記事では、栃木県教員採用試験の小論文に関する情報をまとめています。
「小論文ってどんな試験なんだろう…?」
「小論文はどんなテーマが出ているんだろう…。」
このような疑問を解消できる記事となっているので、ぜひ参考にしてくださいね。

2025(令和7)年度から高校と特別支援学校、養護教諭のみの実施となります!
小論文の概要
栃木県教員採用試験の小論文は、第二次選考で行われます。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。
対象教科 | 高校、特別支援学校、養護教諭 |
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試験時間 | 50分 |
文字数 | 600字~1000字 |
問題数 | 1題 |
評価基準 | ・内容 ・文章構成 ・文章表現力 |
配点 | A~Cの三段階評価 |
最低8割程度書きましょう。最大字数は1000字なので800字程度です。
文字数は誰が見ても一発でわかる評価基準なので、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けることになるんですよね。
知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。
小論文の過去問
栃木県教員採用試験における小論文の過去問を紹介します。
2025(令和7)年度
「第4期教育振興基本計画」(令和5年6月16日閣議決定)では、計画のコンセプトに、日本社会に根差したウェルビーイングの向上をあげている。ウェルビーイングを構成する要素の一つとして自己肯定感があるが、日本の子供は諸外国の子供に比べて自己肯定感が低いという調査結果がある。あなたは、教師として子供たちの自己肯定感を高めるためにどのような取組をしていこうと考えるか。具体的に書きなさい。
※ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含むものである。また、個人のみならず、個人を取り巻く場や地域、社会が持続的に良い状態であることを含む包括的な概念である。(出典:文部科学省「第4期教育振興基本計画」)
2024(令和6)年度
令和3年1月中教審答申では、「令和の日本型学校教育」を担う教職員の姿の一つとして、「子供一人一人の学びを最大限に引き出し、主体的な学びを支援する伴走者としての役割を果たしている」ことが示されています。そこで、主体的な学びを支援するために、あなたが教員として勤務する上で、自身の教員としての「強み」を学校現場にどのような場面で、どのように生かしていきたいか、自身の「強み」を明確にしながら具体的に書きなさい。
2023(令和5)年度
「栃木県教育振興基本計画2025-とちぎ教育ビジョン-」では、「とちぎに愛情と誇りをもち 未来を描き ともに切り拓くことのできる 心豊かで たくましい人を育てます」を基本理念としています。あなたが考える「心豊かで たくましい人」とはどのような力を持った人か。また、その力を児童生徒に身につけさせるため、教員としてどのような取組をしていこうと考えるか書きなさい。
2022(令和4)年度
児童生徒がよりよく自己実現を図っていくためには、社会との相互関係を保ちつつ、自分の未来を創る力を育むことが重要である。あなたの考える「自分の未来を創る力」とは何か。また、その力を身につけさせるためにどのような取組をしていこうと考えるか書きなさい。
2021(令和3)年度
とちぎの求める教師像では、「確かな指導力」が掲げられているが、あなたが考える「指導力」とは何か。また、その「指導力」をどのように身に付けていきたいか、書きなさい。
2020(令和2)年度
社会の進歩や変化が急激に進む中、今の子供たちには、予測困難な社会を生き抜いていく力が必要とされている。このような力を子供たちに身に付けさせるために必要な教員の資質能力とは何か、また、その資質能力を身に付けるためにどのような取組をしていくか、具体的に書きなさい。
過去問で答案を書いたら添削を受けよう!


小論文対策を始めよう!
今回は、栃木県教員採用試験における小論文の傾向と過去のテーマをまとめていました。
小論文の対策は、やるべきことが想像しているよりも多いです。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。
以上、栃木県教員採用試験の小論文についてでした。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




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