鹿児島県教員採用試験の二次試験では、個人面接が2回とグループ討議が実施されます。
試験時間や配点、評価基準を知らずに対策を始めてしまうと、的外れな準備になる恐れがあります。
この記事では、面接対策を始める前に押さえておきたい以下の情報をまとめました。
- 試験時間・流れ
- 配点・評価基準
- 過去の質問・討論テーマ
試験の全体像を正しく理解して、合格への戦略を立てるための資料として活用してください。
個人面接の内容と過去問
鹿児島県教員採用試験では、一人2回の個人面接があります。
ここでは、試験時間や配点、評価基準、そして過去に実際に聞かれた質問内容を紹介します。
試験概要
面接Ⅰは10分間の総括面接、面接Ⅱは20分間の担当面接という構成です。
| 試験時間 | 面接Ⅰ(総括面接):10分 面接Ⅱ(担当面接):20分 |
|---|---|
| 面接官 | 2人 |
| 配点 | 200点満点 |
試験は4人1グループで実施されます。1人が面接Ⅰ、2人が面接Ⅱ、1人が待機というローテーション制です。



グループで行動するため、他の受験者と比較されやすい点には注意が必要。
評価基準
個人面接では、以下の4つの観点で評価されます。
| 指導力 | ①適確な教育観や学校教育に対する課題をもち、教師としての自己を創造し発展させていく姿勢と能力が見られるか。 ②質問を的確にとらえる知性と能力をもち、それに対する考え方が公正・答観的で指導力や実践力が感じられるか。 ③自己の意見が他人によく理解されるよう表現を工夫し、説得力のある発言に努めているか。 |
|---|---|
| 社会性 | ①自己について客観的に把握するとともに,望ましい対人行動や集団行動をとれるように努め、豊かな人間関係をもつよう努めているか。。 ②自己の主張や意見の根底に、自己をみつめ自己を確立しようとする人間性がうかがえ、自らよりよく生きようと努めているか。 ③主張が独善的なものでなく、社会一般の良識や常識に合致し、社会の期待に応えようとする姿勢が見られるか。 |
| 論理性 | ①冷静によく考えて意見を述べ、内容に一定の論理性と方向性があり思考に深まりが見られるか。 ②教職を希望する動機が明確であり、主張や意見が断片的な感想にとどまらず、一貫性と整合性があるか。 ③視点が明確で、論理を体系化する能力が感じられるか。 |
| 態度 | ①服装,言葉遣い,礼儀作法は望ましいか。 ②教職への積極性、意欲、情熱が感じられるか。 ③落ち着いていて自をもち、はつらつとした言動をとれるか。 |
| その他 | ◯教員としての総合的な資質・能力を問う。 |
各項目は10段階で評価されます。



