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【2026年受験】京都市教員採用試験の内容(一次・二次試験)

試験内容|京都市

京都市で先生になりたい!」そう思っても、教員採用試験の仕組みや対策が分からず、不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

京都市教員採用試験は、一次試験から個人面接(場面指導)が実施されるなど、学力だけでなく現場での対応力や人物面を重視する点が大きな特徴です。

また、令和9年度(2026年実施)試験からは、二次試験の集団討論が廃止され、新たに個人面接が導入されるなど、試験制度にも重要な変更が行われています。

本記事では、京都市教員採用試験について、各試験の内容や配点、選考の流れなどを中心に、試験全体の概要を分かりやすく解説します。

試験の全体像を把握し、今後の対策を考えるための参考として、ぜひ最後までご覧ください。

福永

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目次

京都市教員採用試験の試験内容

京都市教員採用試験では、筆記試験だけでなく、面接や模擬授業・実技試験など複数の選考が実施されます。

選考は一次試験・二次試験の2段階で行われ、それぞれの合計得点をもとに最終合格者が決定されるのが特徴です。

以下に、一般選考の内容と配点を一覧でまとめました。

選考試験種目配点
(点)
一次試験一般・教職教養30
専門筆記100
実技試験(英語のみ)30
個人面接70
二次試験論文20
模擬授業60
個人面接35
実技試験30
令和9年度|京都市教員採用試験の内容と配点(一般選考)
  • 実技試験を実施しない区分では、該当する科目の配点はありません。

筆記試験の配点が高い一方で、一次試験から個人面接が実施されるなど、人物面や実践的な指導力もバランスよく評価される傾向があります。

一次試験

京都市教員採用試験の一次試験は、一般・教職教養と専門教養からなる筆記試験に加え、個人面接(一部実技)が実施されます。

一般・教職教養

一般・教職教養では、教員として必要な基礎知識や教育制度への理解、基礎的な知能が問われます。

試験時間30分間
問題数30問
解答形式択一式(マークシート)
出題範囲教職教養(教育原理など)
一般教養(一般知能など)
配点30点満点
一般・教職教養筆記試験の概要

試験時間が30分と短く設定されています。(1問あたり1分で解かないと時間切れになります)。

教育原理が全体の約3割を占め、一般知能も毎年出題される傾向があるため、頻出分野を中心にスピーディに解答する力が重要です。

一般・教職教養の傾向や勉強方法は、こちらの「京都市教員採用試験|一般教養・教職教養の内容と出題傾向」で詳しく解説しています。

専門筆記試験

専門筆記試験では、各教科に関する専門的な知識が出題されます。

試験時間・小・中学校:50分(国語は60分)
・高等学校:90分(国語110分、情報・工業60分、音楽50分)
・総合支援:50分
・養護教諭:50分
・栄養教諭:50分
解答形式択一式・記述式
出題範囲志望する校種・教科の専門知識
配点100点満点
専門筆記の概要

専門教養は一次試験の中でも最も配点が高く、合否を大きく左右する重要な科目です。

学習指導要領を軸にしながら、専門的な内容まで幅広く理解を深めましょう。

専門筆記の勉強方法は、こちらの「教員採用試験の専門教養(科目)とは?試験内容や勉強方法を徹底解説」でまとめています。

個人面接(一次面接)

京都市では、一次試験の段階から個人面接が実施されます。

一次面接の概要は、以下のとおりです。

試験時間10分程度
試験内容個人面接(場面指導等を行う場合があります)
配点70点満点

通常の質疑応答に加え、約1分間の「場面指導」の実演が含まれる場合があります。

場面指導では、児童生徒への声かけや対応の仕方などを即興で示す必要があり、教員としての現場対応力やコミュニケーション能力が重視されます。

一次試験の早い段階から人物評価が行われるため、質問対策だけでなく、場面指導を想定した実践的な準備を進めておくことが重要です。

個人面接の傾向や対策方法は、こちらの「京都市教員採用試験|面接・討論・模擬授業の内容と過去の質問」で詳しくまとめています。

二次試験

二次試験は、人物評価と指導力・実技力の確認が中心となります。論文、模擬授業、個人面接、実技試験が実施されます。

特に令和9年度試験からは集団討論が廃止され、新たに「個人面接」が導入されました。

論文試験

論文試験では、京都市が求める教育施策への理解や、教員としてのコンプライアンス意識が問われます。

配点こそ高くありませんが、人物評価の一部として位置づけられている試験です。

試験時間40分間
試験内容・課題I:京都市の教育施策に関する課題
・課題II:不祥事案への対応に関する課題
文字数・課題Ⅰ:600字
・課題Ⅱ:200字
配点20点満点
論文試験の概要

