川崎市教員採用試験は、校種や選考区分によって受験する試験が異なります。なかでも小学校は、一般選考でも教科専門試験がありません。
この記事では、2027年実施(令和10年度採用)を受験する方向けに、日程、募集区分、受験資格、試験内容を整理しました。
最後まで読むと、自分が受ける試験と、これから優先して準備する内容がわかります。まずは全体像を確認していきましょう。
2027年実施の受験案内は、まだ公表されていません。この記事の日程、募集人数、受験資格、試験内容は、2026年実施の受験案内を参考にしています。正式な内容は、公表後に更新します。
この記事でわかること
- 川崎市教員採用試験の日程
- 募集校種・教科と採用予定数
- 受験資格と主な選考区分
- 第1次・第2次試験の内容
- 2027年実施に向けた対策の進め方
川崎市教員採用試験の日程
参考として、2026年実施では3月27日から出願を受け付け、第1次試験を7月5日に行いました。
前年参考2026年実施の日程
電子申請で手続きを行います。
筆記・論文・集団討論等を実施します。
受験者へ電子通知されます。
音楽・美術・保健体育・英語が対象です。
期間内の指定された1日に受験します。
受験者へ文書で通知されます。
第1次試験の合格発表から、実技試験までは約2週間でした。合格発表を待ってから面接や実技の準備を始めると、時間が足りません。筆記対策と並行して進めましょう。
川崎市教員採用試験の募集校種・教科
2026年実施では、小学校を200名程度、中学校・高等学校を合計180名程度募集しました。
2026年実施(令和9年度採用)の募集人数
中学校・高等学校の180名程度は、教科別人数の合計です。高等学校の教諭は「中学校・高等学校」としてまとめて募集されます。
大学3年次在籍者推薦の募集人数
2026年実施では、大学3年次在籍者推薦も行われました。合格者は2028年4月の採用予定です。
川崎市教員採用試験の受験資格
2026年実施では、次の条件をすべて満たす人が受験できました。
1965年4月2日以降に生まれた人
必要な免許状を持つ人、または2027年3月31日までに取得見込みの人
地方公務員法第16条と学校教育法第9条の欠格事項に該当しない人
児童対象性暴力等に関する法律で定める該当者ではない人
中学校・高等学校を受験する場合、希望する校種によって必要な免許状が異なります。高等学校の免許状だけでは受験できない区分があるため、受験案内の免許状欄を必ず確認してください。
川崎市教員採用試験の選考区分
川崎市には一般選考のほか、職歴、資格、勤務経験などを生かせる特別選考があります。
一般選考
基本の受験資格を満たす人が対象です。筆記試験、小論文、場面指導、個人面接などを受けます。
特別選考1・2・5・6
正規教員、臨時的任用職員、非常勤講師などの勤務経験を生かせる区分です。
特別選考3・4・7
社会人経験、専門資格、英語資格、障がいのある人などを対象としています。
大学推薦
大学推薦と大学3年次在籍者推薦があります。対象大学を通じた確認が必要です。
特別選考は、勤務先、勤務年数、資格の基準が細かく決められています。名称だけで判断せず、自分が条件を満たすか受験案内で確認してください。
他校種・教科との併願
2026年実施では、中学校・高等学校の全教科から特別支援学校を第二希望として併願できました。
また、中学校・高等学校の数学または理科から、技術への併願も可能です。併願の有無は、第一希望の合否に影響しません。
育児休業代替任期付教員選考との併願も、大学3年次在籍者推薦を除く全校種・教科で実施されました。
川崎市教員採用試験の内容
一般選考では、第1次試験で筆記試験と小論文B、第2次試験で場面指導と個人面接を行います。一部の教科では実技試験もあります。
第1次試験
筆記を中心に確認
第2次試験
指導力と人物面を確認
小論文Bは第1次試験の日に書きますが、第2次試験として評価されます。第1次対策の段階から、小論文の準備が必要です。
第1次試験
一般教養・教職専門試験
人文・社会・自然科学等の一般教養と、教育原理・教育心理・教育関係法規等の教職専門を、60分のマークシート式で解きます。
教科専門試験
小学校を除く一般選考では、受験する教科に関する専門試験を60分で受けます。高等学校の情報、工業、商業、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭も、それぞれの専門分野が出題されます。
小学校の一般選考は、2026年実施から教科専門試験が廃止されました。一般教養・教職専門と小論文Bが中心になります。
小論文A・小論文B
小論文は、指定テーマについて600字以内で論述します。時間は60分です。
