相模原市の教員を目指そうと決めたものの、
- 「何から手をつければいいの?」
- 「試験はどんな内容?」
と、多くの疑問や不安を抱えていませんか?
この記事では、そんなあなたのための「対策ロードマップ」として、令和9年度(2026年実施)の合格を目指す受験生の皆さんが、試験の全体像を掴み、迷わず対策をスタートできるよう、一から十まで分かりやすく解説していきます。
相模原市教員採用試験の概要
対策を始めるにあたり、まずは「敵を知る」ことから始めましょう。
このセクションでは、相模原市教員採用試験の全体像を掴むために、受験資格や募集人数、試験日程といった基本情報を整理していきます。
受験資格をチェック
最初に、受験資格を満たしているかを確認することがスタートラインです。
一般選考の主な受験資格は、以下の3つの要件をすべて満たすこととされています。
| 要件 | 内容 |
|---|---|
| 年齢要件 | 昭和41年4月2日以降に出生した者であること。 |
| 免許状要件 | 受験する校種・教科の教員免許状を所有している、または令和8年3月31日までに取得見込みであること。 |
| 欠格事由 | 地方公務員法第16条および学校教育法第9条の欠格事由に該当しないこと。 |
福永特に免許状要件は重要です。ご自身の卒業・修了見込みと照らし合わせ、確実に取得できるか大学のカリキュラムなどを再確認しておきましょう。
募集校種・教科と採用予定人数
次に、令和8年度試験で募集された校種・教科と採用予定人数を見てみましょう。
あなたの希望する校種・教科で募集があるか、採用枠は何人くらいか、大まかな規模感を掴んでおくと良いですね。
| 受験区分 | 募集人員 | 募集教科等 |
|---|---|---|
| 小学校 | 85人 | 小学校全科(67人程度)、小学校全科(英語コース) (10人程度)、小学校全科(特別支援)(8人程度) |
| 中学校 | 65人 | 国語(10人程度)、社会(3人程度)、数学(7人程度)、理科(10人程度)、音楽(1人程度)、美術(1人程度)、保健体育(5人程度)、技術(5人程度)、家庭(3人程度)、英語(10人程度)、中学校特別支援(10人程度) |
| 養護教諭 | 2人 | 小学校、中学校又は義務教育学校に配置されます。 |
| 栄養教諭 | 3人 | 小学校、中学校又は学校給食センターに配置されます。 |



採用予定人数は、退職者数などに応じて毎年変動します。ご自身が受験する年の実施要項で、必ず最終的な人数を確認するようにしてください。
試験日程
最後に、試験全体のスケジュールを確認し、対策を立てる上での見通しを立てましょう。
令和7年度実施試験は、以下のような流れで進みました。
4月3日(木)~5月26日(月)
7月6日(日)
7月24日(木)午前10時頃
8月10日(日)~8月16日(土)のうち指定された1日
9月18日(木)午前10時頃
4月から準備を始めるのでは、少し慌ただしくなってしまいます。このスケジュールから逆算して、計画的に対策を進めていくことが合格への鍵となります。
相模原市教員採用試験の一次試験内容
一次試験は、教員として必要な専門知識や幅広い教養が問われる、最初の関門です。ここを突破しなければ、二次試験に進むことはできません。
このセクションでは、一次試験を構成する「教科専門試験」「一般教養・教職専門試験」の概要と対策、そして最も重要な「合格基準」について、3つのポイントに分けて詳しく解説していきます。
教科専門試験
まずは、ご自身が受験する校種・教科の専門知識を問われる「教科専門試験」です。
概要
試験の基本的な情報は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分 |
| 試験方式 | マークシート方式 |
| 試験内容 | 小学校:小学校全科及び外国語活動に関する専門試験 中学校:受験する教科等に関する専門試験 養護教諭:養護に関する専門試験 栄養教諭:栄養に関する専門試験 |
傾向
過去の受験者の情報や出題内容を分析すると、以下の傾向が見られます。
