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【対策】京都市教員採用試験の小論文とは?傾向と過去の出題テーマ

京都市教員採用試験の小論文対策

本記事では、京都市教員採用試験の小論文に関する情報をまとめています。

具体的には、小論文の傾向(文字数や試験時間、出題形式、配点など)過去のテーマを詳しく紹介しているので、小論文対策の役に立ててください。

教員採用試験の小論文で落ちる人は対策が遅いです。早めに準備を始めましょう!

目次

京都市教員採用試験 小論文の傾向

京都市教員採用試験の小論文は、第二次選考で行われます。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。

試験時間40分
課題数2題
文字数課題Ⅰ:600字程度
課題Ⅱ:200字程度
評価基準・主題や課題の理解
・論述の仕方や視点
・構成や表現力
配点20点満点
京都市教員採用試験 小論文の傾向(2024年度)

小論文の文字数と試験時間

文字数は制限があり、課題1は600字、課題2は200字以内で書かなければなりません。対する試験時間は合わせて40分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが京都市の特徴です。

福永

それぞれ9割以上を目安に書くといいでしょう!

小論文の出題形式

出題数は2題ですが、校種によってテーマが異なります。

出題形式は、教育問題や学校教育の在り方に関する課題を扱うテーマおよび教職員の不祥事(事例)に対する対応が出題される傾向にあります。京都市の教育施策に関するテーマも出る場合があるので、京都市の資料も読みこんでおくといいでしょう。

小論文の評価基準・配点

小論文は以下の観点に沿って評価します。

  • 主題や課題の理解
  • 論述の仕方や視点
  • 構成や表現力

最終的に20点満点で採点されますが、著しく点数が低いと即不合格です。

評価が悪くなる理由としては、テーマの把握ができていなかったり、文字数が少ないだったりすることが挙げられます。また、字が汚い(丁寧であればOK)、誤字脱字が多いっていうのもよくないので、注意しながら書きましょう。

京都市教員採用試験 小論文の過去問

京都市教員採用試験における小論文の過去問を紹介します。

小論文の過去問(2024年度)

課題Ⅰ

 京都市では、令和5年度〈学校教育の重点〉で『第4章「生きる力」を育む15の取組』の「2.基礎的・基本的な知識・技能の習得と言語活動の充実」を掲げています。あなたなら、言語活動の充実のため、学校組織の一員である担任として、どのような実践をしていきますか。あなたの考えを具体的に論述しなさい。

課題Ⅱ

 教師Aは、自宅のパソコンで編集作業を行うため児童の氏名・住所・成績が入力されたデータを自身のUSBメモリーに保存し、職員室から持ち出した。その後、教師Aは帰宅途中、スーパーマーケットの駐車場に車を停めて買い物をしていたところ、車上荒らしにあい、カバンから、USBメモリーを入れたケースが盗まれていた。教師Aの行為が不適切である理由を明確にした上で、この件が及ぼす影響と、この事案を防ぐためにはどうすれば良かったか、あなたの考えを具体的に述べなさい。

小論文の過去問(2023年度)

課題Ⅰ

 京都市では、令和4年度《学校教育の重点》で「第2 章 全教職員で進める学校園づくり 5つの柱」の一つとして『よりそい』~多様な子どもを誰一人取り残さない教育を進める~を掲げています。あなたなら、この柱の実現に向け、学校組織の一員である担任として、どのような取組を実践していきますか。あなたの考えを具体的に論述しなさい。

課題Ⅱ

A教諭は、新年度に向けて次の担任へ引継ぎを行うために、児童生徒や家庭環境の様子、配慮すべきこと等をまとめたノートを教室内の教師の机の上に置いていた。年度末に引継ぎが終わったころ、A教諭が担任しているBさんの保護者が、「うちの子が、先生が自分の悪口をノートに書いていたと泣きながら帰ってきた。」「先生はうちの子のことをそんなふうに見ていたのか。」「重要な書類等の管理はどうなっているのか。」と激怒し、学校に来た。A教諭の行為が不適切である理由を明確にしたうえで、その行為が及ぼす影響と防止策についてあなたの考えを具体的に述べなさい。

小論文の過去問(2022年度)

課題Ⅰ

 京都市では、令和3年度《学校教育の重点》で「令和3 年度 重視する視点」を『子どもの「主体性」と「社会性」の育成を目指し、「自ら学ぶ力」と「自ら律する力」を学校・幼稚園全体の教育活動の中で高める』としています。あなたは、小学校期における「自ら学ぶ力」をどのように捉え、子どもたちの「自ら学ぶ力」を高めるためにどのような実践を行っていきますか。あなたの考えや取組を具体的に論述しなさい。

課題Ⅱ

 ある教諭は一旦帰宅し、自宅から路線バスを使い外食に行く予定にしていたが、校務終了が遅くなり、職場からそのまま自転車で向かうことにした。距離はあるものの歩いて帰れる距離と判断し、食事と共に少し飲酒もした。食事が終わり、自転車を押して歩いて帰宅していたが、自宅近くまで帰ってきたときに急に雨が降り出し、急ぎ帰るために自転車に乗ることにした。夜道と雨のために視界が悪く、歩いている人と接触してけがをさせてしまった。この行為の何が非違行為に当たるか明確にした上で、この不祥事が及ぼす影響と、この事案を防ぐためにはどうすれば良かったか、あなたの考えを具体的に述べなさい。

小論文の過去問(2021年度)

課題Ⅰ

 京都市では、令和2年度『学校教育の重点 第4章「生きる力」を育む15の取組』の中に「規範意識の育成」を掲げています。あなたなら、子どもたちに「規範意識」を育てるために、担任としてどのような実践を行っていきますか。あなたの考えを具体的に論述しなさい。

課題Ⅱ

 教員の不祥事には、教員と児童生徒がSNSで直接やり取りを行ったことに起因するものがあります。こうしたことを踏まえ、このようなSNSのやり取りが及ぼす影響について、あなたの考えを具体的に述べなさい。

  • 2021年度より以前は出題傾向が異なるため掲載していません。

過去問で答案を書いたら添削を受けよう!

京都市教員採用試験 小論文対策を始めよう!

今回は、京都市教員採用試験における小論文の傾向過去のテーマをまとめていました。

教員採用試験の小論文は、やるべきことが想像しているよりも多いです。

過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。

小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。

小論文が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。

以上、京都市教員採用試験の小論文についてでした。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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