岡山県教員採用試験の内容は?一次試験と二次試験を徹底解説!

岡山県教員採用試験の内容を解説します。

岡山県では、一次試験で教職教養試験・教科専門試験二次試験で個人面接や模擬授業・口頭試問、グループワークなどが実施されます。

とはいえ、校種や職種によって試験内容が異なるため注意が必要です。

まずは試験の全体像を確認していきましょう。

目次

岡山県教員採用試験の内容

岡山県教員採用試験は、一次試験・二次試験で構成される二段階選抜方式です。

一次試験では筆記試験による基礎的な知識・技能を確認し、二次試験では人物試験を通して、教員としての人物面や実践力を評価します。

試験内容は校種・職種によって少し異なるため、最初に全体像を確認しておきましょう。

選考試験内容
第1次試験教職教養試験
教科専門試験
特別面接
第2次試験グループワーク
個人面接
模擬授業・口頭試問
実技試験
*岡山県教員採用試験の内容(2026年実施)
*「ー」:実施なし
*「△」:一部の選考や教科で実施
*養護教諭の模擬授業は「模擬場面指導」として実施

配点

選考・検査試験・検査内容配点・評価
第1次試験教職教養試験60点
教科専門試験100点
第2次試験グループワーク10段階評価
個人面接12段階評価
模擬授業・口頭試問12段階評価
実技試験(対象者のみ)実施
2026年実施募集要項より作成

教職教養試験60点に対し、教科専門試験は100点です。

まずは配点の高い試験を中心に対策を進めましょう。

選考方法

第1次試験教職教養試験、教科専門試験等の結果を総合的に評価して選考します。
第2次試験
(最終結果)
グループワーク、個人面接、模擬授業・口頭試問、実技等の結果を総合的に評価して最終合格者が決定されます。

岡山県では、第1次試験から第2次試験まで、それぞれの試験結果を総合的に評価して合否が判定されます。

そのため、第1次試験の筆記試験だけでなく、面接や模擬授業なども含めて総合的に対策を進めることが大切です。

岡山県教員採用試験の一次試験

岡山県教員採用試験の一次試験では、教職教養試験と教科専門試験などが実施されます。

福永

一部の特別選考受験者は特別面接となります!

教職教養試験

教職教養試験は、教員として必要な基礎知識を問う筆記試験です。

全校種・教科共通の試験問題で、試験時間40分・60点満点で実施されます。

対象校種全校種共通
試験時間40分
問題数20問
出題形式択一式(マークシート)
出題範囲①教職教養(教育原理、教育心理、教育史、教育法規)
②ローカル問題(教育施策)
配点60点
令和9年度実施予定/前年度実績ベース

出題範囲は広いため、やみくもに勉強を始めるのではなく、出題傾向を把握しておくことが大切です。

教職科目の出題数一覧

分野科目出題数
教職教養教育原理12
教育心理3
教育史1
教育法規3
ローカル教育施策1
科目別の出題数一覧(岡山県)※数字は前年度実績

まずは過去問を3〜5年分解いて出題傾向を把握し、教育原理や教育基本法などの頻出科目・分野に絞って勉強するのが効率的です。

参考書で頻出の1テーマ覚えたらすぐ問題演習で確認し、間違えた部分を繰り返し復習します。1日30分でも回転させることで、安定して得点できるようになりますよ。

教職教養の勉強法を詳しくみる

教科専門試験

教科専門試験は、志望する校種・教科の専門知識と指導力を問う筆記試験です。

全校種・教科が対象で、試験時間60分・100点満点で実施されます。

対象校種全校種・教科
試験時間60分
問題数教科・科目による
出題範囲①志望校種・教科の知識・技能
②学習指導要領等の基礎
解答方法記述式
配点100点
令和9年度実施予定/前年度実績ベース

専門知識だけでなく学習指導要領も出題範囲に含まれます。教科の知識と合わせて対策が必要です。

また、記述式のため、正確な知識を自分の言葉でアウトプットできる力が求められます。過去問や参考書を活用して、記述に慣れておくことが重要です。

教科専門試験の勉強法を詳しくみる

特別面接(一部対象者)

岡山県教員採用試験の特別面接(一次)は、業務を遂行するうえで必要な能力、適性、専門性を把握する人物試験です。

特別選考(グローバル人材、スポーツの実績、講師経験者等)の受験者を対象に行われます。

試験時間20~25分
面接官3人
実施形態口頭試問+プレゼンテーション(小・中・特・養)
特別面接の試験概要(令和9年度実施予定/前年度実績ベース)

