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【2026年受験】川崎市教員採用試験の内容(一次・二次試験)

試験内容|京川崎市教員採用試験市

川崎市の公立学校で教員を目指している方に向けて、川崎市教員採用試験の内容(一次・二次試験)をわかりやすく整理しました。

選考スケジュールや実施状況(結果)など、受験に必要な情報をガイドブックのような感覚でまとめています。これから本格的に準備を始める方の役に立つはずです。

出題傾向や選考方法を理解しないまま勉強を進めてしまうと、努力が成果に結びつきにくくなります。

まずは川崎市教員採用試験の試験制度を正しく把握することから始めていきましょう。

福永

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目次

川崎市教員採用試験の試験内容

川崎市教員採用試験では、筆記試験だけでなく、面接試験や論文試験、実技試験など複数の選考が実施されます。

選考は一次試験・二次試験の2段階で行われ、二次試験の総合評価得点をもとの最終合格者が決定されるのが特徴です。

以下に、試験区分ごとの内容を一覧でまとめました。

選考審査区分配点
(点)
一次試験一般教養・教職専門試験100
教科専門試験100
論文試験(小論文A・B)300
面接試験(集団討論)7段階
二次試験実技試験25
場面指導20
個人面接50
集団討論20
論文試験(小論文B採点)30
令和8年度(2026年実施)|川崎市教員採用試験の内容
  • 小論文Bは一次試験日に実施されますが、採点は二次試験扱いとなります。集団討論は一部の特別選考または大学3年次推薦のみ実施されます。

二次試験では、面接試験(場面指導など)や実技試験を通して、教員としての人物面や実践的な指導力が重視される傾向があります。

一次試験

川崎市教員採用試験の一次試験は、一般教養・教職専門試験と教科専門試験、論文試験などからなります。

基礎的な知識量と専門性が問われます。

一般教養・教職専門試験

一般教養・教職専門試験では、教員として必要な基礎知識や教育制度への理解が問われます。

試験時間60分間(1時間)
問題数39問
解答形式択一式(マークシート)
出題範囲教職教養(教育原理、教育法規、教育心理)
一般教養(人文・社会・自然科学)
配点100点満点
一般教養・教職専門試験の概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

一般教養・教職専門試験は出題範囲が広いため、満点を狙うよりも頻出分野を中心に安定して得点を積み上げることが重要な科目です。

教育原理や教育法規などの基礎分野を優先的に対策しつつ、教育時事や市独自の教育施策についても直前期に確認しておくと、得点源につながります。

教職・一般教養の勉強方法は、こちらの記事で解説しています。

教科専門試験

教科専門試験では、各教科に関する専門的な知識が出題されます。

合否を左右する重要な試験です。

試験時間60分間(1時間)
問題数教科・科目による
解答形式択一式(マークシート)
対象校種中学校・高等学校、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭が対象(※小学校は廃止
配点100点満点
教科専門試験の概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

教科専門試験は合否を大きく左右する重要な科目です。

学習指導要領を軸にしながら幅広く理解を深めましょう。また、「授業でどのように扱うか」を意識して学習を進めることが、二次試験対策にもつながります。

専門教養の勉強方法は、こちらの記事で解説しています。

論文試験

論文試験では、川崎市が求める教育施策への理解や、教員としてのコンプライアンス意識が問われます。

配点こそ高くありませんが、人物評価の一部として位置づけられている試験です。

選考区分小論文A小論文B
実施日第1次試験第1次試験
採点日第1次試験第2次試験
試験時間60分60分
文字数600字600字
問題数1題1題
配点300点満点300点満点
論文試験の概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)
  • 小論文Aは一部の特別選考を対象に実施します。

