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【難易度】教員採用試験は難しい?合格する5つのポイントを徹底解説

教員採用試験の難易度

教員採用試験は難しい

こんな話を聞いて、不安になっていませんか?

あるいは、「最近は倍率も低いし、簡単になった」なんて思っているかもしれません。

最初に結論からお伝えしますね。
教員採用試験そのもの・・・・・の難易度は、決して高くありません。

筆記試験は大学共通テストよりも易しいレベルですし、合格者の出身大学も本当に様々です。だから、きちんと勉強すれば「全く歯が立たない」なんてことはありません。

ただ、多くの受験者が「難しい」と感じるのには、ちゃんと理由があるんです。

それは、「ただ勉強ができるだけでは合格できない」ということ。

この記事では、教員採用試験が「難しい」と言われる本当の理由を、誰にでも分かりやすく解説していきます。

合格の可能性をぐっと引き上げるための具体的な対策も紹介するので、ぜひ最後まで読んで、あなたの不安を自信に変えてくださいね。

さっそく、見ていきましょう。

福永

福永です。Xnoteでも有益な情報を発信しています!

目次

【難易度】教員採用試験が難しいと言われる3つの理由

それでは、なぜ教員採用試験が難しいと言われるのか、その理由を3つのポイントから見ていきましょう。

理由1:選考方法は相対評価(競争試験)

教員採用試験は、成績が良い人から順番に合格が決まる「相対評価」の試験です。

たとえば、運転免許の試験は9割正解すれば、みんな合格できますよね。でも、教員採用試験は違います。

たとえあなたが9割という高得点を取ったとしても、採用予定人数よりも上に、もっと点数が高い人たちがいたら、不合格になってしまう可能性があるのです。

その年の受験者のレベルや採用数によって合格ラインが変動するため、予測が立てづらい点が難しさの一つです。

理由2:膨大な試験科目=多くの勉強時間が必要

教員採用試験は、対策すべき範囲がとても広いです。

単なる就職試験なので、学力を測る筆記試験だけでなく、人柄を見るための試験もたくさんあります。

具体的には、以下のような試験科目があります。

筆記試験教職教養、一般教養、専門教養、小論文
人物試験個人・集団面接、集団討論、模擬授業、場面指導
教員採用試験の主な試験科目

これだけの試験対策を、仕事や大学の授業と両立しながら進めるのは、正直かなり大変です。

必然的に、合格のためには多くの勉強時間を確保する必要があります。

理由3:筆記試験よりも面接試験が重要

そして、最も重要なのがこのポイントです。

近年の教員採用試験は、人物を重視する傾向が非常に強いです。

多くの自治体では、一次試験の筆記で受験者を絞り込み、二次試験の面接や模擬授業などで最終的な合格者を決めます。

これはつまり、どれだけ筆記試験で高得点を取っても、面接の評価が低ければ不合格になってしまうということです。

人が人を評価する面接は、筆記試験のように明確な答えがありません。そのため、どう対策すれば良いか分からず、苦労する受験生がとても多いのが現状です。

試験勉強というと、つい筆記対策に偏りがちですが、本当に時間をかけるべきなのは面接などの人物試験対策なのです。

倍率は過去最低レベル、でも油断は禁物!

実は、教員採用試験の全国平均倍率は低下傾向にあり、近年は3倍台で推移しています。これは、教員を目指す人にとってはチャンスと言える状況です。

しかし、「倍率が低い=簡単」と考えるのは早計です。大切なのは、周りの受験生との競争に勝つこと。しっかりと対策をしなければ、合格は掴めません。

教員採用試験に合格する5つのポイント

教員採用試験が難しい理由、理解していただけたでしょうか?