課題Ⅰでは、京都市の教育施策や教育方針への理解を踏まえたうえで、自身の考えを論理的に構成できているかが重視されます。単なる知識の羅列ではなく、施策の目的や背景を理解した記述が求められます。

一方、課題Ⅱでは、不祥事案への対応をテーマに、教職員としての倫理観・責任感・危機対応力が問われます。限られた文字数の中で、冷静かつ適切な対応を簡潔に示す力が必要です。

論文試験のテーマなどは、こちらの「京都市教員採用試験の小論文!過去問と書き方解説」でまとめています。

模擬授業

模擬授業は、現場での実践的な指導力や児童生徒への対応力を見る試験です。

教科の知識量そのものよりも、授業構成力や児童生徒への伝え方を確認する目的で行われます。

試験時間10分程度(+口頭試問)
試験内容①「単元観」の発表(1分間)
②模擬授業の実演(8〜10分間)
③口頭試問
配点60点満点
模擬授業の概要

模擬授業は、「単元観の発表」「模擬授業の実演」「口頭試問」で構成されます。

授業の流れを踏まえた構成力や、実際に授業を進める力、指導意図を説明する力が総合的に必要です。

模擬授業の内容は、こちらの「京都市教員採用試験|面接・討論・模擬授業の内容と過去の質問」で詳しくまとめています。

個人面接

個人面接は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性などを評価・判断する人物試験です。

実施形態個人面接(令和9年度試験より集団討論から変更)
配点35点満点
個人面接(二次試験)の概要

知識や指導力に加えて、子どもに寄り添い、落ち着いて物事に対応できるかどうかといった人物的な資質が重視されます。

教育に対する真摯な思いや責任感、チームの一員として協働できる柔軟さをアピールできるように準備しましょう。

個人面接の対策方法は、こちらの「京都市教員採用試験|面接・討論・模擬授業の内容と過去の質問」で詳しくまとめています。

実技試験

実技試験は、専門的技能や実践的能力があるかどうかを評価・判断する人物試験です。

特に教科指導力や表現力が重視されます。

対象校種
・教科
中学校音楽、美術、保健体育、英語
高校
その他対象養護教諭救急処置等
配点共通30点満点
実技試験の概要(二次試験)

何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。

そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。

京都市教員採用試験の選考スケジュール

京都市教員採用試験は、出願から最終合格まで複数のステップを経て実施されます。

試験日程そのものよりも、各選考がどの時期に行われるのかという「流れ」を把握しておくことが重要です。

  • 4月上旬:出願受付期間(電子申請)
  • 6月中旬:一次試験(筆記・面接)
  • 7月下旬:一次試験の合格発表
  • 8月上旬〜中旬:二次試験
  • 9月中旬:最終合格発表
  • 翌年4月1日:採用(勤務開始)

一次試験から二次試験までの期間が短いため、筆記試験の対策と並行して模擬授業や面接の準備を進めておくことが重要です。

詳しい試験日程は、こちらの「【令和9年度】京都市教員採用試験の日程|いつから対策を始める?」でまとめています。

京都市教員採用試験の採用予定人数

令和9年度(2026年実施)の採用予定人数は、全体で440名以上の規模となっています。

採用人数は、小学校・中学校・高等学校・総合支援学校といった校種や、教科によって差が出るのが特徴です。とくに小・中学校や総合支援学校で多くの採用が見込まれています。

令和9年度の採用予定数の詳細は次のとおりです。

出願区分採用予定教科等採用予定数
小学校教諭全科(うち幼稚園教諭若干名含む)160名程度
中学校教諭国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語180名程度
高等学校教諭国語、地歴・公民、数学、理科、英語、情報、工業20名程度
総合支援学校教諭小学部、中学部、高等部、小中学校等の育成学級70名程度
養護教諭10名程度
栄養教諭若干名
令和9年度 京都市教員採用試験 採用予定人数

採用予定人数はあくまで目安であり、実際の合否は試験の得点や人物評価によって決まります。

人数の多少だけで難易度を判断せず、着実に評価を積み重ねることが重要です。

京都市教員採用試験の実施結果(倍率)

京都市教員採用試験の倍率は、近年3〜4倍台で推移しています。

過去5年間の倍率推移は次のとおりです。

  • 令和8年度(2025年実施):2.7倍(受験者1,324人 / 合格者482人)
  • 令和7年度(2024年実施):3.9倍(受験者1,282人 / 合格者331人)
  • 令和6年度(2023年実施):4.3倍(受験者1,245人 / 合格者290人)
  • 令和5年度(2022年実施):5.7倍(受験者1,326人 / 合格者233人)
  • 令和4年度(2021年実施):5.1倍(受験者1,562人 / 合格者307人)

全体の倍率を見ると、2021〜2022年頃までは5倍台で推移していましたが、 近年は採用人数の増加等により、倍率は低下傾向にあります。

ただし、この倍率はあくまで全区分を合算した数値です。実際の倍率や難易度は、校種・教科によって大きく異なる点には注意が必要です。

校種・教科別の実施結果(倍率)は、こちらの「【令和8年度】京都市教員採用試験の倍率|教科別・過去5年の推移」で詳しくまとめています。

京都市教員採用試験の関するFAQ

京都市教員採用試験の志望者が抱く共通の疑問にお答えしていきます。

受験資格(年齢制限)はありますか?