文字数は制限があり、600字以内で書かなければなりません。

対する試験時間は60分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが川崎市の特徴です。

論文試験のテーマなどは、こちらの「川崎市教員採用試験|小論文の傾向と過去5年の出題テーマ」でまとめています。

二次試験

二次試験は、人物評価と実技力の確認が中心となります。川崎市では、学力だけでは測れない「教員としての資質・人間性」を重視する傾向があります。

試験内容は実技試験と面接試験などにわかれており、しっかりとした対策が必要です。

実技試験

実技試験は、専門的技能や実践的能力があるかどうかを評価・判断する人物試験です。

特に教科指導力や表現力が重視されます。

対象校種中学校・高等学校
対象教科音楽、美術、保健体育、英語
試験内容音楽1 新曲視唱及び伴奏付け(初見)
2 ピアノによる伴奏および歌唱(暗譜による弾き歌い、指定7曲から1曲選択)
3 ピアノ以外の楽器演奏による独奏(1〜2分程度の任意の曲)
美術静物淡彩
(各個人に複数配布されるモチーフを各自で構成し、鉛筆と水彩絵の具を用いて描写)
保体1 器械運動(マット運動は必須。鉄棒、跳び箱、平均台から1種目選択)
2 陸上競技(50mハードル走)
3 球技(バスケットボール、バレーボール)
英語英語によるスピーチ、ディスカッション及び模擬授業
1 英語によるスピーチ(自己紹介を含む)
2 スピーチとディスカッション
3 模擬授業(言語材料の導入とその後の指導場面)
配点共通25点
実技試験の概要(2026年実施予定)

何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。

そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。

面接試験

面接試験は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。

知識や指導力に加えて、子どもに寄り添い、落ち着いて物事に対応できるかどうかといった人物的な資質が重視されます。

実施内容①個人面接(全受験者対象)
②場面指導(大学3年次推薦は対象外)
③集団討論(大学3年次推薦のみ)
試験時間20分~30分程度
面接官3人
面接カード事前に提出
配点20〜50点満点(7段階評価)
面接試験の概要(2026年実施予定/前年度実績ベース)

教育に対する真摯な思いや責任感、チームの一員として協働できる柔軟さが求められており、普段の言動や価値観の表れが評価に大きく影響するといえるでしょう

場面指導では、児童生徒への声かけや対応の仕方などを即興で示す必要があり、教員としての現場対応力やコミュニケーション能力が重視されます。

本番で自分らしさをしっかり伝えるためにも、早めの対策を意識的に進めておくことが重要です。

面接の傾向や対策方法は、こちらの「【面接対策】川崎市教員採用試験 面接の内容と過去の質問例」で詳しくまとめています。

川崎市教員採用試験の選考スケジュール

川崎市教員採用試験は、出願から最終合格まで複数のステップを経て実施されます。

試験日程そのものよりも、各選考がどの時期に行われるのかという「流れ」を把握しておくことが重要です。

主な選考スケジュールは次のとおりです。

  • 3月下旬〜5月上旬:出願受付期間
  • 7月上旬:一次試験
  • 7月下旬:一次試験の合格発表
  • 8月上旬〜下旬:二次試験
  • 9月中旬:最終合格発表
  • 翌年3月:人事異動発表(勤務校の決定)
  • 翌年4月1日:採用(勤務開始)

一次試験から二次試験までの期間が短いため、筆記試験の対策と並行して面接の準備を進めておくことが重要です。

より詳しい試験日程や出願期間、各選考の実施日については、川崎市教員採用試験の試験日程・スケジュールで詳しく解説しています。

川崎市教員採用試験の採用予定人数

令和9年度(2026年実施)の採用予定人数は、全体で410人台規模となっています。

近年の採用予定人数は、おおむね410〜460人前後で推移しており、 年度によって増減はあるものの、大きく減少しているわけではありません。

  • 令和9年度(2026年実施):約415人
  • 令和8年度(2025年実施):約460人
  • 令和7年度(2024年実施):約420人
  • 一般選考の目安人数です(大学3年次推薦枠や、若干名の募集区分は含んでいません)。

採用人数は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校といった校種や、 教科によって差が出るのが特徴です。

とくに専門性の高い教科や欠員が生じやすい校種では、一定数の採用が継続して行われる傾向があります。

詳細は次のとおりです。

校種教科R9
(人)
R8
(人)
R7
(人)
小学校200230230
中・高国語202020
社会10〜152020
数学253025
理科253025
音楽5〜105〜105
美術5〜105〜105
保体20〜253025
技術5〜105〜105
家庭105〜105
英語40〜454025
高校情報若干名
電気若干名若干名
建設若干名
商業若干名若干名
福祉若干名
特別支援20〜2520〜2520〜25
養護教諭1010〜1510〜15
栄養教諭5〜10
採用予定人数の推移(一般選考等)

