京都市教員採用試験は、筆記だけでなく、第1次の個人面接、第2次の論文・模擬授業・個人面接まで準備が必要です。
この記事では、2027年実施(令和10年度採用)を受験する方向けに、日程、募集区分、受験資格、試験内容、合格に向けた対策を整理しました。
最後まで読むと、自分が受ける試験と、今から何を優先して準備すればよいかがわかります。
第1次試験の筆記日は、2027年6月12日(土)です。京都市は、教員採用選考の第一次選考における共同実施へ参加します。
2027年実施の採用予定数、受験資格、筆記以外の日程、詳しい試験内容は未発表です。該当項目では、2026年実施の内容を前年参考として掲載しています。
この記事でわかること
- 2027年実施で確定している試験日程
- 募集校種・教科と前年の採用予定数
- 受験資格、特別選考、免除・加点制度
- 第1次・第2次試験の内容と配点
- 過去問から面接までの対策手順
まず確認したい京都市の試験情報
このページで全体像をつかんだら、自分に必要な対策記事へ進みましょう。倍率、過去問、面接、論文は別の記事で詳しく解説しています。
京都市教員採用試験の日程
2027年実施では、第1次試験の筆記日だけ先に発表されています。出願期間や面接、第2次試験の日程は、実施要項の公表後に更新します。
第1次試験・筆記
2027年6月12日土曜日 令和10年度採用試験2026年実施の日程
全体の流れをつかむために、前年の日程も確認しておきましょう。2026年実施では4月に出願し、6月に第1次試験、8月に第2次試験を行いました。
前年参考2026年実施の流れ
電子申請で手続。最終日は正午まででした。
一般・教職教養、専門筆記などを実施しました。
指定された1日に受験しました。
合格者の受験番号を公式サイトで発表しました。
3日間のうち、指定された2日間に受験しました。
合否結果と採用内定を通知しました。
京都市は第1次試験でも個人面接を行います。筆記終了後から面接準備を始めるのではなく、出願前から志望動機や経験を言葉にしておきましょう。
2027年実施は共同実施に参加
京都市は、教員採用選考の第一次選考における共同実施へ参加します。現時点では、共同実施する問題の詳しい範囲や配点は公表されていません。
2026年実施の「一般・教職教養筆記30点、専門筆記100点」という配点が、そのまま2027年実施にも続くとは限りません。正式な実施要項が出たら、科目・時間・配点を確認してください。
京都市教員採用試験の募集校種・教科
2027年実施の採用予定数は未発表です。参考として、2026年実施では小学校160人程度、中学校180人程度などを募集しました。
2026年実施・一般選考の採用予定数
2026年実施では、中学校の美術・保健体育・家庭の合格者が高等学校へ配置される場合がありました。小学校・中学校の合格者も、小中学校や総合支援学校へ配置される場合があります。
京都市教員採用試験の受験資格
2027年実施の詳しい受験資格は未発表です。2026年実施の一般選考では、年齢、免許状、欠格条項などの条件をすべて満たす必要がありました。
1967年4月2日以降に生まれた人
出願区分・教科に対応する普通免許状
2027年4月1日までの取得見込みを含む
地方公務員法・学校教育法の欠格条項に該当しない
特定性犯罪事実該当者に該当しない
上記は2026年実施の条件です。2027年実施では生年月日と免許状の取得期限が変わるため、正式な実施要項で確認してください。
免許状に関する主な特例
中学校・高等学校の理数工
数学・理科・技術・工業は、対象となる普通免許状がない人も受験できる場合があります。合格後は特別免許状などの条件があります。
総合支援学校
特別支援学校の免許状を採用後3年以内に取得する条件で、出願できる場合があります。小・中・高いずれかの普通免許状は必要です。
高校・地理歴史/公民
一方の免許状だけを持つ人は、未取得の免許状を期限までに取得する条件で受験できる場合があります。
京都市教員採用試験の選考制度
京都市には、大学3回生、現職教員、社会人などを対象にした制度があります。一般選考で出願する前に、受験できる特別選考や免除制度がないか確認してください。
主な特別選考
大学3回生等JUMP UP
最終年次の1年前に、一般・教職教養と専門筆記を受験します。合格した試験は翌年度に免除されます。
現職教諭特別選考
同一の任命権者の学校で、現職教諭として連続2年以上勤務する人などが対象です。
フロンティア特別選考
理数工、保健体育、英語の分野で、高度な知識・経験・実績を持つ人が対象です。
国際貢献・障害者
国際協力活動の経験者や、対象となる障害者手帳等を持つ人向けの特別選考もあります。
第1次試験の主な免除・変更制度
免除制度は、該当していても出願時に申請しなければ適用されません。複数の免除制度を同時に使えない場合もあるため、実施要項の条件を比べて選びましょう。
第1次試験の加点制度
2026年実施では、対象資格や勤務歴がある人に5点を加点し、合計の上限を10点としていました。
- 心理・福祉・医療の専門資格
- ICTに関する指定資格
- 小学校志願者の対象教科免許
- 司書教諭資格・登録日本語教員
- 社会教育士
- 京都市立学校園での勤務歴
- 対象年度の京都教師塾卒塾生
- 合計の加点上限は10点
加点は自動ではありません。志願書への入力と証明書類の提出が必要です。2027年実施の対象資格は、最新の実施要項で確認してください。
京都市教員採用試験の試験内容
2026年実施の一般選考では、第1次で筆記・一部実技・個人面接、第2次で論文・模擬授業・個人面接・一部実技を行いました。
第1次試験
筆記と人物面を確認
第2次試験
論述・授業・人物面を確認
時間・配点は2026年実施の一般選考。区分により免除・変更があります。
第1次試験
一般・教職教養筆記
