最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく、面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、神戸市教員採用試験の個人面接対策に必要な過去問(質問例)を中心に、概要と対策方法を詳しく解説します。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
集団面接(一次試験)の傾向はこちら。
神戸市教員採用試験 個人面接の過去問
神戸市教員採用試験の個人面接では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『子どもが理解しづらいところをどのように支援していきますか。』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、実際の面接試験で聞かれた過去問(質問例)を抜粋して紹介します。
個人面接の質問例
- 緊張していますか。
- なぜ神戸市を志望するのですか。
- 地元の自治体ではなく、神戸市を志望する理由は何ですか。
- 複数の免許を持っている中で、なぜ、今の校種を志望しているのですか。
- 教職以外の職についていますが、そのときのことを教えてください。
- 転職期間中に得たことは何ですか。得たことは今活かせていますか。
- 他職種から教員を目指す理由は何ですか。
- 恩師と呼べる先生はいますか。
- 尊敬できる教師はいますか。その教師のどんなところを尊敬しますか。
- 今まで勤めてきた学校で、尊敬できると感じた先生はいましたか。
- 卒業論文についてテーマを教えてください。
- 自分自身の性格を簡単に説明してください。
- 教師に向いているところ、向いていないところはどんなところですか。
- 苦手なタイプの人はどのような人ですか。
- 働くとなると苦手なタイプの人とも関わらなければならないが、大丈夫ですか。
場面指導のテーマ例
- あなたのクラスに「校外学習に行きたくない」と言っている児童がいます。その児童に理由を聞くと,「母親が忙しくて、お弁当を作ることができない、当日はコンビニ弁当を持っていくことになり、恥ずかしいから」と言っています。この児童に何と声をかけますか。
- あなたのクラスのAさんの保護者が来校しました。「子どもが授業の内容を全く理解していないので、学校で放課後に補習を受けさせてくれないか」と申し出がありました。あなたは保護者にどのように対応しますか。
- どこに気をつけて指導しましたか。
- 指導が上手くいかなかった場合どうしますか。
- 放課後に補習をするときの注意点はどこにありますか。
模擬授業の質問例
- 模擬授業を自己評価すると何点ですか。
- 模擬授業の後の流れを教えてください。
- 子どもと一番関わりがある場面はどこですか。
- なぜ、この内容を選択したのですか。
- 子どもが理解しづらいところをどのように支援していきますか。
【これで面接対策は大丈夫!】神戸市教員採用試験の面接質問集」でもまとめています。
この他の質問例や回答例は、こちらの「また、面接試験以外の過去問は、こちらの「神戸市教員採用試験の過去問を活用して効率的に勉強しよう!」でもまとめています。
神戸市教員採用試験 個人面接の概要
神戸市教員採用試験の個人面接の概要をまとめています。
個人面接の試験時間・形式
試験時間 | 30分 |
---|---|
面接官 | 3人 |
形式 | 個人面接+模擬授業+場面指導 |
個人面接の流れ
事前に作成・提出する指導案(テーマ自由)について質問された後、指示に従って模擬授業を行う。
*5分程度(説明1分・準備時間1分+実演・質問3分)
テーマが提示されるので1分間で構想、2分間で実演する。
一般的な事項について質疑応答。
面接の配点・評価基準
面接試験では、面接官それぞれが下記の観点に沿って評価します。
- 子供一人一人に愛情をもって関わり、温かく寄り添う感性を持っているか。
- いかなる困難にあっても、子供の笑顔と成長につながる行動がとれるか
- 社会人として守るべき法令やルール、マナーを身につけているか。
- 組織の一員として、互いを理解し尊重しながら協働する意義を理解しているか。
- 良好な人間関係を築くことができるコミュニケーション能力を有しているか。
- 教育を取り巻く社会情勢の変化に関心を持っているか。
- 教育者としての責任感・使命感を備え、学び続ける向上心があるか。
配点は300点(実技有の教科は240点満点)です。
神戸市教員採用試験 面接資料(カード)の重要性
面接資料(カード)とは、二次試験の個人面接で使用される資料のことです。
氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
事前にしっかりと準備し、面接資料(カード)を基にした質問にも対応できるようにしておくことが大切です。
面接資料(カード)の提出期日
作成した面接資料(カード)は二次試験日より前に提出(郵送)します。
面接資料(カード)は、神戸市教育委員会のHPで公開されるので、チェックしてください。
面接資料(カード)の内容
面接資料(カード)は面接官があなたの背景や考え方を理解するための重要な資料ですので、正確かつ丁寧に記入しましょう。
特に志望動機や自己PRは具体的なエピソードを交えて書くことで、あなたの熱意や適性をアピールできます。
面接資料(カード)の書き方
面接資料(カード)の書き方は、こちらの「教員採用試験の面接シート(カード)とは?書き方やポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。
面接官を惹きつけるポイントなどもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
神戸市教員採用試験 個人面接の対策はいつから始める?
教員採用試験の面接対策は、できるだけ早く始めることが重要です。
神戸市教員採用試験の倍率が低下しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しています。
そのため、筆記試験の合格発表後に少し面接練習をしたくらいでは、高評価を得るのは難しいです。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
神戸市教員採用試験 個人面接まとめ
神戸市教員採用試験に合格するためには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策といえば筆記試験に気を取られがちですが、面接試験の評価が悪いと最終合格は難しくなります。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介したのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
受験ガイド2024|神戸市教員採用試験の内容と対策のポイント』を参考にしてください。
面接試験以外の内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『
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