もし、「とりあえず全科目、参考書の最初から勉強しよう」と考えているなら、今すぐストップしてください。
そのやり方では、時間だけが削られて、合格点に届かない可能性が高いからです。
実は、京都府で合格している人ほど「勉強していない分野」がたくさんあります。全範囲を網羅しようとするのではなく、次のように割り切っているのです。
- 「出る科目・分野」だけに時間を使う
- 「出ない分野・科目」は後回しにする
では、京都府教員採用試験を志望する場合、最初に手をつけるべき科目は何でしょうか。
答えはシンプルです。まずは圧倒的な出題数を誇る「教育原理(教育時事)」です。この記事では、なぜこの分野から勉強を始めるべきなのか、点数を伸ばすための効率的な勉強順序を解説します。
もう、「何を勉強すればいいのか」と迷わなくて大丈夫です。
限られた時間で合格点を取るための 現実的な戦略 を一緒に整理していきましょう。
京都府教員採用試験の教職教養(概要)
まずは試験時間や出題形式などの基本情報を確認しましょう。
| 対象校種 | 全校種共通 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分 |
| 問題数 | 20問 |
| 出題範囲 | ①教職教養 ②京都府に関する教育施策(ローカル) |
| 解答方法 | 多肢選択式(マークシート) |
| 配点 | 40点満点 |
▼実際の問題(過去問)を見てみたい方は、以下の記事で確認してください。


京都府の教職教養は教育原理を最優先すべき理由
京都府教員採用試験の教職教養は、他県に比べて出題バランスが極端に偏っているのが特徴です。
万遍なく勉強するのは非効率です。科目選択で勝負が決まると言っても過言ではありません。
では、なぜ「教育原理(特に教育時事)」を最優先すべきなのか。
その理由を解説します。
理由①:出題の6割以上が「教育原理」
試験科目は、すべてが平等に出題されるわけではありません。
直近の出題内訳を見ると、教育原理(教育時事含む)だけで20問中13問が出題されています。
▼教職教養の出題数一覧(科目別詳細)
| 科目/採用年度 | R8 | R7 | R6 |
|---|---|---|---|
| 教育原理 | 13 | 13 | 13 |
| 教育施策 | 3 | 3 | 3 |
| 教育心理 | 2 | 2 | 2 |
| 教育法規 | 2 | 2 | 1 |
| 教育史 | – | – | 1 |
京都府の教職教養は、教育原理だけで全体の65%を占めています。一方で、教育史は近年出題がほとんどありません(令和6年度に1問のみ)。
教育法規や教育心理もコンスタントに出ますが、それぞれ2問程度。配点の重みが全く異なります。
❌「全科目を万遍なく勉強する」
○「教育原理(時事)を徹底的に勉強する」
どちらが合格に近いかは、言うまでもありません。
理由②:「教育時事」と「ローカル」の比重が高い
京都府の問題における「教育原理」の内訳を見ると、人名や用語を答える問題よりも、学習指導要領や答申・通知といった教育時事に関する出題が非常に多いのが特徴です。
また、必ず出題される「教育施策(ローカル)」も出典が固定化されています。
- 教育原理(時事):「第4期教育振興基本計画」「いじめの重大事態に関するガイドライン」などが頻出
- 情報教育:「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」など
- 教育施策:「第2期京都府教育振興プラン」など
このように、「どの資料から出るか」がある程度明確なため、対策した時間がそのまま得点に直結しやすいのです。



京都府で合格する人は、この「資料の読み込み」を得点源にしています。暗記科目というより、読み取り問題に近い感覚ですね!
京都府教員採用試験を攻略する優先順位
ここでは、京都府教員採用試験の教職教養で勉強すべき科目の優先順位をS〜Cランクで整理しました。
科目別優先度ランク
試験時間40分・20問という短時間の試験です。強弱をつけて勉強することが大切です。
- Sランク(最優先・全体の核)
-
教育原理(特に教育時事)、教育施策(ローカル)
→この2分野で20問中16問前後を占めます。ここを制する者が京都府を制します。
- Aランク(基礎を押さえる)
-
教育心理、教育法規
→それぞれ2問程度出題されます。深入りせず、頻出分野の基礎を固めましょう。
- Cランク(捨て科目)
-
教育史
→近年出題されていません。対策時間はゼロでOK。
時期別の学習スケジュール
優先順位が分かったら、次は時期別の学習スケジュールです。
- 〜3月:教育原理の基礎固め
- 4月〜5月:教育時事・答申の読み込み
- 6月〜直前:教育施策の暗記、過去問演習
特に京都府は「最新の答申」や「京都府独自の冊子」からの出題が多いので、資料が公表されたらすぐにチェックする必要があります。
▼期間別の詳しい学習スケジュールはこちらの記事で解説しています!


