最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく、面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、鹿児島県教員採用試験の個人面接対策に必要な過去問(質問例)を中心に、概要と対策方法を詳しく解説します。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
鹿児島県教員採用試験 個人面接の過去問
鹿児島県教員採用試験の面接では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『教育実習の思い出を教えてください。』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、過去の面接で実際に聞かれた質問内容を抜粋したので参考にしてください。
面接Ⅰの質問例
- 会場までどうやって来ましたか。
- 試験まで何を考えていましたか。
- 自己PRをしてください。
- 志望動機は何ですか。
- グループ討議の感想を言ってください。
- どのような教師を目指していますか。
- 離島での勤務は可能ですか。
- 併願状況を教えてください。
- 取得している資格を教えてください。
- 面接対策はどのくらいやりましたか。
- 教育実習の思い出を教えてください。
- 大学の専攻は教育と関係ありませんが、教育学部に進学しなかった理由はありますか。
- 体罰について定めた法律はありますか。
- 公務員の服務規定を知っていますか。
- 信用を失墜させる行動はどのようなものがあると思いますか。
- 昔と今の子供の違いは何だと思いますか。
面接Ⅱの質問例
- 学生時代に頑張ったことは何ですか。
- どのような教師になりたいですか。
- 志望校種・教科を目指した理由は何ですか。
- 志望教科の魅力は何ですか。
- わかりやすい授業どは、どのようなものですか。
- 勤務地はどこでも大丈夫ですか。
- 勤務時間以外で認められている業務は何がありますか。
- 時間外労働はどのようなときに行っていいと思いますか。
- 保護者から「うちの子が担任の先生が厳しいから行きたくない。担任を変わってほしい」と言っています。どのような対応をしますか。
- 令和4 年4 月発行の「学校職員の服務規律の厳正確保と学校における業務改善について」を知っていますか。また、読みましたか。
- 教師の研修と修養について記載されている法律はどの法律で何条にあるか知っていますか。
- なぜ働き方改革が必要だと思いますか。
- ICTをどのように授業に活かしますか。
- ヤングケアラーの子どもが学級にいたらどう対応しますか。
【2024年版】鹿児島県教員採用試験 面接の過去問と回答例+α」でまとめています。
このほかの質問例や回答例は、こちらの「鹿児島県教員採用試験 個人面接の概要
個人面接は、教員等としての指導力、社会性及び論理性等を有する者を選考するために行われます。
試験時間 | 面接Ⅰ(総括面接):10分 面接Ⅱ(担当面接):20分 |
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面接官 | 2人 |
形式 | 個人面接 |
配点 | 200点満点 |
一人2回の面接を実施
鹿児島県では一人2回の面接があります。
個人面接では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
グループで行動
面接試験はグループで行動するため、他の受験者と比較されやすいです。
評価基準
評価の観点は、次の「指導力・社会性・論理性・態度・その他」です。
指導力 | ①適確な教育観や学校教育に対する課題をもち、教師としての自己を創造し発展させていく姿勢と能力が見られるか。 ②質問を的確にとらえる知性と能力をもち、それに対する考え方が公正・答観的で指導力や実践力が感じられるか。 ③自己の意見が他人によく理解されるよう表現を工夫し、説得力のある発言に努めているか。 |
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社会性 | ①自己について客観的に把握するとともに,望ましい対人行動や集団行動をとれるように努め、豊かな人間関係をもつよう努めているか。。 ②自己の主張や意見の根底に、自己をみつめ自己を確立しようとする人間性がうかがえ、自らよりよく生きようと努めているか。 ③主張が独善的なものでなく、社会一般の良識や常識に合致し、社会の期待に応えようとする姿勢が見られるか。 |
論理性 | ①冷静によく考えて意見を述べ、内容に一定の論理性と方向性があり思考に深まりが見られるか。 ②教職を希望する動機が明確であり、主張や意見が断片的な感想にとどまらず、一貫性と整合性があるか。 ③視点が明確で、論理を体系化する能力が感じられるか。 |
態度 | ①服装,言葉遣い,礼儀作法は望ましいか。 ②教職への積極性、意欲、情熱が感じられるか。 ③落ち着いていて自をもち、はつらつとした言動をとれるか。 |
その他 | ◯教員としての総合的な資質・能力を問う。 |
各項目に沿って10段階(10~8:優れている、7~4:普通、3~1:劣る)で評価します。
鹿児島県教員採用試験 面接対策はいつから始める?
教員採用試験の面接対策は、できるだけ早く始めることが重要です。
鹿児島県教員採用試験の倍率が低下しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しています。
そのため、筆記試験の合格発表後に少し面接練習をしたくらいでは、高評価を得るのは難しいです。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
鹿児島県教員採用試験 面接まとめ
鹿児島県教員採用試験に合格するためには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策といえば筆記試験に気を取られがちですが、面接試験の評価が悪いと最終合格は難しくなります。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介したのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
受験ガイド2024|鹿児島県教員採用試験の内容と対策のポイント』を参考にしてください。
面接試験以外の内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『
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