過去問で出題傾向をつかみ、志望先にあわせた対策を行うのが、受験勉強のセオリーです。
本記事では、北海道教員採用試験の過去問や入手方法を紹介します。
出題傾向を知り、効率よく勉強を進めるためには過去問が必要です。過去問を受験勉強の指針として、上手に活用しましょう。
【勉強の指針】北海道教員採用試験の過去問
北海道教員採用試験の過去問をまとめています。
北海道教員採用試験の過去問|教養検査(教職・一般教養)
2024年度 | 教養検査の問題・解答(PDF) |
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2023年度 | 教養検査の問題・解答(PDF) |
2022年度 | 教養検査の問題・解答(PDF) |
科目別の出題傾向一覧を下記記事で公開しています。
北海道教員採用試験の過去問|専門検査
専門検査の過去問は「過去問シリーズ(協同出版)」がオススメです。解説や出題分析データも掲載されているので、勉強の導入として十分に活用可能な1冊です。
北海道教員採用試験の過去問|教科等指導法検査
教科等指導法検査の過去問(2024年度)をいくつか抜粋して紹介します。
第1問 下記は、小学校第2学年国語科「A話すこと・聞くこと」の学習指導案の一部です。後の問1〜問3に答えなさい。
<第2学年国語科学習指導案(単元名:「夏休みの思い出を報告しよう」)>
(略)
問1 T教諭は、「単元の目標」を達成するために、第1時において、「夏休みの思い出を報告する」という学習の見通しを児童にもたせようと考えました。第1時に児童が行う学習活動と、指導上の留意点を書きなさい。
問2 児童Xは、第2・3・4時における、友達と交流した上でカードの並び順を見直す学習の際に、友達や教師との関わりを通して、カードの並び順を検討しようとしていませんでした。そのため、T教諭は、「主体的に学習に取り組む態度]①の評価に当たり、児童Xを「努力を要する」状況(C)と評価しました。この児童Xに対し、「おおむね満足できる」状況(B)とするために、どのような問いかけが考えられるか具体的に2つ書きなさい。
問3 児童Yは、第5・6・7時において、【図1】に示すカードの順序で夏休みの思い出について報告しました。児童Zは、児童Yの報告を聞いて【図2】ワークシート③に感想を記述しました。T教諭は、[思考・判断・表現]②の評価に当たり、児童Zを「おおむね満足できる」状況(B)と評価しました。T教諭が「おおむね満足できる」状況(B)と判断した理由を児童Zが書いた感想の内容を踏まえて書きなさい。
教科等指導法検査の過去問は、北海道総務部行政局文書課行政情報センターで閲覧・コピーが可能です。郵送での受取もできるので、必要な場合は行政情報センターに確認してみましょう。
<参考>
北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査問題等の公開について
北海道教員採用試験の過去問|面接検査(個人面接Ⅰ・Ⅱ)
面接検査の過去問(2024年度)をいくつか抜粋して紹介します。
- どんな時に緊張しますか。
- 北海道(札幌市)の志望理由を言ってください。
- 志望校種の志望理由を言ってください。
- 北海道(札幌市)でどんな教育をしたいですか。
- 大学では何を学びましたか。
- ICTはどのくらい活用できますか。
- ICTを活用し、どのような授業をしたいですか。
- ボランティア活動では何を学びましたか。
- 部活動やサークル活動はしていましたか。
- 部活動やサークル活動での学びを仕事にどう活かしますか。
- どのような人が苦手ですか。
- 最近の気になるニュースはありますか。
- 趣味や特技はなんですか。
- 多様性とはなんだと思いますか。
- 褒める方法を具体的に言ってください。
その他の質問や模範回答を下記記事で公開しています。
北海道教員採用試験の過去問に関するFAQ
北海道教員採用試験の過去問でよくある質問(FAQ)を紹介します。
北海道教員採用試験の過去問解説はありますか?
北海道教員採用試験の過去問解説はありません。
解説が必要な方は、過去問シリーズ(協同出版)を活用しましょう。
北海道教員採用試験の過去問は何年分解けばいいですか?
北海道教員採用試験の過去問は3年〜5年分解けばいいでしょう。
3年以下だと演習量としては物足りませんし、逆に多すぎても制度の改訂や変更で、間違った知識を覚えかねないからです。
たとえば、令和4年12月に生徒指導提要の改訂がありました。極端な話、令和5年度より前の問題(生徒指導)を勉強してもあまり意味がないのです。
なお、勉強用ではなく出題傾向をつかむために過去10年程度は準備できると良いです。したがって、勉強用に3年分、分析用に5~10年分を目安に揃えてください。
北海道教員採用試験以外の過去問も解くべきですか?
はい、北海道教員採用試験以外の過去問も解きましょう。他自治体で出題された類似問題が出る可能性があるからです。
たとえば、2024年度は「働き方改革に関する総合的な方策」から出題されましたが、同様のテーマが2022年度の滋賀県でも出題されています。滋賀県(他自治体)の過去問を解いていれば、この問題の正答率は格段に上がったことでしょう。
このほかにも、最新の教育時事や出題頻度の低い分野を志望先の過去問だけでカバーするのは限界があります。広範な出題範囲に対応できる力をつけることができるので、他自治体の過去問も有効活用しましょう。
教員採用試験の過去問は下記記事を参考にしてください。
北海道教員採用試験 過去問の入手方法まとめ
北海道教員採用試験の過去問は、ホームページで公開されていないためダウンロードすることはできません。
北海道教員採用試験の過去問を入手するには、北海道総務部行政局文書課行政情報センターでコピーするか、郵送してもらう方法があります。
また、手軽に問題と解説を入手したい場合は、「過去問シリーズ(協同出版)」を利用するのもオススメです。このシリーズには出題分析表も掲載されており、効果的な学習が可能です。
過去問を解くことで、今の自分に足りない力や苦手な分野などが見えてきます。早いうちから過去問に触れ、受験勉強の指針を考えてみましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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