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【間に合わない?】教員採用試験の勉強スケジュールを期間別に解説

教員採用試験の勉強スケジュール
  • 教員採用試験の勉強スケジュールは?
  • 教員採用試験の勉強は何から始めればいいの?
  • 教員採用試験に短期間(3カ月程度)で合格するにはどうすればいい?

このような悩みを解決できる記事を書きました!

本試験まで期間・時間が短い場合でも、スケジュールを立てて勉強していくことが大切です。行き当たりばったりに勉強してしまい、結果的に不合格になる受験者さんをたくさん見てきました。

そうならないためには、きちんと戦略的な意識を持って勉強していくことが重要です。

そこで本記事では、試験までに残された期間別に3タイプの勉強スケジュールを紹介していきます。

教員採用試験の勉強方法はいくつもありますが、今の状況に応じて参考にしてみてください。

目次

教員採用試験の勉強スケジュールを残り期間別に解説

試験期間がないから、焦って勉強するのは不合格パターンです。

本番まで1年や半年を切っていたとしても、戦略を立てて勉強することで十分合格を勝ち取ることは可能です。やみくもに勉強せず、落ち着いて戦略を立てることが重要!

ここでは、その戦略について「1年計画」「6か月計画」「3か月計画」の3タイプに分けて解説していきます。

今の状況に応じて参考にしてください。

本試験まで1年以上ある人の勉強スケジュール

試験まで余裕をもって勉強したい人向けの戦略になります。

1年前だと余裕があるので、主要科目(専門教養と教職教養)の攻略に時間を使いましょう。多くの時間を使えるため、配点が高い科目を攻略して合計点を上げられるとGood!!

福永

大学生でいえば、夏休みに入るあたりから勉強をはじめるパターンですね。

具体的なスケジュールは次のとおり。

STEP
過去問分析(7月)

最初にやることは、過去問分析(出題傾向の把握)です。真剣に解く必要はないので、問題を見て、そこから必要な試験科目や範囲、レベルなどを把握しましょう。

出題傾向がわかっていないと、何から勉強すればいいのかわからず、勉強の方向性が定まりません

「何をどのくらいやれば合格するのか」を知っていれば、何も知らないライバルに比べて決定的な差がでるので、必ず理解するようにしましょう!

過去問は最低でも10年分程度は分析したいものです。3~5年分では、いま一つ試験の全貌がつかめないからです。協同出版から発売される「過去問シリーズ」がオススメです。

STEP
主要科目の攻略(8月〜10月)

STEP1で把握した主要科目から勉強をはじめましょう!

例)神奈川県の場合
  • 教育原理・教育法規:「オープンセサミ問題集」でインプット
  • 教科専門:「指定教科書」を通読、「専門教養 Build Up シリーズ」に着手。
福永

使うテキストは自由です。自分に合った教材を選んで勉強してください!

STEP
サブ科目を一通り勉強(11月〜1月)

主要科目の勉強を継続しつつ、その他科目も一通り勉強しましょう。

  • 教育原理・教育法規:「オープンセサミ問題集」を継続。
  • 教育心理・教育史:「セサミノート」でインプット
  • 一般教養「セサミノート」や「らくらく一般教養マスター」で頻出分野潰し
  • 教科専門:「専門教養 Build Up シリーズ」の復習と「ステップアップ問題集」に着手。
STEP
得点の底上げ(2月〜5月)

過去問題集を使って、知識の定着と底上げを行います。また、論文対策もスタートしていきましょう。

  • 教職教養:「オープンセサミ問題集」の復習と「よく出る過去問224」の問題潰し
  • 専門教養:「全国まるごと過去問題集」に着手。
  • 小論文:「手取り足取り、特訓道場 合格する論作文」に着手。月に1,2枚書いて添削。
STEP
総復習(6月〜9月)

勉強を継続しつつ、模擬面接などの練習にも取り組みましょう。

  • 教職教養:「Hyper実践シリーズ」や「全国丸ごと過去問題集」で過去問演習
  • 専門教養:「全国まるごと過去問題集」で問題潰し
  • 小論文:月に1,2枚書いて添削。
  • 面接:過去質問で傾向の把握、回答例を作成、模擬面接を受ける