出ないところは勉強しない
真面目な人ほど「参考書の1ページ目の教育史から全部覚えなきゃ」と思いがちです。
しかし、京都府対策においてそれは非効率です。
データを見れば明らかなように、教育史はほぼ出ません。
そこに何時間もかけるなら、その時間を毎年必ず出る「京都府教育振興プラン」や「学習指導要領」の読み込みに使った方が圧倒的に得点できます。
出ないところは勉強しない。これが京都府合格への近道です。
とはいえ、次のような不安もあるでしょう。
- 「具体的にどの分野が出るの?」
- 「どこまで捨てていいの?」
そこで、過去の京都府の問題を徹底分析し、科目別・分野別の出題傾向を1つにまとめました。
自分で分析する時間がない、無駄な勉強をしたくないという人は、ぜひ活用してください。
▼科目別・分野別の出題範囲データはこちら!


京都府教員採用試験はSランクだけで合格可能か?
結論から言うと、Sランク(教育原理・時事・ローカル)を徹底するだけで合格ラインに到達します。
Sランクだけで8割カバー
先ほどのデータでお見せした通り、Sランク科目だけで全体の約8割(16問程度)を占めます。
もしSランク科目をしっかり対策して「正答率75%」取れればどうなるでしょうか。
京都府の教職教養は40点満点ですが、ボーダーライン(6割前後)はSランク科目だけで十分にクリア可能です。
逆に、配点の低い教育史や細かい法規の条文暗記に時間を使いすぎて、肝心の「京都府の施策」や「最新の教育時事」で失点するのが一番怖いパターンです。
そうならないために、まずはSランクという戦略を徹底してください。
京都府の教職教養対策で使うべき参考書
京都府の傾向(時事とローカル重視)を踏まえると、通常の参考書に加えて資料対策が必須です。



基本書としては「オープンセサミ」等の網羅系が良いですが、京都に関しては資料を自分で読み込む作業が必須です!
ベースとなる知識の習得
- 「教育原理の基礎用語」
- 「教育法規の重要条文」
これらを押さえるには、『オープンセサミシリーズ(東京アカデミー)』などの標準的な参考書を一冊持っておくと安心です。
ただし、京都府の場合は参考書に載っていない「最新の答申」や「京都府独自の計画」が大量に出ます。
- 京都府特有の「振興プラン」などは載っていない
- 最新年度の答申(試験直前に出るもの)に対応しきれない
そのため、参考書はあくまで「基礎固め」と割り切り、メインの対策は京都府教育委員会のHPにある資料や文科省の最新答申の読み込みにシフトする必要があります。
どの分野が頻出なのかを知りたい方は、過去の出題傾向を分析してまとめたこちらのnoteを参考にしてください。


まとめ:京都府の教職教養は「時事」と「施策」に集中せよ
京都府教員採用試験の教職教養は、広く浅くではなく、時事・施策を深く攻めるのが正解です。
全体の6割以上を占める「教育原理(時事)」と、必出の「教育施策」を徹底的に固める。
この集中勉強ができた人から、合格点に近づいていきます。
- Sランク(原理・時事・施策):ここだけで合格ライン突破可能
- Aランク(心理・法規):基礎知識だけでOK
- Cランク(教育史):対策不要
「どの分野が本当によく出るのか」「どこまでやれば十分なのか」を自分で調べるのは、正直かなり大変です。
そこで、過去の京都府教員採用試験を分析し、科目別・分野別に出る・出ないを整理した一覧データをまとめました。


無駄な勉強をしたくない、短期間で1次試験を突破したいという方は、ぜひ手にとって参考にしてください。
迷っている時間を、今日から点数が伸びる勉強に変えましょう。
▼教職教養の具体的な勉強方法は以下の記事でも解説しています。


▼【京都府】教職教養以外の試験対策(面接)も忘れずにチェックしておきましょう。

