「三重県を志望する理由は?」
「自己申告書の〇〇について詳しく説明してください。」
「タブレットなどのデジタル教材の利点はどこだと思いますか?」
三重県教員採用試験の個人面接では、このような質問がよく聞かれています。
三重県の面接試験は、提出した「自己申告書」をもとにした行動事実の深掘りが行われ、面接の終盤には「場面指導」が課されるなど、実践的な対応力が問われるのが特徴です。
本記事では、試験概要と評価の観点、試験の流れや過去問(質問例)をくわしく紹介します。
事前にデータを把握しておけば、面接当日に何が問われ、どう評価されるかが明確になります。準備の方向性が定まり、自信を持って面接に臨めるようになります。
面接対策の進め方は以下の記事でまとめています。あわせてご覧ください。
三重県教員採用試験|個人面接の概要
三重県教員採用試験の個人面接は、第2次試験で実施されます。
試験時間は約20分間で、口頭試問だけでなく、後半には具体的な課題に対する対応を問われる場面指導が含まれています。
| 実施形式 | 口頭試問+場面指導 |
|---|---|
| 試験時間 | 20分 |
| 面接官 | 3人 |
| 配点 | 150点満点(模擬授業との合計) |
面接以外の三重県教員採用試験の内容については以下の記事をご覧ください。
三重県教育委員会が求める教師像
三重県教育委員会では、教員として求める人物像として次の3つを掲げています。
教育に対する情熱と使命感をもつ人
子どもに対する愛情や、教育者としての強い責任感が求められます。
常に子どもの人格と個性を尊重し、一人ひとりに寄り添った温かい指導ができる人物像です。
- 子どもに対する愛情と受容的な態度
- 教育者としての強い責任感や使命感
- 子どもの人格や個性を尊重する指導姿勢
専門的知識・技能に基づく課題解決能力をもつ人
教科指導等の専門性を有し、常に自己研鑽に努める意欲的な教員が求められます。
また、子どもとともに教育課題に取り組み、自ら考え行動する創造性や積極性も重視されています。
- 教科や生徒指導に関する確かな専門的知識・技能
- 学び続ける向上心と自己研鑽の姿勢
- 教育課題に子どもと共に取り組む創造性・積極性・行動力
自立した社会人としての豊かな人間性をもつ人
優れた人権感覚を持ち、社会人としての良識やコンプライアンス意識を備えた教員像です。
組織の一員として関係者と協働し、子どもや保護者との間に深い信頼関係を築く力が不可欠です。
- 優れた人権感覚と社会人としての良識・規範意識
- 組織の一員として同僚などと協力する連携・協働力
- 子どもや保護者と深い信頼関係を構築するコミュニケーション能力
これらの教師像を踏まえ、三重県ではどのような観点で評価が行われるのかを次で確認していきましょう。
三重県教員採用試験|個人面接の評価基準
三重県教員採用試験の面接評価シートでは、「基礎的素養」「実践的指導力」「教育的素養等」の3つの項目について総合的に評価が行われます。
知識だけでなく、教員としての資質や人間性が重視されています。
| 評価項目 | 主な評価内容 |
|---|---|
| 基礎的素養 | 表情、マナー、良識、社会性、コミュニケーション能力 |
| 実践的指導力 | 授業計画、授業実践、課題解決能力、対応力 |
| 教育的素養等 | 教育的愛情、使命感、責任感、学び続ける意欲、探究心、論理的思考力、創造性、積極性、行動力、柔軟性(受容性)、連携・協働 |
実践的指導力は、面接後半の場面指導や、同日に行われる模擬授業の内容を踏まえて評価されます。
また、「基礎的素養」は回答内容だけでなく、表情やマナー、受け答えの姿勢なども評価対象となるため注意が必要です。
三重県教員採用試験|自己申告書について
三重県教員採用試験では、事前に提出する自己申告書および整理票の内容をもとに面接が進められます。
自己申告書には、志望動機やこれまでの経験・実績、自身の課題などを記載します。
