この記事では、静岡県教員採用試験の小論文の内容と過去問(テーマ)を紹介します。
「静岡県教員採用試験の小論文ってどんな試験なんだろう…?」
「静岡県教員採用試験の小論文はどんなテーマが出ているんだろう…。」
このような疑問を解消できる記事となっているので、ぜひ参考にしてくださいね。
静岡県教員採用試験 小論文の内容
静岡県教員採用試験の小論文は第二次選考で行われます。
筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。
対象校種 | 高等学校 |
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試験時間 | 60分 |
文字数 | 800字 |
出題数 | 1題 |
評価基準 | ・内容 ・表現力 ・論理性 ・人格 ・性格 |
配点 | 10点満点 |
文字数と試験時間
文字数は制限があり、800字以内で書かなければなりません。対する試験時間は60分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが静岡県の特徴です。
720字以上を目安に書くといいでしょう!
出題形式
出題数は1題で、生徒指導・学校経営に関して自分の考えや主張について論じるテーマが多く見られます。
評価基準・配点
小論文は以下の観点に沿って評価します。
内容 | ・適切な内容であるか ・具体的に書かれているか ・主題が明確であるか ・内容に深みがあるか |
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表現力 論理性 | ・用語、語彙、表記は適切か ・表現方法が上手か ・字数は適切か ・文章構成は良いか |
人柄 性格 | ・人間的魅力・温かさが読み取れるか ・精神的な成熟が感じられるか ・偏見や視野の狭さはないか ・標記等が雑でないか |
最終的に10点満点で採点しますが、3点以下で即不合格です。
評価が悪くなる理由としては、テーマの把握ができていなかったり、文字数が少ない(600字以下)だったりすることが挙げられます。また、字が汚い(丁寧であればOK)、誤字脱字が多いっていうのもよくないので、注意しながら書きましょう。
【受験ガイド2025】静岡県教員採用試験の内容と対策方法』の記事を参考にしてください。
小論文以外の試験内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、『静岡県教員採用試験 小論文の過去問
静岡県教員採用試験における小論文の過去問を紹介します。
2025(令和7)年度
教員としての10年後の自分を想像し、そこまでのキャリアプランを800字以内で書きなさい。
2024(令和6)年度
あなたがこれまでに出会った学校の先生との出来事のうち、印象に残っていることを1つ上げ、その時に感じたことをあなた自身が教員としてどのように生かすか、具体的に800字以内で説明しなさい。
2023(令和5)年度
「誰一人取り残さない学校教育」をテーマとして、あなたが考えることを800字以内で書きなさい。
2022(令和4)年度
それぞれの生徒が自らの個性を発揮し、いきいきと学校生活を送るために、生徒にとってどのような環境をつくる必要があると考えますか。あなたの考えを具体的に800字以内で書きなさい。
2021(令和3)年度
教員が授業をする上で、時代を超えて大切にしなくてはならないものと時代の変化とともに変えていく必要があるものについて一つずつ挙げ、それぞれに対するあなたの考えを具体的に800字以内で書きなさい。
2020(令和2)年度
あなたは、高校1 年生の生徒から、「何のために勉強するのか分からないから勉強する気が起きない。」と相談された場合、その生徒に対してどのような話をしますか。「何のために勉強するのか。」に対するあなたの考えを含め、800字以内で書きなさい。
過去問を解いたら(書いたら)添削してもらうことが上達への最適解です!下記記事で詳しく解説しています。
静岡県教員採用試験 小論文対策を始めよう!
今回は、静岡県教員採用試験における小論文の傾向と過去のテーマをまとめていました。
教員採用試験の小論文は、やるべきことが想像しているよりも多いです。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。
以上、静岡県教員採用試験の小論文についてでした。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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