北海道教員採用試験の内容は幅広く、筆記試験のほかに面接試験が第二次試験で実施されます。
本記事は、北海道教員採用試験の面接試験の過去問(質問)をまとめています。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
【北海道教員採用試験】面接試験の過去問は?
北海道教員採用試験で過去に出題された質問を抜粋して紹介します。
面接試験の過去問|面接Ⅰ
- 緊張していますか?
- 健康状態は良好ですか?
- 北海道を志望した理由は何ですか?
- 教員を志望する理由は何ですか?
- 受験校種・教科を志望する理由は何ですか?
- 受験教科でどのようにICTをとり入れますか?
- 教員同士の連携についてどうすればうまくいくと思いますか?
- 教師の不祥事についてなぜ起こると思いますか。またどうすれば防ぐことができると思いますか?
- ストレスを感じたことはありますか。どのようなことにストレスを感じますか?
- 部活動で辛かった経験はありますか。また、それをどうやって乗り越えましたか?
- 教育実習での経験を普段の生活で活かすことはできましたか?
- 今まで頑張ってきたことは具体的に何ですか?
- 趣味は何ですか?
- 息抜きには何をしていることが多いですか?
- 苦手な人はどんな人ですか。また、どうやって付き合っていきますか?
面接試験の過去問|面接Ⅱ
- 5年後、10年後に、どのような人になっていたいですか?
- あなたが気になる教育問題は何ですか?
- 「わかる」「できる」「楽しい」のうち、どれを一番にしますか?
- 「主体的で深い学び」を実践していますか。また、それはどのような授業ですか?
- 「いじめられている。」と訴えてきた生徒にはどのように対応しますか?
- 「優しい先生」、「厳しい先生」のどちらになりたいですか?
- ICT機器を生徒にどのように活用すべきと考えていますか?
- アクティブ・ラーニングとは何ですか?あなたの言葉で述べてください。
- 「生きる力」を3つ言えますか?
- 「開かれた学校」とはどのような学校ですか?
- 「嫌い」には他の意味が含まれていると思いますが、どのようなことだと考えますか?
- 「まほうのかいわ」を知っていますか?
- ICT、プログラミング、読書等の中で、具体的に効果があり、活用したいと感じたものはありますか?
- ICT機器を活用したことはありますか?
- LGBTについてどう考えていますか?
この他にも下記記事で過去の質問をまとめています。
【北海道教員採用試験】面接試験でよく聞かれる質問と回答例
教員採用試験の面接では、自己PRや志望動機に関する質問が数多く問われています。その中でも、必ず聞かれると言っても過言ではない質問とその模範解答例を紹介します。
1. 自己紹介をしてください
この質問をする意図は、受験者の基本情報を把握し、人柄やバックグラウンドを知るためです。
〇〇大学教育学部を卒業し、現在は〇〇小学校で代替教員を務めています。これまで、子どもたちの成長を見守る中で、教育の重要性を強く感じています。趣味は読書で、特に教育に関する本を読むことが好きです。教育に対する熱意を持ち、子どもたちにより良い学びの環境を提供したいと考えています。
2. なぜ北海道の教員になりたいのですか?
この質問をする意図は、志望動機や地域への関心を確認するためです。
私は北海道の豊かな自然環境の中で、子どもたちに自然の大切さを伝える教育をしたいと考えています。大学時代には北海道での教育実習を経験し、子どもたちの純粋な学びへの姿勢に感動しました。また、北海道の教育方針に共感し、自分のスキルを最大限に活かせると感じています。
3. これまでの経験で、困難に直面したことは何ですか?その解決方法を教えてください。
この質問をする意図は、受験者の問題解決能力や忍耐力を評価するためです。
大学時代、私は部活動のキャプテンを務めていましたが、チームメンバー間のコミュニケーション不足が原因で、練習の効率が下がっていました。私は定期的なミーティングを開催し、意見交換の場を設けました。その結果、チームの連携が強化され、地域大会で優勝することができました。この経験から、問題解決のためにはコミュニケーションが重要だと学びました。
4. 自分の強みと弱みを教えてください。
この質問をする意図は、自己認識力と成長意欲を確認するためです。
私の強みは、粘り強さと計画性です。プロジェクトを進める際には、細かい計画を立てて目標を設定し、着実に進めることができます。一方、私の弱みは、一度に多くのことを抱えすぎてしまうことです。この点を改善するために、優先順位をつけてタスクを管理することを心がけています。
5. 教育現場で大切にしていることは何ですか?
この質問をする意図は、教育理念や教育方針を理解するためです。
教育現場で大切にしていることは、子どもたち一人ひとりの個性を尊重することです。私は、子どもたちが自分のペースで成長できるように、個別指導を取り入れたり、グループ学習を促進したりしています。また、子どもたちが自主的に学ぶ姿勢を育てるために、学びの楽しさを伝えることを心がけています。
この他にもよくある質問と模範回答例を下記記事で解説しています。
【北海道教員採用試験】面接試験に関するFAQ
面接試験の時間はどれくらいですか?
北海道教員採用試験の面接試験は、1人25分の面接を2回行います。
より人物面を評価するという方針なのできちんと面接対策をすることが大事です。
面接試験で面接官は何人いますか?
北海道教員採用試験の面接試験は、面接官2人で行われます。
2人の面接官それぞれから質問されるので、質問者の方向を見ながら回答しましょう。
面接試験の評価基準や観点はありますか?
北海道教員採用試験の面接試験は、下記の着眼点に沿って評価します。
態度 誠実さ 倫理性 | 動作、礼儀、服装、身だしなみ、応答の仕方などから、社会人としての品性や基本的な素養等があるか |
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表現力 | 自分の考えを正しく、論理的でわかりやすく説明しているか |
判断力 | 質問事項について正しく理解し、専門性を活かして的確な判断をしているか |
意欲・情熱 | 教員志望の理由が明確であり、教職に対する意欲・情熱をもっているか |
指導力 | 専門知識が豊富で、子どもたちの興味・関心を惹ける魅力や実践的指導力があるか |
これらの観点をもとに面接官それぞれが評価し、最終的に7段階(A、B、B”、C、C”、D、E)で判定。なお、D以下で不合格となります(足切り)。
エントリーシートはどんな内容ですか?
エントリーシートの内容は、「教員を志望する理由及び北海道で勤務を希望する理由」や「学校で発揮できる自らの強み」、「自らが持つICTに関する知識」など幅広いです。
このエントリーシートは、面接試験で使用される資料です。実際の試験では、提出する面接シート(カード)に基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
詳しい書き方やポイントは下記記事を参考にしてください。
面接対策はいつから始めればいいですか?
結論から言うと、面接練習を始める時期は早ければ早いほど良いと覚えておいてください。北海道教員採用試験の勉強を開始したタイミングから始めてもOKです。
というのも、北海道教員採用試験の倍率が低下しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しているからです。なので、筆記試験の合格発表後に、少し面接練習をしたくらいでは高評価をもらうことができません。
面接練習を早めに行っていけば、必ず面接の通過率は上がっていきます。頑張って筆記試験を突破したのに、あと一歩で落ちるのは悔しいですよね。そんな思いをしないように準備をはじめましょう。
詳しい対策方法やポイントは下記記事を参考にしてください。
【北海道教員採用試験】面接試験の対策を早めに始めよう!
北海道教員採用試験に合格するには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策となれば、筆記試験ばかりに気を取られがちですが、どれだけ筆記試験で点数を取れても、面接試験の評価が悪いと最終合格できません。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
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