最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、和歌山県教員採用試験の面接試験(個人面接、集団面接)に関する試験情報を網羅的にまとめています。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
【和歌山県教員採用試験】面接試験の内容
和歌山県教員採用試験では、さまざまな試験が行われます。
- 第1次試験
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総合教養、校種・教科専門
- 第2次試験
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個人面接、集団面接、小論文、実技
個人面接
試験時間 | 20~25分間 |
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面接官 | 3名 |
評定 | 10段階(評定の6を基準とする) |
評価観点 | ・態度、服装、社会性 ・実績を生かす力(自己アピール) ・教育観、使命感、指導力 ・積極性、協調性、コミュニケーション力 ・総合的な評価 |
質問項目 (過去問) | ・1分間で自己PRしてください。 ・長所は何ですか。 ・普段はどんな友人と遊びに出かけますか。 ・同僚と対立したらどうしますか。 ・道徳教育をどのように行いますか。 ・塾と学校の違いは何ですか。 ・公立と私立の違いと良さをそれぞれ言ってください。 ・1年以上続けていることはありますか。 ・生徒理解のために心がけることはありますか。 ・話しかけるのを嫌がる生徒にどう対応しますか。 ・保護者とコミュニケーションをとるうえで気をつけることはありますか。 ・どのような学級づくりをしますか。 ・生徒の個性をどのように引き出しますか。 ・授業中に教室を出ていく生徒にはどう対応しますか。 ・生徒への個別対応の時間がない時はどうしますか。 ・言語活動充実のための具体的な活動を3つ言ってください。 ・グループ活動を行うときの注意点を3つ答えてください。 ・志望教科の面白さを伝えるためにはどうすればいいですか。 ・「志望教科って何に役立つの?」という質問に対する具体的回答をしてください。 ・自身の学力を上げるための取り組みは何かしていますか。 |
個人面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
その他の質問項目や対策方法を下記の記事でまとめています。参考にしてください!
集団面接
試験時間 | 20分間 |
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人数 | 1グループ5~6人 |
面接官 | 2名 |
評定 | 5段階(評定の2を基準とする) |
評価観点 | ・社会性、態度 ・表現力 ・積極性 ・協調性、コミュニケーション能力 ・論理性 |
テーマ例 (過去問) | ・最初に自己PRを30秒でしてください。 ・教員に求められる資質は何だと思いますか。 ・学校の役割は何だと思いますか。 ・いじめが起きる原因は何だと思いますか。 ・いじめ防止策として何が考えられますか。 ・家庭学習の大切さを子供にどう伝えますか。 ・どんな教師になりたいですか。 ・保護者対応で不安なことはありますか。 ・キャリア教育についてどう考えますか。 ・長所と短所を端的に言ってください。 |
面接官は、同時に複数の受験者をみることができるため、受験者同士を比較して相対的な評価をすることができます。その反面、1人の受験者に集中できないため、個人面接のように深く掘り下げた質問はありません。
【和歌山県教員採用試験】面接試験対策のポイント
教員採用試験の面接試験対策は、できるだけ早く始めることが重要です。
面接試験対策を始めるときのポイントを3つ紹介します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析に時間をかける
- エントリーシート(出願書類)を作りこむ
- 模擬面接で練習を繰り返す
求める教師像を把握する
和歌山県教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(和歌山県)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。
ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
和歌山県が求める教師像は以下のとおりです。
- 自らひたむきに学び続け、子供とともに未来を切り拓く人
- 豊かな人間性と社会性をもち、学習指導に高い専門性を有する人
- 和歌山を愛し、家庭や地域とのつながりを大切にして、子供の気持ちを受けとめ、子供の育ちと学びをともに支えてくれる人
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析に時間をかける
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。
自己分析が不十分だと、面接官を納得させられる語りができないからです。
自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。そうすれば、自分の芯と和歌山県が求める人物像とがマッチングしてくるので、あなたの語りに厚みが出てきますよ。
自己PRや志望動機の作成に困っている方は下記の記事を参考にしてください。チャットでの相談や添削サポートをしています!
エントリーシート(出願書類)を作りこむ
エントリーシートとは、面接試験で使われる資料のことです。
エントリーシートの内容は、「和歌山県の教員を志望する理由」や「今まで最も困難と感じた課題や状況」など幅広いです。
令和7年度から電子申請となりましたが項目は同じです!
実際の試験では、提出する面接票(カード)に基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
ポイント2で解説したことを踏まえてエントリーシートを仕上げましょう!
自分では書けていると思っていても、第三者から見れば意味不明な文章って人は多いんですよね…。
エントリーシートの書き方やポイントは下記記事を参考にしてください。
模擬面接で練習を繰り返す
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
1人で面接練習をしているだけでは、気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
このような観点は一人では判断(評価)できません。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にみてもらうといいでしょう。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
より具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
【和歌山県教員採用試験】面接試験まとめ
和歌山県教員採用試験に合格するためには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策といえば筆記試験に気を取られがちですが、面接試験の評価が悪いと最終合格は難しくなります。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介したのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
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