- 基礎・基本の重視:奇をてらった難問よりも、教科書レベルの基礎的な知識を正確に理解しているかを問う問題が多くを占めます。
- 学習指導要領との関連:特に小学校では、学習指導要領の目標や内容を踏まえた問題が出題される傾向にあります。
- 思考力を問う問題:単なる暗記だけでなく、知識を活用して考えさせる問題も出題されます。
対策
上記の傾向を踏まえ、以下の3つの対策を軸に学習を進めましょう。
- ■ 対策1:学習指導要領の読み込み
-
自身の校種・教科の学習指導要領(解説も含む)は、必ず熟読してください。全ての学習の土台となります。
- ■ 対策2:基礎知識の徹底的なインプット
-
大学の教科書や市販の参考書を使い、用語や概念を一つひとつ丁寧に理解し直しましょう。苦手分野を作らないことが重要です。
- ■ 対策3:過去問演習
-
過去問を繰り返し解き、出題形式や時間配分に慣れることは最も効果的な対策の一つです。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを徹底的に分析し、知識を定着させましょう。
▼さらに詳しい教科専門の勉強法については、こちらの記事で徹底解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
一般教養・教職専門試験
次に、教員としての資質や社会性を問われる「一般教養・教職専門試験」です。
概要
この試験は、全受験区分で共通の内容が課されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分 |
| 試験方式 | マークシート方式 |
傾向
出題範囲が非常に広いですが、頻出の分野は絞られています。
- 一般教養:幅広い分野から基礎的な知識が問われます。神奈川県や相模原市に関するローカルな時事問題が出題される可能性もあります。
- 教職専門:「学習指導要領」「重要な教育法規(教育基本法、学校教育法など)」「人権教育」「特別支援教育」は特に頻出です。最新の中央教育審議会答申など、教育に関する新しい動きも問われる傾向にあります。
H4: 対策
効率的な学習が合格の鍵を握ります。
- ■ 対策1:頻出分野に絞った学習
-
出題範囲の全てを完璧にするのは不可能です。特に教職専門は、上記の頻出分野に的を絞って深く学習しましょう。
- ■ 対策2:時事問題対策
-
一般教養対策として、日頃から新聞やニュースに目を通し、教育関連だけでなく社会全体の動きに関心を持つことが大切です。
- ■ 対策3:対策問題集の反復演習
-
市販の対策問題集を繰り返し解くことで、膨大な範囲の中から重要なポイントを効率よくインプットできます。
▼一般教養・教職専門の具体的な学習計画の立て方については、別記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
一次試験の合格基準を理解する
最後に、一次試験の合否がどのように決まるのか、その仕組みを正確に理解しておきましょう。
相模原市の合格基準には、特徴的なポイントがあります。
- 原則:「教科専門試験」と「一般教養・教職専門試験」の両方の得点が、それぞれ定められた「合格点」以上であること。
- 特例(総合合格点):どちらか一方の試験が合格点に満たなくても、「教科専門」と「一般教養・教職専門」の合計点が「総合合格点」以上であれば合格となります。
- 注意点(基準点):ただし、どちらかの試験の得点が30点未満の場合は、合計点に関わらず不合格となります。
この仕組みを言い換えると、片方の科目が合格点に届かなくても、もう片方の科目でカバーして、合計点で合格を狙えるということです。
例えば、「専門試験は得意だが教養試験が少し苦手…」という場合でも、専門で高得点を取れれば、合計点で合格基準をクリアできる可能性があります。



まさに、合計点で勝負できるのが相模原市一次試験の大きな特徴ですね。
まずは「両科目で30点以上」を絶対条件とし、その上で得意科目で点数を伸ばし、合計点を最大化する戦略を立てていきましょう!
