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【名古屋市教採】自己アピールシートが重要な理由と書き方を徹底解説

名古屋市教員採用試験の自己PR

名古屋市教員採用試験(通称:名古屋市教採)の第1次試験で提出する、自己アピールシート。

  • 「何から手をつければいいか分からない…」
  • 「自分の経験を、どう書けば魅力的に伝わるんだろう?」
  • 「そもそも、採用担当者はどこを見ているの?」

こんな不安や疑問を抱えているかもしれませんね。

自己アピールシートは、あなたの第一印象に関わるだけでなく、面接での質問内容の基礎となる、とても重要な書類です。

つまり、このシートの内容をしっかり考えて書くことが、面接に向けた具体的な準備になります。

この記事では、名古屋市教員採用試験の自己アピールシートの各項目について、「採用担当者が何を知りたいのか」という視点から、具体的な書き方と例文を交えて、一つひとつ分かりやすく解説します。

読み終えれば、あなたの経験や考えをどう書けば良いかが分かり、自信を持って作成に取り組めますよ!

あなたの熱意が伝わる自己アピールシートを、一緒に完成させましょう。

福永

福永です。Xnoteでも有益な情報を発信しています!


名古屋市教員採用試験の面接対策は、以下の記事で解説しています。

目次

【名古屋市教採】自己アピールシートが重要な理由

自己アピールシートとは、第1次選考のときに提出する資料のことです。

出願が始まると名古屋市教育委員会のホームページからダウンロードできます。

令和8年度名古屋市自己アピールシート_watermark_page-0001
令和8年度名古屋市自己アピールシート

この自己アピールシートは、時間をかけて準備しましょう。

なぜなら、第2次選考の個人面接で、面接官が質問する際の資料になるからです。

面接官は、シートに書かれたあなたの経験や考えに興味を持ち、それについて深掘りする質問をします。つまり、シートの内容をしっかり作り込むことが、面接を有利に進めるための準備になるのです。

そのため、各項目で問われていることを正確に理解し、あなた自身の言葉で具体的に記述することが求められます。

【名古屋市教採】自己アピールシートの書き方

ここでは、自己アピールシートの各項目の具体的な書き方を解説します。

項目1:現在または大学での研究事項

ここでは、大学での学びについて伝えます。

STEP
研究から何を学んだか

最初に「〇〇の研究を通して、△△という力を身につけました」と、結論を述べます。

STEP
なぜその力が身についたか

次に、研究のどのような過程でその力が身についたのかを説明します。

課題発見、情報収集、分析、考察といった具体的なプロセスと結びつけましょう。

STEP
研究での経験

研究中に起きた具体的な出来事を書きます。

例えば、予期せぬ結果が出た時にどう対応したか、共同研究者とどう協力したか、といったエピソードが考えられます。

STEP
教員としてどう活かすか

最後に、その研究経験と身につけた力を、教員の仕事にどう活かせるのかを述べて締めくくります。

項目2:教員を志望する理由

ここでは、あなたが教員になりたい理由を伝えます。

STEP
なぜ名古屋市の教員なのか

まず「私は〇〇という理由から、名古屋市で教員になりたいです」と結論を明確にします。

「なぜ教員なのか」と「なぜ名古屋市なのか」の両方の視点を入れることが大切です。

STEP
きっかけとなった具体的な経験

教員を目指すきっかけとなった原体験を具体的に書きます。

あなた自身が誰かから影響を受けた経験や、子どもと関わった経験などを思い出してみましょう。

STEP
名古屋市の教育との関連性

あなたの教育に対する考えが、名古屋市の教育方針とどう関連しているかを示します。

事前に名古屋市の教育に関する資料を確認し、共感する点などを挙げると良いでしょう。

STEP
どう貢献したいか

最後に、名古屋市の教員として、子どもたちのためにどのように貢献していきたいかを述べます。

【重要:ここで差がつきます!】

注意したいのは、「〜という方針に共感しました」と感想を伝えるだけで終わってしまうこと。面接官が知りたいのは、「あなたが名古屋市の教育に、どう貢献できるか」という未来の姿なのです。

