最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、京都府教員採用試験の面接試験(個人面接、教育実践力テスト)に関する試験情報を網羅的にまとめています。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
京都府教員採用試験の面接試験内容
京都府教員採用試験の面接試験では、一次試験に個人面接、二次試験で個人面接と教育実践力テスト(模擬授業)が実施されます。
個人面接(一次)
試験時間 | 15分間 |
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面接官 | 2人 |
配点 | 100点満点 |
評価基準 | ・人間性、社会性 ・使命感、責任感 ・教員としての素養 |
質問項目 (過去問) | ・1分間で自己アピールをしてください ・長所と短所をいってください ・教員を志望する理由を言ってください ・教員を目指したのは、いつからですか ・あなたのどこが教員に向いていると思いますか ・公務員の使命とは何ですか ・全体の奉仕者としての心構えを言ってください ・教育公務員と一般公務員の違いは何ですか ・主体的・対話的で深い学びとは何ですか ・新しい学習指導要領について知っていることは何ですか ・知識・技能を「活用する力」について教えてください ・関心のある教育問題は何ですか ・今の子供たちの学力はどのくらいか把握していますか ・「チーム学校」について、簡単に説明してください |
個人面接(二次)
試験時間 | 20分間 |
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面接官 | 3人 |
配点 | 150点満点 |
評価基準 | ・豊かな人間性 ・使命感・責任感 ・教員としての素養 ・専門性 |
質問項目 (過去問) | ・始めに自己アピールをしてください。 ・あなたのアピールポイントを一言で言ってください。 ・今までの人生で、最も力をいれたことは何ですか。 ・教員を目指す理由を教えてください。 ・教員に求められる資質能力は何ですか。 ・京都府の教員を志望する理由は何ですか。 ・教育公務員と一般公務員の違いは何ですか。 ・ジャージで出勤する先生をどう思いますか。 ・教員のコンプライアンス違反についてどう思いますか。 ・アクティブラーニングを授業にどうやって取り入れますか。 ・京都府の教育施策で興味のあることを教えてください。 ・いじめが起こる原因は何ですか。 ・最近、関心のある教育問題は何ですか。 ・新型コロナウイルスの状況における学級経営・学校運営への影響や対応はどうすべきだと思いますか。 ・GIGAスクール構想で関心のある事項はありますか。 |
教育実践力テスト(模擬授業)
試験時間 | 12分 |
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実施形態 | 集団形式 |
受験者 | 3〜5人 |
面接官 | 3人 |
試験の流れ | STEP①テーマの発表(事前発表) 一次試験の合格発表と同時期にテーマが5つ発表されます。各自で教材や題材を設定し、その導入部分の指導メモを作成し当日持参。 STEP②試験説明 控室で試験の説明を聞いた後、試験会場に移動します。 STEP③模擬授業 持参した指導メモを参考にして、1人12分の模擬授業を行います。最初に受験番号および課題を言ってから開始。 STEP④発表 全員の模擬授業が終わると、一人2分で模擬授業のねらいや留意点、改善点などを発表する。 |
配点 | 100点満点 |
評価基準 | ・指導方法・技術 ・分析力・客観性 ・豊かな人間性 ・専門性 |
テーマ (過去問) | 教育実践力テストのテーマはこちら。 |
京都府教員採用試験の面接試験対策ポイント
教員採用試験の面接試験対策はできるだけ早く始めることが重要です。
面接試験対策を始めるときのポイントを3つ紹介します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析に時間をかける
- プレゼンテーションシートを作成する
- 模擬面接で練習を繰り返す
求める教師像を把握する
京都府教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(京都府)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。
ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
京都府が求める教師像は以下のとおりです。
気づく力 | 児童生徒一人一人を深く理解し、寄り添った指導ができるよう、小さな変化にも気づくことができる力 |
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伸ばす力 | 豊かな人間性と高い専門性に基づく優れた指導力を有し、児童生徒一人一人が豊かな未来を切り拓いていけるよう、それぞれの個性や能力を最大限に伸ばすことができる力 |
挑戦する力 | 探究心や自立的に学ぶ姿勢を持ち、時代の変化や自らのキャリアステージに応じて求められる資質能力を高めながら、諸課題の解決に向け、挑戦することができる力 |
つながる力 | 他の教職員、保護者や地域社会、多様な専門性を持つ人材と効果的に連携・分担しながら、組織的・協働的に諸課題を解決するため、チームの一員としてつながることができる力 |
展望する力 | 次代を担う人材に必要な学びを提供できるよう、広い視野で時代や社会、環境の変化を的確につかみ取り、未来を展望することができる力 |
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析に時間をかける
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。
自己分析が不十分だと、面接官を納得させられる語りができないからです。
自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。そうすれば、自分の芯と京都府が求める人物像とがマッチングしてくるので、あなたの語りに厚みが出てきますよ。
自己PRや志望動機の作成に困っている方は下記の記事を参考にしてください。チャットでの相談や添削サポートをしています!
プレゼンテーションシート(面接カード)を作りこむ
プレゼンテーションシートとは、面接試験で使われる資料のことです。
自己PRや志望動機など、「私はこういう人間です!」というの端的に伝える役割があります。
面接試験では、提出するプレゼンテーションシートに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
実際の試験では、提出する面接資料(カード)に基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
ポイント2で解説したことを踏まえて面接資料を仕上げましょう!
自分では書けていると思っていても、第三者から見れば意味不明な文章って人は多いんですよね…
詳しい書き方やポイントは下記記事を参考にしてください。
模擬面接で練習を繰り返す
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
1人で面接練習をしているだけでは、気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
このような観点は一人では判断(評価)できません。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にみてもらうといいでしょう。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
より具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
京都府教員採用試験の面接試験まとめ
京都府教員採用試験に合格するには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策となれば、筆記試験ばかりに気を取られがちですが、どれだけ筆記試験で点数を取れても、面接試験の評価が悪いと最終合格できません。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
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