過去問で出題傾向をつかみ、志望先にあわせた対策を行うのが、受験勉強のセオリーです。
本記事では、札幌市教員採用試験の過去問や入手方法を紹介します。
出題傾向を知り、効率よく勉強を進めるためには過去問が必要です。過去問を受験勉強の指針として、上手に活用しましょう。
札幌市教員採用試験の過去問
札幌市教員採用試験の過去問をまとめています。
札幌市教員採用試験の過去問|教養検査(教職・一般教養)
2024年度 | 教養検査の問題・解答(PDF) |
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2023年度 | 教養検査の問題・解答(PDF) |
2022年度 | 教養検査の問題・解答(PDF) |
科目別の出題傾向一覧を下記記事で公開しています。
札幌市教員採用試験の過去問|専門検査
専門検査の過去問は「過去問シリーズ(協同出版)」がオススメです。解説や出題分析データも掲載されているので、勉強の導入として十分に活用可能な1冊です。
小学校 | 札幌市の小学校教諭過去問 |
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国語科 | 札幌市の国語科過去問 |
社会科 | 札幌市の社会科過去問 |
数学科 | 札幌市の数学科過去問 |
理科 | 札幌市の理科過去問 |
英語科 | 札幌市の英語科過去問 |
音楽科 | 札幌市の音楽科過去問 |
美術科 | 札幌市の美術科過去問 |
家庭科 | 札幌市の家庭科過去問 |
保健体育科 | 札幌市の保健体育科過去問 |
養護教諭 | 札幌市の養護教諭過去問 |
特別支援学校 | 札幌市の特別支援学校教諭過去問 |
札幌市教員採用試験の過去問|教科等指導法検査
教科等指導法検査の過去問(2024年度)をいくつか抜粋して紹介します。
第1問 下記は、小学校第5学年算数科「小数のわり算」の学習指導案の一部です。次の問1〜問3に答えなさい。
<第5学年算数科学習指導案(単元名:「小数のわり算」)>
(略)
問1 本時の目標を踏まえ、アーーーに適した本時の学習課題を書きなさい。
問2 次はイーーーにおける【児童Bのノートの一部】です。この図をノートに書いた[児童Bの計算の仕方]を具体的に書きなさい。また、[児童Aの計算の仕方]と[児童Bの計算の仕方]の共通点を【本時のまとめ】として板書する場合、どのようなまとめになるか具体的に書きなさい。
問3 次の【振り返りの留意点】を踏まえ、【 ウ 】の場面で行う学習活動における教師の働きかけを具体的に2つ書きなさい。なお、箇条書きなど、記述の仕方は問いません。
【振り返りの留意点】
本時のねらいを踏まえ、単に計算させるのではなく、本時の学習内容を確認し、児童自身が分かった実感をもてるよう、計算の仕方を説明しあったり、説明を書く練習問題を行なったりするなど、分かったこと、解決の過程、自分の成長を明確にする活動を位置付けます。
教科等指導法検査の過去問は、北海道総務部行政局文書課行政情報センターで閲覧・コピーが可能です。郵送での受取もできるので、必要な場合は行政情報センターに確認してみましょう。
<参考>
札幌市公立学校教員採用候補者選考検査問題等の公開について
札幌市教員採用試験の過去問|面接検査(個人面接Ⅰ・Ⅱ)
面接検査の過去問(2024年度)をいくつか抜粋して紹介します。
- 教育公務員としての義務はなんだと思いますか?
- 教員の不祥事を1つ挙げてください。それを防止するにはどうすればいいですか。
- 体罰が絶対悪な理由はなんだと思いますか。
- 部活動の経験はありますか。顧問をするならどの部活動がいいですか。
- 教員として働く中で最もキツイと思うことはなんだと思いますか。
- 札幌市を志望する理由はなんですか。
- 趣味と特技を教えてください。
- 中学校と高校はどちらの配属を希望しますか。また、それが叶わなかったらどうしますか。
- 褒めることは得意ですか。また、どんな方法で褒めていますか。
- 「わかる・できる・楽しい授業づくり」で具体的にどんなことをしたいですか。
- 豊かな心の育成で一番大切にしたいことはなんですか。
その他の質問や模範回答を下記記事で公開しています。
札幌市教員採用試験の過去問に関するFAQ
札幌市教員採用試験の過去問でよくある質問(FAQ)を紹介します。
札幌市教員採用試験の過去問解説はありますか?
札幌市教員採用試験の過去問解説はありません。
解説が必要な方は、過去問シリーズ(協同出版)を活用しましょう。
札幌市教員採用試験の過去問は何年分解けばいいですか?
札幌市教員採用試験の過去問は3年〜5年分解けばいいでしょう。
3年以下だと演習量としては物足りませんし、逆に多すぎても制度の改訂や変更で、間違った知識を覚えかねないからです。
たとえば、令和4年12月に生徒指導提要の改訂がありました。極端な話、令和5年度より前の問題(生徒指導)を勉強してもあまり意味がないのです。
なお、勉強用ではなく出題傾向をつかむために過去10年程度は準備できると良いです。したがって、勉強用に3年分、分析用に5~10年分を目安に揃えてください。
札幌市教員採用試験以外の過去問も解くべきですか?
はい、札幌市教員採用試験以外の過去問も解きましょう。他自治体で出題された類似問題が出る可能性があるからです。
たとえば、2024年度は「働き方改革に関する総合的な方策」から出題されましたが、同様のテーマが2022年度の滋賀県でも出題されています。滋賀県(他自治体)の過去問を解いていれば、この問題の正答率は格段に上がったことでしょう。
このほかにも、最新の教育時事や出題頻度の低い分野を志望先の過去問だけでカバーするのは限界があります。広範な出題範囲に対応できる力をつけることができるので、他自治体の過去問も有効活用しましょう。
教員採用試験の過去問は下記記事を参考にしてください。
札幌市教員採用試験 過去問はダウンロードできるの?
札幌市教員採用試験の過去問は、ホームページで公開されていないためダウンロードすることはできません。
札幌市教員採用試験の過去問を入手するには、北海道総務部行政局文書課行政情報センターでコピーするか、郵送してもらう方法があります。
また、手軽に問題と解説を入手したい場合は、「過去問シリーズ(協同出版)」を利用するのもオススメです。このシリーズには出題分析表も掲載されており、効果的な学習が可能です。
過去問を解くことで、今の自分に足りない力や苦手な分野などが見えてきます。早いうちから過去問に触れ、受験勉強の指針を考えてみましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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