教育実習での課題は何だったか
- 関心のある教育課題は何かあるか
- 不登校の原因は何が一番か
- いじめについてどう思うか
- いじめ防止のために何ができるか
- どのような教師を目指すか
- 教員に求められる資質とは何か
- 初任者研修などの研修は必要だと思うか
【2024年版】滋賀県教員採用試験 面接の過去問と回答例+α」でまとめています。
このほかの質問例や回答例は、こちらの「滋賀県教員採用試験 個人面接の概要
個人面接は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。
試験時間 | 10分 |
---|---|
面接官 | 3人(校長、県職員、臨床心理士など) |
配点 | 10段階評価 |
事前に実のなる木を描く
面接官の一人である臨床心理士がバウムテストを活用します。
そのため、事前に10分程度で「実のなる木」の絵を書かされます。
評価4以下で足切り
個人面接は下記の観点(観察のポイント)に沿って評価します。
観点 | 観察のポイント |
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態度 | ・質問者を見て話しているか ・顔色がよく、表情豊かか ・まじめに応答しているか ・感情コントロールが適切か ・はつらつとした活気があるか |
社会性 | ・場に応じた対応であるか ・機転の利く対応ができるか ・協力してやっていけるか ・社交性があるか |
積極性 | ・教育に対する情熱が感じられるか ・他を思いやることができるか ・多角的にものを見たり、考えたりできるか ・意見や考えを進んで述べているか |
堅実性 | ・誠実で責任感が強いか ・慎重で信頼できるか ・忍耐力があり、しっかりしているか ・自立心が強く、自ら適切に判断し行動できるか |
表現力 | ・相手の話を的確に理解しているか ・わかりやすく簡潔に話せるか ・話の筋道が通っているか ・柔軟性のある考え方ができるか ・話し方が丁寧で感じがよいか |
最終的に10~1の10段階で評価をつけますが、4以下で足切り(一発不合格)となります。
滋賀県教員採用試験 面接カードの重要性
面接カードとは、個人面接で使用される資料のことです。
氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
事前にしっかりと準備し、面接カードを基にした質問にも対応できるようにしておくことが大切です。
面接カードの提出期日
面接カードは一次試験の合格通知に同封されており、二次試験日に提出します。
提出期限に余裕を持って作成・提出しましょう。
面接カードの内容
- 2024(令和6)年度のデータです。
小学校・中学校・養護教諭・栄養教諭
- 滋賀の教員を志望した理由(できるだけ具体的に)
- 子どもとの体験について(これまでの子どもと関わった体験の中で学んだこと)
- 指導できるクラブ・部活動
- 教育実習(実習校種・期間・対象学年(教科))
- ボランティア等の活動歴
- 現在の職業等
- アピールポイント(特技、性格、資格等)
高等学校
- あなたが、教員(高等学校)を志望されたのはなぜですか?(教員になろうと思うようになった時期やきっかけ等を含めて、具体的に書いてください。)
- あなたが、滋賀県の教員を志望されたのはなぜですか?
- 所有するすべての教員免許状
- 教科の専門分野
- 資格・特技・得意な外国語等
- 部活動やサークル活動、ボランティア活動等の経験
特別支援学校
- あなたが、教員(特別支援学校)を志望されたのはなぜですか?(教員になろうと思うようになった時期やきっかけ等を含めて、具体的に書いてください。)
- あなたが、滋賀県の教員を志望されたのはなぜですか?
- 所有するすべての教員免許状
- 教科の専門分野
- 資格・特技・得意な外国語等
- 部活動やサークル活動、ボランティア活動等の経験
面接カードは面接官があなたの背景や考え方を理解するための重要な資料ですので、正確かつ丁寧に記入しましょう。
特に志望動機や自己PRは具体的なエピソードを交えて書くことで、あなたの熱意や適性をアピールできます。
面接カードの書き方
面接カードの書き方は、こちらの「教員採用試験の面接シート(カード)とは?書き方やポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。
面接官を惹きつけるポイントなどもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
滋賀県教員採用試験 面接対策はいつから始める?
教員採用試験の面接対策は、できるだけ早く始めることが重要です。
滋賀県教員採用試験の倍率が低下しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しています。
そのため、筆記試験の合格発表後に少し面接練習をしたくらいでは、高評価を得るのは難しいです。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
滋賀県教員採用試験 個人面接まとめ
滋賀県教員採用試験に合格するためには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策といえば筆記試験に気を取られがちですが、面接試験の評価が悪いと最終合格は難しくなります。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介したのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
受験ガイド2024|滋賀県教員採用試験の内容と対策のポイント』を参考にしてください。
面接試験以外の内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『
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