最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、北海道教員採用試験の面接試験(個人面接)に関する試験情報を網羅的にまとめています。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
北海道教員採用試験の面接試験内容
北海道教員採用試験の面接試験は二次試験で実施されており、試験内容は個人面接です。
個人面接
北海道教員採用試験の個人面接は1人2回行われます。より人物面を評価するという方針なのできちんと面接対策をすることが大事です。
試験時間 | 25分間/回 |
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面接官 | 2名 |
評価観点 | ・態度 ・誠実さ ・倫理性 ・表現力 ・判断力 ・意欲、情熱 ・指導力 これらの観点をもとに面接官それぞれが評価し、最終的に7段階(A、B、B”、C、C”、D、E)で判定。なお、D以下で不合格となります(足切り)。 |
質問項目 (過去問) | ・緊張していますか? ・健康状態は良好ですか? ・北海道を志望した理由は何ですか? ・教員を志望する理由は何ですか? ・受験校種・教科を志望する理由は何ですか? ・受験教科でどのようにICTをとり入れますか? ・教員同士の連携についてどうすればうまくいくと思いますか? ・教師の不祥事についてなぜ起こると思いますか。またどうすれば防ぐことができると思いますか? ・ストレスを感じたことはありますか。どのようなことにストレスを感じますか? ・部活動で辛かった経験はありますか。また、それをどうやって乗り越えましたか? ・教育実習での経験を普段の生活で活かすことはできましたか? ・今まで頑張ってきたことは具体的に何ですか? ・趣味は何ですか? ・息抜きには何をしていることが多いですか? ・苦手な人はどんな人ですか。また、どうやって付き合っていきますか? 面接Ⅱ(2回目) ・5年後、10年後に、どのような人になっていたいですか? ・あなたが気になる教育問題は何ですか? ・「わかる」「できる」「楽しい」のうち、どれを一番にしますか? ・「主体的で深い学び」を実践していますか。また、それはどのような授業ですか? ・「いじめられている。」と訴えてきた生徒にはどのように対応しますか? ・「優しい先生」、「厳しい先生」のどちらになりたいですか? ・ICT機器を生徒にどのように活用すべきと考えていますか? ・アクティブ・ラーニングとは何ですか?あなたの言葉で述べてください。 ・「生きる力」を3つ言えますか? ・「開かれた学校」とはどのような学校ですか? ・「嫌い」には他の意味が含まれていると思いますが、どのようなことだと考えますか? ・「まほうのかいわ」を知っていますか? ・ICT、プログラミング、読書等の中で、具体的に効果があり、活用したいと感じたものはありますか? ・ICT機器を活用したことはありますか? ・LGBTについてどう考えていますか? | 面接Ⅰ(1回目)
その他の質問項目や対策方法を下記の記事でまとめています。参考にしてください!
北海道教員採用試験の面接試験対策ポイント
教員採用試験の面接試験対策はできるだけ早く始めることが重要です。
面接試験対策を始めるときのポイントを3つ紹介します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析に時間をかける
- エントリーシート(面接カード)を作りこむ
- 模擬面接で練習を繰り返す
求める教師像を把握する
北海道教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(北海道)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。
ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
北海道が求める教師像は以下のとおりです。
- 教育者として、強い使命感・倫理観と子どもへの深い教育的愛情を、常に持ち続ける教員
- 教員の専門家として、実践的指導力や専門性の向上に、主体的に取り組む教員
- 学校づくりを担う一員として、地域等とも連携・協働しながら、課題解決に取り組む教員
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析に時間をかける
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。
自己分析が不十分だと、面接官を納得させられる語りができないからです。
自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。そうすれば、自分の芯と北海道が求める人物像とがマッチングしてくるので、あなたの語りに厚みが出てきますよ。
自己PRや志望動機の作成に困っている方は下記の記事を参考にしてください。チャットでの相談や添削サポートをしています!
エントリーシート(面接カード)を作りこむ
エントリーシート(面接カード)とは、面接試験で使われる資料のことです。
エントリーシートの内容は、「教員を志望する理由及び北海道で勤務を希望する理由」や「学校で発揮できる自らの強み」、「自らが持つICTに関する知識」など幅広いです。
実際の試験では、提出する面接シート(カード)に基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
ポイント2で解説したことを踏まえてエントリーシートを仕上げましょう!
自分では書けていると思っていても、第三者から見れば意味不明な文章って人は多いんですよね…。
詳しい書き方やポイントは下記記事を参考にしてください。
模擬面接で練習を繰り返す
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
1人で面接練習をしているだけでは、気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
このような観点は一人では判断(評価)できません。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にみてもらうといいでしょう。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
より具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
北海道教員採用試験の面接試験まとめ
北海道教員採用試験に合格するには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策となれば、筆記試験ばかりに気を取られがちですが、どれだけ筆記試験で点数を取れても、面接試験の評価が悪いと最終合格できません。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
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