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【例文あり】大阪市教員採用試験 面接個票の書き方を完全解説!

大阪市教員採用試験の面接個票

大阪市教員採用試験の「面接個票」を前に、ペンが止まっていませんか?

いざ書こうと思っても、特に「志望理由及び自己PR」の大きな枠を前に、「何から書けばいいのか…」「どうすれば自分の魅力が伝わるんだろう…」と悩んでしまいますよね。  

しかし、この面接個票は、単なる提出書類ではありません。これは、面接官があなたの人柄を知るための「最初の情報であり、面接本番での対話の方向性を決める「設計図」となる、きわめて重要な書類なのです 。  

この記事では、そんな面接個票の項目別書き方から、面接官の心を掴む「志望理由及び自己PR」を作成する3つの秘訣、さらには意外と知らない提出時の注意点まで、例文を交えながら徹底的に解説します。

あなたの魅力と教育への熱意がしっかりと伝わる、合格る”面接個票を一緒に作り上げていきましょう!

目次

大阪市教員採用試験の「面接個票」とは?

大阪市教員採用試験の受験を決めたら、筆記や面接練習とあわせて準備を始める必要があるのが「面接個票」です。

福永

これは、一般的に「面接カード」とも呼ばれる書類ですね。

「ただの事務的な書類でしょ?」と思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

この面接個票こそ、あなたの第一印象を決定し、面接本番の流れを方向づける「面接の設計図」とも言える超重要書類なのです。

面接の質疑応答は「面接個票」から始まる

面接官は、当日あなたに会うまで、この面接個票に書かれた内容でしかあなたのことを知りません。つまり、面接個票はあなたから面接官への最初の手紙であり、自己紹介シートなのです。

面接当日の質問の多くは、この面接個票に書かれた内容を基に、「これは具体的にどういうことですか?」「なぜそう思ったのですか?」といった形で深掘りされます。

想いを込めて丁寧に作成された面接個票は、面接官に好印象を与えるだけでなく、面接本番での会話を弾ませ、あなた自身が話しやすい状況を作り出すことにも繋がります。


面接当日の質問の多くは、この面接個票に書かれた内容を基に、「これは具体的にどういうことですか?」といった形で深掘りされます。

具体的な面接の流れや、頻出質問への回答のコツについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

提出部数・タイミングなどの基本ルール

まずは、提出に関する基本ルールを正確に把握しておきましょう。

ルール違反をしてしまうと、せっかくの内容も評価してもらえない可能性があります。

記入方法

パソコン作成は不可で、自筆で記入する必要があります。丁寧な字で、心を込めて書きましょう。  

提出部数

4部(第2次選考のみ受験する人は3部)を用意します。コピーでも可とされています。  

提出日

  • 第1次選考を受験する人 → 面接日に持参  
  • 第2次選考のみ受験する人 → 自身の受験初日に持参  

写真

3ヶ月以内に撮影した、上半身・正面向きの証明写真(縦4cm×横3cm)を貼付します。

受験票と同じ写真を使用してください。  

注意点:万が一、面接個票を提出できない場合は受験資格を失ってしまいます 事前にしっかりと準備し、当日は絶対に忘れないようにしましょう。

【全項目解説】大阪市教員採用試験 面接個票の書き方

ここからは、面接個票の各項目について、記入する際のポイントや注意点を一つひとつ見ていきましょう。

大阪市教員採用試験 面接個票(令和8年度)
大阪市教員採用試験 面接個票(令和8年度)

どの項目も、あなたという人物を伝える大切な要素です。丁寧に仕上げていきましょう。

① 基本情報・加点申請欄

まず、氏名や受験番号などの基本情報と、特定の資格等を持つ場合にアピールできる加点申請欄です。

基本情報

受験番号、氏名、住所、校種、教科等、選考区分、特例などの項目ですね。

ここは、何よりも   正確に、丁寧な字で記入することが大前提です。誤字脱字や記入漏れがないよう、提出前に必ず複数回チェックしましょう。

加点申請欄

ボランティア活動、英語資格、特定の教科免許、特別支援学校教諭の免許状、プログラミング資格 など、加点の対象となる項目です。

ご自身が該当するかを募集要項でしっかり確認し、アピールできる点は忘れずに記入してください。これはあなたの努力を客観的に示すチャンスです。  

② 部活動・クラブ活動歴/指導できる部・クラブ

学生時代の経験や、教員として貢献できることを伝える項目です。

部活動・クラブ活動歴  

単に「〇〇部に所属していました」と書くだけでなく、その活動を通して培った強み(例:継続力、協調性、リーダーシップなど)を面接で語れるように準備しておくと良いですね。

指導できる部・クラブ  

即戦力としてのアピールに繋がる重要な欄です。競技経験がある部活動はもちろん、「未経験だが、生徒と一緒に学びながら指導してみたい」という熱意を伝えることもできます。複数の部活を挙げることも可能ですので、積極的に記入しましょう。

