この記事では、浜松市教員採用試験の学校教育に関するレポート(小論文)の内容と過去問(テーマ)を紹介します。
「浜松市教員採用試験の学校教育に関するレポート試験ってどんな試験なんだろう…?」
「浜松市教員採用試験の学校教育に関するレポート試験はどんなテーマが出ているんだろう…。」
このような疑問を解消できる記事となっているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【浜松市教員採用試験】学校教育に関するレポートの内容
浜松市教員採用試験の学校教育に関するレポート(小論文)は、第二次選考で行われます。
筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。
試験時間 | 50分 |
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文字数 | 250〜350字程度 |
問題数 | 3題 |
評価基準 | ・課題に対する問いがあるか ・具体的な取り組みが明記されているか ・努力が感じられるか |
配点 | 20点満点 |
文字数と試験時間
文字数の制限はありませんが、原稿用紙から250〜350字程度で書かなければなりません。
問題数は3題あり、対する試験時間は50分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが浜松市の特徴です。
出題形式
出題数は3題で、どの校種も同じテーマで論じます。
出題形式は、浜松市教育総合計画に基づいたテーマが出題される傾向にあります。
浜松市の教育施策に関するテーマなので、浜松市の資料も読みこんでおくといいでしょう。
- 参考:浜松市教育総合計画
評価基準・配点
学校教育に関するレポートは以下の観点に沿って評価します。
成長した姿 | 「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」の育成を目指した先にある、成長した姿の具体をイメージすることができるか。 |
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大切にしたいこと | 「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」につながり、子供への愛情や教員としての使命感が感じられる内容か。 |
具体的な取組 | 「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」の育成につながり、具体的であるか。 子供への愛情や子供理解に基づいたものであるか。 「はままつの教育」の理念や方針に合致したものであるか。 |
努力 | 子供と向き合い成長を支える者としての向上心が感じられるか。 |
最終的に20点満点で評価しますが、著しく点数が低いと即不合格です。
評価が悪くなる理由としては、テーマの把握ができていなかったり、文字数が少ないだったりすることが挙げられます。また、字が汚い(丁寧であればOK)、誤字脱字が多いっていうのも減点対象なので、注意しながら書きましょう。
【受験ガイド2025】浜松市教員採用試験の内容と対策のポイント』の記事を参考にしてください。
小論文以外の試験内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、『
【浜松市教員採用試験】学校教育に関するレポートの過去問
浜松市教員採用試験における学校教育に関するレポート(小論文)の過去問を紹介します。
2025(令和7)年度
第3次浜松市教育総合計画「はままつ人づくり未来プラン」では、「目指す子供の姿」の1つとして「自分らしさを大切にする子供」を掲げています。このことを踏まえ、次の①、②、③それぞれについてのあなたの考えや思いを述べなさい。
① 「自分らしさを大切にする子供」を育成するために、大切にしたいことはどのようなことですか。
② 「自分らしさを大切にする子供」を育成するために、具体的にどのような取組をしますか。また、その取組がうまくいかなかった場合、どうしますか。※学級担任になった場合を想定して答えなさい。
- 太文字は養護教諭以外。
③ 「自分らしさを大切にする子供」を育成できる教員(養護教諭)になるために、あなたはどのような努力をしますか。
2024(令和6)年度
第3次浜松市教育総合計画「はままつ人づくり未来プラン」では、「目指す子供の姿」の 1 つとして「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」を掲げています。このことを踏まえ、次の①、②、③それぞれについてあなたの考えや思いを述べなさい。
①「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」の育成を推進した先の成長した具体的な姿(大人として成長した姿)を、あなたはどのような姿であると考えますか。また、そのような姿の実現に向け「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」を育成するために、大切にしたいことはどのようなことですか。
② 「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」を育成するために、具体的にどのような取組をしますか。※学級担任になった場合を想定して答えなさい。
- 太文字は養護教諭以外。
③ 「これからの社会を生き抜くための資質・能力を育む子供」を育成できる教員(養護教諭)になるために、あなたはどのような努力をしますか。
2023(令和5)年度
第3次浜松市教育総合計画「はままつ人づくり未来プラン」では、「目指す子供の姿」の1つとして「夢と希望を持ち続ける子供」を掲げています。このことを踏まえ、次の①、②それぞれについて、あなたの考えや思いを述べなさい。
① 「夢と希望を持ち続ける子供」の育成という観点から、あなたが教員として子供たちに関わる時に最も大切にしたいことはどのようなことですか。また、「夢と希望を持ち続ける子供」を育成するために、具体的にどのような取組をしますか。※学級担任になった場合を想定して答えなさい。
- 太文字は養護教諭以外。
②「夢と希望を持ち続ける子供」を育成できる教員(養護教諭)になるため、あなたはどのような努力をしますか。
2022(令和4)年度
「はままつ人づくり未来プラン」後期計画では、「未来創造への人づくり」と「市民協働による人づくり」の教育理念のもと、「目指す子供の姿」を掲げています。この「目指す子供の姿」を実現させるために、浜松市では、「キャリア教育を核とした人づくり」を推進しています。あなたは、浜松市の教員に採用された場合、どのような点に配慮してキャリア教育を推進していきますか。「目指す子供の姿」に触れて書きなさい。
過去問で答案を書いたら添削を受けよう!

【浜松市教員採用試験】学校教育に関するレポート対策を始めよう!
今回は、浜松市教員採用試験における学校教育に関するレポートの傾向と過去のテーマをまとめていました。
学校教育に関するレポートは、やるべきことが想像しているよりも多いです。
過去問を眺めるだけでは、学校教育に関するレポートを攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。
学校教育に関するレポートで落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
学校教育に関するレポートが原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。
以上、浜松市教員採用試験の学校教育に関するレポートについてでした。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
教員採用試験の小論文対策は下記記事で解説しています。ぜひ、参考にしてくださいね。

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