小論文Aは一部の特別選考で第1次試験として実施されます。小論文Bは第1次当日に書きますが、第2次試験の成績に使われます。
集団討論
7〜10人程度のグループで、指定テーマについて討論します。一般選考ではなく、特別選考1・2と大学3年次在籍者推薦などで実施されました。
第2次試験
場面指導
受験者が学級担任や養護教諭、栄養教諭などの役になり、児童生徒を想定して指導します。指導テーマは、第1次試験のときに通知されました。
個人面接
志望動機、これまでの経験、教育に対する考えなどを確認されます。面接カードは申込時ではなく、第1次試験当日に会場で提出します。
2026年実施では、面接カードを両面とも記入し、第1次試験当日に提出しました。締め切り後の提出は認められないため、直前ではなく早めに作成しましょう。
実技試験
中学校・高等学校の音楽、美術、保健体育、英語では、実技試験を行います。
第1次試験の加点
2026年実施では、一般選考の対象者が出願時に申請すると、第1次試験の総合得点100点に加点されました。複数の条件を満たしても、合計の上限は5点です。
英語資格の加点は、取得見込みでは申請できません。出願時点で資格やスコアを取得している必要があります。
川崎市教員採用試験の出願方法と会場
2026年実施は、オンライン手続かわさき(e-KAWASAKI)を使った電子申請でした。申請の最後に表示される申込番号を控え、到達メールまで確認します。
e-KAWASAKIへ登録します。
必要事項を入力します。
顔写真データを添付します。
申込番号と到達メールを確認します。
ダウンロードして印刷します。
2026年実施の第1次試験は、川崎のほか、愛知・兵庫・宮城にも会場がありました。第2次試験はすべて川崎市内で行われました。
川崎市教員採用試験の倍率
倍率は、校種や教科によって差があります。市全体の倍率だけで判断せず、自分が受験する区分まで確認してください。
過去の受験者数、合格者数、倍率は、校種・教科別の記事にまとめています。
川崎市教員採用試験の過去問
参考書を買う前に、過去問で問題形式と出題範囲を確認しましょう。何を、どの順番で勉強するか決めやすくなります。
2027年実施に向けた対策の進め方
正式な受験案内が出るまで待つ必要はありません。前年の内容を参考に、次の順番で準備を始めましょう。
必要な免許状と募集実績を確認します。
特別選考、推薦、併願、加点を調べます。
筆記と小論文の形式を確認します。
小論文Bも後回しにしません。
面接カードと場面指導を練習します。
川崎市は、小論文Bを第1次当日に実施し、面接カードも同日に提出します。筆記が終わってから書類や面接を考える進め方では遅れます。過去問を解きながら、自分の経験や志望動機も少しずつ整理しておきましょう。
川崎市の試験情報を詳しく確認する
全体像を確認できたら、自分が次に取り組む対策へ進みましょう。
川崎市教員採用試験のよくある質問
Q2027年実施の日程は決まっていますか?
正式な受験案内は、まだ公表されていません。この記事では、2026年実施の日程を前年参考として掲載しています。
Q小学校にも教科専門試験はありますか?
2026年実施の小学校一般選考では、教科専門試験はありません。一般教養・教職専門試験と小論文Bを受けます。
Q小論文Bは第1次と第2次のどちらですか?
実施日は第1次試験当日ですが、第2次試験として評価されます。特別選考5・6を除く受験者が対象です。
Q教員免許状は取得見込みでも受験できますか?
2026年実施では、2027年3月31日までに必要な免許状を取得見込みであれば受験できました。2027年実施の期限は、最新の受験案内で確認してください。
Q面接カードはいつ提出しますか?
2026年実施では、第1次試験当日に受験会場で提出しました。特別選考5・6は、指定期限までの郵送です。
Q第1次試験は川崎市外でも受けられますか?
2026年実施では、一般選考や一部の特別選考について、愛知・兵庫・宮城にも会場がありました。第2次試験は川崎市内で行われます。
受験区分を確認して対策を始めよう
川崎市は、校種と選考区分によって第1次試験の内容が変わります。まずは自分の受験区分を決め、筆記、小論文、面接カードを並行して準備しましょう。
2026年実施では、第1次試験を7月5日、第2次試験を8月に行いました。小論文Bと面接カードは第1次当日に対応するため、筆記試験だけに偏らない準備が必要です。
教採ギルド代表
福永 真 Makoto Fukunaga
あ、どうも、サイト代表の「福永 真」です。
「教採ギルド(教員採用試験の情報・対策サイト)」では、公立学校の先生になりたい方に向けて、教員採用試験に関する情報を発信しています。
孤独になりがちな教採対策の伴走者として、気軽に活用してください☺️