試験の流れ

STEP
入室〜着席

入室したら着席します。その後、受験番号を言うように指示があります。

STEP
プレゼンテーション(小中特養のみ)

プレゼンテーション資料を所定の場所に掲示します。

起立した状態で3分間のプレゼンテーションを実施。

*3分経過したら途中で終了です。

STEP
口頭試問

①教員への思い(志望動機)

  • 教員を志望した理由は何か。
  • 志望校種の教員になろうと思ったきっかけ何か。
  • たくさんある職業の中で、教職を選んだ理由は何か。
  • 教員としてのやりがいはどこにあると思うか。
  • 地域枠の対象地域で、あなたはどんな教育をしたいと考えているか。 など

②教員としての資質等

  • 教員が特に大切にしなければならないことは何か。
  • 保護者の信頼を得るために、大切なことは何だと思うか。
  • 国際化の進展に対応するために、教員に求められている力にはどんなものがあると思うか。
  • 教員の不祥事をなくすために、どんなことが必要だと思うか。

③教員としての専門性

  • 運動会の意義について、児童に話をしていますが、全然聞いてくれません。あなたはどうしますか。
  • インターネットの正しい使い方について、児童に話をしていますが、全然聞いてくれません。あなたはどうしますか。
  • たばこの害について、児童生徒に話をしていますが、全然聞いてくれません。あなたはどうしますか。
  • 児童があなたの話を理解できていないようです。どうしますか。
  • 保護者から「どうしてそんな話をしたのだ」とクレームがきました。どうしますか。
  • 自立活動の授業づくりのポイントは何ですか。
  • 興味のあることしか取り組もうとしない児童生徒に対して、どんな指導をしますか。
STEP
退出

面接官の指示に従って退出します。

教員として求められる基本的な資質や実践力に加え、これまでの経験や実績がどのように教育現場で活かせるかが重視されます。

端的に自分の強みを伝える練習と、想定質問への準備を通して、説得力のある受け答えができるようにしておくことが重要です。

岡山県教員採用試験の二次試験

岡山県教員採用試験の第2次試験では、グループワーク、個人面接、模擬授業・口頭試問が実施され、一部の校種・教科では実技試験が加わります。

第2次試験は最終合格者を決定する重要な選考であり、各試験結果を総合的に評価して合否が判定されます。

グループワーク

岡山県教員採用試験のグループワークは、受験者数名がグループで協力して課題を解決する人物試験です。

試験を通して、受験者一人一人のコミュニケーション能力やリーダーシップ、問題解決能力などを評価・判断します。

試験時間30分間
受験人数6人程度(1グループ)
面接官2人
評価方法10段階評価
グループワークの試験概要(令和9年度実施予定/前年度実績ベース)

グループワークの流れ

STEP
テーマの発表

試験開始の5分前になったら控室へ移動し、本人確認およびグループ確認が行われます。

その際にメンバーそれぞれに試験で使うアルファベットとテーマが提示されます。

過去問

あなたたちは、ボランティアサークルのメンバーです。一般の方に向けて、次のような3分間の啓発動画を作成することになりました。その内容を劇で演じなさい。ただし、特に伝えたい対象(高齢者、20代など)を明確にし、それを劇の実演前に説明すること。

お題:「特殊詐欺の被害防止」ボランティア

あなたたちは、ボランティアサークルのメンバーです。一般の方に向けて、次のような3分間の啓発動画を作成することになりました。その内容を劇で演じなさい。ただし、特に伝えたい対象(高齢者、20代など)を明確にし、それを劇の実演前に説明すること。

お題:「ハラスメントの防止」

第3次岡山県教育振興基本計画の中には,次のような内容がある。「円滑な社会生活を営むことができるよう,コミュニケーション能力,発信力や協調性を育み,学校・家庭・地域・職場等で豊かな人間関係を築くことができる人間性を育成します。」あなたたちのグループは,「豊かな人間関係を築くことができる人間性」を具体的にはどのようなものと考えるか。グループで考えをまとめ,その内容を代表者が1分以内で説明しなさい。

STEP
説明・構想

10分間で試験の説明と自分の考えをまとめます。

時間になると順番に並んで試験室に移動。

STEP
グループワーク

着席後、受験番号を1人ずつ述べ、グループワークに関する諸注意があります。

その後、17分間でグループワーク(話し合い、練習)を行います。

STEP
発表

3分間でグループで考えた内容を発表(実演)し、終了。

グループワークでは、発言量の多さよりも、他者の意見を踏まえて議論を前に進める姿勢が重視されます。

自分の考えを簡潔に伝える練習に加え、「相手の意見を要約して返す」ことを意識して練習してみてください。

まずは過去のテーマを使って、1回でもいいので実際に口に出して練習することから始めましょう。

個人面接

岡山県教員採用試験の個人面接は、志望動機や教育観を問うことで、教員として必要な能力・適性を把握する人物試験です。

試験時間15分間
面接官2人
評価方法12段階評価
個人面接の試験概要(令和9年度実施予定/前年度実績ベース)