項目3:特別支援学級担当を希望する理由(希望者のみ)

特別支援教育への意欲を具体的に伝えます。

STEP
希望する明確な理由

「〇〇という理由から、特別支援学級の担当を希望します」と、最初に結論を述べます。

STEP
きっかけとなった経験

特別支援教育に関心を持ったきっかけとなる具体的な経験を書きます。ボランティアや実習などでのエピソードが良いでしょう。

STEP
経験から学んだこと

その経験を通して、何を考え、学んだのかを具体的に説明します。そして、その学びを今後どのように活かしていきたいかを述べます。

STEP
担当教員としての意欲

最後に、特別な支援を必要とする子どもたちとどう向き合い、その成長にどう貢献したいかを伝えます。

項目4:クラブ・部・サークルやボランティア等の活動歴

学業以外の活動で得た経験をアピールします。

STEP
活動から得たスキル

「〇〇の活動を通して、△△のスキルを身につけました」と、得られたことを簡潔に述べます。

STEP
活動での役割と課題

その活動の中で、自分がどのような役割を担っていたのか、そしてどのような課題があったのかを説明します。

STEP
課題を乗り越えた経験

課題解決に向けて、自分がどのように考え、行動したのかを具体的に書きます。周りの人と協力した経験などが伝わると良いでしょう。

STEP
経験の活用法

その活動で得たスキルが、学級経営や同僚との協力といった教員の業務にどう役立つのかを述べます。

項目5:免許・資格・特技

あなたの持つスキルを客観的に示します。

免許・資格

取得済みの教員免許状や、取得見込みのものを正確に記入します。

その他、英検、TOEIC、情報処理関連の資格など、教育活動に活かせそうなものは全て書きましょう。

特技

楽器演奏、スポーツ、書道、イラスト作成など、あなたの得意なことを記入します。

授業や部活動でどのように活かせるかを具体的に書き添えると、採用担当者があなたの働く姿をイメージしやすくなります。

【名古屋市教採】自己アピールシートに関するFAQ

自己アピールシートを作成していると、様々な疑問や不安が出てくると思います。

ここでは、多くの方が悩みがちなポイントをQ&A形式でまとめました。

Q1. 研究やゼミに所属していません。「研究事項」には何を書けばいいですか?

A. 大学の授業やレポートの経験でも問題ありません。

採用担当者が見ているのは、立派な研究成果そのものではなく、あなたが何かに興味を持ち、どのように学びを深めたかというプロセスです。

「研究」という言葉を広く捉え、以下のような経験を題材にしてみましょう。

  • 特に力を入れた授業:最も熱心に課題に取り組んだ授業や、面白いと感じた講義。
  • 頑張って書いたレポート:多くの資料を調べて作成したレポートや、高い評価を得たレポート。
  • グループワークの経験:仲間と協力して一つの発表や課題を完成させた経験。

大切なのは「研究をしたかどうか」ではなく、あなたが大学時代に主体的に学んだ経験を自分の言葉で説明することです。

Q2. 自己PRや志望動機がうまく書けません。何かコツはありますか?

A. まずは「自己分析」と「名古屋市の教育方針の理解」から始めましょう。

うまく書けない原因の多くは、アピールすべき自分の強みや、伝えるべき相手(名古屋市)についての理解が不足していることにあります。

STEP
自己分析で「自分の強み」を見つける

これまでの経験を紙に書き出してみましょう。

  • 「なぜそれに取り組んだのか」
  • 「何が大変だったか」
  • 「どう乗り越え、何を学んだか」

を一つひとつ深掘りすることで、あなたの個性や強みが見えてきます。

STEP
名古屋市の教育を知る

名古屋市の教育委員会のウェブサイトを見て、どのような教育目標を掲げているのか、どんな教員を求めているのかを調べます。

▼読んでおくと良い資料

STEP
2つを結びつける

自己分析で見つけたあなたの強みや経験が、名古屋市の目指す教育にどう貢献できるのかを考え、具体的な言葉にしていきます。

この2つのステップを丁寧に行うことが、あなただけの、説得力のある志望動機や自己PRを作成するための基本です。


▼自己PRや志望動機の添削・相談をしたい場合は、以下のnoteを活用してください。

Q3. クラブやボランティアの経験がありません。どうすればいいですか?