③ ボランティア活動歴

教職への熱意や社会貢献への意識を示すことができる項目です。  

特に、学習支援ボランティアや子ども食堂の手伝いなど、教育や子どもと関わる活動経験は大きなアピールポイントになります。

活動内容だけでなく、「なぜその活動をしようと思ったのか」「活動を通して何を学び、感じたのか」まで簡潔に書けると、より人物像が伝わりやすくなります。

④ 志望理由及び自己PR【最重要】

この面接個票の中で、最も重要で、あなたの合否を左右すると言っても過言ではないのがこの項目です。  

面接官が最も注目し、時間をかけて読み込む部分であり、面接での質問の多くはここから派生します。

限られたスペースの中で、あなたの教育への情熱、強み、そして「なぜ大阪市の教員でなければならないのか」を最大限に伝える必要があります。


では、この最重要項目でライバルと差をつけるにはどうすればよいのでしょうか。 次のセクションで、具体的な書き方の秘訣を例文とともに詳しく解説していきますね。

「志望理由及び自己PR」で面接官を惹きつける3つの秘訣

いよいよ面接個票の核となる「志望理由及び自己PR」の作成です 。  

この限られたスペースで、あなたの魅力と熱意を最大限に伝えるには、戦略的な視点が必要になります。

ここでは、ありきたりな内容で終わらせず、面接官に「この人に会ってみたい!」と思わせるための3つの秘訣を、具体的な例文を交えてご紹介します。

「大阪市の教育」への貢献意欲を示す

まず大切なのは、「なぜ他の自治体ではなく、大阪市なのか」を明確に伝えることです。

そのためには、大阪市がどのような教育を目指しているかを知り、そこに自分の強みをどう結びつけるかを語る必要があります。

ぜひ、「大阪市教育委員会の求める人物像」や「大阪市教育振興基本計画」に目を通し、以下のキーワードをあなたの言葉に落とし込んでみましょう。  

求める人物像:教職への「情熱」、専門性といった「教師としての基礎力」、子どもに寄り添う「人間味」

教育の重点目標:「教育DXの推進」、「誰一人取り残さない学力の向上」、「豊かな心の育成」

【書き方のポイント】 「貴市が目指す『(例)ICTを活用した教育の推進 』に、私の〇〇という強みを活かして貢献したいです。  」というように、市の施策と自身の強みをセットで語るのが基本です。

抽象論より「具体的なエピソード」

あなたの強みをアピールする際は、必ずそれを裏付ける「具体的なエピソード」を添えましょう。

エピソードが加わることで、言葉に一気に説得力とあなたらしさが生まれます。

【例文で比較】

△ 抽象的な例 「私には、子どもたちの主体性を引き出す力があります。貴市の教育に貢献したいです。」

これだけでは、本当にその力があるのか伝わりませんね。

◎ 具体的なエピソードを加えた例 「教育実習で、発表を苦手としていた生徒がグループの中心となり意見をまとめるまで、対話を重ねて支援しました。この傾聴力と働きかけを、貴市が目指す『豊かな心の育成』 に活かし、子どもたちの主体性を引き出したいです。」

具体的な行動が見えることで、人物像がぐっと魅力的になります。

面接での深掘りを想定して書く

面接個票は、提出して終わりではありません。むしろ、面接官に質問してほしい内容を仕込む「伏線」と考えることが重要です。

あなたが書いた一文一文に対して、「なぜそう思ったの?」「具体的にはどういうこと?」と自問自答しながら書き進めましょう。

例えば、「ICTを活用した教育に貢献したい」と書いたなら、「具体的にどんな実践をしたいですか?」「ICTを使う上での課題は何だと思いますか?」といった質問が来ることを想定し、答えを準備しておくのです。

この視点を持つことで、面接本番で慌てることなく、一貫性のある受け答えができるようになります。


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意外と知らない?面接個票のQ&A

ここでは、多くの受験生が疑問に思う細かい点について、Q&A形式でお答えします。

安心して作成・提出できるよう、事前に不安は解消しておきましょう。

Q. パソコンで作成してもいいですか?

結論から言うと、できません

面接個票の注意書きに「必要事項を自筆で記入し」と明記されています。

あなたの字で、心を込めて丁寧に書き上げましょう。その丁寧さが、人柄として伝わります。  

Q. 書き間違えたらどうすればいいですか?

公式な規定はありませんが、修正液や修正テープの使用は避けるのが無難です。

特に「志望理由及び自己PR」のような重要な欄で修正があると、どうしても見栄えが悪くなってしまいます。

最も丁寧なのは、新しい用紙に書き直すことです。予備の用紙を準備しておき、まずは鉛筆で下書きをしてから清書するなど、失敗しない工夫をすると良いでしょう。

Q. 写真の裏には何を書けばいいですか?

万が一、写真が剥がれてしまった際に誰のものか分かるように、「受験番号と氏名」を記入してください 。油性ペンなどで、にじまないように書きましょう。  


▼あわせて読みたい▼

面接個票以外の、筆記試験などを含めた大阪市教員採用試験全体の対策を知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

また、自治体を問わず、一般的な面接カードの書き方のコツやさらに多くの例文を知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ:想いを込めた面接個票で、合格への扉を開こう

今回は、大阪市教員採用試験の面接個票について、その重要性から具体的な書き方までを徹底解説しました。

面接個票は、単なる事務書類ではありません。 それは、あなたの教育への情熱や人柄を、面接官に初めて伝える「手紙」です。

  • 面接の「設計図」としての重要性を理解し、
  • 「大阪市」への貢献意欲と「あなた自身の物語」を具体的に示し、
  • 面接での対話をイメージしながら、

一つひとつの項目を丁寧に、そして戦略的に書き進めてみてください。

あなたが真剣に向き合い、想いを込めて作成したその一枚は、必ず面接官の心に届き、合格への大きな一歩となるはずです。


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