- 「堺市教員採用試験にある教職・一般教養(筆答テスト)の中身は?」
- 「過去問の入手方法は?」
- 「頻出分野や傾向が知りたい」
本記事では、堺市教員採用試験「教職・一般教養(筆答テスト)」の試験データ・過去問・出題傾向を解説しています。
試験の全体像を把握したい方、過去問をダウンロードしたい方、優先すべき科目を特定したい方は、ぜひ参考にしてください。
▼専門教養(教科専門)の概要や過去問については、以下の記事をご覧ください。


【堺市教採】教職・一般教養の概要
堺市教員採用試験における教職・一般教養(筆答テスト)は、一次選考で行われる筆記試験です。
試験時間は90分間。問題数は合計30問あり、全問マークシート方式で回答します。
| 対象校種 | 全校種共通 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 問題数 | 30問(必答) |
| 出題範囲 | ①教職に関する科目 ②思考力・判断力を問う問題(※) |
| 解答方法 | 択一式(マークシート) |
| 配点 | 150点満点(各5点) |
- 一般的な教養試験(人文・社会・自然科学)は出題されません。
- 思考力・判断力を問う問題:計算処理能力や文章読解力を測る領域(数的推理、判断推理、資料解釈、文章理解)のことです。
【堺市教採】教職・一般教養の過去問
教職・一般教養の過去問は、堺市教育委員会のホームページにて公開されています。ただし、正答番号のみで詳細な解説は付属しません。
詳しい解説で理解を深めたい方は、協同出版の「過去問シリーズ(赤本)」などを活用するのが一般的です。
問題・解答(過去5年分)
以下のリンクより、直近5年分の問題および解答データをダウンロード可能です。
| 2025年実施 (令和8年度) | 問題・解答(PDF) |
|---|---|
| 2024年実施 (令和7年度) | 問題・解答(PDF) |
| 2023年実施 (令和6年度) | 問題・解答(PDF) |
| 2022年実施 (令和5年度) | 問題・解答(PDF) |
| 2021年実施 (令和4年度) | 問題・解答(PDF) |
【堺市教採】教職・一般教養の出題傾向
堺市教員採用試験の教職・一般教養は、「教職に関する科目(約15問)」と「思考力・判断力を問う問題(約15問)」の合計30問構成が基本です。
近年の科目別出題数は以下のようになっています。
| 科目 | 2025年実施 (令和8年度) | 2024年実施 (令和7年度) | 2023年実施 (令和6年度) |
|---|---|---|---|
| 教職に関する科目 | |||
| 教育原理 | 9 | 10 | 9 |
| 教育法規 | 4 | 3 | 4 |
| 教育心理 | 1 | 1 | 1 |
| 教育史 | 1 | 1 | 1 |
| 思考力・判断力を問う問題 | |||
| 文章理解 | 4 | 5 | 4 |
| 数的推理 | 5 | 4 | 5 |
| 判断推理 | 4 | 4 | 4 |
| 資料解釈 | 2 | 2 | 2 |
| 空間把握 | – | – | – |
この表からも見て取れるように、堺市の教職・一般教養は「教育原理(時事含む)」と「数的処理(数的・判断)」のウェイトが非常に高いのが特徴です。
攻略の重要ポイントは以下の3点です。
- 学習指導要領と教育時事:教育原理の出題が多く、答申や通知、堺市の教育施策からの出題も目立ちます。
- 思考力・判断力(一般知能):全体の半数を占めます。特に数的推理・判断推理はパターン学習が効果的です。
- 教育法規・心理・史:出題数は限定的ですが、法規は頻出事項が決まっているため得点源になります。
▼各分野の出題頻度(過去10年分)を分析した結果は、以下の記事で公開しています。


【堺市教採】教職・一般教養のまとめ
本記事では、堺市教員採用試験の教職・一般教養について、試験概要や過去問の入手先、出題傾向を解説しました。
- 【試験概要】90分・30問のマークシート方式。人文・自然科学などは出ません。
- 【過去問】市の公式サイトから問題・解答のみ無料ダウンロード可能です。
- 【出題傾向】教職科目と思考力問題が半々。「教育原理」と「数的処理」の対策がカギです。
▼概要や傾向を把握した後は、具体的な対策に移りましょう。効率的な学習手順やおすすめの参考書については、以下の記事で詳しく紹介しています。


▼【堺市】教職・一般教養以外(面接など)の対策記事もあわせてチェックしておきましょう。