A. アルバイトや学業での経験でも十分にアピールできます。

この項目で問われているのは、「集団の中で目標達成のために行動した経験」です。特別な活動歴がなくても問題ありません。

例えば、以下のような経験が考えられます。

  • アルバイト経験:後輩の指導、お客様への対応で工夫したこと、仲間と協力して店の目標を達成した経験など。
  • グループワーク:大学の授業で、意見の違うメンバーと協力して発表を成功させた経験など。

どのような経験でも、その中であなたが果たした役割や、課題解決のために工夫した点を具体的に書くことで、協調性や責任感をアピールできます。

Q4. 字が下手なのですが、評価に影響しますか?

A. 字の上手い下手よりも、「丁寧に書かれているか」が大切です。

もちろん、読みやすい字であるに越したことはありません。しかし、最も重要なのは「読み手への配慮」です。

一字一字、心を込めて丁寧に書かれた書類は、それだけであなたの誠実な人柄を伝えます。

枠からはみ出さないように、マス目の大きさに合わせてバランス良く書くことを意識しましょう。

Q5. 書き間違えた場合、修正液を使ってもいいですか?

A. 修正液や修正テープの使用は避けるのが望ましいです。

自己アピールシートは公的な提出書類です。もし書き間違えてしまった場合は、二重線を引いて訂正印を押すのが正式な訂正方法です。

ただ、訂正箇所が多いと、どうしても見栄えは悪くなってしまいます。

可能であれば、新しい用紙に書き直すのが最も丁寧な対応です。

提出前には必ず誤字脱字がないか、声に出して読み返すなど、入念なチェックを心がけましょう。


▼その他、自己アピールシートの注意点などは以下の記事で確認しておきましょう。

Q6. 書き終わった後、誰かに添削してもらった方がいいですか?

A. はい、必ず第三者に読んでもらい、意見をもらうことを強くオススメします。

自分一人で書いていると、どうしても考えが偏ったり、思い込みで書いてしまったりすることがあります。

自分では完璧だと思っていても、他の人が読むと「文章の意味が分かりにくい」「アピールしたいことが伝わってこない」といった点は意外と多いものです。また、単純な誤字脱字も自分では気づきにくいものです。

添削をお願いする相手としては、以下のような人が適しています。

  • 大学のキャリアセンターの職員:書類添削の専門家なので、客観的で的確なアドバイスがもらえます。
  • 教職課程の先生:教員採用試験の視点から、内容をチェックしてもらえます。
  • 予備校等:実際に試験対策を専門にしている講師からのアドバイスは非常に参考になります。できれば、立場の違う複数人に見てもらうと、より多角的な意見が得られて良いでしょう。

添削は、あなたの自己アピールシートの質を大きく向上させる重要なプロセスです。積極的に周りの人の力を借りて、自信を持って提出できる書類を完成させましょう。

【名古屋市教採】自己アピールシートまとめ

この記事では、名古屋市教員採用試験の自己アピールシートについて、各項目の書き方からよくある質問までを解説してきました。

何度も繰り返しますが、このシートは単なる書類ではありません。

面接官があなたに質問するための、最も重要な資料です。

ここに書かれた一つひとつのエピソードが、面接での会話のきっかけになります。

だからこそ、誰かの言葉を借りるのではなく、あなた自身の経験に基づいた「あなただけの言葉」で語ることが何よりも重要です。

うまく書こうと気負う必要はありません。

あなたの教育に対する真摯な想いや、子どもたちと向き合いたいという熱意が伝われば、それが一番のアピールになりますよ。


▼もし一人での対策に困ったり、不安を感じたりしたときは、遠慮なく僕を頼ってほしいです。あなたが合格できるよう、全力でサポートします!

面接の個別コーチングは以下の記事をご覧ください。

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