このような戦略でいきましょう。

ポイントは「主要科目(専門、教職)」に早めに手をつけ、複数の教材を使って強化する点です。また、論文や面接対策に時間をかけることができるので、直前期になって慌てる心配がありません。

近年の教員採用試験は、面接試験の配点が高く、重要視される試験なので、できるだけ早めに手を打っておくことが合格への近道です。

本試験まで6ヶ月ある人の勉強スケジュール

教員採用試験の勉強は本試験の約6ヶ月前から始める人は多いです。残り時間が心配かもしれませんが、十分に時間はあるので焦る必要はありません。

注意すべきは、大学生は3年冬から4年春にかけて教育実習や介護実習によって負担が増えることです。この時期にまったく勉強をせずに調子を落とす大学生は多い。できるだけ勉強しない日を作らないようにしましょう。

具体的なスケジュールは次のとおり。

STEP
出題傾向の把握(1月)

最初にやることは、過去問分析(出題傾向の把握)です。真剣に解く必要はないので、問題を見て、そこから必要な試験科目や範囲、レベルなどを把握しましょう。

このようなデータがわかっていないと、合格点を取るにはいったい何をすればいいのかわからず、勉強の方向性が定まりません。

「何をどのくらいやれば合格するのか」を知っていれば、何も知らないライバルに比べて決定的な差がでるので、必ず理解するようにしましょう!

過去問は最低でも10年分程度は分析したいものです。3~5年分では、いま一つ試験の全貌がつかめないからです。協同出版から発売される「過去問シリーズ」がオススメです。

STEP
知識のインプット(1月〜3月)

STEP1で把握した主要科目から勉強をはじめましょう!

例)神奈川県の場合
  • 教育原理・教育法規:「オープンセサミ問題集」でインプット
  • 教科専門:「指定教科書」を通読、「専門教養 Build Up シリーズ」に着手。
  • 小論文:「手取り足取り、特訓道場 合格する論作文」に着手。月に1,2枚書いて添削。
福永

使うテキストは自由です。自分に合った教材を選んで勉強してください!

STEP
得点の底上げ(4月〜5月)

過去問題集を使って、知識の定着と底上げを行います。また、論文対策もスタートしていきましょう。

  • 教職教養:「オープンセサミ問題集」の復習と「よく出る過去問224」の問題潰し
  • 専門教養:「全国まるごと過去問題集」に着手。
  • 小論文:「手取り足取り、特訓道場 合格する論作文」に着手。月に1,2枚書いて添削。
STEP
総復習(6月〜9月)

勉強を継続しつつ、模擬面接などの練習にも取り組みましょう。

  • 教職教養:「Hyper実践シリーズ」や「全国丸ごと過去問題集」で過去問演習
  • 専門教養:「全国まるごと過去問題集」で問題潰し
  • 小論文:月に1,2枚書いて添削。
  • 面接:過去質問で傾向の把握、回答例を作成、模擬面接を受ける

このような戦略でいきましょう。

ここでも過去問分析が重要で、頻出科目や単元から優先して勉強することが大切です。あまり出ない科目や単元、覚えにくい部分はいさぎく捨てる。

重要度が低い部分まで勉強していたら多くの時間がかかるので非効率なので注意しましょう。また、小論文や面接はできるだけ後回しにせず並行して対策することが大切です。

小論文や面接は筆記試験と違って正答が一人では判断しづらく、協力者必要になってきます。だいたい小論文や面接で落ちる人は客観的な意見を知らずに受けていることが多いので、早めに取り掛かりましょう。