A: はい、受験するには大きく分けて「年齢・免許・法律」の3つの条件があります。

年齢の条件

昭和42年(1967年)4月2日以降に生まれた方が対象です(令和9年4月1日現在の年齢が60歳未満の方)。

教員免許の条件

出願する区分や教科に相当する普通免許状を持っている(または令和9年4月1日までに取得見込みである)必要があります。

※中学校の数学・理科・技術、高校の数学・理科・工業など、免許がなくても受験可能な特例制度もあります。

法律上の条件

地方公務員法や学校教育法で定められた「欠格条項」に該当しないこと、および特定性犯罪事実該当者に該当しないことが必須です。

過去問はどこで入手できますか?

A: インターネット上では公式に公開されていません。以下の方法で入手可能です

京都市役所での閲覧・コピー

京都市役所北庁舎1階の「京都市情報公開コーナー」にて、過去3年分の問題等を無料で閲覧でき、有料でコピーも可能です。

市販の過去問題集

協同出版の「京都市の教員採用試験『過去問』シリーズ」などがAmazonや書店で販売されています。

より詳しい入手手順や、復元問題(再現データ)については、こちらの「京都市教員採用試験|過去問の入手方法と復元問題3年分(PDF)」でまとめています。

令和9年度(2026年実施)の変更点はありますか?

A: はい、選考内容の刷新や要件緩和など、主に以下の変更点があります。

第2次試験における集団討論の廃止と個人面接の導入

従来の集団討論に替わり、新たに個人面接が実施されます。

社会人経験者チャレンジ制度の要件緩和

民間企業等における勤務歴の要件が「連続して3年以上」から「連続して2年以上」に緩和されます。

大学・大学院推薦制度の対象拡大

大学・大学院推薦制度において、「高等学校 国語」「高等学校 英語」が対象教科に追加されます。

妊娠等による採用延長の特例を明記

妊娠等により、令和9年4月1日からの勤務が困難な場合は、1年間(または2年間)採用を猶予することが明記されました。

第1次試験における加点制度の追加

第1次試験における加点制度(上限10点)に、本市独自の教員養成システムである「京都教師塾の卒塾生」(5点加点)が追加されました。

合格基準や足切り(最低基準点)はありますか?

A: 明確な合格最低点は公開されていませんが、小論文には事実上の足切りが存在します。

京都市教育委員会から具体的な合格ラインは発表されていませんが、以下の点に注意が必要です。

論文試験の足切り判定

第2次試験の小論文(論文試験)において、著しく点数が低い場合は、合計点に関わらず即不合格となります

得点目安

試験時間が非常に短いため満点は困難ですが、一般・教職教養試験では6割〜7割(30問中18〜20問程度)が一つの目安とされています。

配点バランス

第1次試験では「専門筆記試験(100点)」と「個人面接(70点)」の配点が高く設定されています。

特定の科目でミスをしても他でカバー可能ですが、未受験の種目が一つでもあると失格になるため注意してください。

合格ラインなどの考え方は、こちらの「教員採用試験の合格ラインは何割?合格最低点や平均点を取るポイント」で詳しく解説しています。

京都市教員採用試験の合格に向けて

本記事では、京都市教員採用試験の試験内容や配点、選考の流れ、令和9年度試験からの主な変更点を解説しました。

京都市の試験は、一次試験から個人面接が実施されるなど、人物面や現場対応力が重視される点が特徴です。

対策は早く始めるほど有利になります。正しい方向で準備を進め、合格を目指しましょう。

パターン
早い段階から人物・面接対策を始めたい方

京都市では一次試験から個人面接(場面指導)が実施されます。筆記対策と並行して、人物評価への準備を早めに始めたい方におすすめです。

パターン
試験の全体像をしっかり把握したい方

「いつ・何が・どれくらい重要なのか」を整理してから対策を進めたい方向けです。計画を立てる前のインプットとして活用してください。

パターン
これから本格的に勉強を始める方

「何から始めればいいか分からない」という方は、学習の優先順位や効率的な進め方を確認してから対策を進めましょう。

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