三重県の面接の特徴として、「自己申告書に書かれた行動事実やエピソードの深掘り」が非常に多く行われます。単に熱意を語るだけでなく、「過去にどのような課題に対し、どう考え、どのように行動したか」を具体的に説明できることが重要です。
記載内容と回答に一貫性を持たせ、面接官が納得できるエピソードを事前に整理しておきましょう。
「自己申告書に何を書けばいいかわからない」「この内容で伝わるのか不安」という方は、提出書類の作成ポイントや添削相談も活用してみてください。
三重県教員採用試験|個人面接の流れ
三重県の個人面接は、3人の面接官が時間ごとに役割を分けて質問を行う形式です。
試験当日の流れ(時間配分)を確認しておきましょう。
受験者確認・アイスブレイク(約2分)
担当:事務局担当
入室後、受験票・合格通知書の確認が行われます。
その後、「模擬授業の感想」などの会話を通じて、受験者をリラックスさせるアイスブレイクが行われます。続いて、整理票をもとに不明な点や賞罰についての確認がなされます。
教育的素養の確認(約5分)
担当:面接委員A
「自己申告書」をもとに、志望動機や理想とする教師像について掘り下げた質問が行われます。
能力・専門性の確認(約9分)
担当:面接委員B
同じく「自己申告書」をもとに、過去の経験や課題解決のプロセスなど、行動事実(コンピテンシー)に関する深い掘り下げが行われます。
場面指導(約4分)
担当:事務局担当
面接の終盤に、学校現場で起こりうる諸課題が提示され、その対応について質問されます(場面指導)。実際の現場を想定した実践的指導力が問われます。
三重県教員採用試験|個人面接の過去問(質問例)
三重県教員採用試験の面接試験で、実際に聞かれた質問をまとめています。
ここに掲載しているのは、自己申告書に関する質問や教育課題に関する頻出質問です。面接の流れに沿って、様々な角度から問われます。
一般質問・自己申告書に関する質問例
- 緊張していますか。
- 教師になろうと思ったのはいつですか。
- 教師になりたい志望動機を言ってください。
- 併願はしていますか。
- 勤務地はどこでも大丈夫ですか。
- 自己申告書には〇〇と書いてありますが、詳しく説明してください。
- 自己申告書には〇〇(課題等)と書いてありますが、その課題を学校現場ではどのように対処していきますか。
- 克服した(しようとしている)自分自身の課題について具体的に話してください。
- タブレットなどのデジタル教材の利点はどこだと思いますか。
- タブレットを家庭学習にどのように活かしていけると思いますか。
場面指導・コンプライアンスに関する質問例
三重県では、面接の終盤に具体的な状況への対応力や、社会人としての規範意識を問う質問が課されます。
- コンプライアンスについて、具体的にどのような行動を行いますか。
- コンプライアンス意識がない同僚にどう対応しますか。
- 意見が合わない人(同僚や保護者など)とは、どのように付き合っていきますか。
質問内容を見ると、自分の課題にどう向き合ってきたか、同僚や保護者とどのように関わるかなど、行動事実と人間性を問う内容が多くを占めていることが分かります。
ここに掲載している質問以外の準備や回答の作り方は以下の記事で解説しています。
三重県教員採用試験|個人面接まとめ
本記事では、三重県教員採用試験の個人面接について、試験内容や評価観点、過去問をまとめました。
- 個人面接は20分間で、3人の面接官が役割を分けて実施する
- 試験は「アイスブレイク・履歴確認」「教育的素養の確認」「能力・専門性の確認」「場面指導」の順で進む
- 面接では「基礎的素養・実践的指導力・教育的素養等」の3つの基準で評価される
- 提出した「自己申告書」に基づいて、過去の行動事実や課題解決のプロセスが深く掘り下げられる
- 過去問を活用し、自己申告書の内容と一貫したエピソードを語れるよう準備しておくことが重要である
求める教師像や評価観点を理解したうえで、今までの経験や考えを自分の言葉で伝えられるよう準備を進めてみてください。
福永面接は準備で差がつきます。早めに対策を始めましょう。
