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【令和8年度】新潟市教員採用試験の倍率を教科別に徹底解説

【令和8年度】新潟市教員採用試験の結果

新潟市教員採用試験の合格を目指す上で、自分が受験する試験の正確な「倍率」を把握することは大事です。

全体の難易度はもちろん、自分が受ける校種・教科の立ち位置を知ることで、より効果的な学習戦略を立てることができますよね。

この記事では、新潟市教員採用試験の倍率について、最新の令和8年度の結果から過去の推移まで、校種・教科ごとに徹底分析します。

本記事に掲載している倍率について

本記事に掲載している倍率は、文部科学省が発表する採用倍率(採用者数ベース)とは異なり、新潟市教育委員会が発表する『受験者数÷合格者数』で算出した『受験倍率』を基に解説します。より受験者の実感に近い難易度を把握するための指標とお考えください。

また、掲載しているデータは、秋・冬の特別選考や「大学3年生前倒し特別選考」の結果を含まない主に夏に実施される正規の採用試験の結果に基づいています。最も受験者数の多い、一般的な試験の難易度を把握するための指標として参考にしてください。

あなたの受験する校種・教科が、例年どれくらいの難易度なのか。その大きな流れを知ることで、今後の対策がぐっと立てやすくなりますよ。

目次

【最新】令和8年度新潟市教員採用試験の倍率は2.0倍!

まずは、最新の令和8年度試験の最終結果から見ていきましょう。

結論から言うと、全体の最終倍率は2.0倍という結果でした。

  • 志望者数:469人
  • 合格者数:231人
  • 最終倍率:2.0倍

校種・教科ごとの最終倍率は以下のとおりです。

校種教科志望者数合格者数倍率
小学校2021341.5
国語1791.9
社会27122.3
数学27151.8
理科24112.2
音楽632.0
美術732.3
保健体育47114.3
技術221.0
家庭632.0
英語32122.7
特別支援14101.4
養護教諭4759.4
栄養教諭11111.0
4692312.0

令和8年度の新潟市教員採用試験は、全体倍率2.0倍と、昨年度の1.8倍から微増したものの、依然として全国的に見ても低い水準を維持しています。

特に小学校(1.5倍)特別支援学校(1.4倍)では、ほぼ全ての受験者が合格に近づける状況であり、教員不足への対策として積極的な採用姿勢がうかがえます。

一方で、養護教諭(9.4倍)栄養教諭(11.0倍)は依然として狭き門です。また、中学校の中でも保健体育(4.3倍)は他の教科に比べて高い倍率を示しており、これらの校種・教科を受験する方は、筆記試験での高得点獲得と、面接でのアピール力が不可欠となります。

教科によっては倍率が1.0倍のところもあり、校種・教科間の難易度差が顕著な結果となりました。

【過去】新潟市教員採用試験の倍率推移

最新(令和8年度)の結果を把握したところで、次に過去の倍率がどのように推移してきたのかを見ていきましょう。

長期的な視点と短期的な視点の両方から、難易度の傾向を掴んでいきます。

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度4692312.0
令和7年度4262421.8
令和6年度4591952.4
令和5年度3801902.0
令和4年度3991812.2
令和3年度4891403.5
令和2年度4941463.4
新潟市教員採用試験 全体の倍率推移

過去の推移を見ると、新潟市の教員採用試験の倍率は令和3年度(3.5倍)から大幅に低下し、ここ数年は2倍前後の非常に低い水準で安定しています。これは、団塊世代の大量退職による採用者数の増加と、全国的な教員志願者の減少が主な要因です。

この傾向は今後も続くと予想され、受験者にとっては引き続き追い風となるでしょう。ただし、倍率が低いからといって対策を怠ってはいけません。

教育委員会は、教員の「量」だけでなく「質」の確保も重視しており、面接や模擬授業といった人物評価の比重を高める可能性があります。

低い倍率の中でも、教員としての適性や熱意がなければ不合格となるケースも十分に考えられるため、油断は禁物です。

全国の倍率と比較したい方はこちら

全都道府県の教員採用試験の倍率を以下の記事でまとめています。他自治体の動向もチェックして、より広い視点で試験に臨みましょう。

【校種・教科別】過去の倍率推移

ここからは、あなたが最も気になるであろう「校種」と「教科」ごとの倍率を紹介します。

受験する区分が、過去どのような倍率で推移してきたのかを把握し、対策の参考にしてください。

青文字をタップすると該当箇所までジャンプします!