相模原市教員採用試験の二次試験内容
一次試験を突破した先に待っているのが、人物評価を重視した二次試験です。ここが合格への最終関門となります。
二次試験では、知識量だけでは測れない、教員としての資質や人間性、コミュニケーション能力などが総合的に評価されます。
このセクションでは、「模擬授業」「個人面接」「実技試験」の3つの試験について、その内容と対策を詳しく見ていきましょう
模擬授業
受験生の授業スキルや児童生徒への対応力を評価する、非常に重要な試験です。
H4: 概要
模擬授業の形式やルールは、実施要項で具体的に定められています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 7分間 |
| 実施内容 | 1単位時間の授業計画を立て、導入から展開にかけての最初の部分を実演する。 |
| 指導案 | 指定された様式で作成し、試験当日に提出する。 |
| 準備物 | チョーク、HDMIケーブル、大型テレビは試験会場に用意されている。 それ以外の機材(PC、タブレット等)や資料は各自で用意する。 |
| 授業テーマ例 | 小学校全科:国語や算数などの教科指導(道徳、特活、総合、外国語活動は除く) <br>・ 中学校:受験する教科の授業 <br>・ 養護教諭:児童・生徒への保健教育に関する授業 |
傾向
7分間という短い時間の中で、以下の点が重点的に評価される傾向にあります。
- 導入の工夫:いかに児童生徒の興味・関心を引きつけ、スムーズに授業に入れているか。
- コミュニケーション:面接官を児童生徒役と見立て、適切な発問や声かけ、やり取りができているか。
- 授業の基本スキル:明るい表情、はっきりとした声の大きさ、見やすい板書の計画など、基本的な指導力。
- ICTの活用:持ち込んだPC等を効果的に活用し、分かりやすい授業を展開できているか。
対策
実践的な練習を繰り返し行うことが、合格への一番の近道です。
- ■ 対策1:指導案作成の練習
-
複数のテーマを想定し、7分間の展開に合わせた指導案を作成する練習を積みましょう。「導入で何を問いかけ、どこまで展開するか」という構成力が問われます。
- ■ 対策2:時間感覚を体に染み込ませる
-
必ずストップウォッチを使い、7分間でどの程度のことができるのか、時間配分の感覚を掴みましょう。準備・片付けも各1分以内と定められています。
- ■ 対策3:人前で実演する
-
大学の先生や友人、家族の前で模擬授業を実演し、客観的なフィードバックをもらうことが非常に重要です。自分の授業をビデオで撮影し、癖などを分析するのも効果的です。
個人面接
教員としての資質や人間性、コミュニケーション能力を総合的に評価する試験です。
概要
個人面接の基本的な情報は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 評価の観点 | 教科指導及び専門性、教員としての資質や適性、人物に関する面接 |
| 一般的な形式 | 面接官は3名程度、時間は15分~20分程度で実施されることが多いです。 |
傾向
個人面接では、定番の質問に加えて、相模原市で働く意欲や教員としての実践的指導力が問われる傾向にあります。
- 定番の質問:「志望動機」「自己PR」「長所と短所」など、基本的な質問への回答は必須です。
- 志望度の確認:「なぜ他の自治体ではなく、相模原市なのか」という質問を通して、相模原市の教育への理解度や貢献意欲が評価されます。
- 場面指導:「保護者からクレームがあった場合、どう対応しますか?」といった、具体的な場面を想定した質問で対応力を見られます。
対策
徹底した自己分析と、相手(相模原市)を深く知ることが対策の基本です。
- ■ 対策1:自己分析と経験の言語化
-
「なぜ教員になりたいのか」「自分の強みは何か」を、これまでの経験と結びつけて具体的に話せるように準備しましょう。
- ■ 対策2:「相模原市」の研究
-
相模原市の教育大綱や公式サイトなどを読み込み、「相模原市の教育の特色」や「自分が貢献できること」を自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
- ■ 対策3:模擬面接を繰り返す
-
最も重要な対策です。大学のキャリアセンターなどを活用し、多くの大人と話す練習を積みましょう。入退室のマナーも含め、客観的な視点から評価してもらうことが大切です。
▼個人面接でよく聞かれる質問や、より具体的な回答のポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ、あわせてお読みください。
実技試験
一部の中学校の教科では、専門的な技能を評価するための実技試験が課されます。
概要
対象となるのは、中学校の「音楽、美術、保健体育、英語」の受験者です。
| 教科 | 主な内容 |
|---|---|
