本記事では、滋賀県教員採用試験の小論文に関する情報をまとめています。
具体的には、小論文の傾向(文字数や試験時間、出題形式、配点など)と過去のテーマを詳しく紹介しているので、小論文対策の役に立ててください。
滋賀県教員採用試験 小論文の傾向
滋賀県教員採用試験の小論文は、第一次選考で行われます。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。
試験時間 | 35分 |
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文字数 | 制限なし |
形式 | 横書き |
罫線 | あり |
マス目 | あり |
評価 | 10段階評価 |
小論文の文字数と試験時間
文字数の制限はありませんが、原稿用紙から600字以内(25文字×24行)で書かなければなりません。対する試験時間は35分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが滋賀県の特徴です。
500字以上を目安に書くといいでしょう!
小論文の出題形式
出題数は1題ですが、校種によってテーマが異なります。
出題形式は、おおむね教育問題や学校教育の在り方に関する課題を扱うテーマが出題される傾向にあります。滋賀県の教育施策に関するテーマも出る場合があるので、滋賀県の資料も読みこんでおくといいでしょう。
小論文の評価基準・配点
小論文は以下の観点に沿って評価します。
- 知識・理解
- 熱意・使命感
- 論理・表現
最終的に1~10段階で評価します。2以下(=足切り)になるので注意。
評価が悪くなる理由としては、テーマの把握ができていなかったり、文字数が少ないだったりすることが挙げられます。また、字が汚い(丁寧であればOK)、誤字脱字が多いっていうのもよくないので、注意しながら書きましょう。
滋賀県教員採用試験 小論文の過去問
滋賀県教員採用試験における小論文の過去問を紹介します。
小論文の過去問(2024年度)
中央教育審議会答申(令和5年3月8日)により示された次期教育振興基本計画における5つの基本方針の一つに、「グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成」が定められています。このような人材育成に向けて、あなたは教員としてどのように取り組みますか。具体的に600字以内で述べなさい。
小論文の過去問(2023年度)
中央教育審議会答申(令和3年1月26日)では、従来の「日本型学校教育」の成果と課題を整理したうえで、2020年代を通じて実現を目指す「令和の日本型学校教育」が示されました。「日本型学校教育」の課題を挙げ、その解決のために、あなたは教員としてどのように取り組みますか。具体例を示しながら600字以内で述べなさい。
小論文の過去問(2022年度)
新しい学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」が挙げられています。あなたは、「主体的な学び」をどのように考えますか。また、「主体的な学び」の実現に向けて、教員としてどのように取り組みますか。600字以内で具体的に述べなさい。
小論文の過去問(2021年度)
第3期滋賀県教育振興基本計画では、「文章や図、グラフから読み解き理解する力」と、「他者とのやりとりから読み解き理解する力」を「読み解く力」とし、この「読み解く力」を育成する取組を推進するとしています。あなたは、なぜ「読み解く力」を育成することが求められていると考えます。また、この力を育成するために、教員としてどのように取り組みますか。600字以内で具体的に述べなさい。
小論文の過去問(2020年度)
第3期滋賀県教育振興基本計画では、柱1「子ども一人ひとりの個性を大切にし、生きる力を育む」の主な取組として、「基礎的・基本的な知識および技能の充実・定着」を挙げています。子どもたちの「基礎的・基本的な知識および技能の充実・定着」を図るために、あなたは、教員としてどのように取り組みますか。600字以内で具体的に述べなさい。
過去問で答案を書いたら添削を受けよう!
滋賀県教員採用試験 小論文対策を始めよう!
今回は、滋賀県教員採用試験における小論文の傾向と過去のテーマをまとめていました。
教員採用試験の小論文は、やるべきことが想像しているよりも多いです。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。
以上、滋賀県教員採用試験の小論文についてでした。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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