大阪府教員採用試験の面接個票の作成は順調に進んでいますか?
大阪府の様式(裏面)は、以下の4項目にわかれています。
- 「志望動機」
- 「これまで取り組んできたこと」
- 「ボランティア・クラブ活動等」
- 「自己PR」
面接官は、面接個票に書かれた内容を見て質問を考えます。つまり、内容が充実していないと、面接本番で話したいことを質問してもらえないのです。
この記事では、大阪府教員採用試験の面接個票について書き方のコツや、具体的な例文を解説します。初めて作成する方でも、迷わず書けるようになりますよ。
「自分の文章で本当に伝わるか不安」「何を書けばいいか分からない」と悩んでいませんか?一人で悩む時間はもったいないです。プロが経歴や思いをヒアリングし、回数無制限で面接個票を添削・指導します。
【大阪府教採】面接個票の内容
大阪府教員採用試験の面接個票は、あなたの「教師としての資質」や「経験」を伝えるための最も重要な書類です。
面接官はこの書類を手元に置き、「どこを深掘りすれば、この人の良さが見えるか?」を探っています。


4つの項目で構成されている
大阪府は以下の4つの項目に分かれています。
- 志望動機
(理由、向いているところ、重点的に取り組みたいこと) - これまで取り組んできたことについて
(選考区分、校種、教科等にしたがって記入) - ボランティア・クラブ活動等の経験について
(自身の参加経験や、部・クラブでの活動経験) - 自己PR
(経験・特技等を、大阪府の教員としてどう生かすか)
それぞれの枠の大きさは限られています。小さな文字でびっしり書くのではなく、「要点を絞って、読みやすく」書くことが、面接官への配慮であり、合格への第一歩です。
面接官はこの書類を見ながら質問します
面接個票は「提出して終わり」ではありません。面接本番の「台本」の役割を果たします。
もし内容が抽象的で、「頑張ります」「熱意があります」といった精神論ばかりだとどうなるでしょう?面接官は具体的なエピソードが見えず、質問に困ってしまいます。
その結果、当たり障りのない質問しかされず、あなたの本当の良さが伝わらないまま面接が終了してしまう恐れがあります。
【大阪府教採】面接個票の書き方
ここでは、各項目のポイントと例文を解説します。「カッコ書きの指示文」を見落とさないように注意しましょう。
1. 志望動機
ここでは、「教員をめざした理由、教員に向いているところ、教員として重点的に取り組んでいきたいこと等を記入してください」とあります。
この3点をバラバラに書くのではなく、1つのストーリーとして繋げるのがコツです。
- 教員をめざした理由: 恩師の具体的な行動や言葉を書く(抽象的な「憧れ」で終わらせない)
- 教員に向いているところ: 実際のエピソード(いつ、誰に、何をして、どうなったか)を書く。「私は〇〇な人間です」という自己評価は不要
- 重点的に取り組みたいこと: 大阪府の教育課題(学力の二極化、多様性など)と結びつける
2. これまで取り組んできたことについて
「出願している選考区分、校種等にしたがって記入」とあります。
学生なら大学での研究や実習、講師なら授業や学級経営、社会人なら業務実績などを書きます。
ポイントは、単なる事実の羅列にせず、「どのような工夫をして、どんな成果が出たか」を書くことです。
3. ボランティア・クラブ活動等の経験について
教員採用試験では、部活動指導ができる人材が求められています。
ただ「〇〇部に所属していました」だけでは弱いです。以下を意識して書きましょう。
- 期間や規模を数字で示す(「10年間」「部員50名」など)
- 役割や立場を明記する(「副主将として」「マネージャーとして」など)
- 指導への意欲を示す(「技術だけでなく、〇〇も伝えたい」など)
自身の競技経験だけでなく、マネージャーや指導者としての経験もアピール材料になります。
4. 自己PR
「大阪府の教員として、ご自身の経験、特技、資格、長所等をどのようにいかそうと考えているのか等を記入」とあります。
「私の長所は〇〇です」で終わるのはNG。必ず以下の流れで書きましょう。
- 強みを一言で宣言
- その強みを身につけた背景(どんな経験から得たか)
- 強みを発揮したエピソード(具体的に何をしたか)
- 大阪府でどう活かすか(貢献の意思で締める)
特に最後の「大阪府でどう活かすか」が重要です。
大阪府の教育課題(多様性、学力向上など)と結びつけて書きましょう。
【大阪府教採】面接個票の注意点
最後に、合格を遠ざけてしまう「残念な書き方」を紹介します。提出前に必ずチェックしてください。
指示文を無視している
大阪府の面接個票には、各項目に細かい指示(カッコ書き)があります。
- 志望動機欄なのに、「重点的に取り組みたいこと」が抜けている。
- 自己PR欄なのに、「どのようにいかそうと考えているか」が書かれていない。
これは「問われたことに答えていない」と見なされ、減点対象になりかねません。必ず設問のすべての要素を網羅するように書いてください。
抽象的な言葉ばかり使っている
「いろいろな経験」「コミュニケーション能力」といった言葉は便利ですが、それだけではあなたの個性は伝わりません。
- いろいろな経験 「塾講師として3年間、受験生のメンタルサポートを行った経験」
- コミュニケーション能力 「保護者の不安に耳を傾け、信頼関係を築く力」
このように、誰が読んでも場面が想像できる具体的な言葉に変換しましょう。
▼面接個票が完成したら、次はいよいよ「話す練習」です。大阪府の面接でよく聞かれる質問や傾向については、以下の記事で詳しく解説しています。


【大阪府教採】面接個票の書き方まとめ
ここまで、大阪府教員採用試験の面接個票の書き方を解説してきました。
ポイントをまとめます。
- 設問の指示を絶対に見落とさない
- 「重点的に取り組みたいこと」「どのようにいかそうと考えているか」など、問われていることに100%答える文章構成にしましょう。
- 具体的に、映像が浮かぶように書く
- 精神論ではなく、数字や事実(エピソード)を用いて、あなたの実績と人柄を伝えましょう。
- 「大阪府」での貢献を明記する
- 自己PRや志望動機の締めくくりは、必ず「大阪府の教育にどう貢献するか」で結びましょう。
自分一人で書いていると、どうしても客観的な視点が抜けてしまいがちです。「自分では良い文章だと思ったのに、面接官には全く伝わらない」ということはよくあります。
本番で後悔しないためには、提出前にプロや信頼できる第三者にチェックしてもらうことが最も確実な対策です。
▼「志望動機がまとまらない」「自分の経験をどう書けばいいか分からない」などの悩みがある方は、以下のnoteも活用してください。


▼【大阪府】面接個票以外の記事も忘れずにチェックしておきましょう。