10~8:優れている、7~4:普通、3~1:劣るという配分です!
過去問(質問一覧)
鹿児島県教員採用試験の面接では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『教育実習の思い出を教えてください。』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、過去の面接で実際に聞かれた質問内容を紹介します。
面接Ⅰの質問例
面接Ⅰでは、志望動機や自己PRといった基本的な質問が中心です。
- 会場までどうやって来ましたか。
- 試験まで何を考えていましたか。
- 自己PRをしてください。
- 志望動機は何ですか。
- グループ討議の感想を言ってください。
- どのような教師を目指していますか。
- 離島での勤務は可能ですか。
- 併願状況を教えてください。
- 取得している資格を教えてください。
- 面接対策はどのくらいやりましたか。
- 教育実習の思い出を教えてください。
- 大学の専攻は教育と関係ありませんが、教育学部に進学しなかった理由はありますか。
- 体罰について定めた法律はありますか。
- 公務員の服務規定を知っていますか。
- 信用を失墜させる行動はどのようなものがあると思いますか。
- 昔と今の子供の違いは何だと思いますか。
面接Ⅱの質問例
面接Ⅱでは、より実践的な質問や場面対応が問われます。
- 学生時代に頑張ったことは何ですか。
- どのような教師になりたいですか。
- 志望校種・教科を目指した理由は何ですか。
- 志望教科の魅力は何ですか。
- わかりやすい授業どは、どのようなものですか。
- 勤務地はどこでも大丈夫ですか。
- 勤務時間以外で認められている業務は何がありますか。
- 時間外労働はどのようなときに行っていいと思いますか。
- 保護者から「うちの子が担任の先生が厳しいから行きたくない。担任を変わってほしい」と言っています。どのような対応をしますか。
- 令和4 年4 月発行の「学校職員の服務規律の厳正確保と学校における業務改善について」を知っていますか。また、読みましたか。
- 教師の研修と修養について記載されている法律はどの法律で何条にあるか知っていますか。
- なぜ働き方改革が必要だと思いますか。
- ICTをどのように授業に活かしますか。
- ヤングケアラーの子どもが学級にいたらどう対応しますか。
個人面接の質問項目は、こちらの記事でもまとめています。
グループ討議(集団討論)の内容と過去問
鹿児島県教員採用試験の二次試験では、個人面接に加えて「グループ討議」が課されます。
ここでは、自分の意見を主張する力よりも、「他者の意見を聞き、議論を深める力(協調性)」が評価されます。
試験概要
試験時間や形式は以下の通りです。
| 試験日 | 第2次試験 |
|---|---|
| 対象校種 | 全校種共通 |
| 試験時間 | 35分(構想5分→発表1分→討議25分) |
| 人数 | 受験者5人程度・面接官4人 |
| 配点 | 200点満点 |
試験の流れ
試験は以下の手順で進行します。
流れをイメージしておくことで、当日の緊張を和らげることができます。
控室でテーマが発表され、自分の考えをまとめる時間が与えられます。
入室後、受験番号順に自分の意見を発表します。
全員で自由に討論し、グループとしての結論や考えをまとめます。
討議終了後、試験官から個人的に質問される場合があります。
評価基準
「何を話すか」だけでなく「どう振る舞うか」も重要です。以下の5つの観点で評価されます。
| 積極性 | 意欲的に発言し、議論の流れを作っているか。 |
|---|---|
| 論理性 | 発言に根拠があり、一貫しているか。 |
| 協調性 | 他者の意見を尊重し、建設的に議論しているか。 |
| 表現力 | わかりやすい言葉で、相手に伝わるように話しているか。 |
| 態度 | 表情や言葉遣い、聞く姿勢は適切か。 |
過去問(テーマ)
近年のテーマは「教育時事」や「学校現場での対応」が中心です。
一度、自分の考えをノートにまとめてみることをおすすめします。
令和7年度(2024年実施)
- 新たな不登校の児童生徒を生まないために大切にすべきことは何ですか。
- タブレットを活用した効果的な授業について、どのような方法が考えられますか。また、どのような効果が得られると思いますか。
- 若者の県外流出を防ぎ、地方創生を図るためにどのような取り組みをしたら良いか。
令和6年度(2023年実施)
- 部活動の地域移行について、メリット・デメリットを話し合った上で、今後の部活動のあり方等について意見をまとめてください。
- 忘れ物が多い、じっとしていられない子に対してどのような支援を行いますか。
- 教員志望者を増やすために効果的だと思われる活動について提案してください。
令和5年度(2022年実施)
- これからの日本の発展ために、どのような産業や日本文化を海外に発信していけば良いと考えますか。
- 性の多様性を尊重するために学校においてできることはどのようなことがありますか。
- 学校教育における部活動の存在意義を話し合い、これからの在り方について意見をまとめてください。
まとめ|正しい情報をもとに、自分らしい準備を
鹿児島県教員採用試験の二次試験は、個人面接2回とグループ討議で構成されています。配点はそれぞれ200点で、どちらも同じ重みがあります。
評価基準を見ると、「指導力」「論理性」「協調性」といった観点が並んでいますが、面接官が見ているのは”完璧な答え”ではなく、教師としての誠実さや柔軟性なんですね。
過去の出題例を見ると、志望動機や自己PRといった定番質問から、「ヤングケアラーへの対応」「働き方改革の必要性」といった時事的な質問まで幅広く確認されています。つまり、現場目線で具体的に答えられるかが勝負になります。
で、ここからどうするか。
過去問や回答例、回数無制限の個別添削が受けられるnoteを用意しました。過去の出題傾向と評価基準をもとに、回答の方向性を個別に確認できます。
話し方のコツ、評価される答え方、よくある失敗パターン。合格答弁を作るための技術を解説した記事から始めましょう。
倍率や試験日程、筆記試験などの記事もあります。気になるところから読んでみてください。



今日のうちから1つ行動してみましょう!
出典(Source)
- 本記事は、最新の実施要項および受験者報告が確認され次第、随時更新しています。
- 公式情報は、鹿児島県教育委員会が公表している実施要項および関連資料をもとに整理しています。
- 個人面接・集団討論の質問例については、当サイトが独自に実施した受験者アンケートおよび個別報告をもとに構成しています。
- 実際の試験内容は年度や実施状況により変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式発表をご確認ください。
