最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく、面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、三重県教員採用試験の個人面接対策に必要な過去問(質問例)を中心に、内容と対策方法を詳しく解説します。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
三重県教員採用試験 面接の内容
面接試験は、問答や模擬授業を通して、あなたが教員に相応しいかどうかを評価・判断する人物面に関する試験です。
内容 | 模擬授業+個人面接 |
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試験時間 | 45分 |
面接官 | 3人 |
受験人数 | 1グループ3人 |
配点 | 150点満点 |
面接の流れ
当日控室にて、模擬授業開始約5分前に模擬授業の課題を指定します。
- 模擬授業の課題は事前に3~4つ発表されており、当日に1つが指定されます。
面接会場には3人1組で入り、1人ずつ模擬授業を行います(授業者以外の受験者は児童生徒役として参加します)。
模擬授業は1時間の授業の冒頭4分間を、養護教諭及び栄養教諭は、学級担任とのチーム・ティーチングにて授業を行う際の自身が主担当として行う場面の4分間を行います。
- 授業者が児童生徒役の受験者に発言を求めてもかまいません。
- 児童・生徒役が発問に対して間違えた答えを言ったり答えられなかったとしても、問題ありません。ただし、児童・生徒役から授業
- 者に質問をしたり、意見を言ったりすることはできません。
- 児童生徒役の受験者以外にも児童生徒が目の前にいるものと想定して進めてください。ただし、面接委員に発言を求めたりすることはやめてください。
全員の模擬授業が終わった後、模擬授業の内容について受験者同士で話し合います。
話し合う時間は6分間ほど。
最後に一人1分以内で授業や話し合いの感想を発表します。
面接カードの内容や場面指導など、一人20分の個人面接を行います。
面接の評価基準
面接評価シートにおける「基礎力素養」、「実践的指導力」、「教育的素養・能力・専門性」の各項目について総合的に評価します。
基礎的素養 | ・表情、マナー、良識 ・社会性、コミュニケーション能力 |
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実践的指導力 | ・授業計画、授業実践 ・課題解決能力、対応力 |
教育的素養等 | ・教育的愛情、使命感、責任感 ・学び続ける意欲、探究心 ・論理的思考力、創造性 ・積極性、行動力 ・受難生、連携・協働 |
三重県教員採用試験 面接の過去問
三重県教員採用試験の面接試験では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『ICTを授業にどう取り入れていますか』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、実際の面接試験で聞かれた過去問(質問例)と模擬授業の課題テーマを抜粋して紹介します。
模擬授業の課題
2024 | 模擬授業の課題一覧(PDF) |
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2023 | 模擬授業の課題一覧(PDF) |
2022 | 模擬授業の課題一覧(PDF) |
個人面接の質問例
- 緊張していますか。
- 教師になろうと思ったのはいつですか。
- 教師になりたい志望動機を言ってください。
- タブレットなどのデジタル教材の利点はどこだと思いますか。
- コンプライアンスについて、具体的にどのような行動を行いますか。
- 併願はしていますか。
- タブレットを家庭学習をどのように活かしていけると思いますか。
- 勤務地はどこでも大丈夫ですか。
- 自己申告書には〇〇と書いてありますが、詳しく説明してください。
- 自己申告書には〇〇と書いてありますが、その課題を学校現場ではどのように対処していきますか。
- 意見が合わない人とは、どのように付き合っていきますか。
- コンプライアンス意識がない同僚にどう対応しますか。
- 克服した(しようとしている)自分自身の課題について具体的に話してください。 and more…
このほかの質問例や回答例は下記の記事でもまとめています。
三重県教員採用試験 面接対策はいつから始める?
教員採用試験の面接対策は、できるだけ早く始めることが重要です。
三重県教員採用試験の倍率が低下しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しています。
そのため、筆記試験の合格発表後に少し面接練習をしたくらいでは、高評価を得るのは難しいです。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
三重県教員採用試験 面接まとめ
三重県教員採用試験に合格するためには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策といえば筆記試験に気を取られがちですが、面接試験の評価が悪いと最終合格は難しくなります。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介したのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
【受験ガイド2025】三重県教員採用試験の内容と対策のポイント』を参考にしてください。
面接試験以外の内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『
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