2026年実施では30分・30点でした。2027年実施は共同実施への参加が決まっているため、問題数、出題範囲、時間、配点の正式発表を必ず確認してください。
専門筆記
2026年実施では100点で、第1次試験の中心となる筆記試験でした。小学校・中学校・総合支援学校・養護・栄養は原則50分です。
高等学校は教科により異なり、国語110分、数学・理科・英語・地理歴史/公民は90分、情報・工業は60分でした。
前年は一般・教職教養30点に対して、専門筆記は100点でした。2027年実施の配点が公表されるまでは、専門を中心に進めつつ、共同問題への対応もできる学習計画にしておくとよいでしょう。
個人面接
京都市は、第1次試験から個人面接を行います。2026年実施は70点で、場面指導などを行う場合があると案内されていました。
筆記の得点だけで第2次へ進める試験ではありません。志望動機、自己PR、教育課題への対応を、短く具体的に答える練習が必要です。
第2次試験
論文
論文は全区分で行われ、2026年実施の配点は20点でした。短期間で完成させるのは難しいため、過去問を使って答案を書く練習を続けましょう。
模擬授業
2026年実施は60点で、第2次試験の中で最も配点が高い試験でした。校種によって、課題の発表時期や指導案を作成する時間が異なります。
個人面接
2026年実施から、従来の集団討議に替えて第2次試験でも個人面接が行われました。第1次と第2次の両方に個人面接がある点は、京都市対策で特に注意したいところです。
70点。場面指導等を行う場合があります。
35点。2026年実施から集団討議に替えて導入されました。
実技試験
京都市教員採用試験の倍率
京都市の倍率は、校種や教科によって差があります。全体の倍率だけで判断せず、自分が受験する区分の受験者数と合格者数を確認してください。
過去の推移と最新結果は、倍率の記事で校種・教科別にまとめています。
京都市教員採用試験の過去問
勉強を始める前に、過去問を一度見ておきましょう。問題形式、出題範囲、現在の実力がわかると、優先する科目を決めやすくなります。
- 場所
- 京都市役所
- 利用時間
- 平日9時〜17時
- 閲覧
- 無料
- 公開範囲
- 過去3年分
コピーは有料です。郵送による提供は行われていません。
京都市教員採用試験の出願方法
2026年実施は電子申請でした。スマートフォンからも申請できましたが、志願書のExcelファイルはWindowsパソコンで作成するよう案内されています。
Excel様式をWindowsパソコンで作成します。
志願書と該当者の必要書類を添付します。
案内メールからダウンロードし、印刷します。
2026年実施では、申請後に志願者の判断で修正・再提出することは認められていませんでした。添付漏れや入力ミスがないか確認してから送信してください。
2027年実施に向けた対策の進め方
京都市は、第1次から筆記と個人面接の両方があります。筆記だけを先に終わらせようとせず、面接・論文・模擬授業を少しずつ並行して進めることが大切です。
必要な免許状、併願、特別選考の条件を調べます。
教養・専門の形式と苦手分野を確認します。
前年に配点が高かった専門から学習を進めます。
志望動機、経験、京都市で取り組みたい教育を整理します。
週ごとに答案作成と授業練習の時間を確保します。
時期別の優先対策
並行して志望動機を整理
場面指導も声に出して練習
第2次の個人面接も継続
京都市は第1次から個人面接があります。筆記に集中したい時期でも、週に一度は志望動機や場面指導を声に出しておきましょう。第2次の論文と模擬授業も、型だけは早めに確認しておくと進めやすいです。
京都市教員採用試験のよくある質問
Q2027年実施の日程は決まっていますか?
第1次試験の筆記日は、2027年6月12日(土)と発表されています。出願、面接、第2次試験の日程は未発表です。
Q2027年実施から筆記試験は変わりますか?
京都市は第一次選考の共同実施へ参加します。詳しい出題範囲、問題数、試験時間、配点は未発表のため、実施要項の公表後に確認してください。
Q大学3回生でも受験できますか?
2026年実施では「大学3回生等JUMP UP特別選考」がありました。一般・教職教養と専門筆記に合格すると、翌年度の同じ試験が免除されます。2027年実施の条件は最新要項で確認が必要です。
Q複数の校種を併願できますか?
2026年実施では、所有する免許状などの条件を満たせば、指定された組み合わせで併願できました。中学校と高等学校は原則として同一教科に限られます。
Q教員免許状がなくても受験できますか?
2026年実施では、中学校の数学・理科・技術、高等学校の数学・理科・工業などで、免許状がない人も受験できる特例がありました。合格後に特別免許状などの条件があります。
Q過去問は郵送で取り寄せられますか?
郵送では提供されていません。京都市情報公開コーナーで過去3年分を無料で閲覧でき、コピーは有料です。
確定情報を確認しながら準備を進めよう
2027年実施は、6月12日の筆記日と共同実施への参加が確定しています。詳しい試験内容は未発表ですが、過去問、専門筆記、第1次の個人面接は今から準備できます。
京都市は第1次から個人面接があり、第2次では論文・模擬授業・個人面接が続きます。筆記だけに偏らず、過去問、面接、論文、模擬授業を並行して進めましょう。
出典:京都市教育委員会「教員の募集」、令和9年度京都市立学校教員採用選考試験実施要項
教採ギルド代表
福永 真 Makoto Fukunaga
あ、どうも、サイト代表の「福永 真」です。
「教採ギルド(教員採用試験の情報・対策サイト)」では、公立学校の先生になりたい方に向けて、教員採用試験に関する情報を発信しています。
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