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神奈川県教員採用試験|個人面接・模擬授業の内容と過去問

【個人面接の勉強法】|神奈川県教員採用試験

神奈川県教員採用試験の二次試験では、個人面接と模擬授業が実施されます。

最大のポイントは、神奈川県が「リセット方式」を採用している点です。

一次試験の点数はリセットされるため、二次試験の評価だけで最終合否が決まります。つまり、二次試験での対策が合否を大きく左右するということです。

この記事では、面接対策を始める前に必ず確認しておきたい、以下の重要データを網羅しました。

  • 試験の配点・評価の観点
  • 面接カード・自己アピール書の内容
  • 過去の質問・模擬授業のテーマ一覧

試験の全貌を正しく把握し、合格への戦略を立てるための「資料」として活用してください。


▼面接のマナーや練習方法(基礎)を知りたい方はこちら

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目次

【個人面接】試験内容と過去問

神奈川県教員採用試験の個人面接は、20分間で200点満点という配点が設定されています。

二次試験の中でも特に重要な試験です。

試験概要

まずは基本的な試験の形式を確認しておきましょう。

試験時間20分
面接官3人
配点200点満点
令和8年度(2025年実施)の概要

評価の観点

個人面接では、6つの観点から評価が行われます。

それぞれの観点について、具体的にどのような点が見られるのかを把握しておきましょう。

姿勢・態度・社会人としてのマナーを身につけているか
・落ち着いているか、まじめに対応しているか
・礼儀正しいか、明朗快活か
判断力・表現力・質問を正しく理解しているか
・考えていることを十分に述べているか
・話はわかりやすいか、音声は明瞭か
堅実性・信頼感・高い倫理観があるか
・計画性があるか
・公平・公正であるか
協調性・社会性・仲間と協力して活動できるか
・保護者・地域の方と協力して活動できるか
・組織の一員として行動できるか
専門性・多様性・教育に対する情熱があるか
・自ら学ぶ姿勢があるか
・豊富で多様な経験を教職に生かせるか
適応性・使命感・子どもへの教育的愛情があるか
・粘り強く指導することができるか
・職務についての自覚があるか

これらの観点は、教員としての資質を総合的に判断するためのものです。

面接カード

面接カードは、学歴・職歴・免許状の取得状況などを記入する書類です。

面接官はこの書類をもとに質問を組み立てます。

神奈川県教員採用試験面接カード1
神奈川県教員採用試験面接カード2
神奈川県教員採用試験面接カード2

① 長所・短所

長所と短所を記入する欄があります。

単に性格を書くだけでなく、教員としてどう活かすかという視点が重要です。

  • 長所: 「〇〇が長所です」で終わらせず、教育活動でどう活かせるかまで書きましょう。
  • 短所: 正直に認めた上で、改善のために取り組んでいることを具体的に書きましょう。

