神奈川県教員採用試験の内容は幅広く、筆記試験のほかにも小論文が実施されます。
本記事では、神奈川県教員採用試験の小論文に関する情報をまとめています。
具体的には、小論文の傾向(文字数や試験時間、出題形式、配点など)と過去のテーマを詳しく紹介しているので、小論文対策の役に立ててください。
神奈川県教員採用試験 小論文の傾向
神奈川県教員採用試験の小論文は、第一次選考で行われ、第二次選考で採点されます。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。
試験時間 | 60分 |
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文字数 | 625字以上800字以内 |
問題数 | 1題 |
評価基準 | ・文字数 ・文章の構成 ・分かりやすさ ・表記の正確さ(誤字、脱字) ・着想 ・論旨、結論 ・自分の考え |
配点 | 40点満点 |
小論文の文字数と試験時間
文字数は制限があり、625字以上800字以内で書かなければなりません。対する試験時間は60分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが神奈川県の特徴です。
700字前後を目安に書くといいでしょう!
小論文の出題形式
出題数は1題ですが、校種によってテーマは異なります。
出題形式は、おおむね教育問題や学校教育の在り方に関する課題を扱うテーマが出題される傾向にあります。
小論文の評価基準・配点
小論文は以下の観点に沿って評価します。
- 文字数
- 文章の構成
- 分かりやすさ
- 表記の正確さ(誤字、脱字)
- 着想
- 論旨、結論
- 自分の考え
最終的に40点満点で評価しますが、著しく評価が低いと即不合格です。
評価が悪くなる理由としては、テーマの把握ができていなかったり、文字数が少ない(625字以下)だったりすることが挙げられます。また、字が汚い(丁寧であればOK)、誤字脱字が多いっていうのもよくないので、注意しながら書きましょう。
神奈川県教員採用試験 小論文の過去問
神奈川県教員採用試験における小論文の過去問を紹介します。
小論文の過去問(2024年度)
神奈川県では、個性や文化の違い、障がいの有無にかかわらず、多様な教育的ニーズに応え、児童一人ひとりを大切に育む教育を推進しています。このような教育を推進するために、あなたはどのような姿勢や意識をもつことが大切だと考えますか。また、そのことを踏まえ、どのような教育活動に取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
小論文の過去問(2023年度)
神奈川県では、児童生徒の発達段階に応じて、人権に関する理解を深め、人権尊重の意識を高め、一人ひとりを大切にする教育を推進しています。このような教育を推進するために、あなたはどのような姿勢や意識を持つことが大切だと思いますか。また、そのことを踏まえ、どのような教育活動に取り組みますか。600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
小論文の過去問(2022年度)
神奈川県では、児童や学校等の実態に応じ、教材・教具や学習ツールの一つとしてICTを積極的に活用し、必要な資質・能力を育成する主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組んでいます。このことを踏まえ、あなたは、ICT活用の利点を生かした授業実践にどのように取り組みますか。ICTを活用する意義やねらいとともに、あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
小論文の過去問(2021年度)
※新型コロナウイルスの影響で中止
小論文の過去問(2020年度)
神奈川県では、共生社会の実現へ向けて、これまでの支援教育をより一層充実させていく中で、すべての子どもができるだけ共に学び、共に育つインクルーシブ教育を推進しています。そのことを踏まえ、あなたは教師としてどのように取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
過去問で答案を書いたら添削を受けよう!
神奈川県教員採用試験 小論文対策を始めよう!
今回は、神奈川県教員採用試験における小論文の傾向と過去のテーマをまとめていました。
教員採用試験の小論文は、対策するべきことが想像しているよりも多いです。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。
以上、神奈川県教員採用試験の小論文についてでした。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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