本試験まで3ヶ月しかない人の勉強スケジュール

残り3か月でも教採の特徴を知っておけば十分合格できます。

ただし対策に全力投球が必要。

  • 平日:3時間×5日=15時間
  • 土日:8時間×2日=16時間

1週間に31時間勉強すると、400時間くらいは捻出できるはず。ここでも主要科目を早めに終わらせることと、面接対策に全力を出すことがポイントです。

具体的なスケジュールは次のとおり。

STEP
出題傾向の把握

試験日まで時間がないので、科目全体を勉強せず、出そうなところだけを勉強することが重要です。

協同出版の「過去問シリーズ」や「note」で出題傾向の把握をしましょう。

STEP
過去問演習
  • 教職教養:「Hyper実践シリーズ」や「全国丸ごと過去問題集」で過去問演習
  • 専門教養:「全国まるごと過去問題集」で問題潰し
  • 小論文:月に1,2枚書いて添削。
  • 面接:過去質問で傾向の把握、回答例を作成、模擬面接を受ける

短期間で合格を目指すには、確率論を意識して勉強することが重要です。

出題数が1問の科目は当然、捨てる。理解が難しい科目も、覚えやすい分野に絞ってインプットしていくといった割り切りが必要。出るか出ないか分からない科目は最初からやらないマインドを持つことを意識してください。

また、参考書を読んでから問題集に取り掛かる暇はないので、ひたすら過去問(全国の)でインプット&アウトプットをしていきます。そして決めた1冊をひたすら回すことに集中してください。

福永

焦る必要はないので、傾向に沿って淡々とやっていきましょう。

教員採用試験の勉強で十分な時間・期間がない場合の対処法

あなた

仕事や学業が忙しくて、なかなか勉強時間が確保できない。気づいたら本試験まで時間・期間が迫っていた…。

このような状況に陥っている受験者さんもいるのではないでしょうか?

短期間で試験攻略を狙う場合に注意することは、「参考書で知識を覚える⇒問題集を自力で解いてアウトプット⇒過去問で総仕上げ」という通常の勉強方法では、絶対に間に合わないことです。

逆に勉強期間がたくさんあっても、このような方法では落ちる可能性が高い。

参考書をサクッと読む(ざっとでいい)⇒問題集を自力で解かずに解答を埋めて読み込む⇒これを繰り返す」という方法が短期合格には必要です。

参考書を読み込む勉強と問題集の勉強では、知識の定着具合からいっても、点数の取りやすさからいっても、問題集の方が圧倒的効率がいいです。このことはいつも意識しておきましょう!

間に合うやり方と間に合わないやり方

勉強時間・期間が取れない人のもう一つの注意点は、すべての科目・範囲をカバーしようとしないことです(とくに教職・一般教養)。

参考書を最初から最後まで勉強しようとしていませんか?それでは間にいません。

では、どうすればいいのか。答えば、過去問10年分を分析して、試験にでる確率の高い科目・分野を予想し、そこだけを全集中して勉強する

この効率性重視の考え方がポイントです。

もちろん、このときも参考書をダラダラ読んでいるヒマはないので、使用する問題集を参考書として何回も読み直して、解けるようにしておくこと。

短期間で間に合わせるには、このような必要最小限で点をもぎ取れる考え方が大切なのです。

なお、教員採用試験の日程は下記記事で詳しくまとめています。

スキマ時間を有効活用して短期間で合格を勝ち取ろう!

どのような戦略で勉強していくにしても、スケジュールを立てて実行することが重要です。計画性の有無で教員採用試験のレベルは変わるといっても過言ではありません。

勉強スケジュールは時間ではなく、量で立てることをオススメします。なお、教員採用試験レベルでは、ある教材を読み終えるのに1か月以上かかるようなスケジュールでは絶対に間に合いません。

福永

1週間で終わらせろとはいいませんが、それぐらいの集中力を持って立てるべきだと僕は思います。

また、量でスケジュールを立てることで「締め切り効果」というものが生まれます。

「教育原理は今週で終わらせる!」というような締め切りを作って勉強すれば、自然と集中力も上がってきますよ。時間単位でスケジュールを立てようとすると、これがまったくできないのです。

なお、スケジュールを立てるときは現実的な内容にすること。無理なスケジュールを立てれば挫折する可能性が高くなるからです。自分の体力や集中力と相談し、できそうな計画を作成して勉強を乗り切りましょう!

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