② 神奈川県の教員を志望した理由

なぜ神奈川県の教員になりたいのかを記入する欄です。

記入スペースは限られているため、結論から簡潔に書くことを意識してください。

③ 特技・クラブ活動・ボランティア経験など

得意なことや、これまで取り組んできた活動を記入する欄です。

ポイントは、単なる事実の羅列で終わらせないことです。

「ボランティア活動(役割:リーダー)」のように、立場や役割を補足することで、主体性や協調性が伝わりやすくなります。

自己アピール書

自己アピール書は、あなたの経験や能力、倫理観を深く伝えるための書類です。

面接当日、この内容をもとに質問されます。

神奈川県自己アピール1
神奈川県自己アピール1
神奈川県自己アピール2
神奈川県自己アピール2

① 経験と能力のアピール

設問では、あなたの経験や能力について問われます。

記述する際は、以下の2点を明確に分けて書くことが重要です。

  1. その経験や能力の具体的な内容
  2. その経験や能力を身につけるに至った動機や経過

経験の内容は、ボランティア、サークル、学習、職歴、趣味など何でも構いません。

あなたらしさが伝わるものを選びましょう。

② 「学校における不祥事」を防ぐために取り組みたいこと

学校における不祥事を防ぐために取り組みたいことについて問われます。

これは教員としての倫理観や当事者意識を見る、重要な設問です。

多くの受験生が「どの不祥事をテーマにすればいいのか」と悩む部分でもあります。


▼「どう書けばいいの?」「しっかり書けているか不安」という方は、以下のnoteも活用してみてください。

過去の質問項目

ここからは、過去に出題された質問をカテゴリー別に紹介します。

どのような質問が来るのかを知っておくだけで、準備の方向性が見えてきます。

① 定番の質問(志望動機・自己PRなど)

志望動機や自己PRなど、あなた自身について聞かれる基本的な質問です。

  • なぜ教員を志望したのですか。
  • なぜ多くの自治体の中から、神奈川県を選んだのですか。
  • あなたの長所と短所を教えてください。
    ┗その長所を教員としてどう活かせますか。
    ┗その短所を克服するために、どんなことをしていますか。
  • 自己PRをしてください。
  • 学生時代に最も力を入れたことは何ですか。
  • これまでのボランティア経験について教えてください。
  • あなたの趣味や特技は何ですか。
    ┗それを教育活動にどう活かせますか。

この手の質問は定番ですが、だからこそ準備次第で差がつきます。

② 教育課題・場面指導に関する質問

教員として必要な専門知識や、具体的な指導力を問う質問です。

  • いじめの定義を説明してください。
    ┗もしクラスでいじめが起きたら、どう対応しますか。
  • 不登校傾向の児童・生徒がいます。まず、どう対応しますか。
  • 「勉強はつまらない」と言う子に、どのように学習意欲を持たせますか。
  • 教員の不祥事がニュースになっていますが、なぜ起こると思いますか。
    ┗あなた自身が不祥事を起こさないために、どうしますか。
  • インクルーシブ教育を進める上で、大切にしたいことは何ですか。
  • 保護者からクレームの連絡があった場合、どのように対応しますか。

この種の質問には、知識だけでなく「自分ならどう動くか」という具体的なイメージが求められます。

③ 人物像を深掘りする質問

あなたの人間性やストレス対処法など、内面を見るための質問です。

  • ストレスを感じるのはどんな時ですか。また、どうやって発散していますか。
  • これまでの人生で、一番の失敗経験は何ですか。
    ┗その経験から何を学びましたか。
  • 周りの友人や同僚から、あなたはどんな人だと言われますか。
  • 同僚の先生と意見が対立したら、どうしますか。
  • あなたの理想の教師像を教えてください。
    ┗その理想に対して、今のあなたは何点くらいですか。

一つの回答に対して「なぜ?」「具体的には?」とさらに深く聞かれることが多いです。


▼これらの質問に対する具体的な回答の作り方や、さらに多くの質問例については、下記の記事で詳しく解説しています。

【模擬授業】試験内容と過去問

模擬授業は、実際にあなたが授業をしているところを見る試験です。

準備や片付けも含めて10分しかないので、時間配分には気をつけたいところです。

試験概要

まずは、模擬授業の基本的な形式を確認しておきましょう。

試験時間10分(準備、片付けを含む)
面接官3人
配点60点満点
指導案事前作成(A4サイズの紙片面1枚)
令和8年度(2025年実施)の概要

指導案は事前に準備できるので、そこで練り込んでおくことが大切です。

評価の観点

模擬授業では、主に「指導力」と「姿勢」の2つが見られます。

技術的な部分と、教員としての熱意の両方が評価されるイメージです。

指導力・表現力・板書・指示は的確か
・教材作成に創意工夫はあるか
・柔軟な対応ができているか
・子どもの意欲を引き出す構成か
姿勢・態度・活気や熱意があるか
・児童・生徒と向き合っているか
・安心感があるか
・誠実に取り組んでいるか

この2つの観点、実は裏を返せば「授業がうまいだけではダメ」ということでもあります。

子どもとちゃんと向き合えているか、が問われるんですね。

過去の課題(テーマ)