| 音楽 | 視唱及び伴奏付け(初見)、ピアノによる弾き歌い(課題曲あり) |
| 美術 | 素描と立体の表現 |
| 保健体育 | 器械運動と球技と陸上競技 |
| 英語 | 英語によるコミュニケーション能力(教育に関するテーマを含む) |
傾向
各教科の基本的な技能が、指導者としてふさわしいレベルに達しているかが評価されます。
音楽の初見演奏や保健体育の複数種目への対応など、一夜漬けでは対応できない、日頃の鍛錬が問われる内容です。
対策
専門分野ですので、日々の練習あるのみです。
- ■ 対策1:課題の完全な習得
-
音楽の弾き歌い課題曲「早春賦」「花の街」 など、事前に内容が公表されているものは、完璧に仕上げて臨みましょう。
- ■ 対策2:基礎練習の反復
-
美術のデッサンや保健体育の各種目など、基礎的な練習を毎日少しずつでも継続することが、技術の維持・向上に繋がります。
- ■ 対策3:専門家からの指導
-
必要に応じて、大学の指導教官や外部の指導者から専門的なアドバイスをもらい、自分の技能を客観的に評価してもらう機会を作りましょう。
【時期別】合格への対策ロードマップ
ここまでの内容で、試験の全体像や各試験の対策の方向性は掴めましたね。
しかし、「いつから、何を、どのくらいやればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
このセクションでは、合格から逆算した学習スケジュールのモデルプランを時期別に提案します。
あくまでモデルプランですので、ご自身の学習状況に合わせて調整しながら、自分だけの合格戦略を立ててみてください。
試験1年前~:情報収集と基礎固め
本格的な学習の土台を作る、最も重要な時期です。ここでじっくり基礎を固めておくことが、後半の伸びに繋がります。
- ■ 目標設定と情報収集: なぜ相模原市の教員になりたいのかを考え、教育大綱に目を通すなどして、求められる教師像を掴みましょう。
- ■ 筆記対策の開始: 市販の参考書や大学の教科書を使い、教職教養・一般教養・専門教養の基礎固めを始めます。まずは全体像を理解することが目標です。
- ■ 自己分析の開始: これまでの経験を振り返り、自分の長所や教員として活かせる強みは何かをノートに書き出すことから始めましょう。



この時期は、焦って問題をたくさん解くよりも、参考書をじっくり読み込み、「理解する」ことを最優先しましょう。
試験半年前~:過去問演習で応用力をつける
インプットした知識を、実際に「使える」力へと変えていく時期です。4月頃には今年度の実施要項も公開されるので、気持ちを一層引き締めていきましょう。
- ■ 過去問演習の本格化: 実際に過去問を解き、時間配分や出題傾向を肌で感じ取ります。間違えた問題は繰り返し解き、苦手分野を徹底的に潰していきましょう。
- ■ 人物試験の準備に着手: 志望動機や自己PRを文章にまとめる練習や、模擬授業でどんなテーマを扱うか構想を練るなど、少しずつ準備を進めます。
- ■ 実施要項の確認と申込: 今年度の実施要項が公開されたら、昨年度からの変更点が無いか必ず確認し、期間内に忘れずに出願手続きを済ませます。



4月〜5月は教育実習で忙しくなる方も多いはず。実習が始まる前に、筆記対策はある程度進めておくと心に余裕ができますよ。
試験3ヶ月前~:二次試験対策を本格化
一次試験に向けた総仕上げと、二次試験対策を本格化させる時期です。計画的に両立させることが重要になります。
- ■ 一次試験の総仕上げ: これまで使ってきた参考書や問題集の復習に徹し、知識を盤石なものにします。新しいことには手を出さないのが鉄則です。
- ■ 模擬面接の開始: 一次試験の自己採点が終わったら、すぐに二次試験対策へ切り替えましょう。大学のキャリアセンターなどを活用し、客観的な評価をもらいます。
- ■ 模擬授業の実践練習: 指導案を作成し、実際に声に出して7分間の授業を組み立てる練習を繰り返します。友人や先生に見てもらうのが効果的です。



一次試験から二次試験までの期間は、想像以上に短いです。一次試験の合否を待たずに、自己採点が終わり次第、すぐに二次対策をスタートできるかが合否を分けます。
試験直前期:総復習と体調管理
知識の最終確認を行い、心身ともに万全の状態で本番を迎えるための最終調整期間です。
- ■ 知識のメンテナンス: 教育法規や人名、時事問題など、忘れやすい知識を中心に毎日少しずつ見直しましょう。
- ■ イメージトレーニング: 試験当日の朝起きてから会場に着くまで、そして試験中の流れを頭の中で具体的にシミュレーションしておきましょう。
- ■ 体調管理の徹底: 何よりも大切なのが体調です。夜更かしは避け、十分な睡眠と栄養を摂ることを心がけてください。



ここまで頑張ってきた自分を信じて、当日は自信を持って臨んでください。あなたの努力が最大限発揮されることを応援しています!