採用予定人数は、受験の目安にはなりますが、合否はあくまで試験の得点や人物評価によって決まります。

人数の多少だけで難易度を判断せず、一次試験・二次試験それぞれで確実に評価を積み重ねることが重要です。

川崎市教員採用試験の実施結果(倍率)

川崎市教員採用試験の倍率は、1倍台後半〜2倍台で推移しています。

過去5年間の倍率推移は次のとおりです。

  • 2025年実施(R8採用):1.8倍
  • 2024年実施(R7採用):1.8倍
  • 2023年実施(R6採用):2.3倍
  • 2022年実施(R5採用):2.4倍
  • 2021年実施(R4採用):2.9倍

全体の倍率を見ると、2021年実施頃までは2.9倍前後で推移していました。しかし、 近年は受験者数の減少や採用人数の増加により、倍率は1.8倍まで低下しています。

ただし、この倍率はあくまで全校種を合算した数値です。実際の倍率や難易度は、校種・教科によって大きく異なる点には注意が必要です。

校種・教科ごとの詳しい倍率や実施結果については、 教科別の実施結果・倍率をまとめた記事で詳しく解説しています。

川崎市教員採用試験の関するFAQ

川崎市教員採用試験の志望者が抱く共通の疑問にお答えしていきます。

受験資格(年齢制限)はありますか?

A: はい、受験するには大きく分けて「年齢・免許・法律」の3つの条件があります。

年齢の条件

一般選考の場合、昭和40年(1965年)4月2日以降に生まれた方が対象です(大学3年次在籍者推薦は昭和41年4月2日以降)。

教員免許の条件

出願する区分や教科に相当する普通免許状を持っている(または取得見込みである)必要があります。

法律上の条件

地方公務員法や学校教育法で定められた「欠格条項」に該当しないこと、および特定性犯罪事実該当者に該当しないことが必須です。

過去問はどこで入手できますか?

A: インターネット上では公式に公開されていません。以下の方法で入手可能です

川崎市役所での閲覧・コピー

川崎市役所本庁舎2階の「かわさき情報プラザ」にて、過去の問題等を閲覧でき、有料でコピーも可能です。

市販の過去問題集

協同出版の「川崎市の教員採用試験『過去問』シリーズ」などがAmazonや書店で販売されています。

より詳しい入手手順や、復元問題(再現データ)については、こちらの「川崎市教員採用試験の過去問入手方法」でまとめています。

令和8年度(2026年実施)の変更点はありますか?

A: はい、選考内容の刷新や要件緩和など、主に以下の変更点があります。

「栄養教諭」選考の新設

新たに栄養教諭の募集が行われます。

小学校受験者に対する筆記試験「教科専門」の廃止

小学校を志望する受験者の負担軽減のため、教科専門試験が廃止されました。

小学校の特別選考1・2における「小論文A」の廃止

該当の特別選考において、小論文Aの実施がなくなりました。

前年度試験実績者特別選考の廃止

前年度の実績に基づく特別選考枠が廃止されました。

中学校・高等学校の「数学」・「理科」から「技術」への併願制度の新設

数学および理科の受験者が、技術を併願できるようになりました。

川崎市教員採用試験の合格に向けて

本記事では、川崎市教員採用試験の試験内容や配点、選考の流れ、令和9年度(2026年実施)試験からの主な変更点を解説しました。

川崎市の試験は、人物重視の傾向があり、二次試験での面接(個人面接・場面指導)や小論文が大きく評価される点が特徴です。

対策は早く始めるほど有利になります。正しい方向で準備を進め、合格を目指しましょう。

パターン
早い段階から人物・面接対策を始めたい方

川崎市では二次試験で場面指導などを含んだ面接が実施されます。筆記対策と並行して、人物評価への準備を早めに始めたい方におすすめです。

パターン
試験の全体像をしっかり把握したい方

「いつ・何が・どれくらい重要なのか」を整理してから対策を進めたい方向けです。計画を立てる前のインプットとして活用してください。

パターン
これから本格的に勉強を始める方

「何から始めればいいか分からない」という方は、学習の優先順位や効率的な進め方を確認してから対策を進めましょう。


  • 掲載データは川崎市教育委員会の公表資料をもとに、当サイトが独自に集計・分析したものです。
  • 本記事は夏試験のみのデータを掲載しています。大学3年生を対象とした早期選考などのデータは含まれていません。
  • 最新情報は必ず志望自治体の公式サイトでご確認ください。
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