ここでは、過去3年分の模擬授業のテーマを紹介します。

年度によって表現が微妙に違いますが、神奈川県が求める授業の方向性は見えてきます。

令和8年度(2025年実施)

令和8年度は、「主体的・対話的で深い学び」や「確かな学力」が中心テーマになっています。

校種ごとに微妙にテーマが変わっていますが、どれも今の教育の柱になっている考え方です。

令和8年度│模擬授業の課題(テーマ)
小学校「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、児童一人ひとりの確かな学力の育成をめざした授業
中学校「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、生徒一人ひとりの確かな学力の育成をめざした授業
高等学校「言語活動の充実」の視点に立ち、課題を発見・解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育成できるよう工夫された授業
特別支援一人ひとりの発達段階等をふまえ、各教科等の特質に応じた学習のねらいを明確にし、キャリア発達の視点を取り入れた児童・生徒等の主体的な取り組みを引き出す授業
養護教諭児童・生徒等の現状と課題を養護教諭の視点でとらえ、「主体的・対話的で深い学び」の実現を通して、豊かな心の育成や心身の健康の保持増進をめざした授業
栄養教諭児童・生徒等の現状と課題を栄養教諭の視点でとらえ、児童・生徒等に望ましい食習慣を身に付けさせることをめざした、給食の時間における食に関する授業

令和7年度(2024年実施)

令和7年度も基本的には同じ方向性ですが、「確かな学力の向上」という表現が使われています。

年度によって言葉の使い方が少しずつ変わるので、そこは注意が必要です。

令和7年度│模擬授業の課題(テーマ)
小学校「主体的・対話的で深い学び」の視点に立ち、児童一人ひとりの確かな学力の向上をめざした授業
中学校「主体的・対話的で深い学び」の視点に立ち、生徒一人ひとりの確かな学力の向上をめざした授業
高等学校「主体的・対話的で深い学び」の視点に立ち、問題発見・解決能力を育むことをめざした授業
特別支援各教科等の特質をふまえ、児童・生徒等一人ひとりの発達の段階等に応じたキャリア発達を促すことにつながる授業
養護教諭児童・生徒等の現状と課題を養護教諭の視点でとらえ、豊かな人間性の育成や健康・体力づくりをとおして、自分や相手、一人ひとりを尊重することを大切にした授業

令和6年度(2023年実施)

令和6年度も、大きな流れは変わっていません。

ただ、高等学校は「教科等横断的な視点」が明記されているのが特徴的です。

令和6年度│模擬授業の課題(テーマ)
小学校確かな学力の向上をめざし、児童一人ひとりが「主体的・対話的で深い学び」を実現するよう工夫された授業
中学校確かな学力の向上をめざし、生徒一人ひとりが「主体的・対話的で深い学び」を実現するよう工夫された授業
高等学校教科等横断的な視点をもち、各教科・科目等の相互の関連を図りながら、「主体的・対話的で深い学び」が実現するよう工夫された授業
特別支援各教科等の特質をふまえ、児童・生徒等一人ひとりの発達の段階等に応じた活動を通した自己肯定感を高めることにつながる授業
養護教諭児童・生徒等の現状と課題を養護教諭の視点でとらえ、豊かな人間性や健康・体力を育み、自分や相手、一人ひとりを尊重することを大切にした授業

まとめ:情報は揃いました。あとは…

神奈川県教員採用試験の二次試験は、リセット方式を採用しています。

一次試験の結果に関係なく、この二次試験の出来だけで最終合否が決まってしまいます。

この記事では、戦うために必要な以下のデータを紹介しました。

  • 試験の配点・評価の観点
  • 面接カード・自己アピール書の内容
  • 過去の質問・模擬授業のテーマ一覧

ただ、データを知るだけでは合格できません。

大切なのは、これらの情報をもとに「自分ならどう答えるか」を準備し、面接官に響く言葉を磨き上げることです。

しっかり準備して、本番で自分らしさを伝えましょう。

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