小学校

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度2021341.5
令和7年度1881231.5
令和6年度1891051.8
令和5年度1681101.5
令和4年度1661041.6
令和3年度196832.4
令和2年度210862.4

中学校

青文字をタップすると該当箇所までジャンプします!

中学校:国語

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度1791.9
令和7年度23211.1
令和6年度28122.3
令和5年度1892.0
令和4年度1782.1
令和3年度23112.1
令和2年度1872.6

中学校:社会

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度27122.3
令和7年度19131.5
令和6年度2573.6
令和5年度2683.3
令和4年度3575.0
令和3年度3984.9
令和2年度3766.2

中学校:数学

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度27151.8
令和7年度22102.2
令和6年度3584.4
令和5年度2382.9
令和4年度1744.3
令和3年度2438.0
令和2年度2955.8

中学校:理科

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度24112.2
令和7年度20111.8
令和6年度30132.3
令和5年度1672.3
令和4年度22102.2
令和3年度2955.8
令和2年度3484.3

中学校:音楽

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度632.0
令和7年度751.4
令和6年度431.3
令和5年度321.5
令和4年度522.5
令和3年度933.0
令和2年度818.0

中学校:美術

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度732.3
令和7年度522.5
令和6年度221.0
令和5年度221.0
令和4年度522.5
令和3年度414.0
令和2年度515.0

中学校:保健体育

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度47114.3
令和7年度32162.0
令和6年度35103.5
令和5年度41123.4
令和4年度3984.9
令和3年度41141.0
令和2年度3657.2

中学校:技術

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度221.0
令和7年度221.0
令和6年度111.0
令和5年度522.5
令和4年度422.0
令和3年度313.0
令和2年度30

中学校:家庭

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度632.0
令和7年度331.0
令和6年度212.0
令和5年度221.0
令和4年度422.0
令和3年度313.0
令和2年度313.0

中学校:英語

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度32122.7
令和7年度29122.4
令和6年度37152.5
令和5年度18131.4
令和4年度1291.3
令和3年度3183.9
令和2年度2883.5

特別支援学校

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度14101.4
令和7年度14121.2
令和6年度14101.4
令和5年度1672.3
令和4年度2182.6
令和3年度1262.0
令和2年度1262.0

養護教諭

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度4759.4
令和7年度5177.3
令和6年度4476.3
令和5年度4285.3
令和4年度52153.5
令和3年度6287.8
令和2年度59105.9

栄養教諭

採用年度受験者数合格者数倍率
令和8年度11111.0
令和7年度1152.2
令和6年度13113.0
令和5年度
令和4年度
令和3年度13113.0
令和2年度1226.0

まとめ:新潟市の教員になるために、今すべきこと

新潟市の教員採用試験は、全体として倍率が低く、全国的に見ても教員になりやすい自治体の一つと言えます。しかし、養護教諭や栄養教諭、一部の中学校教科では依然として競争が存在するため、油断はできません。

  • 自分の受験区分の倍率を正確に把握する:全体の数字に惑わされず、自分が受ける校種・教科の過去数年分の倍率を確認し、難易度を客観的に分析しましょう。
  • 倍率に応じた学習戦略を立てる:低倍率の校種であれば、最低限の筆記対策に加え、人物評価試験(面接・模擬授業)で教員としての適性をしっかりアピールする準備が重要です。高倍率の教科であれば、筆記試験で1点でも多く得点し、ライバルに差をつける戦略が求められます。
  • 情報収集を怠らない:教員採用試験の内容は年々変化します。新潟市教育委員会のホームページを定期的に確認し、最新の試験情報を手に入れましょう。

この記事のデータが、あなたの学習計画の一助となれば幸いです。夢に向かって、戦略的に対策を進めていきましょう。

▼新潟市教員採用試験の内容や対策については、以下の記事でまとめています。あわせて確認してみましょう!

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