でも、安心してください。
今からお伝えする5つのポイントを意識して対策すれば、合格は決して遠くありません。

ポイント1:試験内容を知る

結論として、まずはあなたが受験する自治体の試験内容を正確に把握しましょう。

なぜなら、教員採用試験の内容は、自治体によって大きく異なるからです。必要な対策も、当然変わってきます。

たとえば、筆記試験の教養試験。
東京都では一般教養分野の出題はありませんが、神奈川県ではたくさんの科目から出題されます。

模擬授業、神奈川県では模擬授業が課されますが、東京都では(校種によりますが)必須ではありません。

試験内容東京都神奈川県
教職教養
一般教養
模擬授業
教員採用試験 試験内容の一例(東京都・神奈川県)

何から手をつけるべきかを知るために、必ず受験先の「実施要項」を読み込んでください。

自分の戦う相手を知ることが、合格への第一歩です。


▼全自治体の試験内容を以下の記事でまとめています。

ポイント2:勉強スケジュールを組む

次に、具体的な勉強スケジュールを立てましょう。

試験内容が分かったら、試験日から逆算して計画を立てることで、効率的に勉強を進められます。

ポイントは、「1ヶ月でこれをやる」といった大まかな計画ではなく、「今週はここまで」「今日はこの2時間でこれを終わらせる」というように、細かく設定することです。

具体的にすることで、日々の進捗が分かりやすくなり、モチベーションの維持にも繋がりますよ。


▼勉強スケジュールを以下の記事で解説しています。

ポイント3:筆記試験は効率よく勉強する

筆記試験は、とにかく効率を重視してください。

理由は、出題範囲が膨大だからです。全てを完璧にこなそうとすると、時間がいくらあっても足りません。

では、どうすれば効率が上がるのか?
答えは「過去問の分析」にあります。

過去問を解けば、どの分野が頻繁に出題されるのか、逆に対策不要な分野はどこかが見えてきます。

出題傾向を把握し、力の入れるべきポイントを絞ることが、賢い勉強法です。


教員採用試験の勉強法を以下の記事で解説しています。

ポイント4:人物試験は早めに準備を始める

面接や模擬授業といった人物試験は、できるだけ早く対策を始めましょう。

先ほどもお伝えした通り、教員採用試験は人物重視です。自治体によっては、一次試験の筆記結果を最終合否に加味せず、二次試験の人物評価だけで判断するところもあります。

福永

「筆記が終わってから…」と考えていては、絶対に間に合いません。自己分析や模擬練習には時間がかかります。

週に1日でもいいので、必ず人物試験に触れる日を作り、継続的に準備を進めていきましょう。


教員採用試験の面接対策は以下の記事で解説しています。

ポイント5:スキマ時間を有効活用する

最後に、日々のスキマ時間を最大限に活用することを意識してください。

合格のためには勉強時間の確保が不可欠ですが、まとまった時間を取るのは難しいもの。そこで重要になるのが、短い時間を積み重ねることです。

  • 通学や通勤の電車内
  • 授業の合間の休み時間
  • お風呂に入っている時間
  • 寝る前の15分間 など

探せばたくさんのスキマ時間が見つかります。自分の生活スタイルに合わせて取り入れてみてください。

福永

例えば、1日20分のスキマ時間を勉強にあてるだけでも、1年で約120時間になります。

この積み重ねが、最終的に大きな差を生むのです。

まとめ:教員採用試験は「難しくない」が「簡単」でもない

今回は、教員採用試験の難易度について、その理由と対策を詳しく解説しました。

もう一度お伝えしますが、教員採用試験そのもの・・・・・の難易度は、決して高くありません。倍率は下がり、筆記試験のレベルも標準的です。

しかし、試験範囲が広く、何より人物が重視されるため、正しい努力をしなければ合格できない「難しい」試験であることも事実です。

合格の可能性を少しでも高めるには、今日お話しした5つの対策を理解し、実践することがとても大切です。

すべてを一度にやろうとしなくて大丈夫。
できることから一つずつ、今日から始めてみませんか?

この記事が、あなたの挑戦を後押しできたら、これ以上嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

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