内容の良し悪し以上に「自分の言葉で語れているか」が評価を左右します。

志望動機や教育観は暗記するのではなく、エピソードとセットで話せるように準備しておきましょう。

まずは想定質問に対して声に出して答える練習を行い、伝わる表現に磨いていくことが重要です。

面接試験の傾向と対策を詳しくみる

模擬授業・口頭試問

岡山県教員採用試験の模擬授業・口頭試問は、志望校種・教科の専門的な指導ができるかどうかを評価する人物試験です。

実際の授業のように、一定の時間内で指定されたテーマや教科について教えることが求められます。

(※養護教諭の場合は模擬場面指導となります)

試験時間15分間
面接官2人
評価方法12段階評価
模擬授業・口頭試問の試験概要(令和9年度実施予定/前年度実績ベース)

模擬授業・口頭試問の流れ

STEP
テーマの発表

試験室に入室し、受験番号を述べてから着席。

試験の説明を聞いた後に模擬授業(場面指導)のテーマが発表されます。

STEP
構想

テーマについて構想する時間が与えられます。

構想時間は3分。

STEP
模擬授業(場面指導)

5分間の模擬授業(場面指導)を実施。

過去のテーマ例

  • 小学校算数:「1億を超える数(第4学年)」
  • 小学校国語:話すこと・聞くこと(第2学年)
  • 中学校社会:応仁の乱と戦国大名
  • 中学校数学:場合の数(8人を4つの部屋に2人ずつ分ける)
  • 中学校理科:電流の実験
  • 中学校英語:過去分詞(should be)
  • 養護教諭:月経の指導(小学校5年男女に向けて)
STEP
口頭試問

実施した模擬授業(場面指導)に関する質問に回答します。

過去の質問例

  • 模擬授業では何を気をつけましたか。
  • 模擬授業で工夫した点はどこですか。
  • 模擬授業の反省点はありますか。
  • 今後の授業展開はどう考えていますか。
  • 宿題をしてこない子どもにはどう対応しますか。
  • 授業中に子ども同士で口喧嘩のようなトラブルが起きた場合どう対応しますか。
  • 子どもが学ぶ意義を感じられるようにするためにはどうしますか。
  • 子どもから「勉強したくない。なんで勉強しないとといけないのか」と言われたら,学ぶ意義をどう伝えますか。
  • 思考力・判断力・表現力等を身に付けるためには何をしますか。
  • 児童生徒のコミュニケーション力を高めるためにあなたが取り組みたいことは何ですか。

模擬授業では、内容の正確さだけでなく、「分かりやすく伝える力」や「生徒を意識した発問・展開」が重視されます。また口頭試問では、その授業の意図や工夫を説明できるようにしておくことが重要です。

まずは1つの単元でよいので指導案を作成し、実際に声に出して練習してみましょう。

模擬授業の対策方法を詳しくみる

実技試験

特定の校種・教科の受験者を対象に、専門的な実技能力を評価します。

対象校種中学校・高等学校(音楽・美術・書道・家庭)
試験内容音楽演奏
美術風のイメージを色彩構成する。
書道楷書(蜀素帖、関戸本古今和歌集など)
家庭①食物(食品の目測と重量、調理)
②被服(ブックカバー作成)
実技試験の試験概要

専門的な指導技能の正確さや、落ち着いて課題に取り組む姿勢が評価されます。

試験内容を募集要項で事前に確認し、本番を想定した実践的な練習を行っておきましょう。


岡山県教員採用試験の関連情報

岡山県教員採用試験の情報を配信しています。倍率や試験結果、過去問分析などをまとめていますので、受験対策に活用してください。

岡山県教員採用試験の合格に向けて今から始めたいこと

岡山県教員採用試験では、教職教養試験教科専門試験グループワーク個人面接模擬授業・口頭試問など、さまざまな試験が実施されます。

まずは自分が受験する校種・教科の試験内容を確認したうえで、配点選考方法を踏まえて優先順位を決めることが大切です。

特に専門試験や面接などの人物試験は合否に大きく影響するため、早めに対策を始めておきましょう。

他の自治体の試験内容については、以下の記事でまとめています。

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