相模原市教員採用試験Q&A
ここでは、受験生の皆さんから特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
細かい疑問や不安を解消して、スッキリした気持ちで対策を進めていきましょう。
Q.試験の倍率はどのくらいですか?
令和6年度実施試験の主な倍率は以下の通りです。
| 受験区分 | 倍率(令和6年度実施) |
|---|---|
| 全体合計 | 3.2倍 |
| 小学校計 | 2.0倍 |
| 中学校計 | 5.2倍 |
| 養護教諭 | 10.0倍 |
| (参考)中学校・社会 | 13.3倍 |



表を見ると、中学校社会や養護教諭のように倍率が10倍を超える激戦区があることがわかりますね。
ただし、倍率はあくまで過去の指標です。一喜一憂せずに、自分のやるべき対策に集中することが合格への一番の近道です。
▼教科別の詳しい倍率の推移や分析については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
Q.一次試験の合格点はどのくらいですか?
令和7年度実施試験の一次試験合格点(100点満点)の例は以下の通りです。
| 受験区分 | 教科専門試験 合格点 | 一般教養・教職専門試験 合格点 | 総合合格点 |
|---|---|---|---|
| 小学校全科 | 40点 | 40点 | 80点 |
| 中学校社会 | 53点 | 53点 | 106点 |
| 中学校家庭 | 60点 | 58点 | 118点 |
| 養護教諭 | 62点 | 58点 | 120点 |
自分の受験する教科の合格点を把握し、目標設定に役立てましょう。
過去問はどこで入手できますか?
教員採用試験の過去問は、協同出版や時事通信社などから、全国の書店やオンラインストアで販売されています。
まずは市販の過去問題集を1冊購入し、問題の形式や難易度を掴むことから始めるのが最も効率的です。
自治体によっては行政資料コーナーなどで閲覧できる場合もありますが、解説が詳しい市販の問題集の活用をおすすめします。
過去問演習は合格に不可欠です。
▼具体的な過去問の活用法や、おすすめの問題集については、こちらの記事を参考にしてください。
H2: まとめ:相模原市の教員になるための第一歩を踏み出そう
今回は、相模原市教員採用試験の対策ロードマップとして、試験の全体像から具体的な学習計画までを解説してきました。
長い道のりに感じるかもしれませんが、一つひとつ着実にステップを踏んでいけば、必ずゴールは見えてきます。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- ■ まずは全体像の把握から
何よりも先に、相模原市の公式サイトで最新の「実施要項」を確認し、受験資格や日程、募集内容といった基本情報を正確に押さえることがスタートです。 - ■ 一次試験は「合計点」で勝負
相模原市の一次試験は、片方の科目が合格点未満でも合計点で合格を狙える「総合合格点」制度が特徴です。 極端な苦手科目を作らず、得意科目で点数を伸ばす戦略を立てましょう。 - ■ 二次試験は「実践練習」あるのみ
模擬授業や個人面接は、頭で理解するだけでは不十分です。大学の先生や友人に協力してもらい、何度も繰り返し実践練習を行うことが合格への一番の近道です。 - ■ 計画的な学習が合格への鍵
この記事で紹介したロードマップを参考に、自分だけの中長期的な学習計画を立てましょう。「いつまでに、何をすべきか」が明確になれば、迷わず対策に集中できます。
この記事を読んで、「やらなければいけないことがたくさんあるな」と感じたかもしれません。
しかし、大切なのは、その全てを一度にやろうとしないことです。まずは「最新の実施要項に目を通す」ことから始めてみてください。そして、「本屋で過去問題集を手に取ってみる」だけでも大きな一歩です。
教員になるというあなたの素晴らしい夢に向かって、今日から一歩ずつ、着実に進んでいきましょう。
あなたの挑戦を、心から応援しています!
▼全自治体の試験内容を以下の記事でまとめています。参考にしてみてくださいね。

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